会談は、列車を止めた日の午後一時半に始まった。
場所は、対策委員会が使う学園祭準備室。
今のアビドスを動かしている部屋。
昔のアビドス生徒会室は、廊下の先で鍵を掛けたままだった。
*
「狭い」
橘ヒカリが、長机と壁の間へ収まりながら言った。
「お菓子もないしねぇ」とノゾミ。
「招待された客ではない」
朝霧スオウが二人を座らせる。
「午前中に列車で逃走したことを忘れるな」
「逃走じゃなく、定刻運行」とヒカリ。
「予定表にない運行は逃走よ!」とセリカ。
先生が、机の中央へ運行ログを置いた。
「その件は、保全した記録をもとに別途確認します。今は債権と鉄道の権利について話しましょう」
「賢明です」
スオウは姿勢を正す。
「だが、説明するのは私だけではない」
校門の呼出音が鳴った。
アヤネが監視映像を開く。
黒塗りの車が三台。
降りてきたのは、企業章を隠した大人と、護衛用の機械兵だった。
「あの人たちが、共同出資者です」とスオウ。
*
代表者は、自分たちをアビドス債権者組合と名乗った。
「公示上の買い手はセイント・ネフティスですが、資金は私募ファンドによって調達されています」
代表者が複数の組織名を読み上げる。
押収品競売連合。
グミ商品取引組合。
狸愛好投資会。
真面目な会談に似合わない名前ばかりだった。
「怪しすぎるでしょ」とセリカ。
「表で名前を使えない投資家もおりますので」
「自分で怪しいって認めてるじゃない!」
先生が買付証明を求めた。
代表者は、署名済みの出資契約と送金記録を端末へ送る。
最後に、遠隔通信用の画面が開いた。
映ったのは、礼装を整えた老執事型のロボットだった。
「お久しぶりでございます、お嬢様」
ノノミの背筋が固くなる。
「執事さん」
「ご健勝のようで、何よりでございます」
「これは、どういうことですか。ネフティスは、なぜアビドスの債券を?」
「会社単独では必要額を用意できませんでした。そのため、鉄道事業に関心を持つ皆様から出資を募った次第です」
「私には、何も」
「お嬢様はアビドスの生徒として、普通の学園生活を望まれました。ネフティスは、その意思を尊重してまいりました」
丁寧な言葉だった。
責める響きだけが、その下にある。
「会社の重要事項を知らせないことが、尊重ですか?」
「後継者としてお戻りになるご意思がない方へ、経営上の負担を負わせるべきではないと判断いたしました」
ノノミは唇を結ぶ。
代表者が話を戻した。
「私どもの目的は、砂漠横断鉄道に関する全権利の取得です。債券に付随する開発権は、すでに確保しました。ハイランダーによる敷設は、その権利に基づく事前調査です」
「安全通知のない爆破まで認める権利ではありません」と先生。
「手続上の不備については、監理室が処理する」とスオウ。
「ではでは、鉄道の権利について説明してください」
ノノミの声が、静かに強くなる。
「あの事業は、アビドスとネフティスを傷つけました。今になって、なぜ全てを手に入れようとするんですか」
「その前に、確認すべき書類があります」
代表者は室内を見回した。
「契約当事者以外には、退室を求めます」
「当事者は誰?」とシロコ。
「アビドス高等学校生徒会の代表者です。該当するのは小鳥遊ホシノさんだけでしょう」
ホシノの目が細くなる。
「違うよ」
声は柔らかい。
「対策委員会が、今のアビドスを運営してる。ここにいる五人全員が代表者」
「しかし旧生徒会の継承手続が――」
「活動の公的承認、学校運営の緊急継承、シャーレの監督記録があります」とアヤネ。
先生も資料を示す。
「少なくとも、アビドス側の説明を受ける権利は全員にあります」
代表者は不満そうに頷いた。
次に俺を見る。
