【実況風】人はランダム生成でどこまでいけるのか   作:星茸

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書きたいところまで書きたかったと供述しており……
半分以上(特に意味の無い架空ゲームの)説明なので流し読みで大丈夫です。本当に。


チュートリアル~帝国学園戦前半まで

 

はい、というわけで前回ステ確認だけで時間を使ってしまった訳ですがね、続きをやっていきます。

 

自室から出るとリビング……というか和室だから居間かな? その食卓には朝食が用意されていますね。ご両親は……仕事が早くて時間が合わないようです。でも反応的に不仲という訳ではなさそう。

とりあえずご飯食べて学校へ行きましょう。いずれ顔を合わせる時が来るやろ。

 

というわけで家を出て行き先を雷門中に。自分の教室は画面右上に表示されるのでそこを目指します。

雷門中はマンモス校というのもあって学校内フィールドがまあまあ広いので迷わないように気をつけましょう。迷った場合はメニューからマップを開けば目的地を選択して移動することもできるので覚えておくとよいです。まあその場合、道中のアイテム回収とかはできないんですけどもね……

教室に入ると生徒たちと会話することもできますが……どうやらサッカー部メンツとは別クラスのようなので友好度上げもできなさそう。簡単に挨拶だけして席について時間を進めます。放課後までカットよー。

 

あ、ちなみに学校の授業パートではほんの少しですが知力系ステータスを上げることができ、低確率で特訓や必殺技のアイデアを思いつくことができます。あと真面目に受けておいた方がテストや成績などで足止めを食うことがなくなり、その分サッカーに集中できるのであまりサボりすぎないようにしておきましょう。補習は敵ですぞ。

 

そして放課後。來人くんは部活に真面目なタイプなのでまっすぐ部室に向かいましょう。おーっす!

 

『……おう、穂ノ原。円堂なら居ねぇぞ』

 

……元気よく部室のドアを開けますが、そこに待っていたのはやる気のない雷門初期メンたち。

本編同様、マイユニが入部していたとしても部員が足りていないサッカー部は一部を除いてやる気が底辺状態。部室もただの溜まり場と化しています。シカタナイネ…

まあ、今は説得も無意味でどうしようもないので大人しく着替えたりの準備をしましょう。着替えシーンはカット(暗転)。

 

キャプテン円堂とマネージャーの木野秋ちゃんはおそらくグラウンドが借りられないかの交渉中なのでまだ暫くは部室に来ません。

探しに行ってもいいですが合流できても特に意味は無いし、すれ違ったりすると余計に時間がかかって面倒なので待つことにします。待機場所は部室中でもいいけどまあ……やる気アピールも兼ねて外でリフティングしておきます。微々たるものですが一応経験値も入るしな……

 

こういった練習未満のアクションも特訓ミニゲームになっており、成功することでほんのちょっとだけ経験値やステータスが貰えるので空き時間を見つけてやるとちりつもでお得だと思います。

まあ、今回は【故障】がある分ミニゲームによってはGPが減るのでやるものを選ぶ必要はありますが……リフティングぐらいなら大丈夫でしょう。たぶん。

タイミングよくボタンを押して上手い事ボールをキープして……よし、規定回数成功! クリア時のモーションは結構パターンがあるので全部見たい人はがんばりましょう。

 

GP消費も思ったより少ないですね、よしよし。これなら今後もやれる時にやる方向で……おや。

 

『おーい!』

 

画面外から走ってくるのは我らがキャプテン円堂守! ようやく戻ってきましたね。

結局グラウンドは借りられなかったようですが、それでもできることはあるとやる気に陰りは見られません。うーん、太陽! これが曇ったエイリア編ってマジでやばかったんだなって……

発生する会話選択肢はやる気を見せるものを選びます。まあここで下げる意味もないですからね。

そのまま部室に入って他のみんなにも声をかけに行きますが……まだまだやる気は起きません。仕方ないので自分たちだけで練習に行きましょう。

 

というわけで河川敷に到着。ここで稲妻KFCのキッズたちと練習という名の操作チュートリアルが発生します。

試合で発生するであろうコマンドや操作方法が一通り説明されて……早速実践へGO。

KFCのキッズたちを抜いて円堂の守るゴールへシュートを打てば練習は成功、経験値が貰えます。

ちなみにシュートが入るかどうかは成否には関係ないので通常シュートでもいいのですが……覚えているなら必殺技を打った方が経験値が増えてお得です。というわけでいくぞぉ!

