[TS]死に別れたはずの親友は、この世界では宿敵です。 作:ふく神漬
「さっむ! ついこの間まで暑かったくせによお! いったいなんだよこの寒暖さは! 四季ってなんだよ! 二季だろもうこれ!」
「貧弱だなあ。ほら、肩かしてやっから」
汗にまみれながらよろよろと足がもつれる俺を、隣にいる男が支える。
うざったい染めた金髪が様になる長身のそいつに、俺は嘆きかける。
「……う、ぐ。行かなきゃよかった」
人合わせにと誘われた、いわゆる合コンというやつに初めて参加した俺の感想は、ただそれに尽きた。
「そういうなって。初めては緊張して当たり前だっての。お前にもきっと……いつか、どうにか? 彼女もできるさ」
「余裕だからって煽ってんのか!? 良いよなあ、圧勝だった奴はよ!」
「合コンに圧勝ってなんだよ……」
向かい側にいた女性陣全員が、こいつに視線を注いでいたのは間違いなかった。俺とその他の友人は、見事に数合わせになってしまったのだ。
連絡先すらも教えてもらえなかった俺は、これでも進歩したと言えるのだろうか。否、言えるわけがない。
対してこいつは、相手の四人を全て手玉に取ってしまったのだ。
なんでだよ……。四天王は各個撃破がお約束ってもんじゃねえのかよ……。
改めて、思う。
──この幼馴染のスペックは、桁外れだ。
一体何度、こいつが女だったら良いと思ったか。
だだあまな幼馴染。ツンデレ系幼馴染。昔いつも一緒にいた系幼馴染。オタクだけど俺みたいな陰キャにも優しい幼馴染。全部違ってみんな良い。
ラノベなんかでよく見るそれは、日常に見せかけた
と、いうことに気づいたのはつい最近だった。
話を戻そう。
俺の幼馴染は生憎、人間として俺とは隔絶した構造をしていると錯覚するほどの完璧超人な男であった。
長身かつ、筋肉質な肉体。それを生かす天性の運動神経。コミュニケーションも達者で、どんな奴とでも仲良くなれる陽の気を持つ人間。
いわゆる、スーパーダーリンというやつだ。
きっと今頃、女性陣の間では次の約束を取り付けるための戦争が繰り広げられていることだろう。
なんて罪な男だ。このクソ野郎! 悪魔! 上弦の鬼! 呪霊! 駆逐してやる!
「さっきからお前、殺気じみたもんがダダ漏れだぞ」
「いっそやってやろうか?」
「おお、こんなに迫力のねえ啖呵切ってくる奴も珍しいわな」
「うるせえ」
俺はそいつを睨みつけながら言い放つ。
「お前は良いご身分だから言えるんだ。凡人の苦労を知らないからよ!」
「俺だってきちんと努力してんだぜ?」
「日サロやら、染めた金髪やら、その人の手で整えてもらった面のことが努力の成果だって?」
「自分磨きと言ってくれな。あと眉毛サロンの言い方に悪意があるだろ……」
そんなことしなくてもモテるだろうが。
目配せで伝える俺に、こいつは指を振って答える。
「万事に全霊を尽くしてこそ、勝利は舞い降りるんだ」
「それっぽいことを言いやがって」
「ジャンプさんだって言ってただろ? 友情・努力・勝利だって」
「友情はどこだよ……」
ああ、くらくらしてきた。
吠えたおかげか、余計に酔いが悪い方に回る。
「相変わらず、憎たらしいやつだな……お前は……」
「お前こそ、いつも存分に悔しがってくれて気持ちがいいよ」
「こいつぅ……」
俺の大層な反応を見て楽しむとか、人の心とかないのかよ!
