問題児たちと憑依者たちが異世界から来るそうですよ? 《凍結中》   作:夜明けの月

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こんばんわ、夜明けの月です。

今回で番外編は終了し次回からオリジナルストーリーに行きたいと思います。

それでは本編をお楽しみください!


番外編 二人の休日、不穏な影だそうですよ?

英太side

 

魔法とは物語だけの空想であり、現実には存在しないものである。だが、

 

「"炎魔法"火球:形態・短剣(モード・ショートソード)

 

俺は違う。子供の頃夢中になって魔法に関係のある本を読みまくり、いつか使えるようになりたいと思っていたことが今は現実となっている。

 

「でも意外に制御が難しいんだよな〜、これ」

 

生み出した炎の球体の形を変え、短剣の形を成していく。俺はそれを掴み、

 

「せいっ‼︎」

 

正面に立っている木に向かって投げた。当たると同時に炎が木を包み一気に燃える。

 

「はぁ………、ちょっと休憩」

 

 

今さっきのはただ魔法を撃っただけではない。魔力を練り上げそれで生成した炎などの初期魔法の形状を変えていく。これは日頃の日課、まあ単なる暇つぶしだ。俺は暇になると魔法撃つ癖直せといつも友人に言われている。

 

「といってもなぁ〜、そろそろ魔法の数増やさないとだな」

 

そう、今俺が使える魔法は、"炎魔法"、"氷魔法"、"土魔法"、"雷魔法"、そして奥義的なもの"失われた魔法"だ。

 

「せめて"風魔法"は欲しいよな。欲を言うなら"水魔法"、"光魔法"、"闇魔法"は欲しいところなんだけど………」

 

欲しくても、使いたくても使うことの出来ないものもある。最初から全て覚えているわけではなく、修行などもするわけではない。俺の魔法は想像(イメージ)して生み出す必要がある。全神経を集中させ、魔力を練り上げるが、周りにどのような被害を生むか分からないため、人がおらず開けた場所でしたいのだが、本拠でするわけにもいかず、未だ使用したいものさえ使えない状態である。

 

そんなことを考えていると後ろから元気な少女の声が聞こえた。

 

「英太さん、こんなところにいらしてたんですか」

 

ウサ耳が頭についている俺と同年齢ぐらいの少女、黒ウサギが走って近づいてきた。

 

「どうしたの黒ウサギ?なんかあったっけ?」

 

「その、頼みたいことがありまして………」

 

何だろうか?と思っていると黒ウサギが言った。

 

「つ、付き合ってくれませんか?」

 

「………………………は?」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「なんだそういうことか。ビックリしたよ〜。いきなりあんなこと言うから」

 

「はい…………、すみませんでした」

 

英太の言葉に申し訳なさそうにする黒ウサギ。

 

黒ウサギの話の内容はというと、買い出しに付き合ってほしいということだった。他の奴にも頼んだらしいが、十六夜は拒否、久遠さん春日部さんは面倒だから嫌、司に至っては本拠にいないらしい。この頃頻繁にどこかに行っているがどこに行っているのだろうか?

 

「で、何を買いに行くんだ?」

 

「えーと、まず食料や生活用品ぐらいですね」

 

…………普通だな〜。

 

「なあ、折角だからさ他にもどこか行こうよ。黒ウサギだって少しは息抜き必要だろ?」

 

「あの、その気持ちは嬉しいのですが、黒ウサギにも買出しの後にやる事がありまして………」

 

「そうと決まれば早速行くか!」

 

「ちょ、ちょっとお待ちを!黒ウサギにも予定というものがあるのですよ!」

 

「それでは出発!!」

 

俺は黒ウサギを抱き抱え、街へと走り出した。

 

「話を聞くのですよぉ〜〜!」

 

さあ、楽しい1日になりそうだ♪

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「おお〜、いつ見てもこの町は賑わってるな〜」

 

町に着くなりそんな言葉を吐いた。

 

「何で無理やり連れてくるのですか!?」

 

