東方理想郷~east of utopia~ 作:ホイル焼き@鮭
「よし、着いたぞ」
「わあ、これがお兄様の言ってた『ぷーる』!?」
フランの目がキラついている。
「凜、待ってたわ。さあ、さっさと水着を用意してもらおうかしら!」
「(こいつ、何だかんだでノリノリだな……)そんなお前には敢えてビキニをさずけよう」
レミリアには、白を基準に、黒いラインのリボン。ヒップにはひらひらのミニスカみたいな布。その下には、ぴっちりとヒップに張り付く布!
「全く、合法ロリは最高だぜ!」(`・ω・)bグッ!
「欲情してるの?」コアクマテキホホエミ
「ああ、もちろん!」
「……恥じらいって物がないのかしら」
「行ってこいよ。せっかくだし、霊夢とも話してこいよ」
「そうさせて貰うわ。水ってどんな感触がするのかしらね~♪」
「そうだね、冷めた紅茶を全身で浴びるような感触があると思うよ」
「私の期待を壊さないでよ!」
そんなレミリアの反応を尻目に、フランにも水着を………。
「む~~」
「何でそんなにご立腹だよ……」
「お姉さまの事、ずっと見てた…………」
「それはそうだろ。現実では考えられない位可愛い子が、今目の前で水着なんだぜ………最高じゃないか!」
「私にもやって!アレ!」
「ふっ、言われなくても!」
だが、意外とデザイン考えるのは難しいな。…………………………
良し。フランには水色水玉柄、ひらっひらの紐で出来たリボンに、レミリアと同じ構成のヒップ部分!
「ごーほー、ロリはさい、こう、だぜぇ!素晴らしい!」
「えへへ、もっと見ても良いよ?ほらほら~♪」
ミニスカみたいなのを掴んで揺らすフラン。
「くっ……元から見えているのに、スカートを揺らすだけでパンツが見えているかの感覚に陥る!
なかなかやるじゃないか……フラン!」
「えへ。じゃ、私も行ってくるわね。お兄様も早く来てね!」
「おーおー、終わったら行くさ」
フランもプールへと向かう。
「さて、次は咲夜だ」
「あんまり変な格好にはしないでよ?」
「何を言う、俺がコーディネートするからには咲夜の可愛さを思い切り表現するに決まってるだろう!」
「そ。お手柔らかにね」
咲夜は……………………………。
良し。君に決めた!
セパレートタイプの白い競泳水着!一見地味だが、かなり布の面積が少ないため、至る所の露出が多く、それがただただ一色の水着とミスマッチを醸し出す!必見すべきはその背中!ほぼ隠れていないため、完全に露出されたその背中は、世の男どもにこうかはばつぐんだ!
「ちょ、ちょっと。だ、大胆すぎないかしら?も、もうちょっと大人しめのは無かったの?」
「だーいじょうぶ!最っ高に可愛く出来たぜ!文句なしだぜ!」
「そ、そう?な、ならこれで行きましょう。その……後で来てね!」
咲夜が素早くプールへと向かった。なんだ、そっけないな?まあいい、次だ次!
「良し!次は…………こぁさん!君に決めた!」
「私です?よろしくお願いしますね~」
うん?何となく雰囲気が変わったような………まあいいか。
「ふむ、こぁさんか……これはなかなか難しいな……」
「ゆっくりで良いですよ?」
「お気遣いありがとう。だが、急がないと時間がな………」
……………………………………。良し、こうだ!
こぁさんの水着は、黒色のワンピースタイプ。一見露出は少なく、ガッカリするような男どもも居るだろうが、侮るなかれ。その真価は、肩紐!肩紐がある事によって(それ以外の水着は首紐、もしくは紐なし)その肩や、首筋、果てには鎖骨まで!それらの魅力を最大限に引き出す!服に開いた穴によって露出した、お腹のへその部分も見逃せない。実に素晴らしい。
「great!こぁさんに敢えてビキニを着せなかったのもexcellentだったぜ!」
「えへへ、ありがとうございます。それじゃ、私は行きますね」
ん?今だったら『そんなに気に入ったなら、このカッコで、シちゃいますか~?』とか言いそうだったのに。やっぱり何かあったのかな?
