んなことより新しい話です。明日も一話くらい特別に連続で投稿…できるかな? わかんない。
さて、カオルくん。
『それカオル違いだから…で、なに?』
今日はちょっと趣向を変えて普段やらないことをしようと思う。
『へぇ~、いいじゃない。何するの?』
その、あれだ……ちょっと幻想郷が大騒ぎになるかもしれないことをしてみようと思ってだな……
『…………………え?』
いや違うんだ、俺自身が異変を起こそうとかそういう意味でやるんじゃないんですよ!
いやね? 俺ってなんだかんだで能力を得てから対して能力を使わずに把握すらしていなかっただろう?
そこで思ったわけよ、ありとあらゆるものを変えることが出来るのなら変身なんて余裕じゃないかとね!
『ねぇ……ヨルムンガンドとかレヴィアタンとかフェンリルなんかになるのはやめてね?』
安心しろ、アザトースとかテュポーンとか空亡とかミネルヴァとかにはならないから。
『どれもこれも最悪で最凶で最強なのばかりじゃないか!! やめてよ!? 幻想郷どころか地球が危ない気がする!!』
だから大丈夫だって。ちょっとした変身だから。
『…信じるよ? もう、コウヤったら……そう言えばミネルヴァって、もしかして…?』
そうだ、見つめたら相手が死ぬという力をお持ちのミネルヴァ先輩だ! ミネルヴァに見られた生物は死に至る……まあ先輩は色々辛い過去をお持ちだからな、俺もそうならないように変化はしません。
と言うか、アリスとかとうっかり目でも合ってみろ…考えたくもない。
というわけでキツイのはしなくてライトな変身を目指すのだが…やはりポーズを取って変身とか叫んだほうが良いか?
『いや、人化するときと同じようにしちゃえばいいよ…カラスじゃ叫べないじゃん』
気合いを入れれば出来る。
ではでは、記念すべき一回目の変身対象は……バイオハザードより皆大好き“タイラント”さんだ!
『趣味悪ッ!?』
急激に高くなる視界と手足の感覚。うわ、なんか手から長い爪みたいなのが生えてきた…生活に不便そうだな。ハゲコートの方のタイラントさんにすればよかったか?
森の中でこんな化物がいきなり出現するなんて……里のほうで変身すればよかったか!
『退治されちゃうって!』
ですよねー。
「と゛り゛あ゛え゛す゛……」
うわ、酷え声ですな。喋るのやめようっと。
とりあえず、ターミネーター走りでもしてみますか。いや、タイラントさんがあんな走り方してたらシュールだろう? 飛びつかないんだぞ?
長い爪が邪魔になりそうだけど…ダッシュ開始!
ドッドッドッドッと凄まじい速度で走り始めるタイラントたる俺なのだが、もう走り方がな…そして飽きてくるというな。ドッ、ドッ、と次第に走るのをやめてしまった俺なのだが、ちょっとミスった。
「…………………」←恐らく木樵
「…………………」←木樵を見つめるタイラント
やっちゃったんだZE☆
「ぎゃあああぁぁぁぁあああッ!!!!」
「ヴォオオオォォォッ」
悲鳴を上げて逃げ出す木樵に俺はそいつが落としていった斧を後ろからぶん投げてあげた。斧は木樵を追い越してどこかに行ったけど、多分拾うでしょう。
うん、いい仕事したな! あはは!
『あはは!じゃないってば! え、どうするの、どうするのさ!? 人に見られちゃったよ!? その化物姿!』
焦るな薫。焦った顔が凄く可愛いけど焦ったらそこで試合終了だぞ。他のものに変身してしまえば良いのだ。バレなきゃ犯罪じゃないんですよ!
『そうだけどさぁ……もう、馬鹿』
……やべ、鼻血出た。薫の心配してるのと拗ねた顔が合わさった表情に萌えた俺ガイル。
気を取り直して次の対象に……ヤズマットさんにでも変身すr『マジでやめてね』ウィッス…。
じゃあもういいよ、なんだって良いよ…チッ、ちょっとリオレウス…銀レウスにでもなって優雅に空飛ぶから。
あ、まずはカラスに戻ってここから離れてから変身しないとな。カラスの方が小さいから何かと逃げやすいので、コウヤではない普通のカラスになって脱出!
やっふーい! 俺は風になってる~。あ、文だ、ちょっと離れてから変身するか…もうタイラントさんのこと聞きつけたのか、早すぎじゃね?
バサバサ飛んでから周りに誰も居ないのを確認してから着地。よし、銀レウスの前に何か走れる奴にでもなろうかな! 普段は飛んでばかりだし、思いっ切り走ってみたいのだ。
『いいねそれ! 翼もいいけど走り回るのも楽しいはずだよ!』
だよな! じゃあ俺の好きなアラガミから、マガツキュウビにでもなりますか。キュウビもいいけどマガツ派。む、走るならハンニバル神速種とかもいいかもしれない。
いや、マガツキュウビでいいか! というわけで、変身!