思えば、昔からそうだった。
俺の欲しいものは、いつものようにすぐに手に入れてしまう。俺のやってみたいことは、いとも簡単にやってみせる。俺の好きな子に対して、間を取り持って欲しいと頭を下げた結果、「つきあってください」を引き出したのは俺ではなくこいつだった時なんかは、三度は絶交した。
同じ目標があったとしても、うさぎと亀のごとく一歩の歩幅が圧倒的に違う。油断も隙もないうさぎだ。勝てるはずがない。
天は二物を与えないだって? 嘘つけ、一体こいつにいくつスキルを与えてんだよ!
グルルと唸る俺に、そいつはふと真剣な声音を向けた。
「ただよ、一個言わせてもらうとだ。お前が思ってるより、お前って奴は凄えんだぜ?」
「……同情するなら金をくれい」
「いや本気だよ。お前の価値は、俺が保証する」
こいつに言われると、なぜだか本当にそんな風に思えてしまう。自己肯定感が上がってしまうような気がする俺も、チョロいやつだなと思ってしまう。最悪なASMRだ。
「昔から、お前は俺を羨む割に、負けじと対等になろうと必死になってくる。怖えほど、追いつこうとしてくる。お前っていう挑戦者がいるからこそ、俺も負けじと緩んでやんねえんだ」
「……んだよ。結局、俺がお前に勝てたことなんてないだろうが」
「そりゃあ、俺だってお前に負けたくないと意識してたからな」
そいつの言葉に、俺は一瞬言葉を失う。
なんでもできるそいつが、俺なんかを意識してる?
世辞だと分かっていても、つい心が高鳴ってしまう。
「事実としてそうだろ。俺らんとこで、現役でこの大学に合格したのは俺とオマエだけだ」
「俺はギリギリで、お前は首席だろうが」
「ま、俺は天才だからな」
「だからァ。そういうとこだぞ」
ちょいと肩を叩くと、そいつは思う素振りもないように先へと進んでいく。
なんだよ、ああ。やっぱり。苛つく方がでかい。妬ましいとか羨ましいとかは思うが、こいつになりたいかと言われると絶対に否だ。謙遜されても嫌になるが、堂々と言ってのけられても嫌になる。
それでも付き合いが続いている理由は、ほんとうにたまたまとしか言いようがない。
ただまあ、今ではそれも一種の思い出だ。互いに素を出して接することができる相手。嫌いになってやれたらいいのにと思えど、そうもいかないのが悔しいところである。
「……お、おい! 大丈夫かよ」
態勢を崩した俺を、そいつはいとも簡単に片腕で掬い上げようとする。
だから、俺も負けない。酔いが覚めてきた俺はそいつから離れて、ビシッと中指を立ててやる。
「うぅ! 覚えてろよマジで! 絶対いつか。いつかっ!!! 俺がざまあってさせてやるからな」
「はっ。やってみろってんだ」
白い歯を見せて笑うそいつに、俺も釣られて笑みをこぼす。
ただそれも、結局叶うことはなかった。
だって──
俺の人生には、もう続きが無かったから。
そいつに一泡吹かせてやる逆転劇なんてものは、どうやら用意されてなかったらしい。
人間どう生きてたって、理不尽な終わりを迎えることもある。おそらく事故かなにかに巻き込まれたのだ。動揺する暇もなく、復讐したいかと思い詰めることもできないほど一瞬だったのが、せめてもの救いだ。
最後にあいつは……なんてお約束すらも相変わらず敵わないのが、つくづく俺たちらしいといえば俺達らしいかもしれない。
けれど、あいつはきっと忘れられない程のショックを受けただろうな。きっと引きずり続けてしまうんだろうな。俺なんかのために……。
「んん……」
そんなことを悶々と考えていても仕方ないので、俺は上体を起こす。
この世界での朝、というより寝起きは暗い闇の中だからか、こんな嫌なことを思い出すのかも知れない。
「さて、今日も暇を潰しますか」
そうして、魔王の娘として第二の人生を与えられた俺の一日は幕を開けた。
