ネタ小説です!先生が小説を書いていることが生徒にバレたという絶望(?)を書きました。本当にこうなってしまったらと考えると恐ろしい…

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第1話

「はぁぁぁあ……」

徹夜明け、重い身体でなんとか今日の分の仕事を終わらせた私が、今からすること。それは言うまでも

ない。趣味の小説執筆!

 

もちろんモチーフは生徒たち。一番見られやすい(らしい)金曜の夜を期日として投稿サイトにアップする。

 

投稿して5分経つ。閲覧数を見たら1。1人でも見てくれるのは嬉しい限りだ。

 

20分経ってから見る。閲覧数は1、もちろんブクマは0。まぁそれくらいは普通だろう。

 

2時間経ってから観ても、閲覧数は1から変わらなかった。

 

「なんでだよ!!!!!前投稿したときは50回は見られてたぞ…?」

 

大切な生徒を元に作った作品だから当然ながら悲しい。思い入れも出てくるものだ。勿論見てくれた1人は本当に輝いて見える。ましてや以前投稿した作品をブクマしてくれた人たちには感謝しきれない。周りに言いふらしたくなるくらいにはうれしい。だからこそ、出した作品が見られなかったときはなかなかダメージが入る

 

気持ちを入れ替えようとコーヒーを飲もうとして席を立つ。入れている最中に当番のコハルが来た。

 

「待ってたよ、今日もよろしくね、コハル。」

 

そう言いながらインスタントコーヒーを入れていたら、コハルが何やらパソコンを見ている。一瞬「何をしているんだ?」と思ったけど、直後に悟った。そう。小説投稿サイトの編集ページを開きっぱなしにしていた。

 

(あ……終わった……)

 

心の中の何かが壊れた気がした。

 

「先生……?こんな小説を書いてたの?」

「ま、まさか、エッチなの書こうとしてないよね?」

「エッチなものを書いてるんなら、許さないから!」

 

立て続けに言われてるが、十分私の心の傷はえぐられている。逆に無敵に感じるほどには。前書いた小説にコハルも登場させたことがある。それもしっかり見られた。

 

「小説を書いているのは事実だけど、変なものは書いてないよ。そんなに気になるのなら見てみたら?」

 

この発言は自分から地獄に飛び込んでいるような気がした。嘘はついていないからまだ大丈夫。そう自分に言い聞かせた。

 

コハルは「今回だけは見逃してあげる」とかそんなことを言ってた気がする。恥ずかしすぎて忘れた。

一旦落ち着こうと思いコーヒーをデスクに置いた。

 

一難去ってまた一難とはこういうことか。今までの発言が全部コタマに盗聴されていると気づいたのは意外とすぐだった。部屋の隅の方にモモフレンズのぬいぐるみが置いてあった。昨日の当番はコタマ。ぬいぐるみを見た瞬間に全てを察した。

 

多分顔が真っ青になるくらいには焦ってた。

スマホの方で念のためエゴサしてみる。

SNSを確認したらものすごい数のいいねが付いている投稿があった。投稿者の名前は書かれていなく、アイコンは初期設定だった。内容は次の通り。

 

「先生が生徒の皆さんをモチーフにした小説をネットに投稿してるらしいです。リンクはこちら→」

 

(こんな嘘っぽくも見える投稿なのにここまで見られるものなの…?)

 

これが私の率直な感想。いくら私が先生とはいえ、そこまで拡散されるほどの情報なのかがただただ疑問。ただ一つ言える。絶望。

 

しばらくは仕事が手につく気がしない。記憶を消してしまいたい。

 

……結局小説を書くのは好きなので、このまま次も投稿することにした。


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