問題児たちと憑依者たちが異世界から来るそうですよ? 《凍結中》   作:夜明けの月

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今回から火龍誕生祭となります。水曜日ですが投稿します。すみません、日曜日じゃなくて。

それではお楽しみください。


え?魔王襲来のお知らせ?
鬼ごっこ開始だそうですよ?


コミュニティの本拠近くの木陰で司は寝転がっていた。

 

「まったく……。徹夜で読む必要ないだろ……」

 

実を言うと先程までコミュニティの書庫で本を読みあさっていたのだった。正確に言うと読まされていただが。

 

「ふぁ〜……。眠………」

 

そう言って司は目を閉じぐっすり寝始める。

 

この後に大変な事件(いたずら)が起きることも知らずに。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

場所は変わって、書庫では十六夜と英太が机に座り本を読んでいた。

 

「………御チビ、起きてるか?」

 

「いや、寝てると思うよ。ほら」

 

人に目を向けると机に突っ伏し寝息を立てるジンがいた。

 

「……まあそりゃそうか」

 

ふぁ、と大きなあくびをして英太に問う。

 

「……お前まさか徹夜したのか?」

 

「俺と司はしたよ。十六夜たちが完全に寝た後もね」

 

「で、その司はどこに行ったんだ?」

 

「本人は『………眠いから寝る』って言ってどっかに行ったけど?」

 

「……そうか」

 

十六夜は眠気に限界が訪れ寝ようとするが、慌ただしく飛鳥達が階段を下りてきた。

 

「十六夜君、英太君、司君、どこにいるの!?」

 

「……んあ?………ああ、お嬢様か……」

 

「どうしたの?そんなに慌てて」

 

「緊急事態よ!」

 

「とりあえずおやすみ〜………」

 

二度寝をしようとする十六夜に飛鳥が飛び膝蹴りーーー別名・シャイニングウィザードで強襲。

 

「起きなさい!」

 

「させるか!」

 

「自分でくらえ」

 

寝ているジンを盾にしようとする十六夜の手からジンを奪い取り英太は十六夜の背中を飛鳥の方へ押した。

 

「へ?」

 

「あ?」

 

激しくぶつかり合い、倒れる二人。そんな二人を傍目に英太はジンを寝かせていた。

 

「いたた……って十六夜君!?///」

 

「は?何がーーーー」

 

十六夜は今の状況に目を疑った。

 

飛鳥が強襲→十六夜がジンを盾にする→英太が阻止+十六夜を押す→十六夜が飛鳥を押し倒すように倒れる(←現在ここ)

 

という風になったのだろう。

 

「すす、すまない!」

 

「いいいいい、いえ、べべ、別に気にしていないから………」

 

側から見たら気にしてるとしか思えない雰囲気だった。

 

「飛鳥本題」

 

「……は!そ、そうだったわね」

 

「は?本題って何?」

 

英太が尋ねると飛鳥は慌てたように言った。

 

「緊急事態なのよ!二度寝している場合じゃないの!!」

 

「そうかい。だがシャイニングウィザードはやめとけ」

 

「さっきみたいになるからね」

 

「お前、後で覚えてろよ」

 

思い出し笑いをしていた英太に鋭い視線を送る十六夜。

 

「それで?何があったんだよ?」

 

「これだよこれ!見ればわかるから!」

 

三月が楽しそうに笑いながら封書された招待状を渡してくる。

 

「ん?白夜叉からか?あー何々?北と東の"階層支配者(フロアマスター)"による共同祭典ーーー"火龍誕生祭"の招待状だと?」

 

「逆廻さんも喜ぶと思って皆さんが持ってきたんですけど、どうですか?」

 

「わくわくするよね!?」

 

クロウ、レーヴァテインが十六夜に聞く。

 

「おいふざけんなお前ら。こんなクソくだらないことで快眠中にも拘らず俺はシャイニングウィザードをくらいかけたのか!?しかもなんだよこの祭典のラインナップは!?『北側の鬼種や精霊達が作り出した美術工芸品の展示会及び批評会に加え、様々なギフトゲームを開催。メインは"階層支配者"が主催する大祭を予定しております』だと!?クソ、めちゃくちゃ面白そうじゃねえか行ってみようかなオイ♪」

