問題児たちと憑依者たちが異世界から来るそうですよ? 《凍結中》 作:夜明けの月
恋愛経験がないので書けてるかどうか正直言ってわからないです。(−_−;)
が、これからも頑張ります!
それでは本編をお楽しみください。
特別編 バレンタインデーだそうですよ?
司side
「はぁ………」
「どうしたの?そんなため息吐いて」
英太が心配そうに聞いてくる。
憂鬱だ、実に憂鬱だ。まず根本的にあんな行事があってはいけないと思うんだ。存在しなきゃいいのに………。
「お前が悩んでること当ててやろうか?」
どこから来たかは知らんが十六夜が自信ありそうに言う。
「おそらく明日のバレンタインデーのことじゃねえか?」
「!!!!??」
「当たりだね〜」
勝ち誇ったかのようにドヤ顔をする十六夜に気楽げに言う英太。
「ああそうだよ、そうですよ!俺元の世界で貰ったことあまり無いからな!だから嫌なんだよバレンタインデー!」
頭を抑えて叫ぶ。あの忌々しい日はもう消えてなくなればいいと思う。
「でもさ、確実にくれる人いるじゃん」
「ああ?誰だよ?」
「春日部さん」
「………………あ」
そうだった。感情的になって忘れてたわ。
「でも知ってるかな?バレンタインデーのこと」
「さあな。まあ明日楽しみにしようぜ!誰が誰から貰えるのか楽しみだな♪」
心底楽しそうに言う十六夜。こいつ後で弄る気か………。
俺はどうにも出来ず、不安に思うしかなかった。
司side out
・・・・・・・・・・・・・・・
耀side
「飛鳥、明日何の日か分かる?」
「え?何の日?」
私は飛鳥に問うが逆に聞き返された。そういや飛鳥は戦後の世界からきてるんだった。
「あの〜、黒ウサギも教えて欲しいのですよ」
「私は大体分かるがな」
黒ウサギは答えを聞くが、レティシアに関しては分かっているようだった。
「明日はバレンタインデー。女の子が好きな人にチョコを渡す日」
「え…と……。どういうことかしら?私にはわからないのだけれど………?」
「ああ。確かにそうでしたね」
「やはりそういうことか」
黒ウサギとレティシアは納得するが飛鳥は分からなかったらしい。
「えーと、バレンタインデーっていうのはーーーーー」
〜少女説明中〜
説明が終わり飛鳥も納得してくれたところで、私は本題に入る。
「で、みんなは誰に渡すの?」
「「……………………」」
「私は日頃の感謝を込めてジン、十六夜、英太、司に渡そうと思ってるが」
レティシアは答えるが飛鳥と黒ウサギは沈黙。だが………、
「顔赤いよ?」
「「!!?」」
私が言うと二人は慌てて下を向く。
「二人は好きな人いるの?」
「いいいいい、いないわよ!そ、そそ、そんな人いるわけないでしょ!」
「そそ、そうなのですよ!あり得るわけがーーー」
分かりやすいくせに往生際が悪いので私は爆弾を投下する。
「じゃあ私は十六夜と英太に渡そうかな〜」
「「!?」」
顔を赤く染め私の言葉に反応する二人。分かりやすすぎるよ………。
「………はぁ。最初から渡したい人いるならそう言えばいいのに」
「だ、だって恥ずかしいじゃない………」
「そ、そうなのですよ!こんな話ししたことありませんし」
「ならば明日はその人に渡すことだな。手作りで」
そうして私達の
・・・・・・・・・・・・・・
「ええと、そろそろ固めたほうがいいのかな?」
全員が分かれてチョコ作りを始め、私はあと形を決めるところまで来た。しかし、
「形どうしよう?」
ん〜、恋人なんだしやっぱりハートかな?でも他に形思い浮かばないし………。
「よし決めた」
私は黙々とチョコ作った。
耀side out
・・・・・・・・・・・・・・
飛鳥side
「ぶ、量はこれでいいのよね?」
耀さんから渡されたレシピを見ながら慎重に作る。
「あとは焼くだけで完成かしら?お菓子作りって意外と簡単なのね」
オーブンに生地を入れ焼き始める。がその十秒後、ボンッ!という音がオーブンから響く。私は不思議に思いその中を覗くと、
「え!?ど、どうして!?」
見事に全ての生地が破裂していた。
「分量も作り方も間違っていない。ならどうして………」
オーブンの温度のところを見ると原因がそれだったことに気づく。本来は500W。それを私は5000Wと一桁間違えていたらしい。
その後も何度もやり直したが上手くいかない。
「お菓子作りを舐めてたわ。かなり難しい………けれど頑張らないと」
私は諦めることなく作り続けた。
飛鳥side out
・・・・・・・・・・・・・・・
黒ウサギside
「これくらいでいいのですか?」
「ああ、お菓子は量を間違えてはいけないのだ。量が狂えば全てが狂うからな」
レティシア様は自分が作っているのにもかかわらず教えてくれている。けれど上手くいかずかれこれ10回はやり直した。