「良し、次!パチュリー!」
「あんまり際どいのはやめてよね………」
「ふっ。それは俺のインスピレーションに言ってくれよ」
「いや、あなたに言えば問題ないでしょうに」
さて、パチュリーか………なかなかの難問だな。………………………………………………………………………………………………………………。
良し。てか、前の倍くらい悩んだ気がする。
白色ベースのビキニで、端にピンク色の線が入っている。そこまでは普通だ。だが、特筆すべきは至る所に存在している黒のリボン!
谷間にあるリボンは、必然的にそのおっぱいに目を釘付けにするし、ヒップの両側面に存在するリボンは可愛らしいし、足に雑多にぐるぐる巻きにされているかの様なリボンは、実は繊細にその足のお肉の蠱惑さを醸し出す!更に、頭の布が取れることによって初めて見るパチュリーのストレートは、実に可愛かった。だって、アレなんか年寄り臭いんだもん……………。
「ちょ、ちょっと、私には際どすぎない?大丈夫?」
「何を言うか!普段地味なパジャマみたいな服のパチュリーが、こんなに男を誘うかの様な格好をしてるから良いんじゃないか!ちくしょう、可愛すぎるぜ!」
「ふ、ふえ!?そ、そんなに?………というか、さりげなく私の格好をディスらなかった?」
「ふはは、俺だけが見ているのは勿体無いな、さっさと行ってこいよ」
「そうね………そうするわ」
トコトコとプールに向かうパチュリー。さて、これで最後………。
「良し!最後、美鈴さん!」
「((´д`)) ブルブル…。私もあんな恥ずかしい格好させられるのね……。ああ、鳥肌立ってきた!」
「傷つくなぁ。全員似合ってたでしょ?エロかったでしょ?」
「確かに、似合ってたけど………あと、さりげなくエロを入れないでちょうだい」
「取り敢えず、さっさと変身しようじゃないか」
「不安だわ………」
良し、決めた。最後だし、素直にイメージカラーで決めよう。
緑と白の縞々カラーのビキニがトップス。ボトムには、パレオが巻かれていて、その下は機能性重視の大胆仕様。なんと、すっごい尻が見える。7割くらい尻が見えるほどに。だが、パレオがあるから大丈夫。そして、合わせて髪型も変更。そのままにしていた後ろ髪を、頭の後ろでまとめ、美鈴さんの雰囲気を活発にしておく。
「あれ?意外と普通……ってえー!!??何このパンツみたいなの!何でこんなに布が少ないのよー!」
声が聞こえたんだ…………そう、今も聞こえる。良くやったと。この世の全ての男たちからの、称賛の声が聞こえるんだ!女の子は、世界を救うんだーー!!
でも、良くできたかな。
「大丈夫!パレオがあるから!全く問題なし!」
「設計上、泳いだりしても見えない。だから大丈夫」
「そういう問題じゃないわよー!私が、恥ずかしいのよぉ!」
【私美鈴。今日はちょっと大胆な水着だけど、彼が褒めてくれたからちっとも恥ずかしくないの!】
「私の声で言っても意味無いからね!あなた私じゃないからね!」
「なんだよー、せっかく似合ってるのに。やだやだー、これがいーいーのぉーー!何でそんなにイジワルするんだよぉ!」
「いい年した男が駄々こね始めた!?そ、そんなに駄々こねないでよ~。分かったわよ、これで行くわよ……」
「なら良し!じゃ、プール行ってきてね」
「私で最後でしょ?凜さんも一緒に行こうよ」
「ん、その前にやる事が有ってね。すぐ行くから、先に行ってきて」
「??やる事って?」
「ほら、紅魔館で言ってた、アテって奴だよ」
「私も付いていこうか?一人じゃ寂しくない?」
「ははっ、俺はもう17歳だぜ?そんな年じゃないよ。そりゃ、美鈴さんに比べたら全く年にはならないかもしれないけどさ?」
「む。女の人の年齢をとやかく言うもんじゃないよ?女の子の永遠の悩みなんだからね?」
「あはっ、女の子って年じゃないでしょ~?」
「むむ。またそんな事言って……」
「まあ、年齢なんてどうでもいいとは思ってるけどね。年をとるという事は肉体の老化、機能不全が進んでいく事。それがないなら、年齢なんて意味をなさないさ」
「そんな物かなぁ。でも、だったら何で、年齢のことなんて言ったのよ?」
「そんなの決まってるだろ?それは……………………………」
「ゴクッ。それは……………?」
「年齢で恥ずかしがったり、怒るところを見て面白がるために決まってるじゃないか!」
「そんなつまらない理由で!?」
「うむうむ。やっぱり紅魔館組だと、美鈴さんが一番ツッコミ向きだな。絡んでて面白いよ」
「わ、私にとっては物凄く疲れるんだけど…………」
「楽しくない?ならやめとくけど………」フッ
「い、いや、別に凜さんといるのが、嫌ってわけじゃ………むしろ、一緒にいて楽しいっていうか………だ、だから、そんな目をしないでよ………」
「ん………。顔に出てたか。もうあれから時間も経って、終わったと思ってたんだけど」
「何か………有ったの?」
「ん、気にしなくてもいいよ。良くある話だしさ」
「ん、あ、き、聞かない方が良さそうだね?じゃ、じゃあ私は先に行ってるね!」
これからは気を付けないとね。さっきみたいになったら面倒だし。
良し、気を取り直して、紅魔館に行くか!
