指輪の幽鬼   作:寝心地

20 / 20
遭遇、異端児

フェルズに連れられアーディはダンジョン20階層に来た。

 

「ここだ」

 

そう言うフェルズの前には壁しか無く、あるとすれば石英が1つあるだけだった、フェルズはその石英を砕くと壁がガラガラと崩れ落ち隠し通路が現れる。

 

「未開拓領域、こんな隠し通路があったんだ…………」

 

「我々にとっては永遠に見つからなければ良いと思っている」『我々とは?』

 

「行けば分かる」

 

ケレブリンボールの問にフェルズはそう答え先に進む。暫く進んだ後フェルズは足を止める。

 

「ここだ」

 

「ここだって…………何もないし…………」

 

アーディはそう言い周りを見るがその目が段々と鋭くなっていく。

 

『見られているな、それも数十、人の気があるがそれ以外の気も混じっている。奇妙な視線だな』

 

「紹介しよう。我々が抱える最大の秘密にして秘匿戦力、【異端児】達だ」

 

何時の間にかアーディは複数のモンスターに囲まれていた。

 

「ゼノス?普通のモンスターと違うの?」

 

「オレっち達は理知を宿したモンスターだ、宜しくなアーっち、オレっちはリド」

 

「…………アーディ・ヴァルマ」

 

アーディは紹介と共に右手を差し出しリドは一瞬その瞳を大きく見開きゆっくりとその手を握った。

 

「アーっちはオレっち達が怖くないのか?」

 

「う〜ん、もうそんな感覚麻痺しちゃったかな、私殺されても死なないからさ」

 

「そうか、ある意味でアーっちも俺達と同じかも知れないな」

 

『理知を持つモンスターか、世間に知られれば大騒ぎになるな、下手をすれば地上が戦火に包まれるな』

 

「そうだ、故に我々は秘匿している。彼らの存在は劇物極まりない」

 

「……………………それで、何で私をここに呼んだの?」

 

「君の力の下に彼らを解放してほしい」

 

「私の力?」

 

『支配の力の事だろう』

 

「そうだ、君が支配しているモンスターと言う艇で彼らを外に出してやってほしい」

 

「そんな事急に言われても…………」

 

『いや、良い案かもしれない』

 

「ケレブリンボール…………」

 

『今までは君が【支配】した全てのモンスターに指示を出していた。しかしそこに【隊長】を挟む事で此方の負担を減らす事が出来る。我々にとっても良い提案だ』

 

「分かった、受け入れるよ、取り敢えず皆には【ガネーシャ・ファミリア】のエンブレムを付けてもらって周知させる為に街を一回りしてもらう事になるけど」

 

「「「「………………………………」」」」

 

「あれ?何か問題あった?」

 

「い、良いや、ただちょっといきなりの事で混乱してる。急に外に出てもいいって言われてもな…………」

 

「まぁ私としてはどうでも良いけど、外出たいなら何時でも手を貸すよ、その分此方にも手を貸してもらうけど」

 

「ひとまずいきなり大人数で動くのは目立つ上に他にも問題を抱えている。もう少し待ってほしい」

 

「………………………………分かったよ」

 

と、こうしてアーディと異端児達の初対面は終わった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

アレスの娘、オラリオへ行く。(作者:さけちゃずけ)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

前世は日本人。転生時に型月世界におけるアマゾネスの女王「ヒッポリュテ」のガワと、規格外の戦闘力を宿して生まれてしまったバグ仕様の少女。戦神アレスの娘として育てられ、現在は和食の布教のために、迷宮都市オラリオへ向かう――。


総合評価:667/評価:7.76/連載:7話/更新日時:2026年09月08日(火) 18:59 小説情報

アイズさんの脳を年上お兄さんでこんがり焼こう!(作者:脳でバーベキュー)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

タイトル通りです。主人公はアストレアファミリアの一員です。・・・・ということは?お察しの通りです。


総合評価:2318/評価:7.89/連載:7話/更新日時:2026年08月07日(金) 10:17 小説情報

ダンジョンに元水神がいるのは間違っている(作者:白黒ととか)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

フォカロルス絶対生かすマンが好き勝手した結果▼水神の神座を簒奪して自分ごとぶっ壊してフォカロルス生きてるし?▼多分フォンテーヌ人は生きてるやろうし?みんなハッピー(妄想)になった後なんか生きとるやんけ我!好き勝手生きたろした話▼原神の描写はほとんど無い▼主人公はフリーナを名乗る見た目だけの別人です。▼


総合評価:8342/評価:8.8/連載:19話/更新日時:2026年07月19日(日) 16:00 小説情報

ダンジョンに魔虚羅がいるのは絶対に間違っている(作者:パクチーダンス)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

深夜に思いついたネタ▼呪術廻戦とのマコラとは一部乖離がある。▼


総合評価:4975/評価:8.53/連載:4話/更新日時:2026年05月18日(月) 08:30 小説情報

【完結】ヘイズさん、結婚してください!(作者:ねをんゆう)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

ヘイズさん最高!ヘイズさんLOVE!愛してる!結婚して!▼美少女治療師ヘイズ・ベルベットに出会ってしまった少年は、今日も今日とて彼女の元へと直走る。▼好き好き大好きヘイズさん!▼384回振られても諦めない彼と、流石にあしらい慣れてきた彼女。▼そんな2人がイチャイチャ(?)してるだけの話。


総合評価:18535/評価:9.14/連載:25話/更新日時:2026年07月03日(金) 00:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>