「うぅ…………、また失敗なのですよ…………」
何度も間違えてしまい心が折れかける。するとレティシア様が、
「ならば渡す相手のことを考えながらやってみてはどうだ?」
と言った。
「確証はないが、そうすれば上手くいくのではないかと思う。だからもう一回頑張ろうではないか」
「ハイなのです!」
レティシア様はこの後も優しく教えてくださいました。
黒ウサギside out
・・・・・・・・・・・・・・・
司side
翌朝、俺は起床し部屋を出る。すると何かにぶつかった。
「ん?」
下を見るとフィーナが思いっきりぶつかっていた。慌ててしゃがんで謝る。
「ご、ごめんフィーナ!怪我ないか?」
「………うん、大丈夫」
少し涙目だが大丈夫と言って答える。
「どうしたんだ?こんな朝から」
「えーと、はいコレあげる!」
青の袋で綺麗に包装されたものを受け取る。
「………これは?」
「バレンタインデーのチョコ!頑張って作ったんだ!」
胸を張り言うフィーナ。
「ありがとうフィーナ。お返しは期待しててね」
「うん!」
すると走ってどこかへ行ってしまった。中身を見るのは後にして、フィーナから貰ったチョコを部屋に置き、朝食をとるために歩き出した。
・・・・・・・・・・・・・・・・
「まさかこんなに貰えるなんてな」
結構な収穫だった。あの後、黒ウサギ、レティシア、飛鳥、リリの四人に貰い、計五個のチョコを貰った。
「でもな〜………」
肝心の耀からまだ貰っていない。まさかと思いつつ、散歩がてら本拠の中を歩き回っていると後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
「つ、司!渡したいものが………!?」
耀が走ってこっちに来るが途中で足を絡ませたのか転んだ。
「お、おい、大丈夫か!?」
「う、うん。で、でも…………」
耀は起き上がり、転んだときに下敷きにしてしまっていた袋をとる。
「それは?」
「司にあげるはずだったチョコ」
悲しそうに今にも泣きそうな声で呟く。俺は耀からそれを取り上げ、袋を開ける。中身のものは割れていたりしていたが気にせず破片の一つをとって食べる。
「え!?ちょ、ちょっと司!?」
驚く耀だがそれを気にせず食べ続ける。
「ごちそうさま」
全て食い終わると耀に笑いかける。
「うまかったよ、お前が作ったクッキーとかチョコとか」
全て割れてしまっていてどれがどれだか分からなかったがうまかったから気にしない。耀は呆然として言う。
「な、何で割れたもの食べたの?作り直すことできるのに………」
「バーカ、こういうのは形じゃなくて気持ちの問題だって。形が悪かろうが割れてようが気持ちがこもってりゃ充分だ。ありがとな耀」
感謝の意を込めて頭を撫でる。まあもらえたからいいんだけどね。
司side out
・・・・・・・・・・・・・・・・
十六夜side
「こ、これ!」
「ん?何だこれ?」
丁寧に包装された袋を渡された。まあ分かってるんだが。
「十六夜君なら分かるでしょう!なにかと感も鋭いし………」
「いや分かんねえな。ちゃんと言葉で言ってもらわねえと」
飛鳥は顔を赤くして俺を睨む。
「ば、バレンタインデーの………チョコよ……………」
最後ら辺が小声になってたがまあいい。袋を開け、中に入っていたクッキーを一枚取り出して食べる。
「(形は問題なし。匂いも大丈夫だから問題ねえだろ)」
しかし飛鳥が作ったクッキーは簡単に予想を裏切った。
「!!?」
口に含んだ瞬間、本当にこれがクッキーなのかどうかを疑う。中身は焼けていないし、外は硬いし、味なんて分からない。いうならばマズかった、としか言いようがないほど刺激的かつユニークな代物だった。
「ま、まあ上手いんじゃねえのか?」
本音を心の奥底へと押し込み言うが、
「美味しくなかったでしょう?」
しょんぼりする飛鳥。慌てて何か言おうとするが、
「何度も失敗したのだけれどうまくいかないでね。出来が一番良かったのを入れたのだけど美味しくなかったでしょう?」
悲しそうに笑う飛鳥。
「そんなことはないぞ」
「え?」
俺は袋の中のクッキーを全て平らげ言う。
「他人がどう思おうが、お嬢様がまずいと思ったとしても俺は美味いと思うがな」
「十六夜君…………」
確かにマズイ、が食えないほどではない。
「だから次頑張ろうぜ。な?」
「ええ………、そうね………」
顔を赤くして答える飛鳥。さて、次はどんなのが出てくるのか楽しみだな。
十六夜side out
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英太side
「どうぞ、受け取ってください!」
黒ウサギが現れたと思ったらいきなり手に袋を乗せて差し出してきた。…………っていうかホント何これ?