◇
目が覚めた時には、事態を呑み込むのにずいぶんと時間を要したものだ。
異世界転生というやつにではない。むしろそれはすんなりと理解できるほど、俺は博識(オタク)だった。
問題はそこではなく、俺に付随するオプションが混線しすぎていることだ。
第二の生の舞台は、魔族。フィクションでしか存在しない、あんな感じのまさに魔族だった。
特徴は例に漏れず、角が生えていたり黒い翼が生えていたりして、人間とは似て非なる種族である。そして更に例に漏れず、人間の敵とは対立していて常にドンパチしている。
元々人間だった俺は、次は人間の敵になってしまったというわけだ。
次に特徴的なのはその出自だ。
俺は魔王の血族として生を受けた。つまり、次代の魔王の有力候補として、周囲の魔族からは常に畏敬の念を向けられる立場になってしまったわけだ。
…………が、これも些事に過ぎない。
問題はここからだ。
なんで──
「なんで俺は、こんなかわいくなっちゃったの?」
俺は魔王の一人娘として、女の子として生を受けてしまった。
華奢で小柄な肉体だが、プロポーションはよく整っている。
なによりも特徴的なのは、この透き通るような、一つ一つが神秘的に光を透過するような、銀色の髪。
そして、血を吸ったようなアメジストの瞳。
前の世界で想像できる範囲ならまだいい。
けれど、
言っても届かないが、あえて言っておく。
『美少女になりたいアニメアイコン共は、せめて無理のない範囲にしとけ……』
自分がもしそのキャラになれたとしても、やり切る演じ力が求められる。現実離れしすぎると、かえって違和感が尋常じゃないのだ。
この世界に来て十八年経ったが、それでも、鏡を見るたびに慣れない自分がいる。
俺が他の魔族と距離を取り、コミュニケーションを取ろうとしないのも問題の一端ではあるだろうが、神秘的な容姿も相まってか、その様な不遜な態度も許されているのはありがたい限りだ。
「さてと、今日も存分に暇を潰しますか」
生を受けた時の境遇を考えれば目が回りそうな毎日だったが、慣れれば暇を潰す余裕がある。というか、暇を持て余す毎日だった。
お父様──魔王の方針として、均衡状態を保ちたいというのもあって人間と魔族との衝突が緩やかである、というのもあるが。
何よりこの城の鳥籠から外へ出ることが禁じられている俺にとっては、知らない連中の諍いに過ぎない。人間だからと言っても、この世界の人間に思い入れなどないし、むしろ魔王の娘である俺にはさぞ憎悪を向けているだろうと考えると少し迷惑にすら思える。人間ですら罪悪感とかないのだ。だって仲間は仲間であって、大切な仲間を殺されているのだから。我ながら最低で無敵理論すぎるが。
俺の中にあったのはずっと、ずっと──
虚無という退屈。あいつがいなくなって、ポッカリと空いた穴が塞がらない。
魔王の血族は名ばかりではなく、魔力の総量も、その放出量も桁違いだ。
初めは魔王城の中でお付きの魔族に習って、そのまま真似するだけだった。それでも、完成する魔術の威力は並の魔族とは一線を画すものであって、周囲からはお父様を超える傑物になると判子を押された。チヤホヤされまくった。
ただ寡黙に、第二の現実から逃げるようにして、俺は魔力というものに没頭した。
俺に残るのは、虚無感と表すに値するだけのなにかだった。前世での、前の世界でのあいつの気持ちがようやく分かった気がした。
持つ者の苦労というか、虚無感というか。そういった類の感情は、一種の楔の様なものだと。
同時に、あいつはそれでも何かに向き合って手を抜いていたわけではなかった。
自分磨きやら最近のトレンドのチェック・勉学にもスポーツにも同様。俺みたいな日陰者でも上手く溶け込めるような会話の振り方だってきっと、努力で補っていた部分も大いにあるのだろう。
