問題児たちと憑依者たちが異世界から来るそうですよ? 《凍結中》   作:夜明けの月

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そろそろタイトルが思いつかなくなってきた………。

学生って大変ですよね。もう一週間したら僕の学校では中間試験ですよ。………地獄の一週間がまた始まるのですよ……。

そのため来週と再来週は更新ができません。テストが終わって更新できるようになり次第更新いたしますのでよろしくお願いします。

それでは、本編をお楽しみください!


鬼ごっこ 後半戦そして動き出す影だそうですよ?

司side

 

現在の状況を説明しよう。

 

「"不死鳥"」

 

俺は不死鳥の翼を背中にはやし十六夜を追いかける。十六夜はというと第三宇宙速度で爆走。

 

「ちっ……、遅いな……」

 

『仕方ないでしょう。今化現してるのは戦闘にも使える翼なんですよ?』

 

「そこは飛行に特化してくれよ」

 

『そこはマスターの技量です。それよりどんどん距離が開いています』

 

「な!?あーもう!勝つためには仕方ないか!」

 

俺は白夜叉から『あまり使うな』と言われていたものを使う。

 

「"憑依:解放"!」

 

途端に俺の飛ぶ速度が増す。

 

憑依:解放。普通の憑依なら大体憑依対象から三十パーセントぐらいの力を受け取るがこれをすると七十パーセントぐらいになる。全開放すればすべて得られるが白夜叉曰く『今のおんしでは操れん』とのことだった。

 

「待てやコラーーー!!」

 

「な!?さっきと速度が違わねえか!?」

 

「こっちにも秘策ってもんがあるんだよ!」

 

よし、もう少しで捕まえられーーーー。

 

「そうはいかねえんだよ!」

 

十六夜は突然停止して地面を殴り土煙で自分の姿を隠す。

 

「く……!ケホッ…あのヤロウ!」

 

背中にある翼で風を巻き起こして土煙を晴らす。するとそこにはもう十六夜はいなかった。

 

「………いた」

 

住居の屋根の上を走っていた。追いつける距離ではあるが、

 

「次飛んだら限界か……」

 

解放していると体力が余分に使用され、短い時間で憑依時間限界になってしまう。

 

「フェニックス」

 

『なんでしょうか?』

 

「これで終わらせる。いいな?」

 

『……私は神野様について行くときに言ったはずですよ?神野様の好きなようにしてくださいと。私はもう神野様のものです』

 

「そうか。"不死鳥:終焉(エンド)"!」

 

その言葉とともに翼が先ほどより紅く燃え上がる。俺は今使える全力を使って飛ぶ。

 

するとすぐに十六夜に追いついた。

 

「な!?」

 

「終わりだ十六夜!」

 

「そうはいくかよ!」

 

「……!?」

 

十六夜は振り向くや否や回し蹴りを繰り出す。体を捻らせてかわし上空で体制を整える。

 

「簡単に捕まる気は毛頭ない!」

 

「なら、叩き潰してでも捕まえる!」

 

十六夜は渾身の拳を、俺は灼熱を纏った拳をぶつけ合う。

 

爆音が鳴り響き両者共に住居の屋根の上に倒れる。

 

すると目の前に契約書類が現れる。

 

『ギフトゲーム勝者 なし

 

それではまたのご参加をお待ちしております』

 

俺はその結果が腑に落ちなかった。だがすぐさまそんな感情は消える。

 

『これは……まずいですね……』

 

「ああ最悪だ。おい十六夜」

 

「なんだよ」

 

まだ寝転がっている俺はすでに立ち上がっている十六夜に言った。

 

「O☆HA☆NA☆SHIは後だ。今すぐ飛鳥のとこに行け」

 

「は?なんでだよ?」

 

「いいから。じゃないと最悪飛鳥が死ぬ」

 

「!?どういうーーー」

 

「いいからさっさと行ってこい!フェニックスも頼む!」

 

「承知しました」

 

突如人間化したフェニックスが現れる。緋色の髪、紅く煌めく瞳、どこか神秘的な服に身を包んでいた。

 

「行きましょう十六夜様」

 

「ああ、分かったよ」

 

そう言って十六夜達は行った。寝転んだまま俺は呟いた。

 

「さてと……、どうするかな……」

 

そう呟くと同時にどこかから爆音が鳴り響き、何かが崩れ去る音がした。………嫌な予感しかしないな。

 

「行きますかね」

 

なぜか微妙に怒りが収まった俺は爆音が響いた事件現場に向かうのだった。

 

司side out

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

場所は変わって"サウザンドアイズ"支店では、

 

「なるほど、おんしらの悪ふざけか。しかし脱退とは穏やかではないの〜」

 

