問題児たちと憑依者たちが異世界から来るそうですよ? 《凍結中》 作:夜明けの月
更新が遅れた挙句今回の字数結構少ないです。ほんっとに申し訳ありませんでしたぁーーー!(土下座)
つ、次は間に合わせますのでよろしくお願いします。
それではお楽しみください!
歩廊へと降りた十六夜と飛鳥はその街並みに見とれていた。
「へえ、近くで見ると遠くで見るよりかは迫力あるな」
「ええ、こんなに美しいものは見たことがないわ」
二人共が感嘆の声を上げる。
「それじゃあ行きましょうか。エスコートお願いできるかしら?」
「へぇ?粗野で野蛮で快楽主義者の俺にそんなことを言うんだな。俺はてっきり嫌ってるのかと」
「………別に嫌ってなんかいないわよ。それとそんなことを言っていたら素敵な紳士にはなれなくてよ?」
「へいへい、それでは僭越ながらエスコートの真似事をさせていただきます」
十六夜から差し出された手をとる飛鳥。心なしかほおが赤く染まっている。
「それじゃあどこから行く?」
「そうね………。あそこから行きましょう」
楽しそうに二人は歩廊を歩いて行くが、完全に大事なことを忘れていた。彼らは今、鬼ごっこの最中だということを。そしてその鬼はもうすぐそこまで迫っていることに気づくことはなかった。
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「待つのですよーーーー!!」
「ハッ!誰が待つかよ!」
黒ウサギと英太は絶賛追いかけっこ中だった。黒ウサギの跳躍で距離を一気に詰められるが、英太には転移魔法がある。そのため距離を詰められたなら少し離れた場所に転移すればいい。
「……効率が悪いな。このままだと魔力もたないよ……」
「油断大敵なのですよ!!」
ぶつぶつ英太が呟いている隙をついて黒ウサギが手を伸ばし捕まえようとするが、軽くかわされてしまう。
「"箱庭の貴族"ってこんなもんか?期待外れだな」
「む?その言葉は聞き捨てなりませんね。でしたらゲームをしましょう」
黒ウサギは人差し指を立てて言った。
「ギフトゲームをして私が勝てば大人しく黒ウサギのお話を聞いてイタダキマス」
黒ウサギは黒いオーラを放ちながら提案した。英太は少し考えていった。
「よし分かった。だけどただゲームをするというのは面白くない。少し賭けをしないか?」
「その賭けとは?」
「そうだな……。負けた方に勝った方がなんでも一つ命令できるとか」
「一回分の首輪ですか?」
「そういうことだ。どうだ?」
「構いません。ただし私が勝った場合はしっかりとお話を聞いてモライマスカラネ」
「交渉成立!」
すると二人の目の前に契約書類が現れる。
『ギフトゲーム名 "月の兎と若き魔術師"
・プレイヤー一覧 黒ウサギ
篠宮 英太
・勝利条件 先に相手に触れる
宣誓 上記を尊重し、ギフトゲームを行います。
"月の兎"印」
ゲームが始まった途端、英太の姿が消える。黒ウサギは背後に回られると予想して高く跳び状況を確認しようとするが、
「残念、実はこっちなんですよね〜♪」
先読みされたのか、背後には消えたはずの英太がいた。手を伸ばし黒ウサギを捕まえようとする。
「やらせないのですよ!」
黒ウサギは体を捻らせてかわす。住居の上に着地して英太に言う。
「次はこっちからいくのですよ!!」
英太の元へと跳ぼうとする黒ウサギ。
「なら、こういうのはどうだ!!」
英太は近くにあった時計台に"雷魔法:ライトニンググロウ"を放つ。
轟く雷撃は塔の真ん中を射抜き、ガラガラと音を立てて崩れ始めた。それに驚いた黒ウサギは足を滑らし歩廊へと落ちる。
「な、お馬鹿様ですかあなたはーーー!?」
「勝負に勝てればそれでいい!!」
そう言って黒ウサギの横に転移し触れようとする。
「やらせるかなのですよ!」
黒ウサギは必死に抵抗する。崩れ落ちる瓦礫とともに地面へと落ちる。
そして、舞い上がった土煙の中に現れた契約書類にはこう記されていた。
『ギフトゲーム勝者 黒ウサギ
この契約書類は命令権として使用可能です。
それでは、またのご参加をお待ちしております』
「あーあ、負けちゃったか」
「え!?黒ウサギが勝ったのですか!?」
その結果に驚く黒ウサギ。
「まあ、楽しかったからいいか!」
英太の笑顔は黒ウサギの心をドクンとならした。
「(……?何なのですか?この気持ちは?)」
今まで感じたこともない気持ちを疑問に思う。
だが塔を壊したこの状況で何も起こらないはずがなく、
「貴様ら!何をしている!!」