うまいこと子供たちを抜いて……スピードがアレなので追いつかれやすいですが、操作とテクニックで誤魔化していきましょう……そしてゴール前! ここで必殺技からシュート技の【ブリッツクリーク】を選択!

 

『よし、こーい!』

 

今回はイベント戦なのでシュートモーションに入るとムービーが挟まり、技演出に入ります。軽く蹴り上げたボールへ向かって踏み込み……一回転しながらのサイドキック!

電流を纏ったボールがゴールへと迫り……円堂がキャッチを試みますが……抜いたァ!

ここは演出上、必殺技を使えば必ずゴールできます。今回は選手同士の属性相性的に若干均衡した演出が入りましたが。

 

はい、というわけでチュートリアルはこれで終了。必殺技を使うと円堂やキッズたちが大興奮して友好度とやる気がアップします。やったね。

GPがなんか2割ほど削れてますが……【故障】持ちが単独でドリブル突破してシュート技使ったらこうなるという目安です。相手がブロック必殺技を使ってきたらさらに削れると思って間違いないので序盤は本当に気をつけましょう。悪化は嫌だ……

 

で、チュートリアル後はしばらく自由に動かすことができます。キッズや円堂に話しかけるともう一回チュートリアルという名の練習試合を行ったり、シュート、ドリブル、ブロック練習などができますが……今回はブロック練習を選びます。デメリット的にね。

これに関してはドリブルでこちらに向かってくる子供たちからひたすらボールカットを繰り返すというだけなのでカットです。というか他の練習も現状だとだいたい代わり映えしないので……

 

というわけでカット後。練習を1回こなすか休憩するを選ぶとストーリーが進行し、不良襲来イベントが発生します。別名豪炎寺遭遇イベント。

子供たちが蹴ったボールが弾かれて……土手を歩いていた不良に直撃!

謝罪しに行った円堂が蹴られて……お手本という名のクソみたいなキックによりボールはまさかのキッズ直撃ルートへ。ほんまクソだなこの不良。

 

そしてここで行動選択肢が発生します。『何もしない』『子供をかばう』『反撃する』の三択。

まあ最初の択はナシです。ここにいる全員の友好度がお亡くなりになってしまわれるため……

かばうはそのままボールのコース上に割り込むルート、反撃はシュート技を持っている場合発生する択で、豪炎寺の代わりに蹴り返して不良にぶつけるルートです。

ただ後者の場合、豪炎寺の出番を奪うことになるのでまあ……最悪入部イベントが消える可能性があって……そのためこのイベントに遭遇した場合は『子供をかばう』が安牌となります。もしくは円堂と一緒に不良に蹴られるか。でも蹴られると普通にGPが痛いんだよな……

 

はい、『かばう』を選択したので來人くんが割り込みました。スピードがあればそのまま子供を抱えて離れることもあるようですが……今回は無理みたいですね。

迫るボールのムービーが入り……はい、割り込んだ豪炎寺が華麗に蹴り返しました。さすスト!

逃げ去っていく不良を背景に円堂が戻ってきて……早速サッカーに誘いますが今は絶対に頷くことはありません。

ここで円堂に釣られて誘おうとすると余計頑なになってしまうので大人しくお礼だけで済ませましょう。サンキュ-!

 

『ああ……お前は、』

『?』

『……いや、何でもない』

 

……なんか反応されましたね、何だァ……?

あ、いや、なるほど。前年度FFで帝国と木戸川は両方本戦出場してるから……開会式とかで顔を見たとかそういうアレか? え、ってことは來人くん帝国1軍だったの??? しらそん……

……なんか初期友好度が不安になってきましたがまあ……時が解決してくれることを祈りましょう。

 

そのまま去っていく豪炎寺を見送って、今日は解散となります。気をつけて帰れよー!

來人くんもそのまま帰宅……あ、ちゃんと着替えはして帰ってますよ。

家に帰ると……あ、ご両親おる。じゃあ雑談を交えながら一緒に夕飯食べてー、宿題筋トレ風呂とかやってー、就寝! GPのためにもしっかり休みましょう。最低睡眠6時間は確保したいですね……

 

 

 

……というのが当作における一日の基本的な流れになりますね。起きて、学校行って、部活して、帰って寝る。休日の場合は学校部分も部活になるだけです。

まあこれ以降はストーリーに関わるとこでない限り同じようなとこはほぼほぼカットでいいでしょう。多分みんなが見たいのは超次元サッカーだと思うので。

 

というわけで翌日! 朝起きたら放課後までカットです!