 

「ノリノリですね」

 

さっさと支度を済ませる十六夜。そんな中急いでジンを起こそうとしている狐耳の少女、リリがいた。

 

「じじ、ジン君!皆さんが北側に行っちゃうよ!?」

 

「………北………北側!?」

 

寝ていたジンは北側という言葉で飛び起き全員に問い詰める。

 

「え、ちょ、ちょっと待ってください!北側に行くって本気ですか!?」

 

「ああ、そうだが?」

 

「そんな蓄えが一体何処にあるんですか!?リリも皆さんには秘密にと」

 

「「「「「秘密?」」」」」

 

重なる疑問符。ジンが気づいた頃にはもう遅かった。

 

「……そっか。こんな面白そうなお祭りを秘密にされてたんだ、私達。ぐすん」

 

「コミュニティを盛り上げようと毎日毎日頑張っているのに、とっても残念だわ。ぐすん」

 

「ここらで一つ黒ウサギたちに痛い目を見てもらうのも大事かもしれないな。ぐすん」

 

「あと司には黙っていこう。何言われるかわからないから。ぐすん」

 

「私たちは頑張ってるのに隠してる黒ウサギたちにが悪いんだよ。ぐすん」

 

泣き真似をするその裏側で、ニコォリと物騒に笑う問題児たち。

 

そんな悪意にダラダラと冷や汗を流すジンとリリ。

 

「あーあ。やっちゃったねー。まあ仕方ないよね!」

 

「それじゃあ僕はマスターのところに行ってきます」

 

「英太!そいつを捕らえろ!」

 

「了解!」

 

「ちょ、何するんですか!?」

 

こうして、問題児たちは哀れな少年と影を拉致して、問答無用で北の境界壁を目指すのだった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

司side

 

「司さん、こんなところで何をしているのですか?」

 

「……んあ?」

 

気持ちよく寝ていると黒ウサギとレティシアが俺を覗き込んでいた。

 

「司、こんなとこで寝ると風邪をひくぞ?」

 

「部屋よりこっちの方が気持ちよさそうだったからこっちで寝たんだ。それにこの気温だと風邪なんて滅多にひかないだろ?」

 

「それもそうなのですよ」

 

俺は起き上がり黒ウサギに尋ねた。

 

「そういう黒ウサギたちは何をしてるんだ?」

 

「先程まで農園の方にいたのですよ。どうにかして土地を甦らすことはできないかと」

 

「だがな、いかんせん蓄えがない」

 

「出来るかもしれないぞ?土地の復活」

 

「ほ、本当なのですか!?」

 

黒ウサギが目をキラキラさせて言う。

 

「だけど、成功するかはわからないぞ?」

 

「それでもいいんです!」

 

「私も是非聞きたいな」

 

二人は期待の目を俺に向ける。

 

「ん〜、木とかを燃やして土と混ぜて養分を強制的に与えるっていうのが俺の考えなんだけど、どうだろう?」

 

「可能性は0ではないです。試してみる価値はあるのですよ」

 

「だが火はどうする。木ならどこからでも持ってこれるが火を点ける恩恵などこのコミュニティにはないぞ?」

 

「火ならあるだろ?ほら」

 

そう言って俺は腕に炎を纏わせる。二人もなるほどというような表情を浮かべた。

 

がその時だった。

 

「く、黒ウサギのお姉ちゃぁぁぁぁぁぁん!大変ーーーーーー!」

 

「リリ!?一体どうしたのですか!?」

 

「司お兄ちゃん、大変なことが起きた」

 

「どうしたフィーナ?リリもどうしたんだそんなに慌てて」

 

「じ、実は飛鳥様が十六夜様達を連れて………あ、これ、手紙!」

 

パタパタと忙しなく二つの尾を動かしながらリリは黒ウサギに手紙を渡す。

 