今更それを謝りたいなどと高尚なことは言わないが。
大半の魔族が、ただ魔力を打ち出したり魔族に備わる特性を思うがままに振るうだけに過ぎない。個体で見れば人間より優れているだろうにそうなるのは、魔力の使い方や、転用の仕方に対する研究が疎かになっているからなのは明らかだ。
言っておくが、俺は種族の為に尽くしているわけではない。ああもちろん、ツンデレではない。
心の底から、種族のためなんて思考はうそっぱちでしかないのだ。
俺がこの幻想の力を研鑽したいからに帰結するだけの、外付けの理由。
銀髪で蕾色の瞳の、神秘的な魔王の娘。
そんな彼女と配下の魔族は交流こそなかったものの、日々黙々と鍛錬する様に、次代の『魔王』としての風格を見出していたのだ。
対して俺というやつは、『魔王』としての使命などまるで感じることはなかった。
そのすれ違いが俺の人生を大きく揺るがすことになるなど、この時はまるで思うことはなかった。
◇
『世界を混乱に陥れる勇者を、どうかこの因縁を……アリティア。我がかわいい娘……お前こそが、魔族を救う魔王に……』
その後色々あったが、閑話休題。
『魔王』が、お父様が……死んじゃったよぉ(ぴえん)。
人間を代表する『勇者』は強かった。おおよそ二十五年の間、人外の生命力を持つ魔族、魔族が率いる魔獣に抗い続けた。そうして、最後の決戦でも引き分けたのだから怪物だといえる。
話を戻そう。
生憎俺は、感謝はしているが涙の一つも流せなかった親不孝者である。お父様はよく戦場に出向いていたし、あまり話した覚えもないというもあるけれど、何よりも本来の……前世での父親に向ける情念としは、『魔王』に向けるそれとはどうやったって同じにはならない。
俺にとっての災厄は、次代の『魔王』としての役目が回ってきたということだ。
正直、俺なんかじゃ役じゃない……力じゃないんだよお!!
それに配下の魔族だって、俺みたいな引きこもりで華奢な美少女ごときに『魔王』の役割なんて期待していないだろう。
と、いいたいところだが。次の代で、この戦いは終焉を迎えようとしている今──気運は上々だった。
「あの美しい御方こそが、新時代の『魔王』様だ!」
「この逆境を覆せるのは、貴方しかいません!」
「憎き人間に、裁きの鉄槌を!」
「歴代一の才覚を持つといわれる魔族の中の魔族ならば!!」
「きっと、人間を滅ぼすに相応しい!」
こんな……こんな期待されてるんだよ!! ナンデェ……?
バルコニーに立った俺は姿を明かすに比例して、そうした光景を傍目に絶句する。
闇属性の癖に、いっちょ前にキラキラした瞳っだ。胸が締め付けられる。
一刻も早く、この場から逃げ出したかった。
その為にも俺は──ビシッと、言ってやらなければならない。
ビシッと!!!
「…………あ、と…………そのだな……へへっ」
息を吸って排出されたのは、そんなひ弱なつぶつぶとした言葉の欠片だった。
「なんだ?」
「まさかよう、ビビってるなんて言わねえよな?」
「守ってるばっかの女王には、……っぱ『魔王』は荷が重かったかあ!?」
クッソ、こいつら。掌をぐるんぐるんと返しやがって。
悔しくないかで言えば、正直むっちゃ悔しい。それにここで『魔王』でないと認められれば、俺の命が危うい。
舐められたら終わる。俺なりの方法でやるしかない。俺なりの閃きで、ライブ感で、やり遂げてみせる!!
引きこもりの時に、これだけは鋭利に研ぎ澄ませていた。積み重ねていた。その研究の成果、元来の力を、今ここに解放する!!!
「……こ、れは」
「一体、どれほどの……」
魔力の奔流によって、周囲の物体が次々と引き上げられていく。もし巻き込まれても知らんからな?
せいぜい──気をつけろや!!!
