シャックを超えるセンターへの道   作:MINMIN 2245

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夏休みに入ると部活が忙しくなるので今より執筆ペース落ちると思います。


その3

2021年

 

6年生となり、更に力を付けた高尾と勝馬が率いる大志MBCは県大会を圧倒的な強さで突破した

 

全国ミニバスでも4チームでのリーグ戦のうち2試合を大差で勝利し、流れに乗ってチームの雰囲気は最高潮

 

そんな中で迎えた最終戦

 

後に10年に一人の逸材と呼ばれるキセキの世代

 

その中でも、屈指のフィジカルを持ったある男が勝馬の前に立ちはだかった

 

 

 

 

「カズ!もう一本俺にくれ!」

 

「わかった!頼むぜエース!」

 

 

 

バシッ

 

ダム、ダムダム

 

 

ドゴンッ!

 

 

 

「これなら!」

 

 

バシンッ

 

 

ピッ

 

アウトオブバウンズ、白

 

 

 

 

 

 

くそ、まさかこんなときから紫原がバスケをやってるなんてな、しかしデカすぎだろまだ小6のくせして、もう190近くありやがる

 

こいつをどうにか突破しないとこのままじゃ、負けちまう

 

「まだやるのー?君も大きいけど僕のほうが大きいんだから勝てるわけないじゃん」

 

「はっ、言ってろまだまだこれからだろ」

 

「ふーん、まぁ別にいいけどね。潰すだけだし」

 

 

 

「どうするよ、まこちゃん。アイツの言い方はムカつくけどその通りだぜ?」

 

「あぁ、だからこそアイツに勝ってるところで勝負する」

 

「?………!そういことね」

 

「そうだ、だからじゃんじゃんボール回してくれ」

 

「まかせてよ、でも決めきれないようなら自分でいっちゃうからね」

 

「当然!」

 

 

 

 

「まだ来るのー?もう諦めなよ〜」

 

「たしかに、さっきまでのプレーなら負けるかもな、でもこれならお前でも届かねぇーよ!」

 

「ん〜?」

 

バシッ

 

タッ

 

「だから無駄だってー」

 

パッ

 

 

「!」

 

 

シュバッ

 

 

 

カシャン

 

 

 

 

「おおーーー!!!」

 

 

「あの4番遂にあのデカいやつからきめたぞ!」

 

 

「面白い試合になってきたな!」

 

 

 

「いまの、なにやったの、」

 

「今のは、フェイダウェイだ。シュートのときに後ろに跳んで、ブロックを避けて撃つシュート」

 

「たしかに身長の面じゃまだお前に分がある分、インサイドでのシュートはブロックされちまう。だけどな、身長差6cmくらいなら俺が離れればお前の手は届かない、だからそのブロックの上から決められんだ」

 

「言ったよなまだまだこれからだって」

 

「ふーん、でもたった一本決めたくらいで調子乗り過ぎでしょ。ムカつく。あんま苛つかせると潰しちゃうよ」

 

「はっ!上等!どんどん掛かってこいよ!俺のほうが強いんだからな!」

 

「そういうところが、ムカつく」 

 

 

その後も俺と紫原の点の取り合いが続いた、紫原がインサイドで決めれば、俺がペイントのジャンパーで決める、それに対抗して紫原が決めれば、更に俺がジャンパーを沈める、そんなシーソーゲームを繰り返して、試合も終盤に差し掛かるというところ、82対80という大接戦となっていた

 

そして、残り時間1分となったとき遂に試合が動きだす

 

 

 

「チッ、いつまで経ってもウザいんだよ!君じゃ僕を止められない!」

 

「それでも、俺は飛ぶ!だって、諦めなきゃ負けじゃないからな!」

 

「ホント、ムカつくだったらこれも止めてみろよ!」

 

 

ギュワン!

