竜神王でダイ大世界   作:色々残念

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昨日は気付いたら寝てました
とりあえず思い付いた話を更新します


魂の貝殻と情報共有

ヒュンケルにラーハルトというライバルができたことをアバンは喜ばしく思っていたようで、しばらくテランに滞在すると決めたようだ。

 

弟子であるヒュンケルをラーハルトと競わせるつもりであるアバンは、ラーハルトの保護者であるバランやソアラには話を通しておいたらしく、ヒュンケルとラーハルトが競い合うことについては問題ないと保護者からの了解も得たことで、時間さえあれば手合わせしていたヒュンケルとラーハルト。

 

今のところはラーハルトが勝ち越していて、スピードで翻弄するラーハルトに着いていけていないヒュンケルは、パワーがラーハルトより上でも、ラーハルトに攻撃を当てることができていない。

 

同年代らしきヒュンケルとラーハルトにとって、ライバルと言える存在は、いい刺激になっていたみたいだな。

 

ヒュンケルの為にテランに滞在中のアバンと軽い世間話をしていると、ホルキア大陸にある地底魔城についてアバンから話を聞いた私は、かつて魔王ハドラーの主城であったという地底魔城に興味が湧いた。

 

「もしかしたら地底魔城には、まだ見付かっていない隠し部屋などもあったかもしれません」

 

そう語るアバンの予想が正しければ、地底魔城には何か残っているものがあるかもしれない。

 

今は特にやることもなく暇であった私は、ホルキア大陸にある国であるパプニカまで「ルーラ」で移動し、地底魔城にまで向かってみる。

 

到着した地底魔城内部で、使えたら便利だな、と思って「とうぞくのはな」が使えるか試してみたが、普通に使えた「とうぞくのはな」に反応があり、隠し部屋を発見。

 

まだ開けられていない宝箱を発見可能な特技である「とうぞくのはな」を用いることで、発見した地底魔城の隠し部屋から宝箱を1つ見付け、開けてみた宝箱の中身は貝殻が1つだけであったが、ただの貝殻ではなさそうだな。

 

何らかのアイテムではありそうな貝殻を持ち帰り、再び「ルーラ」を使ってテランに戻った私は、この世界にある様々なアイテムに詳しそうなアバンに貝殻を見せてみたが「これは魂の遺言を記録する「魂の貝殻」というアイテムですね」と貝殻がどんなアイテムか教えてくれたアバン。

 

貝殻を耳に当てることで遺言を聞くことが可能な「魂の貝殻」に遺された遺言は、ヒュンケルにバルトスという存在が遺していた遺言であったので、私が持っているよりかはヒュンケルに渡した方がいいと判断し、ヒュンケルに「魂の貝殻」を渡して、バルトスの遺言を聞いてもらう。

 

「魂の貝殻」に遺されていたバルトスの遺言を聞いたヒュンケルは、信じられないことを聞いたかのような顔をしていたが、師であるアバンにやり場のない思いを全部ぶちまけに行ったようで、激しく剣を交えていたヒュンケルとアバンの2人。

 

「先生は、オレが先生を父の仇だと憎んでいることを知っていながら!何故オレを弟子にしたんだ!」

 

「それが貴方の父、バルトス殿との約束であったからですね」

 

「何でだよ先生!何でオレに本当のことを教えてくれなかったんだ!」

 

「わたしを憎んでも仕方がない理由が、貴方にはあったからですよヒュンケル。魔王ハドラーを蘇生させた大魔王バーンが居なければ、わたしが本当の仇になっていてもおかしくはありませんでした」

 

「それでも先生は本当の仇じゃない!オレはずっと先生のことを恨んでいたのに、この気持ちが間違いだったなら、オレはどうすればいいんですか先生!」

 

進むべき道を知らない迷子のような顔で、泣きそうになりながらも剣を振るうヒュンケル。

 

「やり場のない怒りというものはあるものですが、貴方のそれは全てわたしが受け止めますよ。わたしはヒュンケルの先生ですからね」

 

大切な弟子であるヒュンケルに道を示すように、ヒュンケルの剣を受け止めていったアバン。

 

しばらく剣を交えて、ヒュンケルが思いの丈を全て吐き出したことで、師弟の間にあった蟠りが消えたことで、より深く絆が結ばれた様子を見せたヒュンケルとアバンの2人。

 

バルトスという地獄の騎士と呼ばれるモンスターに育てられたヒュンケルは、父だと慕っていたバルトスをアバンが殺したと勘違いして、アバンを父の仇だと考えていた。

 

しかしバルトスの遺言を「魂の貝殻」で聞き、アバンに倒されたハドラーが大魔王バーンに蘇生され、甦ったハドラーによってバルトスが破壊されたことを知ったヒュンケルは、真の仇がハドラーであると理解し、ハドラーに怒りを向けることにしたみたいだ。

 

バルトスの遺言で判明した魔王ハドラーの生存と、ハドラーよりも間違いなく格上な大魔王バーンという存在。

 

それを知ったアバンは、信頼できる相手には情報を共有して、備えておくべきだと考えたらしい。

 

明らかに只者ではないバランにも大魔王バーンについてアバンが伝えると、かつて魔界で冥竜王ヴェルザーと戦ったバランは、大魔王バーンについても知っており、バランが知っている大魔王バーンの情報を逆にアバンに提供するということになっていた。

 

そんな情報を知っているバランが何者なのかということになり、竜の騎士であることをアバンに明かしたバラン。

 

人ではない存在だろうと無意味に嫌うことはないアバンとヒュンケルは、バランが語る大魔王バーンについての情報を真剣に聞き、大魔王バーンが魔界を二分する実力者と知って、警戒を深めたようだ。




魂の貝殻に遺されたバルトスの遺言で、大魔王バーンについてアバンが知ることになり、更にバランからバーンについての情報をアバンが得ました
ハドラーがバルトスに喋ったせいですね
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