「そちらは生徒ではありませんね」
「居住設備と旧鉄道施設の技術補佐です」とアヤネ。
「議決権はありませんが、施設権利の説明を聞く必要があります。機密を理由に退室させるなら、技術資料の審査も中止します」
「……傍聴のみ認めましょう」
俺は口を挟まず、ホシノの左後ろへ座った。
手は触れない。
届く距離だけを保つ。
ヒカリとノゾミは廊下へ出された。
通信画面の執事も一度退室を申し出たが、ネフティス側の確認者として残る。
スオウは壁際へ移り、立ったまま会談を見守った。
代表者が、変色した書類を保護袋ごと机へ置く。
「昨日、ハイランダーの倉庫から発見されました」
売買契約書。
売主、セイント・ネフティス。
買主、アビドス高等学校生徒会。
対象、砂漠横断鉄道と関連施設の使用権。
代金、百万円。
契約金、一万円。
残額九十九万円は、締結から二年以内に支払う。
期限後は遅延金が発生し、一定期間の不履行で契約失効。
「安すぎます」とアヤネ。
「使用権だけとはいえ、鉄道全体で百万円は市場価格から外れています」
「当時、事業を共同運営していた両者間の整理価格だったと推定されます」と代表者。
「推定?」と先生。
「経緯を示す決裁記録が残っていません」
「それで有効だと言うんですか」
「署名と印章は真正です」
代表者が最終頁を開く。
アビドス高等学校生徒会長。
梔子ユメ。
ホシノの指が、机の下で動いた。
俺の袖を探すように、左へ数センチ。
けれど途中で止まり、膝の上へ戻る。
「ホシノ」
俺が小さく呼ぶ。
「聞いてる」
返事は短い。
ホシノは契約書を端から端まで読む。
署名。
印章。
日付。
もう一度、日付。
「これが見つかったのは、昨日?」
「はい」
「二年間、誰も知らなかった」
「ネフティス側にも登録がありませんでした。倉庫移管の際に紛れたものと思われます」
「契約期限は」
「二日後の正午です」
「二日」
「それまでに残額と遅延金の支払意思を示し、旧アビドス中央駅へ代表者が来れば、契約を維持できます。来なければ失効し、鉄道権利はネフティスと私どもの管理へ移る」
先生が止める。
「今ここで返答を迫ることは認めません。書類の真正、有効性、発見経緯を確認する時間が必要です」
「承知しました。本日は、そのために二日間を提示しています」
ホシノは、日付から目を離さない。
「その日、ユメ先輩はいなくなった」
室内が静まる。
ノノミが息をのむ。
「契約を結んだ日ですか?」
「書類が正しいならね」
ホシノの声から、眠気も冗談も消えた。
「先輩は、その日から見つからなくなった。私は三日前から会えていなかった」
視線は紙の上にある。
「三十三日後、砂漠で見つけた。ヘイローは壊れてた」
セリカが口元を押さえる。
アヤネは何も入力できない。
シロコだけが、ホシノをまっすぐ見ている。
「遺品は私が持ち帰った。でも、いつも書いてたノートだけがなかった」
「この契約を探しに行った可能性は?」と先生。
「分からない」
「誰かと会った可能性は?」
「分からない」
「契約を隠したのは?」
「分からない」
三回目だけ、声が震えた。
「何も、分からない」
ホシノが立つ。
「少し外す」
「私も行く」とシロコ。
「来ないで」
「一人にしない」
シロコも立つ。
ホシノは止めなかった。
廊下へ出る。
次の瞬間、二人の足音が遠ざかった。
俺も立ちかける。
「追わないでください」
先生が言った。
「シロコが位置を知らせます。今は、走って追える二人ではありません」
俺は左手のロープ痕をなぞり、椅子へ座り直した。
「分かりました」
追えない自分を、勝手に危険へ出る理由にしない。
*
――Hoshino side