放課後部室に向かいますが、そこにいるのはいつものやる気無しメンツ……一応何人か着替えてはいるあたり動く気はあるんやろか……知らんけど……

とりま昨日と同じように着替えて特訓ミニゲームをしつつ待機しましょう。ボール蹴りは楽しいゾイ。

……今回も無事成功。ちりつもちりつも。

 

ちょうど終わったあたりで円堂が来ました。今日は先に話があるからと部室の方に戻されます。

そして知らされるのは帝国学園との練習試合。負ければ廃部のおまけ付き。冷静に考えなくても無理無茶無謀。

練度差どうこう以前に人数すら足りてないこの状況。当然のようにみんな諦めモードですが、ここは我らが円堂守。試合までに必ず11人集めてみせると豪語しています。すげー男だよお前は……

 

そしてここで円堂に同調しやる気を見せるような選択肢を選ぶと友好度が上がったりやる気が上がったり美味しいことづくめなんです……が……

 

『………』

 

なんで選択肢も出さずに無言で考え込んでんだお前……? 怖いよ……

あ、声をかけられてハッと顔を上げました。選択肢も出てきましたね、よしよし……とりあえず『やるだけやってみるべき』を選びます。最初から諦めてなんもしないのは相手にも失礼だろうがよ~

 

『そうだ! 始まる前から諦めて何もしないのがいちばんダメなんだ! よぉ~し、やるぞ~!』

 

やる気もりもり円堂くん、早速部員募集の準備をはじめました。作業が早い。

ちなみに当作ではアニメ登場ネームド以外のキャラはチームに加入しないため、ここでスカウトのために走り回る必要はありません。まあ円堂との友好度上げたいなら手伝ってもよい……でもまあその時間特訓する方がええから……

というわけでここは特訓を優先しておきましょう。円堂は説明すればちゃんとわかってくれる男なのでちゃんと伝えておきます。手伝えなくてすまんち。

 

『ああ、こっちは大丈夫だ! それに、穂ノ原からすれば元チームメイトが来るんだろ? そりゃかっこ悪いトコ見せれないもんな!』

 

……Why?

なんか円堂に元帝国サッカー部なこと知られてるんですけど……えぇ……? 隠す意味なかったりする……???

ま、まあええか……知られてるならそれはそれで動きやすくはあるから……

 

と、いうわけで。

部員集めは円堂に丸投げして、來人くんは特訓に明け暮れましょう。

シュート練はともかく、來人くんのメインになるブロック系は対人でないと中々上がりにくいのでいつもの河川敷でKFCのキッズたちに混ぜてもらいます。……ちびっこに必殺技かますの、ちょっとかわいそうだな……でも使わないと熟練度上がらないからね、仕方ないね……

 

GP残量に気をつけつつ時間いっぱいまで練習に付き合ってもらい……あ、キッズたちはまだ子供なので日が暮れる前には帰してあげないといけません。気をつけて帰れよー!

 

そして來人くんも帰宅……ではなく、そのまま鉄塔広場へ向かいます。原作アニメ視聴者お馴染み円堂のタイヤ特訓場があるあそこです。

ここではそのタイヤ特訓ミニゲームをすることができ、序盤にできる特訓の中では結構経験値効率が良い上に円堂との絆イベントも発生するというお得ポイントなんですね。

ちゅーことで早速声をかけて……おーい。

 

『……ん? おお! 穂ノ原゛ッッッ!!?』

 

あ、声に反応したタイミングでタイヤが戻ってきたせいで円堂が吹っ飛びました。うっかり。

とりあえず急いで助け起こして……いや頑丈だな……

 

『いてて、サンキュー……んで、どうしたんだ穂ノ原。特訓はもういいのか?』

 

今日はちびっこ相手にいっぱい走ったからなぁ。様子見も兼ねてこっちの特訓に混ぜてもらおうかなって。

 

『なるほど! いいぜ、一緒にやろう!』

 

センキュ-マッモ!