『黒ウサギへ

北側四○○○○○○外門と東の三九九九九九九外門で開催する祭典に参加してきます。あなたも後から必ず来ること。あ、あとレティシアもね。

私達に祭りのことを意図的に黙っていた罰として、今日中に私達を捕まえられなかった場合、六人ともコミュニティを脱退します(・・・・・・・・・・・・・・・・)。死ぬ気で探してね。応援してるわ。

P.S ジン君は道案内に連れて行きます。クロウ君はこちら拉致しているのでご心配なく。レーヴァテインは私達についてきてるから』

 

「…………、」

 

「…………?」

 

「ーーーーー!?」

 

たっぷり黙り込むこと30秒。黒ウサギはワナワナと手を震わせながら悲鳴のような声を上げた。

 

「な、ーーー……何言っちゃってんですかあの問題児様方はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

まあ、怒るのも無理はないわな。てか、俺まで入ってんのか?この脱退するっていうメンバーに。

 

「たくあの馬鹿どもは……。もう少し何かあっただろうに」

 

なぜ関係ないものまで巻き込まれにゃならんのだ。イライラするなぁ本当。

 

ふとヒラリと黒ウサギの手から何かが落ちた。

 

「おい、なんか落ちたぞ?」

 

キレている黒ウサギはの耳に俺の声は届くことはなかった。仕方なくそれを拾うと、それは手紙の続きだった。

 

『司君へ

あなたを巻き込んだのは悪かったわ。だけど』

 

「?なんだ?『だけど』の後が消されてる」

 

不思議に思い読み進めると、

 

『捕まえてみろバーカ! by五人より』

 

プツンッと俺の中で何かが切れた。寝不足にもかかわらず、勝手に巻き込まれる、身勝手な行動で人を困らせて怒らせる、人の従者を勝手に連れ去る。そして馬鹿にされる。もう十分堪えたはずだうん。

 

「黒ウサギ」

 

「はい、なんでしょう?」

 

「北側への行き方は?」

 

「行ってどうなさるんですか?」

 

「もちろん決まってるだろう。あいつらを捕まえにだよ」

 

いつぶりかは知らないが、俺は完全無欠にブチ切れていた。

 

司side out

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

場所は変わって"サウザンドアイズ"支店前。

 

十六夜たちは割烹着の女性店員に一礼されていた。

 

「お帰り下さい」

 

「まだ何も言ってないじゃん」

 

門前払いだった。飛鳥は髪を掻きあげ、口を尖らせて抗議した。

 

「そこそこの常連客なんだし、もう少し愛想よくしてくれてもいいと思うのだけれど?」

 

「常連客というのは店にお金を落としていくお客様のことを言うのです。司さんならともかく、いつもいつも換金しかしない者は、取引相手と言うのです」

 

「なんで司は除くの?」

 

「彼はうちの商品を買ってくれていますから。たまに手伝いとかしてくれますし」

 

司の暇な時はほとんどここに来るか寝るかのどちらかだった。こっちに来たら手伝いまたは買い物をしていたらしい。

 

「なら別に構わないでしょ?お邪魔します」

 

当然のように侵入していく飛鳥達。その前に立ちふさがる女性店員。

 

「だからうちの店は!"ノーネーム"お断りです!オーナーがいる時ならともかく今は」

 

「やっふぉおおおおおお!ようやく来おったか小僧どもおおおおおお!」

 

白髪の少女、白夜叉が空の彼方からスーパーアクセルを見せつけつつ荒々しく着地した。

 

「ぶっ飛んで現れなきゃ気が済まねえのか、ここのオーナーは」

 

「…………、」

 

痛烈に頭が痛そうな女性店員。一番後ろで待っていた耀が招待状を見せる。

 

「招待ありがと。だけどどうやっていけばいいのか分からなくて……」

 

「よいよい、全部わかっておる。まあ立ち話もなんだし中に入ってから話そうではないか」

 

白夜叉はそう言って中に入っていった。六人はジンと縛り上げて気を失っているクロウを引きずって暖簾をくぐった。

 

「で、話ってなんだ?」

 

「まず一つだけ問いたい。おんしらが魔王に関するトラブルを引き受けてくれるとの噂があるが……それは真か?」

 

「ああ、それか。本当だよ。それがどうかしたの?」

 