シロコが私へ追いついたのは、校舎から二キロ離れた旧広場だった。
二年前。
署名を集めていたユメと、一年生の私が初めて言葉を交わした場所。
「戻ろう」とシロコ。
「あとで戻る」
「今、話して」
「何を?」
「ユメ先輩のこと」
「……シロコちゃん」
「隠すほど、一人で決める」
私は答えない。
代わりに、シロコの後ろを指した。
「あ。現金輸送車、鍵が開いてる」
「どこ」
シロコが振り返る。
一秒。
私は砂を蹴った。
「……いない」
シロコが前を向いた時には、白い髪が崩れた建物の向こうへ消えていた。
「ずるい」
それでもシロコは追う。
完全には追いつけなくても、私を一人にはしない。
*
――Kanata side
会談は中断された。
債権者組合は、二日後正午の期限を残して退出した。
スオウと双子も同行する。
先生はシャーレへ戻り、契約と出資者を夜通し調べることになった。
午後四時三十六分。
シロコから、ホシノ発見の連絡。
午後五時十二分。
ホシノ本人から、危険なし、二時間以内に帰ると短い連絡。
午後七時五分。
二人は一緒に校門を通った。
「ただいま」
ホシノが言う。
「おかえり」と四人。
俺は最後に答えた。
「おかえり」
怒っていない声だった。
だから、ホシノは目を逸らした。
「急に走ってごめん」
「戻る時間を知らせたのはよかった」
「うん」
「でも、最初に言ってほしかった」
「……うん」
「今夜は?」
「一人で寝る」
即答だった。
「分かった」
俺は止めない。
「怖くなったら呼んで」
「呼ばないかも」
「それでも、俺は自分の部屋にいる」
ホシノの指が、一度だけ濃紺の袖へ伸びる。
触れる前に戻った。
*
同じ夜、ノノミは家の執事へ連絡した。その会話を俺が知ったのは、全部が終わったあと、ノノミ自身が隠さず話してくれたからだ。
「鉄道について、知っていることを教えてください」
『お嬢様がお気になさることではございません』
「私はアビドスの生徒です」
『だからこそ、普通の日々をお過ごしください。ご自身の選択によって、どれほどの方が対応を迫られたか、お忘れではないでしょう』
「忘れていません」
『ネフティスは今、存続の瀬戸際にございます。二日後の会談は、会社にとって最後の機会です』
「私にできることは?」
『明日、直接お話ししましょう。お持ちのカードについても、交換の準備がございます』
「交換?」
『夜も遅うございます。詳細は明日に』
委員会記録へ残されたのは、鉄道事業について翌日直接説明を受ける、という短い報告だけだった。「交換」という言葉は、書かれていない。入力欄の最後には、一度文章を消して書き直した跡があった。
普段の俺なら、理由を聞いたかもしれない。その夜はホシノの帰宅ばかり気にして、聞かなかった。
あとで、聞くべきだったと知る。
*
契約書が期限直前に見つかったことを、俺たちは偶然だと思っていた。
後から見れば、それが地下生活者の最初の一手だった。先生でも変えられない二年前を、現在の傷口として開き直すための手だ。
*
翌朝、午前六時四十二分。
後に回収されたシャーレの警備記録では、プラナがガス配管の異常を検知していた。人為的に緩められた接続部。警告、遮断、防護。それでも爆発までの時間が足りなかった。
窓と執務室の壁が吹き飛び、プラナは先生を守るため応答を失った。先生も瓦礫の下へ倒れた。
俺たちがその詳細を知るのは、もっと後だ。
午前八時十四分、アビドスへ届いた速報は短かった。
シャーレで爆発。
先生は病院へ搬送。
意識状態は非公表。
プラナも応答なし。
対策委員会室で、誰も声を出せなかった。
ホシノは最初に俺を見る。
椅子にいる。
怪我はない。
次に四人を見る。
