外装幼女王   作:積み立てヨーグルト

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アイテムリスト

【太陽(完了まで46億年)】

【月(完了まで46億年)】

 

絶対無理やけんなこれ、もう目を背けるもんね。

今の俺はクリエイター活動の初心者。

クリエイター活動をメインにサポート案内に加えて自動購入まで、もう俺はお世話だけされる存在である。

だって仕方ないじゃん、分かんないもんは分からん。

つかワールド移動アイテムは使い切りだったようで、手元からなくなってしまった。

勿論アイテムリストからも存在しない。

まあまた検索キーワードから入手すれば大丈夫だろう。

 

未だここは真っ暗な世界が続いている。

俺はこのまま暗闇の中で生活するつもりは毛頭無い。

なので光源を手に入れたいと思う。

勿論、キーワード検索でね。

 

「蛍、蛍っと…。でも提灯アンコウの方が可愛いのかな…」

 

先に言っておきたいが俺は3Dモデルが可愛い方を選ぶ。

ん、待てよ。

提灯アンコウって海なくても大丈夫かな。

まあメタバースだし大丈夫だろ。

本当は会話が成立する生物を欲していた気がするが、今はその事はいいだろう。

蛍と提灯アンコウはそれぞれ検索キーワードにあったので、入手してこの真っ暗なメタバースへと出してみた。

 

「…なんかリアルだな」

 

3Dモデルのアイコンでは分からなかったが、今目の前にいるこの子達は現実の大きさに基づいたサイズっぽい。

1匹ずつ出してみたがどっちも可愛かったので暫く様子を見る事にした。

蛍と提灯アンコウのお陰で、俺の周りに光という明るいものが広がっており、とても世界が広がって見える。

 

「よしよし可愛いぞー、お前達」

 

うーん、メタバースだし餌あげなくても死なないよね?

可愛いからしっかり見守っていこうと思う。

 

 

 

「ウラーっ!」

 

最近気がついたら事がある。

提灯アンコウに検索キーワードにある真水をぶっかけてあげると喜んでくれているのかこっちに寄ってくる頻度が多くなる。

蛍の方は何度か俺の方から近寄ってるし多分喜んでいると思う。

嫌われてはないと信じたい。

一応様子は見てたけど、2匹共お互いに仲良くやっているようだ。

喧嘩する仲だったら困った事になってたけど安心したよ。

因みに蛍と言ったらお墓のイメージが勝手にあるから、このメタバースには既に俺が検索キーワードから大量に設置したお墓が沢山置いてある。

知ってるか知らないけれど、お墓って見てると心が落ち着くんだよ。

勿論誰も埋葬してないけどね。

そういう事実を知っているからこそ気持ちがそっちに向くのかも。

 

「に、してもなぁ」

 

これは何故だろうね。

何故かという話にはなるけど、このメタバースは前のメタバースと違う所がある。

それは周りが暗いという事。

その理由について考えつく事は、ワールド移動アイテムでここに来たからだとか、ログインボーナスがここに来てからまだ一度すら貰えていないからバグってるんじゃないかという話。

恐らく俺が原因なんじゃないかなとは思っている。

このメタバースからしたらなんか変な奴がワールド移動アイテムで来たわって感じだし。

 

「お、よしよしこっちおいで」

 

蛍が体にくっついて来たのでその小さな体を指で撫でる。

可愛いからもっと増やしたいと思ったけど、とりあえずは1種類1匹という縛りを勝手に課す事にした。

ほら、後から大変な事になっても困るし。

後は急に大量にいるのを見ただけで苦手意識とか出るのを防ぐ為もあるのかな。

 

「セラピーがメンタルにきてるなぁ」

 

今は正直な所久々に自分以外の生物に触れ合っている事で、セラピーを感じている。

ほら、俺ってはもう随分と独り言製造機だったからさ、メタバースに来た当初はそれでもよくねと思っていたけど少し性格が変わったもんね。

そりゃあ勿論小説書きてーと思う時もあるよ?