「隠し事してた罰。それにいってくれれば私たちだって対応できた」

 

「今までの行動がそれを招いたんじゃないかな?」

 

「………それも込みで信じてない証拠。少しは焦ればいい」

 

耀の言い訳に白夜叉は笑い、浩也は頭を抱えていた。

 

クロウは目を覚ましており司を追おうとしたが現在の状況を把握したのか追いかけるのをやめて支店にいた。

 

「全くひどいですよ………。僕何もしてないのに……」

 

そして司に脅された三月はというと、

 

「………ひっぐ……えぐ……」

 

泣いていた。号泣していた。

 

「主人殿、大丈夫ですか?」

 

それをクーフーリンが慰めるというようなんとも言い難い状態になっていた。

 

「そういえば、耀に頼みたいことがあったのだ」

 

「私に?」

 

「うむ。このゲームに出て欲しいのだが、どうだ?」

 

白夜叉が渡してきたのは契約書類だった。

 

『ギフトゲーム名 "造物主達の決闘"

 

・参加資格、及び概要

・参加者は創作系のギフトを所持。

・サポートとして一名まで同伴を許可。

・決闘内容はその都度変化。

・ギフト保持者は創作系のギフト以外の使用を一部禁ず。

 

・授与される恩恵に関して

・"階層支配者"の火龍にプレイヤーが希望する恩恵を進言できる。

 

宣誓 上記を尊重し、ギフトゲームを開催します。

"サウザンドアイズ"、"サラマンドラ"印』

 

「ヘェ〜、こんなのあるんだ」

 

「どうだ?出てみてはどうだろうか?」

 

「ひとつだけ聞いてもいい?」

 

「む?なんじゃ?」

 

耀が真剣な表情で白夜叉に問う。

 

「このゲームに勝ってもらえる恩恵があれば、黒ウサギや司と仲直りできる?」

 

「うむ。おんしの頑張り次第じゃの」

 

「わかった、頑張る」

 

こうして耀のギフトゲーム参加が決定した。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

飛鳥は少し前にレティシアに捕まりクレープなるものを食べていた。あれは美味だった。今までに食べたことのない味だった。やはり異世界だということを飛鳥は再度認識した。そして現在、

 

「どう?これいる?」

 

「………」

 

先ほどまで追いかけっこをしていたとんがり帽子の精霊にビスケットを渡していた(餌付けをしていた)。とんがり帽子の精霊はそれを受け入れちびちびとかじっている。

 

「ふふふ、さてどこに行きましょうか?」

 

「あっちー」

 

小さいとんがり帽子の精霊が洞穴の方を指差していた。言う通りにして中に入るとランプが光っており独特な雰囲気を出していた。

 

「へぇ、いろいろな展示物があるのね」

 

「きれー」

 

飛鳥と小さな精霊は食い入るように見る。展示されているどの作品も美しく素晴らしいものだと飛鳥は感心していた。一番奥に進むとそこには真紅の鋼の巨人がそびえ立っていた。

 

「…大きいわね」

 

「おっきいー」

 

赤い鋼で作られた巨人はド派手で馬鹿デカかった。赤い装甲に繊細な装飾はこの作品に対する情熱が伝わってくる。

 

「一体どこのコミュニティが……?」

 

「あすか!らってんふぇんがー!」

 

とんがり帽子の精霊は目を輝かせ、飛鳥の名を呼びながら飛び降りる。展示品の看板には『製作・ラッテンフェンガー 作名・ディーン』と記されていた。

 

「まさか、あなたのコミュニティが作ったの?」

 

えっへん!と胸を張るとんがり帽子の精霊。

 

「そう……凄いのねあなたのコミュニティは」

 

にはは、と笑うとんがり帽子の精霊。余程嬉しかったのだろう。飛び降りた精霊を肩に載せ、他の展示物を見て回ろうと足を運ぶ。

 

 

 

ーーーー異変はその時に起きた。

 

 

 

「……きゃ……!?」

 

ヒゥッ、と大空洞に一陣の風が吹く。その風により数多の灯火はすべて消え去る。

 

「……一体何が起きてるの!?」

 

周りは明かりが消えたことによって他の客人たちも混乱していた。飛鳥は近くにあった燭台を握り、備えられていたマッチで火を点ける。大空洞の最奥に不気味な光が宿ったのはその時だった。

 

『ミツケタ……ヨウヤクミツケタ……』

 

怪異的な声が反響し、飛鳥は危機を感じ取る。飛鳥は力を込めて叫んだ。

 

「この卑怯者!姿を隠さずに出て来なさい(・・・・・・・・・・・・)!」

 

支配力のある声が反響し、犯人が出てくると思ったが何の反応もない。代わりにまた怪異的な声が響き渡った。

 