全員いる。
「先生の病院は?」
「シャーレ指定の救急施設です」とアヤネ。
「連絡は」
「医療窓口だけ。容体確認中です」
「警備」
「連邦生徒会とヴァルキューレが入っています」
ホシノは頷く。
「おじさんたちは、ここを動かない。先生の所へ勝手に行かない。情報が来るまで、明日の会談準備を続ける」
「ホシノ」と口にした。
「何?」
「怖さは」
「……八」
「俺も八」
「そっか」
机の下で、ホシノの手が伸びる。
今度は途中で止まらない。
俺の右手を握る。
一分だけ。
アヤネが時刻を記録し、その間、誰も急かさなかった。
*
正午前、病院から先生の命に別状はないと連絡が来た。
意識は戻ったが、経過観察が必要。
アビドスへ来ることはできない。
安堵する時間もなく、午後二時にスオウと執事が来校した。
今度は債権者を伴っていない。
「鉄道の本当の目的について、お話しいたします」
執事の画面が、古い計画図を映す。
長大な列車。
複数の動力車。
中央に、車両の長さを超える砲身。
「砂漠横断鉄道には、非対称戦力となる兵器計画が秘匿されていました」
「列車砲」とスオウ。
「名称はシェマタ。重量一トンを超える弾体を、最大五百キロ先へ投射する要塞兵器だ」
俺は昨日見た重レールを思い出す。
「あの荷重設計は、このため?」
「可能性が高い」とスオウ。
「計画は中止されたはずでした。しかし最近の解析で、再稼働できる可能性が示された。債権者たちは鉄道権利を得て、列車砲を探し、使おうとしている」
「どこにあるんですか」とアヤネ。
「分かりません」と執事。
「極秘計画でした。ネフティスにも完全な位置記録は残っておりません。中央管制センターも、工事を続けるうちに到達する可能性があるだけです」
「そんなもののために、アビドスへ戻ってきたんですか」
ノノミの声が低い。
「ネフティスは、鉄道事業そのものを守るため出資を受けました。列車砲の再現可能性を知ったのは、提携後です」
「なら、今からやめればいいでしょう!」とセリカ。
「会社単独で契約を解消すれば、違約と破産が確定いたします」と執事。
「だから学校へ押しつけるの?」
「押しつけるのではありません。旧契約が維持されれば、鉄道使用権はアビドス生徒会へ戻り、債権者は列車砲へ手を出せません」
アヤネが期限を表示する。
明日、正午。
旧アビドス中央駅。
「残額と遅延金を用意し、代表が到着すればいい」とシロコ。
「到着できれば、だ」とスオウ。
「債権者側は数百の兵を集めている。駅と周辺道路を封鎖するだろう」
「先生がいない時を狙った?」とホシノ。
「爆破と債権者の直接関係は確認できない」
スオウの答えは事実だけだった。
「でも、結果は同じだね」
ホシノが図面を見る。
砲身の先に、アビドスの学校が重なる。
「他の方法は?」と口にした。
執事はノノミを見る。
「お嬢様がハイランダーへ編入し、生徒会長へ就任なされば、提携当事者として契約を整理できます」
「しません」
ノノミは即答した。
「させないよ」とホシノ。
「もう一つは、旧アビドス生徒会の正統性を否定することです。梔子ユメ様は、正式選挙ではなく当時の残存生徒による挙手で会長になったと記録されています」
「先輩を会長じゃなかったことにする?」
ホシノの声が冷える。
「そうすれば契約は初めから無効です。ただし権利はネフティスと債権者へ確定します」
「却下」
「私も反対です」とノノミ。
執事は頭を下げた。
「承知いたしました」
会談後、対策委員会は駅への突破計画を始めた。
先生の指揮はない。
敵は数百。
時間は二十二時間を切っている。
*
午後八時二十一分。
ノノミは委員会記録へ外出予定を入力した。
