問題児たちと憑依者たちが異世界から来るそうですよ? 《凍結中》   作:夜明けの月

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息抜きに書いた番外編です。

とりあえず言っておきます。カオスです。とりあえずカオスです。そしておそらくキャラ崩壊してる可能性があります。

それでは本編をお楽しみください。


宴会は大事件だそうですよ?

夜の本拠で主力陣が広間にいた。なにもすることがないのでグダッている。

 

「あ〜やることないな〜」

 

「暇だな〜」

 

「そこ〜ダラダラしない〜」

 

「そういう三月だって〜」

 

「耀さんだってそうじゃない」

 

「お前らだらしねえぞ」

 

「皆さんもっとしっかりしてください!だらけすぎですよ!!」

 

飛鳥、十六夜、黒ウサギ以外は完全にグダッている。暇なものが嫌いな四人は暇なときは決まってこうなっている。

 

「あれ?浩也は?」

 

司が浩也がいないのに気づきそう言う。

 

「んあ?ああ、なんか買い物に行ったぞ?」

 

「買い物〜?」

 

「暇なお前らにプレゼントがしたいって言ってたぞ」

 

「へぇ〜」

 

と司は別段興味はない様子である。そして司の目は死んだ魚のような目になっている。

 

「暇な君たちにプレゼントだよ」

 

ガチャとドアが開き、そこから現れたのは大きな袋を持った浩也だった。

 

「あ〜浩也だ〜。なにそれ〜」

 

「お酒だよ」

 

「未成年はお酒は………いいのかな?」

 

「箱庭だしいいんじゃね?」

 

「ということでこれで宴会でもしようかと思ってね。みんな日頃頑張ってるし、その疲れを取るために少しぐらいハッチャケてもいいと思うんだ」

 

その言葉にさっきまでグダッていた四人はガバッと立ち上がる。

 

「宴会、だと………!?」

 

「それは……楽しいこと、だよね?」

 

「まあ楽しいんじゃないかな?」

 

「よっしゃぁ!!野郎共、宴だぁ!!」

 

「料理なら任せろ!」

 

「みんなさっさと用意するよ!!」

 

浩也の発言を聞いた途端、司、英太、三月の三人はテキパキと動く。まるで先ほどのことがなかったかのように。

 

「浩也、お前このためにやったろ?」

 

「さぁ?何のことかな?」

 

「ったく」

 

どうやら十六夜は浩也のしようとしたことに気づいたらしい。何はともあれ、"ノーネーム"の主力陣による宴会が始まった。

 

 

 

******

 

 

 

「わぁ……!!美味しそうな料理がいっぱい!!」

 

「ふっ、俺をなめてもらっちゃ困る」

 

大広間に並べられた机の上にはシェフ顔負けの料理が並べられていた。

 

「司、お前どうやってこれを……?」

 

「趣味がいきすぎた結果だ十六夜」

 

「お前ぼっちだったのか?」

 

「………そんな訳ないだろ」

 

「おい今の間はなんだ?」

 

「さて、みんなたらふく食ってくれよ!」

 

「無視すんじゃねえよ」

 

わぁ!!と言って一斉に騒ぎ始める全員。そこにはコミュニティの子供たちもいた。子供たちは見たこともなく、食べたこともない味に目を輝かせはしゃいでいた。

 

「あの顔が見たくてこれやってたんだよな〜。あーやっててよかった!」

 

笑顔でそう言う司。その場は数時間賑わっていた。だがその数時間後に地獄絵図になることも知らずに。

 

 

 

******

 

 

 

時刻は十時近く。子供たちを寝かしつけた黒ウサギと三月が大広間に帰ってくる。

 

「やっとみんな寝たよ」

 

「子供は元気なのが一番ですけど、あそこまで元気ですと……」

 

「さすがに疲れるよね〜」

 

二人は疲労困憊とは言わないが少しばかり疲れていた。

 

「お、戻ってきたね。それじゃあやろうかな」

 

「やるって何を?」

 

「お酒の飲み比べだよ。そのためにこんなに買ってきたんだから」

 