『ーーー嗚呼、ミツケタ……!"ラッテンフェンガー"ノ名ヲ騙ル不埒者ッ!!』

 

大一喝と同時に何千匹という赤い瞳のネズミが大量に襲いかかってくる。

 

「くっ……!自分達の巣に帰りなさい(・・・・・・・・・・・)!』

 

飛鳥が一喝するがネズミの群れは止まろうとせず容赦無く飛鳥に飛びかかろうとする。

 

「しゃらくせぇ!!」

 

だが、飛鳥が襲われることはなく逆にネズミたちが吹き飛ばされる。

 

「大丈夫か飛鳥!」

 

そこには金髪の見慣れた同胞(問題児)、逆廻十六夜がいた。

 

「い、十六夜君!?どうしてここに!?」

 

「それは後で話す!今はそれどころじゃねえ」

 

十六夜は大量のネズミを睨みながら言った。

 

「テメェら、俺らの仲間に手を出したからにはただじゃ済まさねえぞ?」

 

十六夜からはかすかだが怒気を感じる。飛鳥はその姿に少し驚いていると不意に後ろから声をかけられる。

 

「大丈夫か飛鳥!?」

 

「大丈夫ですか久遠様?」

 

そこにはいつもとは違う雰囲気をまとい大人のレティシアと赤く燃え上がる翼を背中に持ったフェニックスだった。

 

「え、ええ、大丈夫よ……」

 

「なら良かった。主人殿、飛鳥を襲った輩はどこだ?」

 

「さあな。俺らが来た途端に姿を消しやがった」

 

「でも、まあいいでしょう。久遠様が無事なのですから」

 

レティシアとフェニックスは安堵の表情を浮かべているが十六夜だけは何か納得がいかないような顔をしていた。それを見た飛鳥はしばらくの間、その顔が脳裏から離れなかった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

レーヴァテインは現在展望台で司の母、桜花と話していた。

 

「貴女って死んだんじゃなかったっけ?」

 

「まあそうなんだけどね。それと貴女じゃなくて私は桜花よ」

 

「じゃあ桜花はなんでここに?」

 

レーヴァテインの素朴な疑問に困ったような顔をする桜花。

 

「ん〜、あえて言うなら司のためかな?」

 

歯切れの悪い返事をする桜花に疑問を抱くレーヴァテイン。すると突如桜花の右側が黒い、左側が白い光が現れる。その光が晴れるとそこにはレーヴァテインと同じぐらいの背丈の男女がいた。

 

「マスター、この子になら本当のことを言ってもいいのではないでしょうか?」

 

「黒、白、いきなり出てこないでって何回言えばわかるの?」

 

「別にいいだろ?マスターには何の支障もないんだから」

 

確かにそうだけれど、と桜花は納得がいかないというような声を上げる。

 

「……その二人、人じゃないね。もしかして私と同類じゃないの?」

 

「まあそうだな。それでマスター、早く本題に入る」

 

「分かったわよ……」

 

黒にそう言われて真剣な表情になった桜花は言った。

 

「私が箱庭に戻って来た理由は他でもない。司の暴走を止めるためよ」

 

「暴走……?」

 

「私が予想するに、あの子はそろそろ限界を迎える。あるギフトの仕業でね。おそらくきっとこの誕生祭で。私はそれを止めるために箱庭に戻ってきたの」

 

レーヴァテインはその言葉を聞いてますます訳が分からないという顔をする。

 

「まあ立ち話もなんだし、展望台から下りてどこかで話しましょうか。私の目的とこの誕生祭で起こりうることをね」

 

そう言って桜花は展望台を下りるために足を進めた。レーヴァテインは未だに疑問を抱いたまま桜花たちについていった。




さて、あとがきのコーナーです。

司「そろそろテストだな」

テストなんて滅びればいい……。

司「言い過ぎじゃないか……?」

それは置いといて、今回はこの方です。どうぞ!

フェニックス「どうも」

フェニックスさんに来ていただきました!

司「来たかフェニックス」

フェニックス「神野様はこちらにいらしてたのですか」

さて、僕から一つ聞きたいことがあるんですけど。

フェニックス「構いませんよ」

フェニックスさんから見て司君はどう思います?

司「それ聞くか……?」

フェニックス「そうですね……。良く言えば仲間思いで良い人です。悪く言えば人使いが荒い上に不器用、私たちの力の使い方がまるでなっていない、マスター(駄)ですかね」

司「ちょっと待て!お前今なんて言った!?」

なるほどよく分かりました!それでは今回はそろそろ締めますか!

司「ちょ、無視すんな!」

フェニックス「感想、評価、誤字脱字の注意なども待っていますので気軽にお願いします」

それでは次回もお楽しみに!

司「話を聞けー!」
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