▼此の寓話は、ある世界の、ある矮小な生態系の『昆虫戦記』の一幕である。
『ミドリグンバイウンカ』の若宮・アリゲラ。
彼はとある平民への遣る瀬のない感情を抱えながら、変則的な生態系の中で「第三翅脈編隊」を呼称する部隊を率いていた。
或る日、彼は下層階級の生体への『間引き』を目撃した事により、ひとりの騎兵と共に、運命の亀裂へと巻き込まれていく。
其の相容れぬ『糸』が交わる先には、何が待つか――。
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▼此の小説は『昆虫戦記×ダークロマンス』を題材とした小説であり、同時に『ギリシア文字シリーズ(幾何学的再構成による小説群)』の第二幕となります。