個性図書館によるヒーローアカデミア   作:ヨガマスター

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前半主人公で後半は峰田の視点です。
視点が変わりまくって分かりづらかったので話を分割しました。


14.戦闘訓練とまさかの作戦①

 翌日の昼休みにて……

 

「ん〜、あ、いた」

 

 食堂でトレイを持ち、峰田と一緒に昼を食べるべくあたりを見渡す。

 するとそこには峰田の他に3人、緑谷と麗日と飯田が一緒に食事していた。

 ……あれ、峰田ってこの3人とそんなに仲良かったか? 

 

「おい峰田、誰だこの人達」

 

「え? えっと……」

 

「あぁ、緑谷たちはオイラのクラスでできた友達だよ」

「緑谷と麗日、そして飯田だ」

 

「ほ〜ん……」

 

 あれ……? 

 なんかほんとに仲良さそうだぞ……? 

 

「紹介するぜ、こいつはオイラの幼なじみの本読だ」

 

「1年普通科の本読だ、まぁよろしく」

 

「う、うん! よろしく本読さん!」

 

「み、峰田くんにこんな美人な幼なじみがいたなんて……」

 

「正直……、意外だな」

 

「おい!? それどういう意味だよ!?」

 

「……まさか峰田がこんなに友達ができるなんて……」

 

「お前もか!?」

 

 う〜ん……? 

 俺の想定してない部分で原作改変が起こったっぽいな? 

 ……緑谷との親密度が高いってこれ、もしかして峰田が今後メインキャラとして動くことになるくね? 

 ……ちょっと……不安かも。

 

「……まぁ、考えても仕方ないか」

 

「ん? なんか言ったか?」

 

「いや、何でもない」

 

 もし危機的状況になったなら俺が介入すればいいだけだ。

 図書館の力があるんだ。

 きっとどうとでもできるさ。

 

 そう結論づけた俺は、そのまま峰田の隣に座り一緒に昼食を食べることにした。

 

 *  *  *

 

 昼食を食べた後、オイラたちは午後の授業としてヒーロー基礎学を受けることになった。

 

「わ〜た〜し〜が〜!」

「普通にドアから来た!!!」

 

 おぉ! 

 ただ普通に教室に入っただけなのにとんでもない存在感! 

 これが生のオールマイトか! 

 

「私の担当はヒーロー基礎学、ヒーローの素地を作るため様々な訓練を行う科目だ」

「単位数も最も多いぞ」

 

 オールマイトが直接教えてくれるヒーロー基礎学……

 一体どんな授業をするんだ? 

 

「早速だが今日はこれ!」

「戦闘訓練!」

 

 そう言ってBATTLEと書かれたカードをオールマイトはオイラたちに突きつける。

 戦闘訓練……! 

 初日からいきなりやるのか! 

 

「そしてそいつに伴って……こちら!」

「入試前に送ってもらった個性届と要望に添ってあつらえた戦闘服!」

 

 そうオールマイトが言うと教室の壁が飛び出し、そこには数字の書かれたケースが詰められていた。

 あの中にオイラのコスチュームがあるのか! 

 

「着替えたら順次グラウンドβに集まるんだ」

 

 そう言い終わるとオールマイトは教室から出て行っていまった。

 

 *  *  *

 

 更衣室でコスチュームに着替えたオイラは言われた通りグラウンドβへと入る。

 

「格好からはいるってのも大切なことだぜ、少年少女」

「自覚するのだ、今日から自分はヒーローなんだと!!!」

 

 おいらの着ているコスチュームは紫を基調に顔の上半分が覆われたマスクと服、そして黄色いマフラーに黒い手袋をつけたものだ。

 

 黒い手袋……、これを身につけるからには恥ずかしい真似はできない。

 

「さぁ始めようか、有精卵共!」

 

 ……ギリセクハラじゃね? 