先ほどまで料理が並べられていた机の上は、様々なお酒やおつまみが置かれていた。

 

「いや〜、酒って飲んだことねえから適当におつまみ作ってみたが……合うかどうかわかんねえなこれ……」

 

「そう言いながら焼き鳥頬張ってる奴に言われたくないんだけど」

 

「だって好きなんだもの」

 

司は焼き鳥を頬張りながらそう言った。

 

「それじゃあそろそろ始めようか」

 

こうして(地獄の)宴会後半戦が始まった。

 

 

 

******

 

 

 

異変はすぐに起こった。全員がお酒を飲み始めた時だ。

 

「プハァー!酒って飲んだことなかったけど、意外にうまいんだな!」

 

「ああ、確かに。まあ俺は飲んだことあるがな」

 

「浩也は?」

 

「僕もあるよ。ちなみに焼酎が好き」

 

「俺は無難になんでもいけるがな」

 

「英太も浩也も飲んだことあったんだな………」

 

司は英太と浩也と一緒に話している。そんな時だった。

 

「つ〜か〜さ〜、み〜つけた〜!!」

 

「おわっ!?って三月!?」

 

司は背後から抱きついてきた三月に驚く。

 

「ちょっと三月、どうしたんだよ?」

 

「えへへへ〜、つ〜かま〜えたっ!!」

 

「はいはい、捕まりました。ってか本当にどうした?」

 

司は先ほどから違和感を覚えていた。普段の三月ならこんなことをしてくることはなかった。

 

「お前まさか酔ってるのか?」

 

「酔ってないよ〜。ねえ〜つかさ〜」

 

「なん「チューしよ?」…………は?」

 

「チュー」

 

三月は顔を近づけてそう言ってくる。

 

「はああぁぁぁ!?何言ってんだお前!?」

 

「いいじゃん。別に減るもんじゃないし〜」

 

「減るって!てか顔近づけんな!ぐっ……い、一時撤退!!」

 

どうにもならないと判断した司は三月の腕を振り払い逃げ出す。

 

「んにゃあ!!逃がさないにゃあ!!」

 

「来るんじゃねー!!」

 

なぜか猫語になっている三月は逃げ出した司を追いかけ始める。

 

「何やってんだあいつら?(グビグビ」

 

「飲んでる場合じゃないでしょ?助けないと」

 

「別に大丈夫じゃ「英太さん……」うん?」

 

英太は服の裾を誰かが引っ張っていたのでそっちに向くとほおをほんのり赤くした黒ウサギがいた。

 

「話があるようだから僕はあっちに行ってるよ」

 

「おう。んで、どうしたんだ黒ウサギ?なんか様子が変だぞ?」

 

「………別に変じゃないですよ。ただ、少し暑いなと思いまして……」

 

「へ、へぇ…………」

 

「だから、脱がしてくれませんか?」

 

カチン、と英太が固まる。

 

「ほ、ほぇ?」

 

「自分じゃうまく脱げなくて……脱がしてくれませんか?」

 

上目遣い+涙目というコンボを英太に食らわせる黒ウサギ。そして自分で脱げないというのを示すように脱ごうとする。英太に見えるのは白く透き通るような肌と十分すぎるような豊満なーーー。

 

「@#♪☆*%〒々〆!!?」

 

英太は声にならない声をあげ目をそらす。

 

「脱がしてください」

 

「い、いや俺男だし無理だから……」

 

「ダメ、ですか?」

 

「だ、ダメ………」

 

「どうしても脱がしてくれないというのでしたら………」

 

「ん?でしたら?」

 

「イタズラします」

 

そう言って英太を押し倒す黒ウサギ。

 

「へぁ!?」

 

「英太さんが悪いんですよぉ?いうこと聞いてくれないから」

 

「だ、誰かヘルプミー!!」

 

「ふふふ、楽しみましょうねぇ」

 

「いやだぁーーー!!!」

 

その悲鳴は誰にも届くことはなかったらしい。

 

 

 

******

 

 

 

「なんか大変なことになってるな」

 

「そう言う逆廻君も大変そうだけど?」

 

「いじゃよいく〜ん」

 