お、おお…尻尾の感覚が新鮮だ! それに…なる程な。新しく能力について分かったのだが、どうも変身した対象の能力や身体能力といったやつも全部同じになるようだ。しかし、そこで俺が自分流に肉体を改造すれば更に向上するだろうけど。
まあ、殺生石は使えるということだけど使わない! 今回走るだけだしね~。どこ行こうか…薫、どこか行きたいところとかない?
『う~ん……命蓮寺って所かな? 妖怪も沢山住んでるとか…』
へぇ、面白そうだな。もし敵意がないマガツキュウビが現れたら討伐とかされるのだろうか…ぶっちゃけ神機以外じゃまともな傷はつけれそうにないと思うけどね。
さて、ダッシュで行くぜ!
『お~!』
嬉しそうに腕を上に上げた薫は急いで俺の中へと戻ってくる。そして四本足で大地を踏みしめて走りだした。
なんか、マジで新鮮なんですけど…四本足で走ったことなんて生まれて初めてだからな。
体感でだが結構速く走っていると思うんだけど、どうだろうか。少なくともタイラント状態の時よりは速いし、流れる風景も霞んでいる。しかしちゃんと木とかは避けてスピードを落とさずに走る。
いいね、ストレス発散できるジャマイカ。ちょー気持ちいい!
『うわ、古い…』
っるせ。古き良き時代て言うだろう? 使い所が全く違うけど。古き良き名言とも言うじゃないか。
で、道がわからなかったのであっちこっち走り回って、何回か妖怪を撥ねながら走り回ること一時間、ついにそれらしき寺についた。
いやぁ、色々あったぜ…もののけの姫的な猪の大群が如く、鼻先で妖怪吹き飛ばしたり、鼻先で岩ぶっ壊したり、果てには面倒くさくなったのであのマガツが出す黒っぽいナニカを喰らわせたり…すまぬ、通りすがりのネズ耳の美少女A!
「きゅ~…」
『そのネズ耳美少女Aさんが尻尾に引っかかて眼を回しているけど……』
薫にそんなことを言われて後ろを振り返って見るとあら不思議! 尻尾に埋もれるようにして半裸のネズ耳美少女Bが居るではありませんか!
それにしても奇抜なファッションだね。所見の時はちゃんと服着てたのに、いつそんな服に着替えたんだ?
あ、もしかして途中で何かに襲われた? 大破なの? 撃沈しなかっただけマシだよな、うん。結論として、俺は悪く無いということですね分かりますん。
『分かってるのか分かってないのか分かんないんだけど…』
わかわかわかわか言っちゃって、そんなに若返りたいんですかこのやろー。
生前十七歳+幽霊生活十年=二十七歳………………あ(察し)
ま、まあ薫ちゃん…いや薫さん、二十七歳なんてまだまだぴちぴちですよ。それくらいの時期が一番女性として輝いてるんだよ、色気たっぷりの時期なんだよきっと!
中途半端に若いよりまだいいでしょ!? だからその振り上げた手を下ろそうか、なんか光って唸ってるから!
『次は殺す、必ず殺す……』
どこぞのアーメンラーメン言ってるキチガイ神父と同じセリフ言ってるガチじゃないですかやだー!
銃剣持ってる姿を幻視した俺は、ちょっとガクブルしながらネズ耳美少女Cを咥えて前に持ってくる。そんな少女を下ろそうとした時に目の前に誰かが居るのに気がついた。
「あのー、食べちゃ駄目ですよ? ていうかいつまでいたずらしてるんですかぬえ? ナズーリンをボロボロにしてまでこんなことをするなんて…駄目ですよ!」
そういうなんかお説教まがいに事を言ってくる髪にグラデーション?…というか凄い服着てますねエロスを感じる!
まあそんなとんでもない美女が指を立てて怒ってるけど、ぬえって誰? もしかして俺のこと言ってるの? 馬鹿なの?
すると美女の隣にいた背中から何かを生やしている美少女が、こっちを見ながらボソリと呟いた。
「ねえ、聖…私、隣りにいるんだけど……」
「…………え?」
あ、わかったぜ、これ勘違いってやつだ!
そんな声に反応して隣を見た聖と呼ばれた美女は、呆然とぬえ?と呼ばれた美少女と俺を交互に見てくる。何見てんだよテメー、よくもこの俺にガン飛ばしてくてたなオイ………照れるからやめろよ!
『照れちゃうの!?』
だってこんなに美人なんだぞ? やだ、俺のストライクゾーン広すぎぃ…! これじゃどこに投げてもストライクになってアウトされちゃうじゃん。バット届かないから受け止めるしか無いよね?
サア、俺ノ胸ニ飛ビ込ンデオイデコネコチャン!
『ボウヨミジャン』
ソッチモナー。
「すみません聖、ナズー……きゃああ! 猫が鼠を食べるかのようにナズーリンが食べられかけてる!?」
今度は虎柄の美女が来た。ホントもう幻想郷の顔面偏差値高すぎ……。
そこからはもう大騒ぎで、でっかい雲のおっさんが来た時はこっちも胸中は薫と一緒に大騒ぎでしたよ。コウヤ知ってるよ、あれってだあむですとろいとか言う赤ずきんちゃんが出す猟師さんでしょ?
