終末世界の迷惑在庫(ゾンビ)は即廃棄!〜人でなしお嬢様とモブ後輩は、世界が滅んでも甘いものが食べたい   作:オカノヒカル

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第8話 調剤室の奥に返品しますわ

 

 ピピピピピ。

 

 音は、棚橋さんがくれた袋の中から鳴っていた。高くて、細かい電子音。さっき食べた高級チョコの甘さがまだ舌の奥に残っているのに、その余韻は一瞬で冷えた。

 

 処方せん受付の前にいたゾンビたちが、ゆっくりこちらを向く。

 一体。二体。三体。四体。

 白衣のゾンビの首が、ぎこちなく傾いた。

 

「先輩」

 

 私は紙袋を持ったまま固まった。

 

 ピピピピピ。

 音は止まらない。ゾンビたちは、こちらへ歩き始めている。

 

 結界はある。さっきチョコを食べたばかりだから、私たちの周りにはまだ薄い安全圏が張られている。でも、音に反応してゾンビが集まってくる光景は、何度見ても慣れなかった。

 

「え、何の音ですか、これ!」

「袋ですわね」

「それはわかります!」

 

 そよぎ先輩は、まったく焦っていなかった。紙袋を私の手から取ると、中を覗き込む。

 高級チョコの空箱。金色の包み紙。それから、黒いタバコのケース。

 先輩は迷わず、そのタバコケースを取り出した。

 

「タバコ?」

「モブ子さん、開けなかったでしょう?」

「開けませんよ。吸いませんし」

「でしょうね」

 

 そよぎ先輩はケースを開けた。

 中には、タバコではなく、小さなキッチンタイマーが入っていた。表示はゼロ。音だけが、しつこく鳴り続けている。

 

「……タイマー?」

 

 私は一瞬、頭が追いつかなかった。

 どうしてチョコの袋にタイマーが入っているのか。どうして、それが今鳴っているのか。どうして棚橋さんは「音を立てるな」と言っていたのか。どうしてあの人は裏口を見に行くと言って、私たちをここに残したのか。

 

 答えは、考えたくないくらい簡単だった。

 

「モブ子さん」

 

 そよぎ先輩が言った。

 

「はい」

「結界を維持なさい」

「え、はい!?」

「返品しますわ」

 

 先輩は、鳴り続けるタバコケースを持ったまま、処方せん受付の方を見た。

 ゾンビたちは、もう数歩先まで来ていた。腐った指先が結界の境目に触れる。

 

 ぱちん。

 弾かれる。

 また触れる。

 ぱちん。

 

 私は反射的に、ポケットから飴を取り出した。包装を破って口に入れる。ぶどう味。さっきの高級チョコの余韻が、安っぽい甘さに塗り替えられていく。

 

 それでも、結界は少しだけ濃くなった。

 

 そよぎ先輩は一歩前に出た。そして、タバコケースを投げる。

 白い処方せん受付のカウンターを越えて、その奥、調剤室の入口付近へ。

 ピピピピピ。

 音が、奥へ移動した。

 

 ゾンビたちの顔がそちらへ向く。私たちに向かっていた足が止まり、一体がふらりと方向を変えた。もう一体も。白衣のゾンビも音に引っ張られるように、調剤室の方へ歩き出す。

 その奥で、何かが動いた。

 

 棚橋さんだった。

 調剤室の内側。薬棚の前。彼は白い薬の箱を手にしていた。

 裏口から入ったのだろう。最初から、入れる場所を知っていたのだろう。

 

 棚橋さんは、足元に飛んできたタバコケースを見て、顔を引きつらせた。

 

「なっ――」

 

 ピピピピピピピピ!

 ゾンビたちが、彼の方へ向かう。

 

「うわっ、こっちに投げるなあああ!」

 

 情けない声が、調剤室の奥に響いた。

 

 がしゃん。

 棚が倒れる音。ばらばらと薬の箱が床に散らばる音。

 

「来るな! 来るなって! くそっ!」

 

 棚橋さんの声が奥へ逃げていく。ゾンビたちも、それを追うように調剤室の奥へ流れていった。

 さっきまで私たちの前にあった危険が、ぽっかり移動した。

 

 ドラッグストア全体が安全になったわけではない。ただ、私たちの前だけが、不自然なくらい空いている。

 

「……先輩」

「何かしら」

「もしかして、あの人」

「ええ」

「私たちを囮にするつもりだったんですか?」

「もしかしなくても、ですわね」

 

 即答だった。

 

 私は紙袋を見た。さっきまで、ありがたいと思っていた袋。高級チョコが入っていた袋。

 甘くて、上品で、少しだけ世界を忘れさせてくれたチョコ。その下に、タイマーが入っていた。

 