 

「あっ! デク君!」

 

「麗日さ……!?」

 

 その会話を聞いてオイラがそのほうを向くと、そこには微妙にダサいマスクをつけた緑谷と、パツパツスーツ姿の麗日がいた。

 

「ヒーロー科最高……」

 

「えっ?」

 

 それは恥ずかしい真似はできないと考えてからわずか10秒ほどのことであった。

 

「さぁ! 戦闘訓練のお時間だ!」

 

「先生! ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか?」

 

 あのメカメカしいスーツは飯田だったのか。

 重そうな見た目だけどよく動けるな……

 

「いいや、もう二歩先に踏み込む」

「ヴィラン退治は主に屋外で見られるが、統計で言えば屋内のほうが凶悪ヴィラン出現率は高いんだ」

「監禁、軟禁、裏商売、このヒーロー飽和社会」

「オッホン、真の賢しいヴィランは闇に潜む」

 

 なるほど……

 確かに前に本読のヒーロー活動について聞いたときは屋内戦が多いって言ってたな。

 

「君等にはこれからヴィラン組とヒーロー組に別れて2対2の屋内戦を行ってもらう」

 

「基礎訓練もなしに?」

 

「その基礎を知るための実践さ!」

「ただし、今度はぶっこわせばOKなロボじゃないのがみそだ!」

 

 ってことは拘束系の個性があるオイラは多少有利になるのか? 

 

「勝敗のシステムはどうなります?」

「ぶっとばしてもいんすか」

「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか?」

「別れるとはどのような別れ方をすればよろしいですか!」

「このマントヤバくない?」

 

「ん〜! 聖徳太子〜!」

 

 ……最後なんか変なの混ざってなかったか? 

 そう思っているとオールマイトが懐でごそごそと……紙? 

 ……ってカンペかよ!? 

 

「いいかい? 状況設定はヴィランがアジトの何処かに核兵器を隠していて、ヒーローはそれを処理しようとしている」

 

 随分とアメリカンだな……

 

「ヒーローは時間内にヴィランを捕まえるか、核兵器を回収すること」

「ヴィランは制限時間まで核兵器を守るか、ヒーローを捕まえること」

「コンビ及び対戦相手はくじだ!」

 

 なるほど……

 つまりコンビの個性ごとにちゃんと作戦を考える必要があるわけか……

 

 というわけでオイラたちはくじをそれぞれ引いていった。

 

「オイラは……チームCか」

 

「貴方がコンビですか……」

 

「あんたは……うぉ!? なんつう破廉恥な!?」

 

「破廉恥!?」

 

 オイラのコンビは破廉恥コスチュームをきた女子、八百万だった。

 確か個性把握テストだと1位だったし、くじは大当たりだな。

 ……それにしてもこの服装、まさに眼福……! 

 

 *  *  *

 

 その後緑谷が担架で運ばれるほどの激闘や轟による一方的な決着などがありつつ、ついにオイラたちチームCの出番となった。

 

 対戦相手はGチーム、確か上鳴と耳郎だったか……

 耳郎は特徴的な耳を見る限りなんとなく能力がわかるが、上鳴は個性把握テストでも特に個性を使っていなかったしどんな攻撃をしてくるかわからないな……

 

 ……まぁ、ひとまずは今できる対策を考えるか。

 

「オイラたちはヴィランチームになったから事前にある程度準備ができるわけだけどどうする?」

 

「そうですわね……、とりあえず核は最上階に……」

 

「待ってくれ、核を最上階にっていうのはちょっと単純じゃないか?」

 

「単純……ですか?」

 

「あぁ、オイラは敢えて1階に配置するのがアリだと思うんだ」

 

「1階にですか……」

 

 オイラは思いついた作戦を八百万に話す。

 その名も気づいた頃には遅すぎた作戦。

 

「なるほど……、確かに決まれば強い作戦ではありますわね」

 

「相手の個性に正確に空間を測れる索敵系がいたときがマズイけど、その場合は最上階に置く場合でもそこまで変わらないし、アリだと思わないか?」

 

「ふむ……、そうですね、ではその作戦からさらに……」

 

「……おぉ、たしかにそれは強いな!」

 

「でしょう? あ! そうですわ! せっかくですしそこから……」

 

「……おぉ……、マジか……、そこまでするのか……、けどまぁ確かに設定に沿ってはいるな、よし! ならそれで行くぜ!」

 

 気づいた頃にはすっからかん作戦決行だ!




思いっきりローランの姿を意識した革手袋以外は原作とほぼ同じコスチュームです。

高評価と感想を糧に生きています。
誤字報告はおやつです。

読み返してる時にヒロアカとLibrary of ruinaの知識ないと何やってるかわかんなくねと思ったのでアンケートします

  • 要所でそれぞれ解説を入れるべきだよ
  • ヒロアカ部分には入れるべきだよ
  • 図書館部分には入れるべきだよ
  • 今のままでいいよ
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