でもそもそも急いでいないし丁度いいタイミングとかあるしさ、今はこうやってのんびりしてるのが一番良いかもしれない。

どんどん地面が真水の水溜まりだらけになって来ているのにさっき気がついたから、急いでアイテムリストに仕舞っていったのが今日の事件だな。

 

人って健康で文化的な生活を送れていないと心が疲弊するとか言われるけど、やっぱり俺の場合ずっとガチの一人だったのが問題だったのかな。

健康という点はこのメタバースで風邪も病気もしないだろうからいいとして、文化的な生活は…送ってなかったわ。

無限メンタル調整とノートにペンで小説を書くという無限ループしてたし。

でも小説って多少は心がおかしくなってないと書けない気がするんよ。

分かるかな…ほら、書かないとやる気でねーとかやる気出ないから書くかーとか。

やる気がない時はとことん書くのを無視とかね、それで気持ちよくなったりもする。

小説書くのサボるって滅茶苦茶気持ち良いよ、皆もやった方がいい。

癖になるかは…分かりませんがね、へへへ。

あっ…。

 

「そういえば何か欲しいものがあったような。もう入手したんだっけ?」

 

もう遊ぶか寝まくっていたから、ここに来てから随分と時間が経ったと思う。

ふとそんな事が気になってメニューを開いてアイテムリストに目を通した。

うん…?

 

アイテムリスト

【太陽(完了まで45億年)】

【月(完了まで45億年)】

 

あれ、おかしいな。

勘違いー…ではないよね。

なんか1億年減ってんよー、何故だい。

もしかしてもう俺ここで1億年過ごしたっての?

ないない有り得ない。

だって長く遊んだとは言っても、蛍と提灯アンコウと戯れてただけだよ?

1億年もイチャイチャ出来る時間過ごしてねーよ。

 

「いや、絶対1億年の分だけ減ってるよな」

 

だって完了まで46億年の数字見て驚きすぎて大声で叫んだもん。

それって結構前の事だけどまだ覚えてるからね?

流石にそこは俺でも記憶ある。

 

「つまりはこうか…」

 

なんかここ時間の流れ早くね?

どんなメタバースだよ。

 

 

 

「実験だな」

 

このメタバースが時間の流れがおかしいという証明の為に色々と確かめてみる事にした。

何をするかと言えば、宇宙に関するあれこれをメニューのクリエイター活動を頼みにしてあれこれする。

メニューを出した。

 

メニュー

キーワード検索

クリエイター活動

アイテムリスト

フォローリスト

アプリ開発

ファンボックス

 

まあ他に気になる部分は当然あるものの、今はクリエイター活動に絞って事を行う。

クリエイター活動の初心者である俺は別にあれこれ手を出す上手さは持ってない。

ポンコツ小説しか書けない事からお分かりのように、俺は優秀な人ではないのだからな。

クリエイター活動を押した。

 

『どれを希望されますか?』

 

「ブラックホール」

 

いけるかな?

いけたらホワイトホールもいきたい。

太陽があるから月を欲しがってだなんて、それと同じ理屈だよ。

セットで欲しいよねセットで。

宇宙の事を全く知らない俺でも、こんな有名な名前は知ってるさ。

ブラックホールは無限に吸い込んでくる入口みたいなやつで、ホワイトホールの方は…多分その出口?

知ってるのは殆ど無いなぁ。

 

『アイテムリストに追加しました。作成時間完了までお待ち下さい』

 

お、いけた。

ナイスだね。

なら続けていこう。

 

「ホワイトホールも追加でお願いします」

 

『アイテムリストに追加しました。作成時間完了までお待ち下さい』

 

よしよし。

じゃ、確認しよう。

 

アイテムリスト

【太陽(完了まで45億年)】

【月(完了まで45億年)】

【ブラックホール(完了まで10億年)】

【ホワイトホール(完了まで10億年)】

 

おー、いいじゃんいいじゃん。

また暫くのんびりしておこうかな。

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