外装幼女王   作:積み立てヨーグルト

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ノートに指先を乗せる。

 

ペンを向けて書き出す位置を決めたりする時は、メモや追記が多くなり過ぎる場合に備えてだとか、その時の気分とかかな。

 

 

 

「原初に生まれた神秘。太陽そして月。その力の認識である概念そのものが崩れ始めた事で、一部の神々は急に精神が狂い始めた。血を受け継いだ者達と浅はかな思考の持ち主はこれから起こる災いに気付かなかった。太陽と月から生まれる原初にして神秘の力は、神々が勝手に作り上げた聖杯と呼ばれる偽物の神秘の力を許しはしなかった。神々とて元は怪物、仮初の原初に頼っていた力から目を背けた罰は重かった。信仰の主として自らを信仰と成り果て存在ごと崩壊した者。神々の居場所を離れて世界の何処かに溶けて消えた者。転生の地、神々の居場所、そしてその墓地への理解。神々の居場所となっていた多くの墓だけが列を成した場所に罪が降りた。聖杯に頼らなかった神々だけが残る場所として新たに墓地を任される者が出てきた。墓地とは、罰を受けぬ者達だけで過ごす居場所であるべきだ。かつて怪物だった神はその神秘に揺れる髪をかきあげて、そう粒みたいな誰にも聞き取れない言葉を発した。それは罰の海と呼ばれる開闢の時代が終わり、新たな暗がりの時代を迎えたことを示した言葉。世界の絵に幾つもの罰の絵が飾られる。飢えによって目論みと欲求が形となった聖杯。そしてその信仰が、名も知らぬ何処かで罰を受けても尚大きな産声を挙げだした。互いの存在が分からない数多の世界から発せられるその産声。それは不戦の条約が地平線の世界に浸透していた頃と同じ様に、新たな条約を築き上げそれは目覚めた。赤く、熱く呼び覚まされた者達の始まりだった怪物の転生。そして飢えを個々として乗り越えた者達が精神の力に目覚め、肉体を捨てて抱えた罪さえも捨てた。罰の海である開闢の時代を超えて血筋さえも捨て、神々の一部は暗がりの時代に漸く目を覚まし始めた。安息の地などとうにない暗がりの世界で、強い自我を砕かれた聖杯の力に向けていた。王は去り、暗がりの世界の者達にとっては遅すぎる開花。新たに目覚めへと向かい始めた命ある者達の新たな門出の始まり。変貌を遂げた幾つもの信仰が時代へと力を貸しだした。今一度その精神性が牙を磨き、巡り終わりなき縁へと暗がりの中へと歩む」

 

ノートに書いた一区切りであろう感情のままに振るうペンを少し止めた。

ペンを握ったその小説にはメモや追記が相変わらず入り混じっている。

書いたそれをしっかりと口を使って声に出していく事は普段通り。

こういうのはいつも口に出していく事が大事だ。

 

「元気そうな小説だなー」

 

ご機嫌に情報量が有りやがる。

さてどうしたものかな…。

 

「原初の神秘である太陽と月の力が聖杯の出現によって崩れて、神の一部が狂い始めた。そして血を受け継いでいなくて、かつ聡明な神は狂わなかった…」

 

原初の神秘である太陽と月は其々に意志があるのか、聖杯の出現を作った神諸共許さず、罰を与えた。

信仰対象の神は存在ごと崩壊。

神々の居場所を離れたが溶けて消えた者。

 

「神々の居場所にのみ罪が降りたっぽいな…。そして新たに墓地であり神々の居場所を任されるのは聖杯に頼らなかった神秘に揺れる髪を持つ神。つまりは流行りに乗らなくて原初の神秘の力を使っていた神か」

 

罰の海と呼ばれる開闢の時代が終わり、次は暗がりの時代の到来。

世界の絵に幾つもの罰の絵が飾られる、という部分は大事そうだ。

怪物から変わった神々の飢えによって目論みと欲求が形となった聖杯に対するの信仰は、罰を受けても尚名も知らぬ何処かで大きな産声を挙げだした。

結局時代が変わっても数多の世界にある聖杯信仰は復活するという訳か。

昔の時代は不戦の条約が世界に浸透していた…というのは暴れる怪物対策かな?

