『Project: KIVOTOS (特戦学区) : Abydos War』 作:Rio@シナリオライター
Project: KIVOTOS (特戦学区) : -短編01-区内市民の日常(封鎖区画)
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ガチャ………。
ピィィィィィーー
「ーー○○、△○△○」
「○○○○、○○○○」
「…………」
「○○○○、○○○」
「○○○○、○○○○」
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ザッ、ザッ。ザッ、ザッ、ザッ(足音)
「あーあー」
「どう?レコーダー」
「回ってる?」(謎の生徒)
「…………」
レコーダーを確認する◀︎
ガチャ……。
「ーーええ」
「問題ないわ」(謎の生徒)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ポツ……ポツ……ポツ……(水の滴る音)
ポツ……ポツ……ポツ……(水の滴る音)
ピロリン……。
「チトセ60(ロクマル)、チトセ50(ゴーマル)、送れ」
「送れーー」(謎の生徒)
ピロリン……。
「チトセ40(ヨンマル)、チトセ30(サンマル)、感銘」
「感銘、送れ」
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ピロリン……。
「○○○○、○○○」
「○○○、○○○○」
ポツ……ポツ……ポツ…… (水の滴る音)
ポツ……ポツ……ポツ…… (水の滴る音)
ピロリン……。
「アトム23(フタサン)、アトム24(フタヨン)、送れ」
「アトム24(フタヨン)、アトム23(フタサン)、送れ」
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ピロリン……。
「死角に注意して〜」(チトセ隊員1)
「リョーー」
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ガチャ……。
「2026年、5月23日」
「午前09:35時」
「キヴォトス学園都市、クロノススクール所属」
「三年のミヤトです」
「現在、我々はキヴォトス学園系の地方都市、独武学区、通称《区内》と呼ばれる地域の」
ガチャ……。
「封鎖区画、A-14番の、地下の中にいます」
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ポツ……ポツ……ポツ…… (水の滴る音)
ポツ……ポツ……ポツ…… (水の滴る音)
ガチャ……。
「ここは数あるキヴォトス都市の中でも、民間人出入統制区域(CCZ)と呼ばれる要塞で、我々の住むキヴォトスから隔離された、独自の文化を持つ世界でーー」
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ガチャ……。
「我々が住む、通称メインランドと呼ばれる、普通のキヴォトスから」
「輸送機で約10個進んだ先にある、遠い地域です」
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
「よし!」(謎の生徒)
「気をつけろ!」(謎の生徒)
「ここから先!あかり少ないよ!」(謎の生徒)
カチッ……
「ライト付けろ〜」(カイザー兵士3)
「水浸しだから、滑んなよ」(カイザー兵士2)
パシャ……パシャ……パシャ……(水場)
パシャ……パシャ……パシャ……(水場)
ガチャ……。
「……無名の司祭の攻撃を受けてから三年」
「我々は総力を決し、なんとか預言者を撃退するに至りました」
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ガチャ……。
「ーーその預言者たちの撃退に至った後」
「《我々は一人では無いことが》判明したのは言うまでもありません」
ガチャ……。
「敵軍の進行ルートを追った結果」
「我々の住む世界から、一個隣の別現実が、発見しました」
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ガチャ……。
「その中で」
「数あるキヴォトスの中でTOP1、デカクラマトンの撃退実績のある」
ガチャ……。
「この街の実地調査を任されたのは、いうまでもありません」
「この世界はプレ先からの難民や、別世界のキヴォトス市民の移動が多く」
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ガチャ……。
「何十何百もある、世界中のキヴォトスを実地調査していた都市でした」
「今は諸事情で、情勢が不安定です」
ガチャ……。
「《彼女は》一個隣の私です」
「どうも、お隣のミヤトです」(お隣ミヤト)
ガチャ……。
「あの子とは、国境を通る時にたまたま出くわして」(お隣ミヤト)
「どうしたのと聞いたらーー」(お隣ミヤト)
パシャ……パシャ……パシャ……(水場)