「実を言うとその"打倒魔王"を掲げたコミュニティに、東のフロアマスターから正式に頼みたいことがあるのだ」

 

「頼みたいこと?」

 

「夜叉、来たぞーっとなんで君たちがここに?」

 

そう言って真剣な雰囲気の中入ってきたのは、この頃"ノーネーム"に加わった霧崎浩也だった。

 

「浩也じゃん。なんでここにいるの?」

 

「夜叉に呼ばれたんだ」

 

「夜叉?」

 

「白夜叉のこと」

 

「ちょうどよかった。おんしを呼んだのはこの小僧どもを呼んでほしかったからなのだ。ついでにお前も聞くと良い」

 

「分かったよ」

 

そう言って座る浩也。白夜叉は今回の頼みたいことについて話し出した。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

浩也side

 

夜叉からの話はこうだった。

 

・北のフロアマスターに幼いサンドラという女の子がなる。

 

・それをよく思わない組織がある

 

・何が起こるかわからないからボディーガードをしろ

 

とのことだった。話を要約しすぎだって?長ったらしい話を聞くのが苦手なんだよ。

 

そうしているとふと春日部さんが言った。

 

「ちょっと待って。その話長くなる?」

 

「うむ。約1時間ぐらいはかかるぞ?」

 

「まずい……それだと追いつかれる……!」

 

「は!白夜叉様!どうかこのまま……」

 

「ジン君、黙りなさい(・・・・・)!」

 

「ーーー!?ーーーーー!!」

 

飛鳥のギフトで喋られなくなるジン。

 

「白夜叉!すぐに北側に向かってくれ!」

 

「む、むぅ?別に構わんが、何かの急用か?というか、内容を聞かずに受諾して良いのか?」

 

「構わねえから早く!事情はおいおい話すし何よりその方が面白い!俺が保証する!」

 

「そうか。なら仕方あるまい!」

 

そう言って夜叉は両手を前に出し、パンパンと柏手を打つ。

 

「ーーーふむ。これでよし。お望み通り北側に着いたぞ」

 

「「「「「「は?」」」」」」

 

思わず素っ頓狂な声を上げてしまった。まずバカみたいな距離を今のわずかな時間で行けるはずが……。

 

そう考えていると他の全員は外に出ていた。僕も急いで出ると、そこは炎と赤壁、ガラスの街だった。

 

遠目から見ても色彩鮮やかなカットガラスで飾られた歩廊は誰でも始めてきたものであれば目を引くだろう。それは僕も例外ではないのだが……。

 

「………なんだろう。ものすごい嫌な予感がするし、何か危険なものがこっちに来てるような………」

 

「今すぐ降りましょう!あのガラスの歩廊に行ってみたいわ!いいわよね白夜叉?」

 

「構わんよ。続きは夜にでもしよう」

 

そうやって全員がジンとクロウを置き去りにして降りようとしている時だった。

 

 

 

「見ィつけたーーーーのですよおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

 

 

ズドォン!!と絶叫と共に、爆撃のような着地。

 

その声には驚き見ると、そこには我らが同士・黒ウサギがいた。

 

「ふ、ふふ、フフフフフフ………!よぉぉぉぉやく見つけたのですよ、問題児様方………!」

 

淡い緋色の髪を戦慄かせて怒りのオーラを振りまく黒ウサギさん。

 

もう帝釈天の眷属ではない。むしろ仁王、または修羅である。

 

だがそれだけでは済まなかった。

 

「よぉ………お楽しみ中悪いなぁ……邪魔しちゃって……」

 

そこには背中に赤く燃え上がる羽を生やした神野君だった。ただ、

 

「………か、みの……くん……?」

 

僕が疑問系になるのもおかしくない。なぜなら纏う雰囲気がいつもと違いすぎる。

 

「お、おい、どうしたんだ司?なんかおかしいぞ?」

 

「おかしい?何が?俺はイツモドオリダゾエイタ」

 

「いえ違うでしょ?ねぇ三月さん?」

 

そう言って久遠さんは東雲さんの方を見る。だがその光景も目を疑うものだった。

 

「………………」

 

終始無言。そして、

 

「東雲さん!?大丈夫!?なんか携帯のバイブレーションみたいになってるよ!?」

 

多分僕が声をかけても同じ反応をしたと思う。

 

「あの司は一体なんなんだ?」

 

「……完全にキレてる。前に一度だけああなったことがあって、その時司に襲われた相手は………泣きながら土下座したって………。相手は大人の三人組で、私達が小学三年生の頃の話」

 

…………えっと、まずいよね?というかヤバイよね?

