イナイレGO1〜フィフスセクターぶちのめします!〜   作:松兄

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万能坂戦②

 

 

 1ー0の勝敗指示が出ているこの試合で、シードである筈の剣城がシュートを決め1ー1になった上に、剣城の言葉に動揺する雷門イレブンと万能坂イレブン。

 

 

 

審判「試合再開!」

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 

 そして万能坂ボールで試合再開。ボールはボランチの潮に戻され、そこからFWの光良への此方の選手の隙間を縫う綺麗なパスが通る。

 

霧野「つ――!」

 

光良「どけっ!!」ドガアァアッ!!

 

霧野「うわあぁあああっ!!?」

 

 光良がカードギリギリの激しいラフプレーで霧野先輩を吹き飛ばす。

 抜け出してフリーになり、光良はシュート体勢に入る。

 

光良「こい! はぁあぁあああっ!!」

 

 すると、見強気の背後に黒いモヤが現れ人のような姿を形作り、モヤが晴れる。

 その中から現れたのは童話に出てくる魔女のように鼻が長い「道化師」のような化身だった。

 

光良「【奇術魔きじゅつまピューリム】!!」

 

 

 

花帆「化身!? って事はやっぱりシード3人はマジだったんだ!!」

 

 

 

 そして光良がシュートの為上に跳ぶとピューリムが八個の三角形の面を持つ箱を作り出す。

 そしてその箱に向けてシュートを撃ち込む光良。

 

 すると、シュートが当たった箱の頂点からボールを中にしまう様に裏返るも、箱の中から光が溢れだす。

 

そ して箱から、紫色のオーラを纏った化身シュートが放たれた。

 

光良「[― マジシャンズボックス ―]!!」ドガアァァアアアアッ!!

 

 猛然と迫る化身シュート。三国先輩が迎え撃つ。

 

三国「絶対に止めてやる!!![バーニングキャッチ]!!」

 

 

ガガガァァアアアアッ!!

 

 

 三国先輩が炎右手に炎のオーラを宿し跳躍回転。炎を纏った燃える右手で、化身シュートに掴み掛かり地面に押さえ付ける。

 

 

 

花帆(いや、ブロックも無しにそれは無茶だって……!)

 

 

三国「ぐうぅううぉおおああああ!! ――つ!」

 

 

ドゴォオォオォオオォォオオンッ!!

 

 

三国「ぐわぁあぁあああっ!!」

 

 三国先輩は必死に押さえ付けるがあまりのパワーに吹き飛ばされシュートはゴールに突き刺さった。

 

 

GOOOAL!!!

雷門 1 ー 2 万能坂

 

 

三国「くそおぉおおおおっ!!」

 

 悔しそうに地面を殴りつける三国さんを光良が嘲笑う。

 

光良「ふんっ、自分たちの無力さを思いしったか」

 

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 雷門ボールで試合再開するが、キャプテンがボールを奪われる。

 

 ―――すると、万能坂が剣城を取り囲み1vs6に。

 

磯崎「剣城ぃぃいい!!」ドガアァアアアッ!!

 

 

 相手のキャプテン、磯崎が剣城に向けて思い切りボールを蹴り飛ばして叩き込む。

 

 

 

剣城 バキィッ!!「ぐあっ!!」

 

 跳ね返ったボールを空かさず光良が撃つ。

 

光良「この、裏切り者が!!」ドカアアッ!!

 

剣城 バキャアッ!「ぐっ!!」

 

 包囲の中に剣城を閉じ込め、跳ね返ったボールを的確に剣城に向けて蹴りいたぶっていく万能坂。

 

 ――それを見た倉間先輩は、

 

 

倉間「へぇ? フィフスセクター同士の潰し合いか。今まで散々自分のサッカーを奪われてきた俺たちにとっては、最高の見世物だな……」

 

白都「喰らえ!!「させるかぁっ!!」っ!!」

 

 すると、相手に気づかれぬように忍び寄り、一気に包囲の中に入った天馬。

 

 跳ね返ったボールをカットし、すぐに虎次郎にパスを出した。

 

磯崎「なっ!? コイツ何処から!!」

 

天馬「へへっ。お前らなんかの好きにはさせないよ」

 

 

 

虎次郎「よくやった天馬! 決める!!」

 

 俺が右足を思い切り振りかぶる!!

 

 

 

花帆「行けーー! 伊月くん! かっこいいとこ見せて!!」

 

 シードでありながら完全に追っかけと化している花帆。虎次郎がシュートを放つ。

 

 

 

 

虎次郎「食らえ……! これが…[タイガーショット・改]だぁああっ!!」

 

 ドゴォオオオオオッ!! まるで砲弾を発射した時のような空気が爆裂するインパクト音。

 

 ボールは凄まじい勢いで万能坂ゴールに迫る。

 

 

篠山「ムダだ……!」

 

 そして化身を出現させる篠山。

 

 そしてキーパー技の態勢に入り、ガレウスが両肩のシールドアームを併せて巨大な盾を作り、シュートを迎え撃つ。

 

篠山:「[― ガーディアンシールド ―]!!!」

 

 【ガレウス】の盾が閉じ、シュートを迎え撃つ。――が!