「高級チョコくれたのに」

「餌には、味の良いものを使う方が効果的ですもの」

「餌って……」

「言い方を変えましょうか?」

「お願いします」

「足止め用の甘味ですわ」

「もっと嫌です」

 

 調剤室の奥で、棚橋さんの声がまだ聞こえた。

 

「くそっ、覚えてろよ!」

 

 声は遠ざかっていく。裏口の方へ逃げたのだろう。

 生きている。逃げた。また会うかもしれない。

 そう思うと、喉の奥が少し重くなった。

 

「追わないんですか?」

「なぜ?」

「いや、だって、また悪いことをするかも」

「するでしょうね」

「するんだ」

「小悪党は、一度転んだ程度では学びませんもの」

 

 そよぎ先輩は調剤室の奥を見た。冷たい目だった。でも、怒っているわけではなさそうだった。値札と商品の

ズレを確認している時みたいな顔。

 

「ですが、今追う必要はありませんわ」

「どうしてですか?」

「わたくしたちは、終末の風紀委員ではありませんもの」

「嫌ですね、終末の風紀委員」

「それに、彼はまだ生きています」

「はい」

「生きているものを、わたくしは簡単には廃棄しません。期限が切れていないなら、棚に残る権利はあります」

「……意外と優しいんですか?」

「いいえ。面倒なだけですわ」

「台無しだ」

 

 奥の方で、ドアが乱暴に開く音がした。そのあと、棚橋さんの足音と、ゾンビのうめき声が遠ざかっていく。

 少なくとも、彼は薬をゆっくり持ち出せる状況ではなくなったらしい。それだけは、少しだけ安心した。

 

「いつから気づいてたんですか?」

 

 私が聞くと、そよぎ先輩はチョコの空箱を拾い上げた。

 

「完全に気づいていたわけではありません」

「そうなんですか?」

「ただ、不自然ではありました。あの方は、裏口を“見に行った”のではありません。最初から入れると知っていた顔ですわ」

「顔でわかるんですか」

「人は、知らない扉を見る時と、開け方を知っている扉を見る時で、目の置き方が違いますもの」

「怖い観察力」

「それに、調剤室を見た時の目」

 

 そよぎ先輩は、調剤室の方へ視線を向けた。

 

「彼は薬が欲しかった。特に、抗生物質のようなものを」

「腕の怪我ですか?」

「それもあるでしょう。あの傷は大したものではありません。ですが、病院が機能しない状況では、悪化すれば命取りですわ」

「じゃあ、本当に困ってたんですね」

「困っていることと、他人を餌にすることは別問題です」

「……はい」

「それに、おそらく自分の傷だけが目的ではありません」

「え?」

「薬は軽く、小さく、価値が高い。水や缶詰と違って、どこにでもあるものではありません。病院が止まった世界では、強い交換材料になりますわ」

「物々交換ってことですか?」

「ええ。あの方にとって、薬は治療道具である前に、在庫なのでしょう」

 

 在庫。

 その言葉が、妙に嫌だった。

 水も、食べ物も、薬も。全部、生きるために必要なものだ。でも、棚橋さんにとっては、たぶん違う。

 集めるもの。隠すもの。持っていることで、自分が少しだけ上に立てるもの。

 

「嫌な人ですね」

「小粒ではありますが、よく育った小悪党ですわね」

「評価しないでください」

「点数はつけていませんわ」

「つけないでくださいよ」

 

 私たちは、調剤室の奥には入らなかった。ゾンビが流れ込んだ先だし、そもそも処方薬なんて、私たちが適当に持っていいものではない。

 

 そよぎ先輩も、そこははっきりしていた。

 

「抗生物質は取りません」

「いいんですか?」

「素人が適当に飲むものではありませんわ。量も期間も、判断を誤れば害になります」

「本当にまともなこと言ってる」

「失礼ですわね。わたくしはいつでも合理的です」

「合理性と倫理が別売りなだけですよね」

「よくわかっていますわ」

「褒めないでください」

 

 私たちは、一般薬の棚から使えそうなものだけを拾った。

 

 消毒液。絆創膏。ガーゼ。胃薬。解熱鎮痛薬。経口補水液の粉末。栄養補助ゼリー。小さな水。

 どれも、棚の奥や下段に残っていたものばかりだった。

 人は焦ると、目立つ場所から奪っていく。そよぎ先輩は、そういう取りこぼしを見つけるのがうまい。

 

「先輩」

「何かしら」

「これ、薬局というより、宝探しですね」

「宝ですわよ。終末における絆創膏は、かなり上質な宝です」

「言われてみれば」

「そして、宝探しには甘味が必要です」

「またですか」

「モブ子さん、こちらをご覧なさい」

 

 そよぎ先輩が指差した先に、棚があった。他の棚より少しだけ小さい。上には、ピンクと緑のポップが貼られている。

 

