東方憑鴉録   作:きりがる

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此処最近、日間ランキングにも載ってるし評価も上がってるしお気に入り登録が二倍以上になってるし……何があったんですか!?

ハッ…!? もしやみんな鴉大好きなのでは……!
 
な、なにはともあれ、皆様有難うございます!

あ、ここからは暁様で見てくださっていた方も知らないものとなります。
まあ、いつも通りグダグダしてますけどw そして相変わらず文字数少ないなぁ…どうしよう。


第15話 カラス、宴会に参加する

 

 

 

 あれからヘロヘロと飛んで、魔法の森の入り口にあるアリスの洋館に着いた。

 

 いやぁ、時間的には数時間ぶりだが、俺にとっては十年ぶりだ。懐かしい……アリス元気かな?

 

『それは元気でしょう。数時間しか経ってないしね』

 

 それもそうだけどな。それより入ろう。

 窓を嘴でコンコンと叩く。その音に反応して、上海が窓を開けてくれた。サンクス。

 

 中に入ると、アリスは本を読んでいたらしく、読むのを中断すると顔を上げて俺を見た。

 

「おかえり、どうだった? 怪我はない?」

 

 こっちに近づいて抱き上げようとするアリスだが、俺は重力のことを思い出した。

 急いで体重だけ元の重さに変えておく。

 

 抱き上げたアリスは心配そうに身体のあちこちを調べて、怪我一つ無いとわかると笑顔を浮かべて膝に置く。いやぁ、久し振りのアリスだ。いいね。

 

 俺は紅茶を貰って、それを飲んだ。そう言えば、十年間何も口にしていない。食事しなくてもいいような魔法をかけていたが、どうやらフランが何かを食べているらしく、魔法は解けていた。

 

 そう思うと急激にお腹減ってきた。アリスが食べていたケーキを貰って空腹を凌ぐ。美味すぎだっての。

 

「ねえ、コウヤ。気になっていたのだけれど……」

「カァ?」

「なんでコウヤに重力系の魔法がかかってるのかしら? 私は魔法使い……だから、掛けられているのも分かるのよ?」

「…………………」

 

 そう言えばそうでした――!! 一発でバレてたんだな……取り敢えず、なんともないから大丈夫。ということを身振り羽根振りで伝える。

 

 何か納得していないような表情だが、俺が大丈夫と言ってるので渋々干渉するのを諦めたらしい。

 

 ふぅ…危ない危ない。怒られるかと思った。

 

 フランは声が聞こえるから意思疎通が楽なんだが、その他はちょっとな……だから分かるアリスって凄いわ。

 

 伊達に俺とずっと一緒に居なかったよな。

 

「まあ、いいわ。それとね、明日博麗神社で宴会があるそうなの。異変解決したから」

 

 あ~、そう言えば異変とやらを見に行ったんだったな。すっかり忘れてたわ。

 

『ずっとフランと一緒に居たからね』

 

 そうだな。十年経てば忘れもするさ。

 

「さっきね、魔理沙っていう魔法使いの友達が来て伝えてくれたのよ。コウヤといる間は魔理沙が来ても無視してたけど、今日会ったらいろいろ言われちゃった」

 

 ほうほう、友達がいるのか……宴会使って外に出し、ついでに友達と話をさせてやろう。

 

 だから俺は行きたいという旨を伝える。ちゃんと伝わったらしく、頷いて了承してくれた。異変解決後の宴会ってことは…フラン達も来るよな。

 

 今頃変わりに変わったフランに吃驚してるんじゃないか? どこか大人っぽくなったと思ったらノリがいい子供っぽさも見せる……皆の知らないフランだろう。

 

 ま、こぁとパチュリーが居るから安心だな。

 

 さて、今日はもうすることもないのでアリスと上海と過ごして久し振りの我がベッドで寝た。

 

 んで翌日。どうやら宴会は朝からあるらしい。既に魔法の森を抜けている。アリスには先に行ってもらい、俺は本当に自由に飛び回ってから行く。

 

 俺の強靭な肉体なら(改造しました)もう筋肉痛にはならない。エルロンロールを始めとした空中戦闘機動をバレないようにしながら神社へ向かう。

 

 神社の上空に着いたが、どうやらもう既に宴会は始まっているらしい。もうどんちゃん騒ぎだ。酔うの早いわ。これって夜まで続くんだろ?

 

『あれ? コウヤは行かないの?』

 

 いや、行くけどさ…カラスの身で酒飲んだら怖いんだよな。

 そう思いながらもアリスを発見したのでそこまで下降し、肩に止まる。

 

「あら、コウヤ。もう満足したの?」

「カァ!」

「ふふ、良かったわね。久し振りだから嬉しいのかしら?」

 

 どうやらアリスはまだ酔っていないらしい。グラスに注がれた酒をちびちびと飲んでいる。

 目の前にはほんのりと顔の赤い巫女と白黒。不思議そうに俺を見ている。

 

「なあアリス…そのカラスって……」

「コウヤのこと?」

「コウヤ?」

「ええ、一ヶ月前に拾ったのよ。脚と翼の骨が折れていて、内臓を少し痛めていたの。それを家で安静にさせてたのよ」

 

 うむ、ほんとうに助かったよ。改めてありがとうな、アリス。内蔵痛めてたなんて知らなかったけど。だから動く度に体の中が痛かったのか。

 

「やっぱりか……」

「一ヶ月前にうちの神社で死にかけてたのよ。あれじゃあ自然界ではもう助からないと思ってたけど…大丈夫だったようね」

「全くだぜ。なんでただのカラスをいきなり殺そうとしたのかわからないよな」

「そうよね」

 

 あのクソ天狗ですね? 何処に居る? ボコボコにしてやるよ、フランが!

 

「………ねえ霊夢、魔理沙。その話…詳しく教えてくれないかしら?」

 

 お、新しく名前がわかりました。巫女が霊夢で白黒が魔理沙だとさ。話を聞いたアリスは珍しく怒っていた。

 

 あとクソ天狗の名前が発覚。射命丸文という。天魔にチクろうかな。

 

「なによ、それ……。コウヤはわけも分からず殺されかけたってこと? その天狗殺してやろうかしら?」

「………随分とそのカラスにご執心だな。ただのカラスだぜ?」

 

 なんか魔理沙が顔をしかめながら俺を見てくる。なんだ? たかがカラスにアリスをとられたから嫉妬か? え? 百合なの? まっりり~ん! ……駄目だ、あかりんにはならない。なんかマリリン・モンローみたいになった。

 

「こう見えてコウヤって凄く賢いのよ? 可愛いし。理解してるのよ、言動を。もう上海達みたいに居ないと変な感じなのよね」

 

 そう言いながら俺を膝に置き、撫でてくる。口元につまみを差し出してくるので、有り難く頂戴する。

 

 どうでもいいけど、これって本当の俺がバレたらやってられないよね。土下座かな?

 

 さて、そろそろフランの所に行こう。後ろ姿見えてるし。

 アリスから離れて飛び立つと、瞬間…世界が灰色になった。

 

 




どこぞのメイド「「世界(ザ・ワールド)」 時よ止まれッ! WRYYYYYYYYYYーーーーーーッ」
コウヤ「……?」スィ~
どこぞのメイド「ファッ!?」
薫『うわっ、痛々しい』

どこぞのメイドさんが本当にWRYYYYYYYYYYーーーーーーッなんて叫んだら、私は……ッ
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