というわけで特訓開始! タイミングよくボタンを押して迫るタイヤを受け止めましょう!

失敗したら当然大ダメージですが、成功しても耐久によっては結構なGPが減ります……が、來人くんは元々GK寄りのステだし耐久も高いのでここはガンガンやっちゃって問題ないです。ついでにこれはキーパー・ブロック系(上半身判定)の特訓なので來人くんの【故障】デメを気にせずできるのが大変おいしい。ここで一気に経験値を稼いでいきましょう。

……と、いきたいところですが、今回は途中イベントが挟まるのでそんなに回数はできません。

 

『無茶苦茶だな、その特訓』

『風丸!?』

 

はい、現れたのは未来の疾風ディフェンダー風丸さん。ここで助っ人加入イベントと部員たちのやる気アップイベントが発生します。そして部員たちによる特訓ムービー! いやぁ……青春ですねぇ……

……ついでにじいちゃんこと円堂大介の特訓ノートを見るイベントも発生しますが……まあ、円堂語は読めないのでそこはスルーで。

 

このイベント以降、部員相手の特訓が解禁され対人訓練の幅が広がります。

まあ、この時点の雷門メンツはKFCキッズとほぼ同レベルなので経験値効率はそんなに変わらないんですけども……あとぶっちゃけみんなには基礎練で体力つけてもらう方が今後を考えると助かるので……基本的にはそっちをやってもらいつつ、タイミングを見ながらこっちの特訓に巻き込んでやりましょう。

強いて言うなら必殺技をかましてもキッズより心が痛まないメリットはある(?)ので、必殺技の熟練度稼ぎは部員相手にするといいと思います。知らんけど……

 

あ、ちなみにこの時点でポジションがFW以外でシュート技を覚えている場合、染岡の前で使うと若干友好度に影響が出ます。たぶんFWの意地というか、そういう反抗心的なもののせい。

まあ【ドラゴンクラッシュ】習得とか豪炎寺加入が発生したら消える程度の影響なので気にしない人は気にしなくてもいいです。

 

そんな話は置いておいて、ここから帝国学園襲来までは同じことの繰り返しになるのでばっさりカットします。

起きて学校行って部活して帰って寝る! 強いて言うなら前日はGP回復のことを考えて特訓は早めに切り上げました。回復量も下がってるからよ……

 

 

 

 

 

そして試合当日。

当日助っ人に現れた3人を加えてついにスタメンが11人揃いました。これで試合ができますね!

あ、目金はベンチに引っ込んでてもろうて。お前は最終兵器ダヨーホントダヨー。

 

とかやってる間に帝国学園の装甲車……もとい送迎バスが到着しました。

レッドカーペットが伸びて、一般帝国生が整列し……今回の対戦相手である選手たちが現れます。

うーん、初期鬼道さんの悪人面よ……こちらを舐め腐った言動に染岡=サンのボルテージも上がっていきます。どうどう。

 

……それはそれとして帝国が来てから來人くんがなんか不機嫌なんですけども……なんでぇ……???

古巣でなんかあったんかお前……ホントにはよう経歴解放してくれ……お前のことちゃんと教えてくれよ……

 

と、まあ、色々小さなイベントが発生しつつも試合開始時刻となりました。

試合準備画面で選手のステータスやポジションの配置などをして……と言ってもまあ、今回は試合チュートリアルも兼ねた負けイベ(試合には勝つ)なので、画面の見方だけ確認すればいいと思います。とりま來人くんはDFでええやろ……

 

と、言うわけで試合開始ィ!

まずは雷門ボールから。ここではまだ帝国勢も手を抜いているので、今の雷門勢のステータスでも普通に上がっていくことができます。

ちょいちょい指示を出してパス回したりドリブルさせたり……今のうちに他キャラにも貢献度経験値を稼がせてもらって……オラッ今だやってまえ染岡ァ!

 

……まあ、このシュートは必殺技でもなんでもないので普通に素止めされてしまう訳ですが。

 

そして源田の『俺の仕事はここまでだ』発言から帝国のサッカーという名の“暴”が始まるわけです。

いやー痛い痛い……イベント戦とはいえボコボコにされていくせいでみんなのGPがゴリゴリ削れていきますねぇ……來人くんも指示出しで何とか負荷を軽減させようとしているんですが……無理そうですね……

ゴールもガンガン決められて……前半終了まで残り僅か。点差はこの【百烈ショット】が決まれば既に10点。まあ今回はさっきも言った通り負けイベなので程々にボコられたら後半で目金脱走からの豪炎寺飛び入りで終了する……ん、です……がぁ……?

