白い結婚の奥様は、夜な夜な下町で食堂を開く ~お忍びの常連客が私の旦那様(氷の大公)だなんて、お互い気づいておりません~
作者:月城 友麻
オリジナル:ファンタジー/恋愛
タグ:コメディ ほのぼの 料理 じれじれ 溺愛 すれ違い 政略結婚 白い結婚
「一、愛さない。二、干渉しない。三、好きに暮らせ」
政略結婚三年目、顔も知らない夫からの通達は、たった三行。
——上等です。
大公夫人エルナ(21)は夜な夜な離宮を抜け出し、
母の形見のレシピ帳を胸に、下町で小さな食堂を開いた。
閉店間際に現れた常連第一号は、幽霊みたいな顔色の黒ずくめ。
何を食べても砂の味しかしないはずのその人が、一口すすって呟いた。
「……味が、する」
その常連さん、あなたの旦那様(氷の大公)です。
でも、お互い気づいておりません。
家臣は次々常連化して胃痛。伯母は面白がって沈黙。
夫は「妻に何を書けばいい」と女将に相談し、
妻は自分への恋文を、自分で添削する。
顔を知らない夫婦が、食卓越しに餌付けし合う、
すれ違い溺愛グルメコメディ。
湯気の向こうで、白い結婚が今夜もおいしく溶けていく。
政略結婚三年目、顔も知らない夫からの通達は、たった三行。
——上等です。
大公夫人エルナ(21)は夜な夜な離宮を抜け出し、
母の形見のレシピ帳を胸に、下町で小さな食堂を開いた。
閉店間際に現れた常連第一号は、幽霊みたいな顔色の黒ずくめ。
何を食べても砂の味しかしないはずのその人が、一口すすって呟いた。
「……味が、する」
その常連さん、あなたの旦那様(氷の大公)です。
でも、お互い気づいておりません。
家臣は次々常連化して胃痛。伯母は面白がって沈黙。
夫は「妻に何を書けばいい」と女将に相談し、
妻は自分への恋文を、自分で添削する。
顔を知らない夫婦が、食卓越しに餌付けし合う、
すれ違い溺愛グルメコメディ。
湯気の向こうで、白い結婚が今夜もおいしく溶けていく。
| 1. 三行の通達 | |
| 2. 常連第一号 | |
| 3. 尾行者たち | |
| 4. 病弱な奥様 | |
| 5. 手紙と食卓 | |
| 6. 仮面夜会のご命令 |