黒ウサギから抗議の声が上がる。何でと言われてもなあ〜。

 

「黒ウサギは言いましたよね!?食料と生活用品を買いに行くと!そしてこのあとやる事があるとも言いました。なのに、なのに英太さんは何故そう強行するのですか!?黒ウサギの予定も考えてーーーー」

 

「考えてたよ」

 

俺は黒ウサギの言葉を遮り言う。

 

「考えた結果、今は息抜きなり休憩なりした方がいい。君この頃ロクに休んでないだろ?」

 

その言葉を聞くなり黒ウサギは驚いたような顔をする。

 

「まさか、黒ウサギのことを思って……」

 

「さて行こうぜ。折角の休暇だ。思いっきり楽しもうぜ!」

 

俺はそんなことを言って黒ウサギの手を引っ張り、町の中心部の方へ向かった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

俺たちは今、アクセサリーショップにいる。

 

黒ウサギは自分を着飾らない、そして主張のない見た目?なのでここで何かアクセサリーを買ってやろうと思った次第だ。

 

「黒ウサギ、好きなの選んできていいぞ」

 

「へ?」

 

何を言ってるのかわからないという顔をしているのでもう一度言う。

 

「だから、ここで何か好きなもの買ってやるから選んで来いって言ったんだ」

 

分かりやすく言ったからこれで分かるだろ。

 

「え、え、え?ど、どういうことなのですか?」

 

「いいからさっさと選んで来い。じゃないとその耳引っこ抜くぞ」

 

「は、はい!」

 

小走りで駆けていく黒ウサギ。脅した様になってしまったがこうしないとあいつ選びに行かないだろ。

 

「あ、あの〜……」

 

黒ウサギが申し訳なさそうな声で俺に言う。

 

「これがいいのですが、どう思いますか?似合いますか?」

 

黒ウサギが選んだのはネックレスで先に三日月がついている。

 

うん、なんも言えないくらい可愛い。

 

「うん、似合ってるよ」

 

「ほ、本当ですか!ならコレにします!」

 

俺の感想聞いて決めたなこいつ……。

 

そんなことを思いつつ買い物を終わらせて店を出る。ふと黒ウサギを見ると、顔がほんのりと赤い。なんでだろ?

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

日が傾き始め、ここら辺の店は全て入ったためすることがない。どうしようかと悩んでると、

 

「あの、こんなところにお店がありますよ?」

 

黒ウサギは指をさしている場所を見るとそこには小さな雑貨屋があった。

 

「じゃあそこに入るか」

 

「ハイなのですよ」

 

そう言って入るとそこの中は色々なものがあった。アクセサリー、武具、治療道具、生活用品、食料までもがあった。だが一つだけ違和感なものが、

 

「(もしかしてあの人が店主か?)」

 

厳つい顔をしており、身長は2mはあるだろうか、40代ぐらいの男が店の奥に座っていた。

 

男は俺たちに気づくと笑顔で言った。

 

「おお、いらっしゃい!リスト雑貨屋へようこそ!」

 

気さくにそんなことを言ってきた。この人は意外にいい人なのかもしれない。

 

「色んなものがあるんだな」

 

「それがうちの売りだからな。この店にないものはないぜ」

 

ん〜、ならば、

 

「黒ウサギ、元の目的ここで終わらそうぜ。食料やら生活用品やらの調達」

 

「あ、はい」

 

店内を物色し買い終わり俺たちはその店を出て、コミュニティに帰った。

 

英太side out

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

司side

 

「おい、もう出てきていいぜ。客は帰ったからな」

 

「ああ」

 

そう言われて店の奥から出てくる。まさか黒ウサギたちが来るなんて。

 

「お前さんも災難だったな。自分の所属してるコミュニティの連中が来るなんて」

 

「別にばれなかったからいいよ。それより」

 

俺は真剣に大柄な男、ライ爺を見て言う。

 

「さっき話したことは本当か?」

 

