「ん……」
あれからダラダラ過ごして、だいぶ時間が過ぎてしまった。
今はメモと追加だらけのノートにある内容の整理をしている。
ではなぜそういう事をするのかという話になる。
知識というものは毎日その場で使わなければ、時間が経つにつれて段々と忘れていく。
自分で書いている小説の事だってそうだ。
どういう内容でどれだけ登場人物がいて、これって最初からここまで何をしていたんだって。
話に矛盾を持たせるために態と忘れてもいいよとかいう話ではなく、ある程度でもいいから見返して全体を理解しておかないといけない。
俺は頭が悪いから他の人より物覚えが悪い。
そういう自分に何が出来るのかというと、それは見返す事を増やす事。
毎日毎日自分の小説の知識を言いふらす事なんてありもせず、メンタルが不安定な時は寝るだけ。
頭の中で思考がぐるぐるして寝れない時もあるのだが、それはまあ仕方がない事だろう。
自分の小説が序盤の序盤である。
何故序盤の中に序盤があるかというと、固まっていない内容があるからだ。
真水の海を超えた先、向こう側の新しい土地とは何か。
レバノン料理の提供、そしてそれを食べた人、そのタイミング、それにより失った時間。
もう片方の飛行機の何処にもいないしらさぎ。
まだ書ききれない事部分もあるだろう。
それは自分の理解が及ばない。
何故なら未来の自分が書くからだ。
何処の誰が明日明後日の未来の自分の小説の内容を書ける?
未来の自分の方が賢い小説を書けるのに、今日の俺に大きく期待する筈がない。
成長という言葉は未来の自分が凄いという事。
それは誰にでも当てはまらない事もあるけれど、小説はその成長という言葉を無条件で受け入れる。
小説を0から1に書き上げる昔の自分と、昔の自分の功績にタダ乗りして偉そうにする今の自分、そして過去と現在より積み重なった知識が広がっている未来の自分。
必要なら誰が欲しい?
「んっ…?」
ほら見ろ、小説に全く関係ない事をこうやって書き始める。
俺はノートに覆い被さって不貞寝を始めた。
これメンタル詐欺のやつじゃん。
くっそー、今日はメンヘラのやつか。
「今日は寝付き良かったな…」
復帰したぜ。
なんかヤンデレモードになってた気がするけどあまり覚えていない。
つうかノートの走り書きが凄い荒いんだが大丈夫か昔の俺。
なんだこの謎のメモは…。
背中から刺されそうだな。
「まあ…いっか」
確か小説の見直しをしていたんだと思う。
何処まで出来てるかな?
…なんか字が荒過ぎてダルそうだな、また一からし直すか。
主人公という立ち位置の人が出てくるのは、現段階の話にはなってしまうが、恐らくその人が死んでしまってからだと思う。
恐らく転生かTS掌サイズ総受け幼女転生かTS高圧的幼女転生の3つの候補先があるとは思うが、生き返るかしないかは確定する側と不確定な側に分かれているようだ。
この分かれ目は高圧的幼女社会の一部である、心理的な内訳が関わっているかと思う。
TS高圧的幼女が一番偉くて、次に女性が偉く、そして最後は男性。
俺は男性が一番しない可能性が高くて、その中間が女性、そしてTS高圧的幼女が生き返る事が確定しているんだと思う。
生き返る事に幅があり、そしてそれ以前に成さねばならない条件があるならば。
そう、条件だ。
すだちがある冷たい真水の海に落ちないと生き返られない。
生き返る事が確定しているTS高圧的幼女を含めた複数の集団でないといけない。
前に偶然と偶々の話をしたと思う。
偶々は自分の意思で進み、偶然は何かに与えられたもの。
偶然ばかり手に入れた奴とは、数に差が出来れば偶々ばかりの人生の奴はその偶然の数に追いつけやしない。
TS高圧的幼女には偶然が与えられるとしたら?
そんな立場の人達は自分達の社会的立場をどう扱いたいと思うだろう。
偶然を平等に与えたい?
偶然を初めから与えられているTS高圧的幼女は、それを平等にだなんて言わないだろう。
個々人の性格的なものではなく、てっぺんの意識として自分が偉い方が世の中が過ごしやすいという考えが一番強く思うからだろう。
TS高圧的幼女が牛耳る世界で、更に女性より男性の方が立場が弱い社会で起きる事故もしくは事件。
それは2機の内1機の機内のコックピット近くで談笑や怒鳴り合いがあり、そして可能性としてテロリストにハイジャックされたかも分からない飛行機同士の衝突が起きた。
今日は大事な日なので眠れなかった人が、どちらの機内にも存在している。
すだちがある冷たい真水の海へと空中へ投げ出されて落下してしまった人々の中にはイチャイチャ気質の冶金学者達がいるので、恐らく冶金学者の皆は全員自然と異性の人肌を求めてしまうTS幼女だと思われる。
その冷たい真水の海へと落ちた全員が、自然と異性の人肌を求めてしまうTS幼女がいる世界へとTSするかもしれない。
そして片方の飛行機のピトー管に群がっていたしらさぎは、もしかしたら人を真水の海の外へと出さないために存在している生物かもしれない事。
冶金学者達は自然と異性の人肌を求めてしまうTS幼女。
そんな人達はどうして飛行機に乗っていたのだろう。
社会的に優位な立場にあるTS高圧的幼女と高圧的幼女、その誰かがたとえ社会から数が少ない女性と男性が減ったとしても、今の世の中にある悪いルールを壊したいのだとしたら。
生き返る条件の可能性を考えて、生き返る事が確定しているTS高圧的幼女を含めた複数の集団でないといけないとあったと思う。
転生の儀式という言葉についても謎がある。
「ゲームを始めましょうと…スーツとハイヒールの人は機内で確かにそう言った。もしかして今日の事を知らないのかとも相手に聞いていた。ゲームという言葉の意味が違うものであるならば…」
「ダメだ…」
未来の自分に任せないとやっぱり中々難しいね。
小説の質ばかりがレベルアップして、俺置いていかれてますよー。
はぁ…凹むぜ。
「個人の話も色々加えておかないとなぁ…」
飛行機の中で田舎らしい暮らしをして過ごしていたが、後から既に転生していた事を思い出し、悪いルールや法律を勝手に無くしたいと思っているお母さんと友達思いな思考テロリスト。TS掌サイズ幼女転生した先に存在する爆弾投下後の世界でTS高圧的マイフェイバリットヒーロー幼女達とイチャイチャしたくて眠気が迫ったままの人。
墜落した真水の海で思考テロリストの人とイチャイチャしだすTS冶金学者幼女達。
闇金の利子に怯えて心が折れているけど、スーツとハイヒールの闇金か機長か副機長かは分からない幼女から促されて航空券とお金を得て、心機一転真水の海を超えて新しい土地で人生を始めようとするTS幼女。
今すぐ扉を開けて貸したお金を返して欲しくて、飛行機内まで駆けつけてきたTS世界線移動幼女。
利子付きの返済を嫌がり、あいつはもう別の場所にいるからもう会う事はないだろうと言い切り、お金を貸してくれたTS世界線移動幼女を道連れにしたい人。
飛行機知識を持っているであろうスーツとハイヒール姿の30代独身で知り合いが機内におり、今日という大事な日があるから寝ておらず、TSを人から隠される事が気になってイチャイチャ出来ない状態の人。
独身であり初対面の相手に面倒見がいい人。
「やっぱ序盤も序盤だな」
しらさぎのあるかもしれない人へ向けた役割。
闇金としての立場なのか不明なスーツとハイヒールの幼女。
先は長い。