 

 

ゴオオォォォォオォォーーーーッ!! ドガァァアアアアンッッ!!

 

 

篠山「ぐわあぁぁあああああっ!!???」

 

 

 

 あまりのパワーの直撃に化身ごと吹き飛ばされた篠山。シュートが直撃し、ゴールネットにキーパーごと叩き込まれた。

 

 

 

GOOOOOAL!!!

雷門 2 ー 2 万能坂

 

 

 

花帆「やったぁあああっ!! 流石伊月くん!!」

 

 大喜びの花帆。

 

 

 

 そしてここで―――、

 

ピッ、ピィイイイーーーッ!!!

― 前半終了!! ―

 

 前半戦終了のホイッスルが鳴り、2ー2の同点で折り返しとなった。

 

ー 雷門ベンチ ー

 

神童「剣城、お前はシードだろう? なのになぜ勝敗指示に逆らったんだ? 本来なら、お前は万能坂側に付かないと駄目何じゃないのか?」

 

 キャプテンが剣城に疑問を投げかける。その疑問はもっともであり、みんなが思っていることだ。

 

剣城「勘違いするな。お前らの仲間になった訳じゃない。ただ、アイツらのやり方(・・・)が個人的にムカついたからだ。だからこの試合だけは共闘してやる」

 

神童「……だが、それだけでも心強いさ。ありがとう」

 

剣城「ふん………」

 

 すると車田先輩や倉間先輩、霧野先輩達が、キャプテンに聞いた。

 

車田「神童、まだフィフスセクターに逆らうつもりなのか?」

 

神童「はい。あのサッカーを取り戻すまでは」

 

車田「………勝手にしろ」

 

円堂「よし、後半だ。行ってこい!!」

 

 

 

― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

 

 

 そして後半戦開始の為俺たちが位置につくと、三国さん、キャプテン、信介、天馬、剣城、虎次郎の六人はポジションにつくが、他の五人はサイドラインギリギリのところに突っ立って試合には関わらない気らしい。

 

 

逆崎「まだ六人も残ってやがる」

 

磯崎「構わん。全員潰せ」

 

審判「後半戦始めます!」

 

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

― 後半開始!! ―

 

 

 そして後半戦開始のホイッスルが鳴り、万能坂ボールで後半戦開始。

 

 相手FWの磯崎が、ボールを持って攻め上がる。

 

磯崎「どけぇえええっ!!」

 

 そこに、虎次郎が立ち塞がる。

 

虎次郎「退くのはテメェだっ!! [タイガータックル]!!」

 

 

ドゴォオオオオオッ!!

 

 

 

磯崎「ぐぁあぁあああっ??!!」

 

万能坂『なにッ!?』

 

 

 まるで紙屑のようにふっ飛ばされる磯崎に、驚愕する万能坂。虎次郎がドリブルで攻め上がると、光良が危険なスライディングタックルを仕掛けてきて。

 

 

光良「死ねぇえっ!!」ズザアッ!!

 

虎次郎「[猛虎アクセル・改]!!」ダダダダダ!!

 

ドゴォオオオオオッ!!

 

光良「ぐぁああああっ!!???」

 

 

 まるでダンプカーに轢かれたかのように吹っ飛ぶ光良。相手は騒然となる。

 

逆崎「どうなってんだ!!」

 

 

 そして、虎次郎はシュート体勢に入り、右足を振りかぶる。

 

竜太「いくぜぇっ!! [タイガーショット・改]!! 食らいやがれぇっ!!」

 

ドゴォオオオオオッ!!

 

 荒ぶる虎のオーラを纏ったシュートが、ゴールを襲うり

 

 

篠山「っ!! 今度は止める!!」

 

 篠山の背後から黒いモヤが発生。篠山は自身の化身を召喚する。

 

篠山「【機械兵ガレウス】!!」

 

 そして、化身技の態勢に入る。

 

 ガレウスが両肩のシールドアームを前方で合わせ、1つの巨大な円形の鋼の盾を作り出しシュートを迎え撃つ。

 

 

篠山「[― ガーディアンシールド ―]!!!」ドガアァァアアアアッ!!!

 

篠山(つ―――!?)

 

 しかし、シュートが直撃した瞬間、あまりの威力と重さに、篠山の身体には凄まじい衝撃が走り―――、

 

 

ドガアァァァアアアアアンッッ!!

 

篠山「うわあぁぁあああああっ!!?」

 

 

 

バシャアァアアアッ!! ドゴォオオオオオッ!!

 

 シュートはゴールに突き刺さり、ゴールネットをぶち抜いて万能坂の校舎のレンガを破壊し、ヒビを入れてめり込んだ。

 

 

 

GOOOOOAL!!

雷門 3 ー 2 万能坂

 

 

 

花帆「やったーーーっ! 伊月くんカッコいいーーっ!!」

 

 うん。そろそろシードの自覚を持ったほうが良いかも。

 

花帆(その調子で雑魚どもをぶっ飛ばし続けて、アタシのところまで辿りついてね♡)

 

 

 

雷門 3 ー 2 万能坂

 

― つづく ―

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