その雰囲気を読み取ったのか、ライ爺も真剣な眼差しで俺を見る。

 

「ああ、本当だ。あれが箱庭に放たれればおそらくいや間違いなく、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

箱庭は消滅する」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉に俺は息を呑む。

 

「だからそうなる前にあんたに頼みたい」

 

俺は無言で頷く。

 

「奴を、クロウをお前が止めてくれ」

 

「……………分かった。後日お前のコミュニティに向かうよ」

 

そう言って店を出た。

 

司side out

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

黒ウサギside

 

今日は色々と振り回されました。買い出しに行くはずがまさか遊びに行くことになるなんて……。ですが、

 

「楽しかったので良しとするのです」

 

ベッドに飛び込み呟く。なんだかんだ言って楽しかった。こんな日もいいと思うし、それに、

 

「一つ気づいたことがあるのですよ」

 

顔を赤らめながら呟く。

 

最初は問題児だとは思った。だけど話してみれば優しく、仲間思いであることが分かった。私は………。

 

「私はあなたのそんなところに惹かれていったのですかね?」

 

微笑みながらそして自分の気持ちを誰に伝えるのでもなく、自分自身で確認するために言う。

 

「黒ウサギは英太さんのことが気になるのですよ」

 

私はいつの間にか英太さんを好きになっていた。

 

黒ウサギside out

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

とある宮殿の玉座に平均的な体型で、黒髪の男性が座っていた。黒のロングコートに身を包み、肘をついてつまらなそうに目の前の人間を見る。

 

「お、お前なんかに負けるもんか!」

 

震えているが剣を構え、今にも斬りかかろうとしている。

 

「(始めは誰でも威勢はいいものだ。だが………)」

 

突如その部屋が闇に呑まれる。その闇はすぐに消えたが震えていた人間がいた場所は赤い液体があった。

 

「(僕に歯向かえば、必ず(・・)死ぬ)」

 

悲しげな顔をしたかと思うとその顔は次の瞬間にはニヤリと不気味な笑いを浮かべていた。

 

「さあ、おいで神野司。君を殺すのは僕。始めよう、君と僕の死のゲーム(デスゲーム)を!」




さて始まりました、あとがきのコーナー!

英太「テンション高いね」

べつにいいじゃないですか。さて今回のゲストは、

黒ウサギ「私なのですよ」

見事に英太君にフラグを建てられた黒ウサギさんです。

英太「ちなみに司は今回は休みです。確か春日部さんに捕まってたよね?」

黒ウサギ「はい。おそらくまたお説教されているかと思われます」

何してそうなったのかは気になるけどまあいいか。で、どうですか?フラグを建てる気分は?

英太「ニヤニヤした顔やめてくれるか?そんなこと言われても分からないよ」

黒ウサギ「私的には嬉しかったのですが(ボソ」

英太「なんか言った?」

黒ウサギ「いえなんでも」

(・∀・)ニヤニヤ

英太「"炎魔法"炎竜の顎(バーニング・インフェルノ)!」

え、ちょ、なんで!?

英太「滅びろ馬鹿主」

ギャァァァァァァァ!

黒ウサギ「あやや、やりすぎなのですよ」

英太「馬鹿にはお仕置きという鉄槌を」

でも死にませんよ?

英太「復活早!!」

黒ウサギ「何故こんなに早いのですか?」

ふふ、一応司君に殺されまくってるからね。復活速度も上がってきたんだよ。

英太「生命力ゴキブリ並(ボソ」

聞こえてますよ!!傷付くんで聞こえないところで言ってください!

黒ウサギ「それでは今回はそろそろ締めるのですよ」

英太「お気に入り登録していただいた方また感想を書いてくださった皆様、誠にありがとうございました」

そして先週の更新日に投稿できなかった事についてお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。

黒ウサギ「感想、お気に入り登録、誤字脱字の注意、評価などもよろしくお願いするのですよ」

それでは

『今回も読んでいただきありがとうございました!次回もお楽しみに』
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