「えーと、どういうこと?」
「今日はバレンタインデーではないですか。だから黒ウサギも皆さんにと思ってチョコを作って配っていたのです。英太さんが最後ですけど…………」
最後の方が聞こえなかったけどまあいいか。
「ありがたくもらうよ」
黒ウサギから袋を受け取り開けると、
「これってトリュフだったっけ?」
「Yes!お口に合うといいんですが…………」
一つとって口の中に放り込む。
「ん?これって…………」
「はい。いつもコーヒーを飲んでいるので好きかと思いましてインスタントコーヒーを入れてみました。どうでしょうか?」
「結構美味しいよ。ありがとう」
お礼を言うと黒ウサギは顔を赤くして俯く。これはお返しちゃんとしないとな。
英太side out
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夜、司は寝ようとしているとコンコンとドアがノックされる。
「(こんな時間に誰だ?)」
ドアを開けるとそこにはパジャマ姿の耀が立っていた。
「………入っていい?」
「いいけど……………」
どういうことだ?と司は疑問に思いつつ耀を部屋の中に通す。すると、
「…………ねえ、司。今日一緒に寝て」
「(…………………今なんて言った?)」
「一緒に寝てって言ったの」
「考えを読むな」
耀の意味不明な発言に焦る司。すると耀はもじもじして言う。
「今日なんか寂しいから一緒に寝て欲しいかなって。ダメ?」
首を傾げて尋ねてくる耀。
「…………………分かったよ。今日だけだからな」
「うん」
「(可愛い彼女のお願いを断れるわけないだろ!!)」
司は平穏を装うが、内心はパニック状態だった。
電気を消し耀と一緒の布団に入る。
「(なぜ一緒かって?布団が一つしかないし、他に寝るような場所がこの部屋にはないからだよ!)」
「ねえ、司」
「ん、どうした耀?」
「私司とずっと一緒にいられるよね?」
不安気な声音で聞いてくる。
「ああ、約束する。俺はずっと一緒にいるって」
「うん!」
とびきりの笑顔で頷く耀。
「(チョコ貰ってその後一緒に寝るってさすがに予想してなかったな。まあたまにはこんな日があってもいいか)」
そう思い目を瞑り眠るのだった。
それでは『主の点数発表』のコーナー………って違いますよ!?Σ(゚д゚lll)何ですかこの台本!?
司「言ったじゃないか。次回はバラすぞって」
耀「言った言った」
でも発表しなかったじゃないでーーーーー……………は!!
司「気づいたか?」
まさか、耀さんが次回来た時ってことですか!?
「「その通り」」
司「それではーーーーーーー」
それだけはマジて勘弁してくださいいや割とほんとマジで言ったって誰にも得がありませんから本当にやめてーーーーー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一時間後
司「ただの冗談じゃないか。言うわけないだろ?」
耀「私達もそんなに鬼畜じゃない」
冗談なら言わないでください!まったくもう……………。
司「で今回だが、バレンタインネタだな」
今日バレンタインデーですしね〜。
耀「いいんじゃない?私楽しかったし」
司「そうか。よかったな」
耀「ちょ……司やめ、止めて!!///」
この部屋暖房つけてないはずなのに熱いですねえ。
耀「主も止めさせて!!///」
その辺でやめときなよ司君。少しは抑えられないの?
司「耀が可愛いから無理」
耀「か、可愛い………///」
満更でもない様子。次からはいちゃいちゃするの抑えるように!
司「はいはい。それじゃあそろそろ締めようか」
耀「うん。お気に入りしていただいた皆様ありがとうございました。本当に感謝していますと主は言っています」
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司「今後ともこの作品をよろしくお願いします。それでは」
『今回も読んでいただきありがとうございました!次回もお楽しみに!』