 

紫原は無意識に身体を回転させて回転のパワーも使ったダンクを繰り出そうとしていた

 

本来ならこれは将来破壊の鉄槌(トールハンマー)と呼ばれた高校でも最強となる技の原点となるもの

 

本来ならこの頃はまだ使えない技であったが、勝馬真という同等の力を持ったイレギュラーな存在が彼を刺激し続けたからこそ起こった成長であった

 

しかしそれはこの男も同じだった

 

神から与えられた天性の肉体、だか、その力を遺憾なく発揮するには彼のチームメイトでは些か力不足であった、スピードやハンドリングといったスキルなどでは対抗できても、同等のパワーを持つものはいなかった

 

それに、本人は前世で小さな身体であったため自身の肉体のポテンシャルは理解していても現状自分がどれだけ肉体を使いこなせているかは完璧には理解できていなかった

 

そんな中で出会った自身よりも強い肉体を持った紫原敦というプレイヤーに対して白熱した試合を繰り広げ、その中で成長した彼に、もはや止められない技は現在のu12というレベルには存在しなかった

 

 

 

 

バシンッ!!!

 

 

「はっ?」

 

なんでこいつがこんな高さにいるんだよ、さっきまでのこいつならこれで終わってただろ、

 

クソっ!それでも強いのは僕だ

 

「さっさと、潰れろ!」

 

「いいや、潰れない!この勝負俺の勝ちだ!」

 

 

パンッ

 

 

「カズ!」

 

「あぁ!速攻だ!」

 

これが、この身体の本来の力、今の俺は誰にも負けない!

 

「なんでいけると思ってんの!君がパワーで僕に勝てるわけないだろ!」

 

「いーや、もう俺は負けねぇ!」

 

 

タッ!

 

 

「させるか!」

 

 

「俺のほうが、強い!」

 

 

バキャン!!!

 

 

ピッ

 

 

うおおおおお!!!!

 

 

黒4番ブロッキング

 

バスケットカウント、ワンスロー

 

 

そのままフリースローを決めスコアは82対83、そのまま俺たちは相手のラストプレーを守りきり見事勝利を勝ち取った

 

 

「以上、勝者白、お互いに礼!」

 

「「ありがとうございました!!」」

 

 

 

「おい!」

 

「ん?」

 

「、、、紫原敦、僕の名前、お前は」

 

「勝馬真だ、」

 

「そう、次は負けないから、」

 

「ああ!またやろう!」

 

 

 

 

これにて波乱の全国ミニバスケットボール大会は幕を閉じた

 

 

 

 

 

2ヶ月後

 

卒業式

 

 

 

 

「結局、まこちゃんは転勤?」

 

「あぁ、流石に俺も親についていくからな」

 

「じゃあ、しばらくはさよならか、寂しくなるね」

 

「また、全国で会おうぜ。お前も上まで上がってくるだろ」

 

「!、あぁ!当然、全国でまこちゃんを倒しにいくよ!」

 

「じゃあ、それまではまたな!」

 

「うん、また!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これにて、勝馬真の小学校生活は終わりを迎えた

 

しかし、まだ彼のバスケ人生へ始まったばかり、

 

遂に始まる原作過去編、真はどのような物語を紡いでいくのか

 

シャックを超えるセンターへの道はまだ、果てしなく

 

それでも胸に抱いた憧れを超えるため、彼は前へと進んでいく

 

 

 

 

ミニバス編 完




勝馬真 小学6年生時
身長 184cm
体重 83kg
ポジション C.PF
小学生離れしたその肉体で、少し遠くに行くと警察に小学生に絡む不審者がいると、通報されることに困っている

高尾和成 小学6年生時
身長 156cm
体重 52kg
ポジション PG.SG
親友に置いていかれないよう、必死でスキルを磨いたことで原作よりも更に広い視野と高いハンドリングスキル、パス能力を手にした男全国でも屈指のガードへと成長していく

紫原敦 
身長 190cm
体重 82kg
ポジション C
お菓子の食べ過ぎでご飯をあまり食べず体重は軽い、ママはなぜ、こんな食生活でここまで大きくなったのかが、不思議でならないようだ
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