旧市場門。
家の連絡担当者と面会。
二十分。
非戦闘。
護衛不要。
本当は、執事から届いた個別連絡だった。
皆が突破経路を探している間に、別の解決を頼むつもりだった。
旧市場の路地には、執事本人はいなかった。
壁面端末に、遠隔映像だけが映る。
「お一人で来てくださったのですね、お嬢様」
「皆を戦わせない方法を教えてください」
「お戻りになるご決心がつきましたか」
「違います。私はアビドスの生徒です。そのまま、ネフティスに協力をお願いしたいんです」
「お嬢様は、何も失わず全てを得ようとなさいます」
「そんなつもりでは」
「お嬢様が家を離れたことで、学校は閉じ、使用人は職を変え、会社は後継を失いました。選択には、必ず誰かの負担が伴います」
「……分かっています」
「いいえ。分かっておられないから、一人でここへ来られた」
背後で足音がした。
スオウ。
監理室の生徒二人。
ノノミは武器へ手を伸ばす。
「抵抗しないでほしい」とスオウ。
「これは、正式な交渉ではありません」
「分かっている」
「なら、どいてください」
「できない」
スオウの銃口は下を向いている。
監理室の二人は、磁気拘束具を構えた。
「債権者は、明日アビドスと消耗する。ネフティスはその後に介入し、鉄道権利を奪い返すつもりだった」
執事が続きを話す。
「先生がいらっしゃれば、債権者側が先に崩れるはずでした。そこへネフティスの戦力を入れる計画です」
「先生は病院です」
「はい。ゆえに、計画を変更いたします」
ノノミの顔から血の気が引く。
「私を使うんですね」
「お怪我はさせません。アビドス側に、旧生徒会の正統性を否定していただきます。鉄道権利はネフティスへ戻り、お嬢様もハイランダーへ転校する。それで会社と学校の衝突を避けられます」
「学校は守れません」
「お嬢様は守られます」
「それでは意味がありません!」
ノノミが一歩踏み出す。
スオウがその腕を取り、重心を崩す。
磁気拘束具が両手首へ閉じた。
武器が路面へ落ちる。
「ごめんなさい」とスオウ。
声は小さかった。
「謝るくらいなら、離してください」
「それはできない」
ノノミは連れていかれた。
*
午後九時七分。
約束の二十分を、二十六分過ぎた。
アヤネがノノミの端末を呼ぶ。
応答したのは執事だった。
『皆様へ、お願いがございます』
画面に、拘束されたノノミが映る。
怪我はない。
両手だけが固定され、スオウが後ろに立っている。
「ノノミ!」
セリカが机へ手をつく。
『ご心配なく。お嬢様の安全は保証します』
「今すぐ返して」とシロコ。
『明日正午、旧中央駅へアビドス生徒会の代表者が来てください。そして、旧生徒会は正式な統治組織ではなく、梔子ユメ様の契約も無効であると宣言していただきます』
「断ったら?」
『お嬢様はハイランダーへ正式転校。ネフティスは鉄道の全権利を取得します』
「どちらでも、そっちが取るんじゃない!」
『衝突を避けるためです』
「それを誘拐っていうのよ!」
ノノミが画面の中で顔を上げた。
『皆さん、ごめんなさい』
「謝らないで!」
『私がネフティスをアビドスへ持ち込んだから――』
「違う」とホシノ。
一言で、全員の声が止まる。
ホシノは画面を見る。
青と金の目から、温度が消えている。
「ノノミちゃんは悪くない。そこにいて。迎えに行く」
『ホシノ先輩』
通信が切れた。
俺は、隣にいるホシノを見る。
長い袖の中で、右手が震えている。
「全員で作戦を組もう」
先に言った。
ホシノの視線が、ゆっくり俺へ向く。
「うん」
柔らかな声だった。
嘘だと、俺には分かった。
「皆は、ここにいて」
次の言葉で、冗談も眠気も消える。
「私が一人で行く」