『罪悪感オフのおやつ』

『低糖質スイーツ』

『プロテインで、からだ想いの甘味時間』

 

 私は嫌な予感がした。

 棚は、ほとんど空だった。残っているのは、破れた箱と値札だけ。

 低糖質ブラウニー。糖質オフチョコバー。おからフィナンシェ。プロテインクッキー。ギルトフリーどら焼き。

 

「……先輩」

「空ですわ」

「ですよね」

「スイーツ棚ですわね」

「これ、スイーツ棚なんですか?」

「棚自身がそう名乗っています」

「自己申告制なんですね」

「少なくとも、甘味を志す棚ではあります」

「志だけで許していいんですか?」

「試す価値はありますわ」

 

 そよぎ先輩は、棚に残っていた破れた箱を見た。中身はない。値札だけが残っている。完全に空。

 

 私は空棚を見た。

 いつもの、胸の奥が少しざわつく感じがした。空っぽの場所に、何かを戻したくなる。

 それが私の能力だ。先輩が勝手に【スイーツ・ガチャ】と呼んでいるもの。

 

「……出なくても、文句言わないでくださいよ」

「出なければ縁がなかっただけですわ」

「出た場合は?」

「検品します」

「食べるって言ってください」

 

 私は、空っぽの低糖質スイーツ棚に手を伸ばした。

 

「……甘いものなら、何でもいいです」

 

 呟いた瞬間、棚の値札が、かた、と揺れた。

 低糖質ブラウニー。糖質オフチョコバー。おからフィナンシェ。プロテインクッキー。ギルトフリーどら焼き。

 文字が順番に目に入る。いや、目に入ったというより、棚の奥で何かが選んでいるみたいだった。

 

「……また回ってます」

「ええ。回っていますわね」

「今回は、なんか嫌な予感がします」

「ガチャとは、期待と不安の容器ですわ」

「名言っぽいけど、外れが出そう」

 

 かた。

 値札の揺れが止まった。

 最後に目に入ったのは、

 

『からだ想いの低糖質プロテインクッキー カカオアーモンド味』

 

 だった。

 

 棚の奥で、音がする。

 ことん。

 もう一つ。

 ことん。

 白と緑のパッケージが二つ、空だった棚に現れた。

 私はしばらく黙った。

 

「……これは当たりなんですか?」

「ガチャとしては正解ですわ」

「スイーツとしては?」

「食べてから判断します」

「もうだいたいわかってません?」

「先入観で評価を下すのは、作り手への侮辱ですわ」

「急に真面目」

 

 そよぎ先輩は、プロテインクッキーを一袋手に取った。パッケージには、筋肉質な腕のイラストとカカオ豆の絵が並んでいる。なんだか、甘味と筋肉が握手しているみたいだった。

 

「開けますわ」

「お願いします」

 

 中には、丸いクッキーが二枚入っていた。普通のクッキーより少し厚くて、表面に細かい粉がついている。

 香りは、ちゃんとカカオだった。でも、さっきの高級チョコのような華やかさはない。

 

 私は一枚を口に入れた。

 噛む。

 固い。

 もう一度噛む。

 ぼそっ。

 口の中の水分が、一気に持っていかれた。

 

「んぐ」

「水を飲みなさい」

「はい」

 

 私はさっき拾った小さな水を開け、どうにか飲み込んだ。

 甘い。確かに甘い。でも、甘さより先に、健康という文字が口の中に押し寄せてくる。

 

「どうですか、モブ子さん」

「体に良さそうです」

「味の感想から逃げましたわね」

「逃げたくなる味なんですよ」

 

 そよぎ先輩も一枚かじった。表情は変わらない。でも、ほんの少しだけ眉が動いた。

 

「なるほど」

「どうですか?」

「甘さはあります。香りもあります。ですが、すべてが“罪悪感の削減”に奉仕していて、幸福感が薄いですわ」

「低糖質ですからね」

「糖を減らした結果、夢まで減っています」

「そこまで言います?」

「カカオの香りは悪くありません。アーモンドの気配もあります。ですが、口の中でほどける楽しさがありません。これはクッキーというより、健康志向を焼き固めた板ですわ」

「板扱い」

「四十八点」

「低い」

「ただし、終末補正で五十五点です」

「補正込みでも低い」

「水があれば五十八点ですわ」

「水、強いですね」

「この菓子において、水は調味料です」

「名言みたいに言うことですか?」

 

 私はもう一口食べた。やっぱり、ぼそぼそしていた。

 でも、嫌いではなかった。少なくとも食べられる。お腹にはたまりそうだ。

 

 高級チョコみたいに、一粒で空気を変える力はない。でも、終末のドラッグストアで持ち帰るなら、こっちの方が役に立つのかもしれない。

 それが少しだけ悔しかった。

 