「だ、らあああああ……!!!」
ゆらりと上げた腕に、力が収束する。純度百パーセントに染め上げた、黒の魔力。
それは大気へと発射され、中空でギリリと、そう音を立てて炸裂する。
圧縮しきった黒き闇に満ちた魔力が爆ぜ、突風が地上を覆い尽くすほどに吹き荒れる。
汚え花火だ。
「お、うおおおおお!!」
「す、すげえなんて……ものでは……」
「Huuuuuu!! 楽しくなってきたZE!!」
「これが新たな、魔王の力……」
その一撃だけで十分だ。言葉なんていらない。
この世界は、個々の力が大勢を決める程に影響するのだから。
俺はただ、魅せるだけでいい。やっててよかった、魔力研究。
それに──
「なんだろうな」
等しく青い空を、純黒が上から汚く染め上げていく様に。
俺の中の空っぽな器が、少しだけ満ちた気がした。
俺の力で、良くも悪くも世界は変じていく。
そうだ。俺はもう無力などではない。
あいつがいなくなった世界は、存分につまらないものだった。
それはきっと、あいつが俺の目標で、俺の狭い世界では、あいつが中心だったから。
けれどもう、分かたれた。
新たな世界では、世界の中心は俺だ。何かを探す必要などない。ただ高みから、見下ろすのみに過ぎない。
やりたいようにやればいい。暴れたいように暴れ尽くしてやれば良い。
「くくっ! あはははははっ」
俺の新たな世界での日常は、きっとドス黒く、きっと眩いものになる。
◇
「また……」
魔物の火の手が広くなるこの街で、とあるくすんだ髪の少年が、濁りきった瞳で世界を映し出す。
「またこうして、ただそこで生きていたかった人々が死んでいくのか」
そこには何の光も宿っていない、ただの虚無が広がっていた。
ただの三年と半しかいない世界だとしても、これほどの怒涛の日常においては心象は深く刻まれる。失えば失うほどに、うずいてかぶれて仕方ない。
人が死ぬのではない。人が殺される。そんな前提は、前の世界にはなかった。未知の生物に食い殺されるのも、形も残らないほどの残骸に成り果てていくのも慣れることはない。受け入れることは出来ない。無理と言ったら無理でしかないのだ。
所詮俺は、この世界の住人ではないのだと。
「……あいつのことも、そうだ」
置いていってしまった。
大きな禍根を残したまま、俺だけが飛ばされてしまった。勝ちも負けもない。俺はただ、勝負の土俵から降りてしまった。
ずっと、思ってた。
あいつは、俺がいないと駄目なのだと。俺がいないと、上手くやれないと。
そうやって引きずり続けている内に、分かった。理解した。
──必要だったのは、俺の方だったんだと。
あいつは俺なんかがいなくても生きていけるし、いない方が自分の価値を理解できるだろう。自分は凄えんだって、気付けるだろうよ。なら俺は……どうすればいい? この世界での価値って、なんなんだろうな。
その逡巡を遮ったのは、国からこちらの村へまで鳴り響く伝令。
警報がなる。緊急の事態のようだった。
【このランドラッドにおける【護り人】──── アバン・ディクティリア様が『魔王』に討ち取られました。みなさん、急いで退避してください」
あー。そうか。
遂にか…………。
『勇者』を失えば、その抑止力がなくなる。魔族の行軍も、それは苛烈なものになるだろう。
自分探しの旅も、これで終わりか……。
「なあ──」
俺はぶっちゃけ、この世界に転移しても見知らぬ人を助けてきた。自分の立場なんて些細なことよりも。それは善意なんかではなく、自分の価値を、与えてほしかったから。価値があると、そう錯覚できたからだ。
「教えてくれ。今の俺には一体、何が残るっていうんだ?」
俺の価値は、存在意義はどこにあるのか。
それを『魔王』って奴は埋めてくれるのか?
頼むから俺に、その理由を教えてくれ。