 

そう思っていると神野君が口を開いた。

 

「なぁ……あの手紙はどういうことだ?まさか悪ふざけとか言わないよな……」

 

ビクゥッ!と跳び上がる逆廻君、久遠さん、春日部さん、篠宮君、東雲さん。君たちの仕業か………。

 

「まあいい。とりあえず捕まえないとO☆HA☆NA☆SHIできないもんな。なあ、黒ウサギ」

 

「ハイ。なので大人しく捕まってイタダケマセンカ?」

 

「逃げるぞ!」

 

「逃げましょう!」

 

「捕まったら洒落にならない!」

 

「え、ちょっと、」

 

逆廻君は久遠さんを抱えて、篠宮君は転送魔法で逃げる。春日部さんは旋風を巻き上げ逃げようとするが黒ウサギさんの大ジャンプによって捕まえられてしまう。

 

「わ、わわ、……!」

 

「耀さん捕まえたのですよ!」

 

そしてそのまま春日部さんを夜叉へと放り投げた。

 

「きゃ!」

 

「グボァ!お、おいコラ黒ウサギ!最近おんしは些か礼儀を書いておらんか!?」

 

「耀さんのことをよろしくお願いします!」

 

「黒ウサギ、英太を頼む。飛鳥と十六夜は俺とレティシアが捕まえる」

 

「了解なのです」

 

そう言って黒ウサギは展望台からジャンプして歩廊へと消えていった。

 

「なあ、三月」

 

「ひゃ、ひゃい!!」

 

「お前には特別に選択肢を与えてやる。一つ目はここから逃げ出してみんなと仲良くO☆HA☆NA☆SHIされるか。もしくはここでおとなしく投降して軽めのお説教を受けるか」

 

「………!!」

 

「賢いお前ならどっちを選ぶべきかわかるよな?」

 

「は、はい!おとなしく投降します!!」

 

東雲さんはもう涙目である。いつ泣き出してもおかしくない。

 

「そうか。そりゃよかった。それと浩也」

 

「ん?何かな神野君」

 

普通に反応できたのは多分神野君が怒っている件について僕は関係ないからだろう。さっきの雰囲気が消えている。

 

「耀の監視とクロウが目を覚ますまで見ててやってくれ」

 

「うん、分かったよ」

 

「後でたっぷりお話しシヨウナヨウ」

 

「……う、うん」

 

そう言って神野君は展望台の端まで歩いて立ち止まって下を見下ろしながら言った。

 

「さあ、いたずら好きのクソガキども。鬼ごっこの始まりだ。逃げられるもんなら逃げて見やがれ」

 

そう言って神野君は歩廊へと降りていった。

 

あれ?そういえばさっきまでいた小さい女の子はどこに行ったんだろう?




さて今回のあとがきですが………。

三月「……ひっぐ……えっぐ……」

司君がマジギレしているため呼んだらまずいことになると思い呼ばなかったら、どうしてこうなった?

浩也「それは主のせいだと思うけど?」

それもそうか。ってメタいこと言わないで!

浩也「というか今回から本格的に僕が出てくる感じ?」

まあね。ですがまずは、

浩也「神野君をなんとかしないと」

そのためには皆さんに捕まってもらうしかありませんけどね

浩也「そうですね。そしてやっとですか」

やっと火龍誕生祭までいけました!これからも頑張ります!

浩也「で、レーヴァテインは迷子と」

大丈夫でしょ。問題児ですが。

浩也「それもそうですね」

それじゃあそろそろ締めましょうか。

浩也「感想、評価、誤字脱字などの指摘、ダメだしなどもお願いします。それでは」

『読んでいただきありがとうございました!次回もお楽しみに!』
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