『ふわふわ感は似てるけど、容姿的には微妙じゃないかな?』
だああむですとろいやね? ちょっと合わせてみたら意外と違和感ないかもしれないじゃん?
よし、なんかあたふたしてるから驚かしてしんぜよう!
ネズ耳美少女Dを口から離して空中にぽいっと投げてから、落下してきたところをパクリと一口ゴクリンコ。
「ケプッ」
「「「「「あーーーーッ!!!??」」」」」
うむ、その驚いた顔が見たかった。でもまだまだ、ここでくるりと回って尻尾をバサリと振るえば、なんと飲み込まれたはずのネズ耳美少女Eが出現!
それをまた口に咥えてドヤ顔。これがコウヤによるカラスマジック! いや、マガツキュウビマジックか。
『マジックも凄いけどネズ耳美少女って何人いるのさ…A~Eまで来たよ』
俺って最初何言ってたっけ? Aだっけ? ぶっちゃけそこら辺はどうでもいいんだけど、あえて言うなればランク付け?
Eはヨダレに塗れた大破ネズ耳美少女はEロいのE!
『じゃあA~Dまではなに?』
A…ネズ耳美少女はAタックされた。
B…ネズ耳美少女はBっ飛んだ。
C…ネズ耳美少女の身体はCの字になった。
D…ネズ耳美少女はDメージを受けた。
ex)M…ネズ耳美少女は夢の国のあのネズミ、Mッキーマウスだったのだ。ハハッ!
『危なッ!? ぎりっぎりセーフだよそれ! 何飛んでもない事言おうとしちゃってるんだい!?』
まあまあ、限りなく黒に近いグレーだからセーフだって。ツーアウトツーストライクスリーボールだから。まだ助かるかもしれないから。ここでボールだったら次は行けるかもしれないじゃん? 逆転サヨナラ満塁ホームラン行くかもしれないじゃん?
『一生来ないよ!』
ぶ~、そんなに怒らなくてもいいじゃんか…。
少し不貞腐れながらもぺってしようと思っていると、背後からなんか気配が……
「狐…貴様、よくも俺を吹き飛ばしたな…!! 殺してやる!!」
あ、あれは途中で吹き飛ばした妖怪の男! なんか殺してやるとか言っているので反撃しても正当防衛ってやつだよね?
別にあれを殺してしまっても構わんのだろう?
「オォオオォォッ!」
長い爪を振りかざして襲い掛かってくる男に気づいたネズ耳美少女の知り合い?達は戦闘態勢にはいろうとするが、その前に俺が攻撃をする。
まあ所謂あれですね。尻尾から大量の細いビームですね。逃げようとしても追尾するから便利だし…殺生石じゃないだけましじゃん? あとはあの黒いのを地面からドーンっと…。
戦いと呼べるようなものじゃなかったからダイジェストでご覧頂きましたが、ゴッドイーターよりも耐久力がなかった件について。
「え…もしかしてこの狐……結構強い?」
今のを見た誰かがぽつりとそんなことを言うが、その通りだ。どうだ強いだろう格好良いだろう? わはは! 崇め奉れ!
「あっ、いましたよ禍々しい狐の妖怪! 霊夢さん、魔理沙さんこっちですよ!」
「えー、本当に居るじゃない…藍でも連れて来なさいよ」
「狐同士話し合えるかもしれないぜ?」
そんなわけないだろ……多分。
それにしても面倒なことになってきた…こうなったらやることは一つだよな、薫!
『ん~、なにするの?』
ほら、よくあるあれだ。ネズ耳美少女をペッと吐き出して尻尾を広げる。そしていつでも動けるようにしてから……逃げるんだよーッ!
あ、追いかけられないように置き土産としてマガツドームしてからの殺生石置いていくね! さっすがコウヤ君、気が効くぜ!
『ありがた迷惑どころか迷惑以上の物置いていっちゃった!?』
「皆、回避して!」
「おいおい、追尾してくるぜ!?」
「この黒い石みたいなのは何ですか!? なんか急激に疲れてきて……」
おお、いい感じに慌ててるようだな。じゃあな皆! いい夢見ろよ!
ダッシュでその場を離れていく俺と、呆れたように俺を見る薫は山を越えてからカラスに戻った。まあ途中で何か轢いたけど大丈夫だろう。うん。
後日、アリスと一緒に新聞を見た時、マガツキュウビな俺の記事がどデカく載ってる新聞を見て、かなり強いだろう狐の妖怪認定されたのはコメントに困った。今度はゴジラになろうかなとか思ったことは言えないな。
こいつらを出した理由だって?
タイさん動画見てた時に出てきた。ゲームしてマガツに萌えた。おk?
明日はどうしよう…誰か新しいキャラにでも会わせてみようかな?