パシャ……パシャ……パシャ……(水場)
ガチャ……。
「私のところの地元を教えてくれと、逆取材されまして」(お隣ミヤト)
「丸腰じゃ心許ないから、近くて歩哨バイトをしてる、ミリシア(民兵)とカイザー兵を同行させましたーー」
「あんた達?今何人だっけ?」
「8人だな」(カイザー兵1)
「俺たち四人と」(カイザー兵士1)
「暇なミリシア4人」(カイザー兵士1)
「私たち、たまたま近くでバイトしてたんだけど」(チトセ隊員)
「封鎖区画になんてーー!」(チトセ隊員)
ガサッ……
「行きたいって言ったから、飛び乗ったよ」(チトセ隊員)
「ここをよく見つけたね?」(チトセ隊員2)
パシャ……パシャ……パシャ……(水場)
パシャ……パシャ……パシャ……(水場)
「本当だな」(カイザー兵士4)
「メインランドのお前はーー」(カイザー兵士4)
「ここのことなんて、全然知らなかっただろ?(カイザー兵士4)
「ええ」
「まぁでも、私の所はキヴォトスの外から来た人が一人いたからさ」
「なんとなく外の世界の事はある程度知ってたけどね」
「その人何人?」(チトセ隊員4)
「日本人」
「先生か?」(チトセ隊員4)
「ーーえ?」
「……私たちも日本人だったわ」(チトセ隊員4)
「……チトセは北海道の千歳、先生の出身地だったの」(チトセ隊員4)
「実は、元々はトリニティーの生徒だったの」(チトセ隊員4)
パシャ……パシャ……パシャ……(水場)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
「戦争前はね」(チトセ隊員2)
「機械軍って言うんだけど」(チトセ隊員2)
「ここから近くに司祭達の土地があって」(チトセ隊員2)
パシャ……パシャ……パシャ……(水場)
「落下傘で上陸してきたのよ」(チトセ隊員2)
「お前らのところだったろ、預言者なし」(カイザー兵士1)
ガチャ……
「落下傘?」
「ーーパラシュートの事よ」(お隣ミヤト)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ。
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ。
「でかいロボットあるでしょ?」(お隣ミヤト)
「そいつらを温存するために普通のロボ兵が空挺戦車とかで、空から学校を制圧したのよ」(お隣ミヤト)
「結果はボロ負け」(チトセ隊員1)
「相手は訓練されたプロだったんだ」(チトセ隊員4)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
「一応俺たちも、空中機動部隊って言ってな」(カイザー兵士4)
「空の上から、ヘリコプターで奇襲するんだ」(カイザー兵士4)
「要塞入る時、入り口にヘリポートあったろ」(カイザー兵士1)
「あんなのが、街中に作ってあるんだ」(カイザー兵士2)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
「俺たち、現職の兵隊なんだ」(カイザー兵士1)
「機械陸軍に6年いてな」(カイザー兵士1)
カチッ……(ライトを消す)
「カイザーコーポレーションっていう会社なんだが」(カイザー兵士1)
「司祭軍から転職してここに住んでる」(カイザー兵士1)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
「こいつらの学校を落としたのは俺」(カイザー兵士1)
「今は味方だがな」(カイザー兵士1)
「ここよ」(お隣ミヤト)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ(足音)
「………」
「………」
「耳塞げ」(カイザー兵士1)
ジリリリリリリリリリリリリ‼︎
ヴィィィィィン‼︎ ヴィィィィィン‼︎ ヴィィィィィン‼︎
ヴィィィィィン‼︎ ヴィィィィィン‼︎ ヴィィィィィン‼︎
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
「ーーー」
「ーーー」
ヒュュュュュュュュュ……
「長いだろ」(カイザー兵士1)
「こっから先が」(カイザー兵士1)
「敵の領地」(カイザー兵士1)
ヒュュュュュュュュュ……
▶︎前哨歩哨(GOP)
▶︎ 民間人出入統制区域(CCZ)
▶︎危険⚠️地雷
「ミヤト」(カイザー兵士1)
「紹介してやれ」(カイザー兵士1)
「ーー俺たちの地元だ」(カイザー兵士1)
「………」
「………」
「………」(お隣ミヤト)
「ーーあそこ生まれよ」(お隣ミヤト)
「……鉄柵から先が、私の家だった」(お隣ミヤト)
「……ようこそ」(お隣ミヤト)
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ガチャ………
▶︎立ち入り禁止
▶︎特戦学区-非武装地帯-
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