ドラクエ8の竜神王になっていた誰かがダイの大冒険世界で、生きていく話

1 / 1
思い付いた話に需要がありそうなので書いてみました


竜神王になった誰かとアルキード

ドラクエ8に登場するキャラで、竜神王と呼ばれる存在が居るが、人と竜という2つの姿を持つ竜神族の王であり、ドラクエ8の裏ボスである為、ラスボスの暗黒神ラプソーンよりも遥かに強かったりする竜神王は様々な色の巨竜に変身することが可能だ。

 

様々な色の巨竜は異なる攻撃を行い、色が変わる度に戦法も変化する巨竜。

 

最初に戦う時は深紅の巨竜としか戦えないが、1度倒してからは何度でも竜神王に挑戦が可能となり、回数は限定されているが、勝つ度に何かしら報酬を提供してくれる竜神王。

 

ちなみに竜神王の最終形態である永遠の巨竜という姿は紫色の竜で、カラーリングがドラクエ1のりゅうおうが竜に変身した姿にそっくりだったりしたな。

 

そんなドラクエ8の裏ボスである竜神王について、今こうして考えているのかというと、見知らぬ泉の近くで倒れていた私の身体が何故か竜神王になっていたからだ。

 

竜神族の赤い装束に錫杖、エルフのように長い耳と長髪に端正な顔立ちで声がツダケンボイスという、どう考えても竜神王な姿形をした存在となり、かなり竜神王だよこれ、と混乱していた最中、泉の近くで大怪我をした男性と出会うことになった。

 

喋ることもできない位に大怪我で消耗していた男性に、錫杖を掲げた私は傷を癒す「祝福の杖」というドラクエ8の特技が使用できるか試してみたが、問題なく使えた「祝福の杖」を複数回使用していき男性の傷を癒していく。

 

「ヴェルザーの一族から暗黒闘気で負わされた傷は、魔法では直ぐに癒えない筈」

 

困惑していた男性は、此方が治療魔法を使ったものだと勘違いしていたようだ。

 

「これは魔法ではなく、特技という技術だ。普通に喋れる位には回復したようだな」

 

「ああ、すまない。助かった。貴方は人間ではなく魔族でもないようだが、何者なんだ」

 

怪我をしていた男性を治療したことで、此方への警戒は薄れていた男性だったが、完全には警戒が無くなってはいない男性。

 

なんとなく相手の警戒心がどれ位か感じ取れるこの身体は、竜神王のものであるからか、やたらとハイスペックであったな。

 

男性からの警戒を完全に無くしてもらう為には、此方の情報を明かす必要があるだろう。

 

なろうと思えば竜に変化することが可能な竜神族についての情報なら明かしても良さそうだ。

 

「この身は、竜神族という人と竜どちらの姿も持つ種族ではあるな」

 

魂はただのドラクエ8好きな成人男性だが、身体は竜神王なので嘘は言っていない私は、試しに竜になってみせたりもして、竜神族という種族であることは信じてもらった。

 

「ドラゴラムを使わずに竜となるとは、確かに人と竜の姿を持っているようだが、竜神族という種族については知らなかった。この世界で全く聞いたことがない種族が存在していたのだな」

 

常人よりも遥かに強そうな男性は、この世界でも上位の強さを持っていそうではあるが、そんな男性なら様々な情報を知っているかもしれない。

 

「いきなりこの泉がある場所に移動させられた私は、この世界には詳しくはない。貴方が良ければこの世界について教えてもらいたいところだ」

 

私の要望に応えて、この世界の人々が住まう様々な国家や、天界や魔界についてまで教えてくれた男性。

 

それからバランという名前も名乗ってくれた男性に、竜神王とそのまま名乗るのはやめておき、数秒で考えたオージンという偽名を伝える際に「今はオージンを名乗っている」と意味深に言っておくと詮索されることはなかった。

 

「バラン殿が教えてくれた詳しい情報には感謝しよう。やはりこの世界は私が知る世界ではないな。どうやら私は別世界に来ていたようだ。それが知れただけでも収穫ではある」

 

「別世界か」

 

「ああ、別世界だ。故にこの世界に居る竜神族も私だけだろう」

 

会話が終わると、バランと私の腹が鳴り、空腹を訴えていた私達の胃。

 

泉には魚の影もなく、何かないかと持ち物を確認してみると、道具袋を発見。

 

中身を確認してみるとドラクエ8に登場した全種類のチーズが99個、やたらと道具が沢山入る道具袋の中に入っていた。

 

チーズしか持ってねぇ、という状態ではあったが、一応食べられるものではあるので、ありがたく頂いておく。

 

私がバランと一緒にチーズを食べていると、泉の近くにやって来た女性。

 

「貴方達は何を食べているのかしら?」

 

私達2人が食べていた「冷たいチーズ」を物珍しそうに見ていた女性に「食べてみるか?」と提供してみると「独特の酸味とひんやりした食感が楽しめるチーズね」と喜んでいた女性に、あまり辛くないチーズを何種類か提供していくと、何故か女性に気に入られた私とバラン。

 

ソアラと名乗った女性はアルキードという国の姫であったようで、国王である父にも美味しいチーズを食べさせたいという理由で、私とバランを王宮まで連れていったソアラの行動力は凄かった。

 

ちなみに99個ある全種類のチーズは、幾ら食べても時間が経過すれば、また99個に戻っていたので、チーズを提供しまくっても完全に無くなってしまうことは無さそうだ。

 

明らかに人間ではない耳をしている私を警戒していたアルキードの国王ではあったが、肌の色が人間と同じで整った容姿をしていたイケメンであったせいか、エルフというやつかと思われていて、魔物とまでは思われていなかった。

 

もしドラクエ8のトロデ王みたいな外見であれば、容赦なく魔物扱いされていた可能性は高かったかもしれない。

 

ドラクエ8のイケメンなククールがライバル視する位に容姿が整っていた竜神王になっていたのは、まだ運が良かったんだろう。

 

此方を警戒していたアルキード国王への献上品として、私が提供した最高級チーズである「天使のチーズ」を毒味役が食べて「お、美味しい!」と感激しているところを見てから、試しに「天使のチーズ」を食べてみたアルキード国王は「ま、まさしく天上の味わい」と言いながら恍惚としていた。

 

「オージンが居れば、いつでも、そのチーズが食べれるわよ」

 

ソアラのその言葉に物凄く葛藤しているようだったアルキード国王。

 

「ちなみに他にも美味しいチーズはあるが」

 

「天使のチーズ」以外にも美味しいチーズがあることを明かしてみると、アルキード国王の美味しいチーズを食べたいという気持ちと怪しいやつへの警戒の天秤が、美味しいチーズに傾いたらしい。

 

「アルキードへの滞在を許可する」

 

国王直々にアルキードへの滞在を許された私とバラン。

 

その日から定期的に各種チーズをアルキード国王とソアラだけではなく、チーズ好きになったバランにも提供することになった。

 

美味しいチーズのお陰でアルキードへの滞在を許可されたので、道具袋のチーズ達には感謝しておくとしよう。




アルキード国王とソアラにバランは、主人公が持っているチーズが大好きになりました

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。