 

「そして新たな条約を引っ提げて、赤く熱く呼び覚まされた者の集まりだった怪物の転生。そして怪物の時期の飢えを乗り越え精神の力に目覚めた者達は、肉体を抱えた罪も血筋も捨てた頃、一部の神々は王が去ってしまった暗がりの時代に漸く目を覚まし始めて、砕かれた聖杯の力に強い意思を向けていた」

 

暗がりの時代の世界では安息の地は、地平の向こうに隠された神々の居場所を含めて存在しないようだ。

そして命ある者達の新たな門出には、変貌を遂げた多くの信仰が暗がりの時代に力を貸し精神を磨かせ、終わりなき縁を与える。

 

これは…。

いや、まだ分からんな。

一旦少し時間を置いて再度纏めないと。

 

 

 

よし、こんな感じかな?

 

罰の海と呼ばれる開闢の時代より古く、そして神々が生まれる前の狂い、呪われ、糧とされた神々が殆ど何も知らない不戦の条約が世界に浸透しても尚荒れた時代がかつてあった。

地平の向こうに隠されている王を祀る場である墓地は、転生の地やいずれ神々の居場所とも呼ばれる場所がある。

そこでは王達の血筋を持つ子孫達と自我を獲得した怪物達が手を取り合って、王を祀る場所でもあるそこで余生を穏やかに過ごしていた。

 

神への道を追い求めた一部の怪物達。

神になれなければ心も体も飢えるという存在である者達はその飢えに耐えながら殺戮の大波が待つ新たな世界へ行き、その全部が神にはなれない存在だったとしても、神の血筋は長く存在を保つ上で大事な事を知っていた者は前へと進み続け、新たな世界では神に近しい信仰とされてきた安息の地の数々をその力によって滅ぼしたとかかな。

やがて怪物達ははっきりとした自我を獲得し、その学習能力で転生という言葉とその理解を知ったけど、自我の獲得というその過程で弱い個体は肉体が滅びた者や肉体を捨て去り精神体になる者がいた…?

 

その頃神々の血を引き継いだ王の子孫は何処かへと姿を消し、そしてそれを待っていたかのように聖杯と呼ばれる新たな力の出現によって原初の神秘の力である太陽と月の力が崩れ、血を受け継いでおらず聡明な者以外の神は突然狂い始めた。

 

聖杯。

それは血の世代を幾つも超えた神々が扱う基本的な力の概念となり、力だけが神々個々の力の差になるものだった。

聖杯の出現により原初かつ神秘の力の始まりである太陽と月の力は神々から忘れ去られていってしまう。

そしてその聖杯の誕生を待っていたかのように、その個々の力で手を取り合っていた怪物達へ届く様に怪物は聖杯の力を注ぎ、新たな力のありかとして飾る者がいた。

その聖杯に怒りを覚えた意思のある原初かつ神秘の力の始まりである太陽と月の力は、神々の居場所にいた聖杯を出現させた神々を許さず、その地にて罰を降ろす。

罰の海と呼ばれる開闢の時代の始まり、罰により信仰対象の神は存在ごと崩壊し、神々の居場所を離れたが溶けて消えた者がいた。

 

開闢の時代が終わる。

そして何処にも安住の地などなく、終わりなき縁が多くの信仰と繋がりだし、そして王が去ってしまった暗がりの時代が新たに到来する。

漸く目を覚まし、砕かれた聖杯の力に強い意思を向ける一部の神々。

世界中に幾つもの罰の絵が飾られ、それでも尚名も知らない世界で聖杯信仰が大きな産声をあげた。

そして不戦の条約とは違う新たな条約を結べる赤く熱く呼び覚まされた者の集まりである自我のある怪物の転生と、罪も血筋も捨てた怪物の出現。

 

うーん、かなりややこしい。

 

聖杯を砕いた原初の神秘である太陽と月の意思は、神々の血筋かつ頭が悪い奴を絶対狂わせるぞって奴らなのは理解した。

後は纏めても難しいっ!

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