…………………………青年移動中……………………………
「良し。到着っと。」
「さて、早速結界の制作をしておこうか」
能力を発動。紅魔館の敷地を、誰もいない理想的な敷地に変更。これでここに入ることは不可能だろう。強力な能力で干渉されたら、その限りではないが、いつもここに攻めいるのは、弱小妖怪の様な弱い存在なので、問題は無いだろう。
「さて、俺も混ざるか。」
男子の水着は、種類が少ないから楽だな。絶っっっっ対に需要は無いだろうが、一応描写しておくと、藍色のハーフパンツ。部活に入ってたせいか、無駄に腹筋が割れている。なおかつ顔も普通なので、そこそこ見られる格好にはなってるだろう。多分。
紅魔館を飛びだし、博麗神社に天狗化までして、全速力で向かった。その間およそ数秒。何だかんだ言って、俺もかなり楽しみにしていたのだ。
「ぼっと、びょうびゃくぶいだが。(よっと、ようやくついたか)」
超速で飛んだので、変な声が出たが、到着した。というか、俺のようやくは数秒なのか?
「あ、きたきた!お兄様~♪」ダキッ
「おっと。離れな。火傷したくなかったらな!」
「火傷した~い♪」
なんと生意気な!
「遅かったわね、凜。まさか紅魔館の連中まで呼んでくるとは思わなかったわ」
霊夢が話しかけてきた。
「まあな。人数多い方が良いし」
霊夢に返事をしてから、俺は大声で号令を掛けた。
「良し!ただプールで遊ぶのは子供でも出来る!今から泳ぎのレッスンをするぞ!皆集まれ!」
「「「「「「「「はーい!」」」」」」」」
泳ぎのレッスンを開始。まずはクロールからだ!
「良いか!クロールは最も速く泳げるといわれている泳法だ。だが、クロールを行うには、まず美しいストリームラインを描かなければ話にならん!まずはけのびぃ!」
けのびのやり方を教え、実際にやらせてみる。
「良し!全員申し分なし!流石にこの程度の事も出来ん雌豚はおらんようだな!」
「なんか怖くない?誰の真似よ?」
「分からんか?ハート○ン兵長の真似だ」
「えー、誰よそれ………」
「次だ!なかなか素晴らしいストリームラインを描いているようだし、クロールも問題は無いだろう。いいか、クロールとはな、水を胸の中央に集めるように描くんだ。そして手の入水を親指からする事で、水の抵抗を受けないようにするのだ!体をなるべくまっすぐする事で、水の抵抗を減らせぇ!」
「「「「「「「「イエッサー!」」」」」」」」
クロールの練習を始めた。ほぼ素早く泳げているようだが………。
「おい。パッチェさんよぉ。お前は運動不足過ぎるなぁ」
「だ、だって……足が、足がぁ……」
クロールのバタ足中に、足が痛いとか言いだし、見てみると筋肉痛のような症状が表れていたのだ。
「しゃーないな……痛み止めみたいなのを作っておくから………」
足の筋肉を弛緩させ、痛みを取り除く薬のような物を能力で作成。
「パチュリー、足を裏返せ。これを塗ってやるから…………」
「ごめんなさい、頼むわ……ひやぅっ!?つ、冷た……!」
痛み止めが冷たかったのか、変な声をあげるパチュリー。
「良し、更に効果が出るようにマッサジもしておこう」
「あ~~♪なんか気持ちいい……」
足のマッサジを終え、パチュリーに声を掛ける。
「ほい。終わったぞ。これで良いだろ。クロール自体は別に問題ないし、続けていいぞ」
「あ、ありがとう。じゃ、行ってくるわ」
パチュリーがプールに向かう。さて、どうするかな……少なくとも平までは教えるつもりだが……。
