ヒーローと言ったら圧倒的な強さ、心に残るかっこいい/かわいいその姿。
そして何と言ってもそれへ変身する過程!
ブレスレットに音声入力をすることで不思議な力が動き自動的に装備が身につく!
魔法の言葉を呟いてはかわいく変身!
というのが子供のころのヒーローに対するイメージでした。
しかしながら雄英高校に入って一つ気づいてしまったのです。
「ヒーローって更衣室で着替えるんだ…」
ちょっとした絶望もありながら今学寮にやってきました。
なぜかって?…なんでだっけ
ちなみに
◇◇◇
「じゃ、電話するから」
「楓ちゃん行かないでぇぇ!!!」
「オワッタオワッタオワッタ…」
◇◇◇
と母は大号泣、父は人生終了のお知らせを受けていたようです。
まぁ、学寮というわけでこれから毎日制作ができる!と発目さんは言うでしょうね。同感です。
そのため、今日は徹夜でヒーロースーツに変身できる装置を作っていきます。
といっても流石にブレスレットから変身とか「マジッククリオネラ!」みたいな適当な魔法を言って変身など現在の技術ではできるわけないので変身ボックスを作りそこに入ることにより装備できるような装置にしましょう。
「ループ、かっこよく装備を装着できる装置の設計図をプリントあと材料の申請お願い」
『了解』
そう、ループさん爆誕のおかげでいろいろできることが増えまして
あら、パワーローダー先生…なに?自分で申請しろって?…
◇◇◇
変身装備についてですがあいにく僕はヒーローではないため実験台をA組から…
いやまてこんなロマン装置、僕が一番最初にやるべきだ!
というわけでまずはちゃちゃっとメカニックっぽいヒーロー装備を作りましてっと…この手順で三日を消費しました、本番でしっかりと使えるようなものが爆誕…バレたら怒られそうなので封印しておきましょう、この装置の完成次第では。
箱はなるべくコンパクトなサイズから変形して対象の人間を覆う形になりそこから装備やらなんやら出てくるというわけです。これはヒーロー科1年の確かインゲニウム?のようなヒーロースーツにしか対応しません。相澤先生のようなヒーロースーツだと…可能だとは思いますが…
ボックスのほうも自動変身が完了したら自動的に救助活動を行うプログラムを搭載しましょう。
自動変身時に使うアームを利用してはボックスに担架機能を搭載してそこに乗せるとか…
「ループ、現在の設計図でがれき撤去機能搭載しても問題なさそう?」
『問題しかありません。ボックスが大きくなる可能性あり。』
「なるほどねぇ…」
なるべくコンパクトに行きたい。
がれき撤去は流石にあきらめるしかない。
◇一週間後◇
『全工程終了』
無事完成しました。「かっこよく装備を装着できる装置」
名前はダサいですが見た目はかっこいい…くもないただの長方形の物体です。
では早速校庭にてチャレンジしましょう。
パワーローダー先生に許可はいただきました、いざとなったら助けてくれるそうです。
キャスターで運ばれる長方形の物体…つい笑ってしまいました。
階段はもう、頑張って降ろして…噂によれば無重力にできる個性持つ生徒いるって、その人の頼めばよかった。
「それでは動作実験開始します」
校庭の中央に立ち大きく深呼吸をする
「変身!」
長方形の物体が起動しては形を変えながら楓の後ろへ移動する。
そしてアームが出てきては腕、脚と装備を装着していく。
その装備は三日かけたにしてはだいぶ簡易的な装備だった。
最後に頭装備を身につけて装備終了
「おぉー!うまく行きました!」
装備が完了すれば長方形の物体は形を変えまっすぐと体育館のほうへと向かった。
予想もしなかった展開に楓とパワーローダー先生は慌ててその物体を追う。
物体が向かった先はオールマイトがいた。多分腕を骨折しているのでそれを感知したのか…またはインターネットをサーフィンして近くにいると感知したのか…わからないが、オールマイトの前で止まっては担架へと形を変え、アームで強引に座らせて保健室へと運ぼうとしていた。
「待って待って待って!システムシャットダウン!!」
無事システムが停止しオールマイトが降りる。
何度も彼へペコペコ頭を下げるしかなかった。
「いいんだよ楓少年、しっかりと機能していると分かったじゃないか」
オールマイトは笑って許してくれた。ありがたい
そして彼は体育館のほうへと向かったのであった
ちなみに楓は一時期ヒーロー科を受けようとしていた。もちろん彼の個性は非戦闘のもののため無理だがね