 

……なんか、選択肢が出てきましたね。しかもこれ色つきだから特殊なやつじゃん……

『……やっぱり、もう──』と『……ふざけるな、こんなものが──』の二択……なんか諦めるか怒るかって感じ? ですかね?

うーん……ここまでの言動で行くなら……諦めはない、か?

というわけで、後者を選択します。

さて、どうなるんでしょうか……

 

 

 

 

 

*********

 

 

 

 

 

視線の先で、宙に舞った寺門が【百烈ショット】の体勢に入っている。これが決まれば10点目。

対する円堂は、ここまで受けたダメージの影響か体勢を整えきれていない。このままでは隠し球(【ゴッドハンド】)を出すことすらままならないだろう。

 

「……ふざけるな」

 

漏れた声に、俺のマークに着いていた奴……見覚えはないので新入生だろうか。ヘッドホンを付けた少年が振り返る。

 

「ふざけるな、こんなものが──」

 

「【百烈ショット】ォ!」

 

必殺シュートが放たれる。ゴールを決めるためではなく、ゴールキーパーをいたぶるために。

 

強引にマークを外し、ゴールへと踏み出す。

ぱちり、と感情に任せ発した“気”が、電流となって脚から流れ出した。

 

「こんなものが、()()()()()()()()()()()()()()()ッ!!!!!」

 

咆哮と共に足をグラウンドへ叩きつける。

【ブリッツブリッジ】──放出された電流が地を跳ね、真っ直ぐにボールを打ち据え受け止めた。

勢いをなくしたボールは数度跳ねて、俺の足元へ。

 

はあ、と大きく息を吐き……その正面、向かうべき場所(相手ゴール)を睨めつける。

 

そして一歩、もう一歩と踏み出して……俺は駆け出した。

 

周囲の味方は突然のことに困惑し、足が止まっている。相手は……さすがに反応が早い。一拍遅れて正気に戻った鬼道が指示を飛ばすのが見えた。

だが、雷門をいたぶるためにラインを上げてしまった今、その遅れは致命的だ。

 

【キラースライド】【サイクロン】……かつて飽きるほどに見たそれらが俺に迫る。だが、隠しきれない動揺に鈍ったそれらで止められるほど、今の俺は微温くない。強引にねじ伏せ、突破する。

 

……頭に血が上っている自覚はある。視野が狭まり、ごうごうと唸る血潮が耳の奥で響いて周囲の音が遠のいていくのがわかる。

 

それでも、止まることなく走って、走って、走って……そして、俺の前には最後のひとり。

……その目が、僅かに揺らいだ。

 

ここまでキープしたボールを蹴り上げる。

ばちり、と先程よりも強く、脚に雷光が走る。

 

「【ブリッツ……」

 

「ッ、【パワー…… 「クリーク】ッ!!!」 なっ……ぐぅッ!」

 

……帝国の砦たる【パワーシールド】は、練り上げたエネルギーにより生み出される強固なる壁だ。

だが、それが壁としての体裁を形作る前ならば。

 

電撃戦(ブリッツクリーク)の名を冠するシュートは、組み上げられる前の砦を貫きゴールネットを揺らした。

 

 

……無理をした脚が、酷く熱を持っている。

痛みに折れそうな足を気力でねじ伏せて、俺は膝を着いた()の前に立つ。

こちらへ向けられない顔。その頭を見下ろしながら、吐き捨てるように呟いた。

 

「……こんなことにかまけてるから、腕が鈍ったんじゃないのか。……源王」

 

 

──前半戦終了のホイッスルが、静寂に響いた。

 




経歴UNLOCK!
【帝国の双璧】
かつて双璧として並び立った彼は、こんなにも貶められてしまった。
──ああ、腹が立つ。
今の帝国のやり方も、それを享受している彼らも。
……それを知りながら、彼らを置いて逃げた俺自身にも。


イベントムービー戦だから不可能だって可能になる(てきとう)
ちなみに諦める方を選んだ場合は「もうどこにも帝国のサッカーはないんだな」となり、帝国メンバーへの友好度が消滅する、という展開かなとか考えていました。
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