「……さっきのチョコ、おいしかったですね」

「ええ。八十二点ですわ」

「でも、罠の餌だったんですよね」

「そうですわね」

「こっちは五十五点ですけど、罠じゃない」

「その通りです」

「なんか、変ですね」

「世の中、味と善性は比例しませんもの」

「スイーツから道徳の話に行かないでください」

「では、クッキーの話ということで」

「絶対クッキーの話じゃない」

 

 私は、空になった高級チョコの箱を思い出した。

 金色の箱。上品な甘さ。棚橋さんの人の良さそうな笑顔。「音を立てるなよ」と言った声。

 その袋の底から鳴った、タイマーの音。

 

 ゾンビは怖い。でも、ゾンビは嘘をつかない。ただ、まっすぐこちらへ来る。

 棚橋さんは笑って、チョコを渡して、私たちを囮にしようとした。

 

「先輩」

「何かしら」

「ゾンビって、嘘はつかないんですね」

「ええ。吠えるだけですわ」

「生きている人間は、笑ってチョコを渡すんですね」

「包装紙が綺麗なものほど、中身の確認は必要ですわ」

「人間をチョコみたいに言わないでください」

「では、クッキーの話ということで」

「さっきから、その逃げ方ずるいです」

 

 そよぎ先輩は、低糖質プロテインクッキーの袋をひらひらと振った。

 

「ちなみに、あのおじさまの逃げ足は三十五点ですわ」

「人間に点数つけた」

「逃走姿勢だけです」

「限定しても駄目です」

「情けなさは高得点でしたけれど」

「採点項目を増やさないでください」

 

 私は思わず笑った。

 笑ってから、自分で少し驚いた。

 

 怖かった。生きている人間に騙されかけた。親切そうな人が、私たちを餌にしようとした。

 それなのに、そよぎ先輩が低糖質プロテインクッキーに点数をつけていると、少しだけ呼吸が戻る。

 おかしい。

 かなりおかしい。

 

 でも、たぶん私はもう、このおかしさに助けられている。

 

 私たちは、必要な薬と衛生用品を袋に入れた。それから、低糖質プロテインクッキーも二袋。

 五十五点でも、食べ物は食べ物だ。水があれば五十八点になるらしいし。

 ドラッグストアを出る時、入口のガラスに貼られたチラシが目に入った。

 

『健康応援フェア』

『糖質オフで、毎日を軽やかに』

 

 世界が重すぎる今、その文字は少しだけ場違いだった。

 

「毎日を軽やかに、ですって」

 

 そよぎ先輩がチラシを見て言った。

 

「軽やかですかね、今」

「少なくとも、あのおじさまの逃げ足は軽やかでしたわ」

「まだ言う」

「逃走姿勢三十五点。捨て台詞二十八点。高級チョコの選択は八十二点」

「項目別にするのやめてください」

「総合点は?」

「出さなくていいです」

「では、保留ですわね」

「再登場しそうで嫌なんですけど」

「するかもしれませんわね」

 

 そよぎ先輩は、さらりと言った。

 

 私はドラッグストアの裏手の方を見た。棚橋さんはもういない。でも、どこかで生きている気がした。そして、たぶんまた、どこかで何かを集めている。

 

 水。食べ物。薬。人の信用。

 そういうものを、棚に並べるみたいに。

 

「モブ子さん」

「はい」

「帰りましょうか」

「ファミレスに戻るんですか?」

「ええ。薬の整理が必要です。それに、水と一緒に食べるべきものが増えましたわ」

「プロテインクッキーですね」

「五十五点ですけれど、保存性は悪くありません」

「夢は少ないですけどね」

「終末には、夢の少ない甘味も必要ですわ」

 

 私はもう一度、低糖質プロテインクッキーの袋を見た。

 高級チョコほど甘くない。口どけもよくない。水がないと食べづらい。

 でも、罠ではない。

 自分たちで引いた、外れ気味の甘味だ。

 私は袋をしまって、小さく言った。

 

「ごちそうさまでした」

 

 そよぎ先輩がこちらを見る。

 

「律儀ですわね」

「こういうのは、言った方がいい気がしたので」

「ええ。悪くありませんわ」

 

 先輩も、空になった袋に向かって軽く頭を下げた。

 

「ごちそうさまでした」

 

 その声は、やっぱり意外と真面目だった。

 

 世界は終わっている。

 ゾンビは吠える。

 生きている人間は笑う。

 甘いものは、罠にもなる。

 けれど、五十五点のクッキーでも、食べれば少しだけ結界が張れる。

 

 私はぶどう味の飴を舌の上で転がしながら、そよぎ先輩の隣を歩いた。

 逃げるためではなく。

 誰かを裁くためでもなく。

 

 次に食べる甘いものを、まだ少しだけ探すために。

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