騎士みたいな人たちが駆けつけて黒ウサギたちを包囲していた。
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歩廊を歩いていた十六夜と飛鳥は観光を楽しんでいた。綺麗な歩廊、歩くキャンドル、素晴らしい作品の数々に心を奪われていた。
「素晴らしいわ。こんなの見たことがなかった」
「ああ、俺もだな。実に興味深いものだった」
二人とも満足といった様子だった。
だが、そんな時がずっと続くわけがなかった。
「さて次はどこを回ろうかしら?」
「そうだな……。次はーーー」
言おうとした時だった。
「ミィツケタ」
目の前の人混みの向こうに髪は黒のままだが目を赤くした
「俺はこっちに逃げる!お嬢様はそっちへ!」
「わ、分かったわ!」
足早に逃げる二人を司は冷静に対応する。
「レティシア、お前は飛鳥を追いかけろ。俺は十六夜を
「お、おい司よ。何かおかしくないか?」
「いいからイケ。オレハアイツヲナグル」
「わ、分かった」
そう言って翼を広げて飛んでいく
「サア、タノシイタノシイオニゴッコノカイサイダ」
そう言うと司の目の前に契約書類が現れた。
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「な、なんだこりゃ!?」
十六夜は突如現れた契約書類に驚いていた。内容はこうだった。
『ギフトゲーム名 "十六夜の月と怒りし憑依者"
・プレイヤー一覧 "逃走者"逆廻 十六夜
"追跡者"神野 司
・逃走者勝利条件 追跡者から逃げ切る
・追跡者勝利条件 逃走者を捕まえる
宣誓 上記を尊重し、ギフトゲームを行います
"憑依者"印』
その内容に絶句する。
「ちっ……こんなゲームしたことねーぞ」
何せ十六夜は戦いが好きだ。それと楽しいもの。だがこのゲームには恐怖しかない。どこから現れるかも知らない追跡者にビクビクしながら逃げなくてはならない。
「ったく、俺にどうしろって言うんだ……」
「大人しく捕まれってことだよ十六夜」
突然聞こえた司の声に振り返る十六夜。
「やあ」
「お、おう」
「さて、じゃあツカマレ!」
「断る!」
十六夜は逃げてそれを司は追いかける。鬼ごっこ後半戦の開始だった。
・・・・・・・・・・・・・・・
北側の展望台で赤く煌めく歩廊を見下ろす女性がいた。髪は黒く肩まで伸びている。整った顔立ちであり、はっきり言って美人である。コバルトブルーのコートと白のズボンに身を包んでいる。
「ん〜、やっと戻ってきたよ、箱庭に!!」
大きく伸びをして両腕を振り上げる。
「それじゃあ行こうか
『はい!マスターの仰せのままに!』
『白はマスターのことが本当に好きだな』
『はい!もちろんです!』
「黒は私のこと嫌いなの?」
『いやそうじゃないけど……』
『結局黒も好きだってことじゃないですか』
『な!?ち、違…………?』
「どうしたの?」
『何かいる。後ろ』
そう言われて女性は振り向くと、
「はぐれちゃったかな〜」
猫耳の赤のパーカーと水色の短パンを着たレーヴァテインだった。
「ん?君は……?」
「あ、あの時の。確か名前は……」
「桜花よ。神野桜花。久しぶりねレーヴァテインちゃん。司は元気にしてた?」
その女性は司の母、神野桜花だった。
司「あとがき改め主お仕置きのコーナー」
へ!?
三月「だって更新遅れたでしょ?」
うぐっ……!
司「そして字数が少ない」
ぐっ……!!
「「これ以上の理由があるか?」」
い、いやこれには理由が……!
司「問答無用。それじゃあお仕置きタイムレッツゴー!」
いやぁぁぁぁぁぁぁ!!
〜ここからは音声だけでお楽しみください〜
「さぁ、準備はいいか?」
い、いや……。
「そぉれ!」
危なっ!?ちょ、心臓をゲイ・ボルグで貫こうとするのやめてくださいません!?
「クロウ、拘束」
「はいマスター」
い"!?
「「そぉれ!!」」
ぎぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
〜音声終了〜
司「終わったな」
三月「惜しい人を亡くしたね」
クロウ「やった本人たちが何を言ってるんですか!?」
「「後先考えずにムシャクシャしてやった。後悔はしていない!」」
クロウ「この馬鹿マスターと狂人はどうにかならないのですか………?」
司「それじゃあ締めるか!」
三月「感想、評価、誤字脱字の指摘も待ってるよ〜」
クロウ「それでは、読んでいただきありがとうございました。次回もお楽しみに!」