「これでも耐えるのきついんだよ。生殺しだぜ?」

 

「お疲れ様」

 

「いじゃよいくん、抱っこー」

 

「甘えん坊だな。これで我慢しろ」

 

そう言って十六夜がしたのは膝枕だった。飛鳥は頬を赤くして満足そうな笑みで十六夜に身を預けていた。

 

「それで、あれはどうなんだよ」

 

「あれってど……れ………」

 

十六夜が指をさす方向を見ると浩也はうっと言葉を詰まらせた。そこにはズゥンといった効果音が流れているような黒い雰囲気をまとった耀がいた。

 

「か、春日部さん……どうしたの……?」

 

「ゆ…………ない」

 

「へ?」

 

「他の女の子と話すなんて許さないんだからぁーー!!!」

 

いきなり叫び出す耀。おそらく司のことなのだろう。

 

「わわ!?いきなりどうし「知らない女の子と話してるとこ見たかと思えば褒められて照れちゃってさ!私にはあんな表情見せないのに!!司の笑顔は可愛いからいいんだけど私にだってそんな顔してくれてもいいじゃん!司のバカーーー!!!」

 

うわーん!と机に突っ伏して泣き始める。どうやら耀は泣き上戸らしい。

 

「なあ、これどうするよ?」

 

「………僕に聞かないで」

 

 

 

******

 

 

 

うっすらと空が明るくなっていっている。コミュニティの廊下で大広間に向かう人影があった。

 

「まったく、主人殿たちはどこへ行ったのだ?部屋に行ってもいなかったし」

 

その人影とはレティシアだった。レティシアは昨日の夜、"サウザンドアイズ"へと行っていたため目撃していない。あの地獄を。

 

「ここにいるのか?おい主人ど……の…………?」

 

レティシアは言葉を失う。それほどの光景だった。床で丸まって寝ている三月と黒ウサギ。机に突っ伏して寝ている耀。十六夜の膝の上で寝息を立てる飛鳥と女性陣はまだまとも?だと言えるだろう。問題は男性陣だった。

 

「これは酷いな……一体全体どうしたらこうなるのだ……?」

 

十六夜は座ったまま寝ているため普通だ。浩也も椅子にもたれかかり寝ているためまあ普通の部類だ。だが普通ではないのは残りの二人だ。

 

司はフェニックスに膝枕で介護されており、英太に関しては霊が抜け落ち、目が点になっている。挙句に「俺は何も見ていない……見ていないんだ……」と心ここに在らずという感じでつぶやいている。

 

「フェニックス、これはどういう状況だ?」

 

「あ、レティシア様。実はカクカクシカジカで」

 

「ふむふむなるほどな」

 

「分かりましたか?」

 

「分かるわけなかろうが」

 

「それでは普通に話します。実は昨日の夜、ここで宴会を開いたんです。そしてお酒を飲んだ女性の皆さんが暴走して……みるみるうちに地獄絵図に……」

 

レティシアの顔が引きつる。それもそうだ。なにせこの問題児集団の地獄絵図だ。普通なら見たくもない。

 

「そ、そうか……後片付けは私がやろう。フェニックスはみんなを部屋に運んでやってくれ」

 

「はい、分かりました」

 

そうして二人は片付けを始めた。

 

 

 

ここで司たちは学んだ。もう女性陣には酒なんぞ飲ませないと。

 

 

 




どうでしたか?問題児達の暴走劇は。

司「もうあいつらに酒なんて飲ませねえ…………」

英太「俺は何も見てない俺は何も見てない俺は何も見てない俺は何もーーー」

浩也「この人どうにかならないの?」

十六夜「ほっときゃ治るだろ」

司「で、どうして今回は男性陣なんだ?」

あちらで女性陣がお酒を飲まれているので。(指を指す)

司「…………………もうダメだ、おしまいだ。逃げるんだぁ………」

英太「我が生涯に………一片の悔いあり………」

十六夜「もうやめてくれ……」

浩也「あの人たちが暴れる前に締めて主」

了解しました。それではここまで読んでくださりありがとうございました。次回もお楽しみに!


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