「次は平だ。平泳ぎ。これはなかなか難しいんだが…………。まあ、こっちの方が簡単と言う奴もいる!平泳ぎは、なかなか面倒な縛りがある!それは、左右対称に動かなければいけないという事だ!平泳ぎはこうやってやるんだ」
まずは言葉で説明し、実際に水に入り、実演してみせる。
「分かったか!?入水→けのび→ドルフィンキック→腕の動き(息継ぎも行う)→足の動き!この動作が終わったら腕から繰り返し!始めぇっ!」
「「「「「「「「イエッサー!」」」」」」」」
それにしても皆、ノリノリである。指示する側としても楽しくなってきた。
「ん……やっぱりちょくちょく厳しいやつがいるか………」
パチュリーと、こぁさん。他のメンツは、器用にやっているようだが。
「パチュリー!こぁさん!なってないぞ、そこになおれぇ!」
「はい!」
「分かったわよ……」
「まずはパチュリーから見させてもらうと、腕が直線的すぎる。平泳ぎは曲線的な弧を描くように腕を動かす。実際にやってみよう。パチュリー、手を貸せ」
「はい。これでいい?」ギュッ
「おっけ。いいか、こうだ、こう」
パチュリーの手で、平泳ぎの動きをさせてみる。
「手をかき終わったあとに、足を動かせよ?それで、足を動かしている時に、手でけのびをしておく事も忘れない。平泳ぎで一番体を推進させるのは足の動きだ。蹴り終わったあとに、その勢いが止まるまでけのびを続けておく事」
「えーと、こう?」
少し遅いが、きっちりと平泳ぎをするパチュリー。
「良し、問題なし!戻っていいぞ!」
「いえっさー………」トタトタ
「こぁさんは…………何であんなに気持ち悪い動きしてたんだ?」
「えーとですねぇ、泳ぎ方を忘れてしまいまして………てへ」
「てへじゃないわっ!もっかいみて反復でもしろぉ!」
皆を指さしながら、全力で怒鳴る。ぜぇ、ぜぇ。つ、疲れる。
「分かりましたよぉ。分かりましたから、そんなに怒らないでくださいよぉ」
「別に本気で怒ってるわけじゃないが……そういやこぁさん、なんか変わった?こういうのもなんだけど、前よりエロくない気が」
「レミリアお嬢様にヤキ入れられましてね~ちょっと、反省したと言いますか」
「うむ、いい心がけだな」
「いや~あの時は飢えの限界でして。あんまり紅魔館まで来れるほどの、強い男の人が居なかったんですよ。別に精気がなくても生きられるっちゃ生きられるんですけど。つい魔が差してしまいまして」
「過ぎたことは仕方が無い。まあ、少し死ぬかと思ったけど、別に良くなかった訳じゃないし」
「へ?少しなら良いんですか?」
「こぁさんが、俺の彼女になってくれるんならね~」
「なりますっ!」
「即答!?ちょと待て、そういうのは好きな奴となれって!」
「じゃあ好きです!凜さんは私の事、嫌いですか!?嫌いじゃないならなりましょう、今すぐに!」
「お、おちけつ、おちけつ!はやまるな、良く考えろ!」
「早まってません!さあさあ、今すぐなりましょう、そうしましょう!」
「( 'ω')ギャァァァァァァ!やめてぇっ!」
「ふへ、凜さ~ん♡……へぶっ!?」
「凜に手を出しちゃダメって、私言わなかったかしら……?」
ここで現る救世主、レミリア!さすがはレミリア、俺に出来ない事をやってのける!そこに痺れる憧れるぅ!
「ふふっ、今の私には効きませんよ……なぜなら、今のお嬢様は人間!ならば、私に勝てる道理なし!」
「俺を忘れてもらっちゃ困るぜ!」
能力を発動。こぁさんの性欲を、俺にとっての理想に変更!もちろん、その性欲を限りなく小さく…………!
「あれぇ?何か、更にムラムラしてきました………」
「嘘ぉ!何で!?」
まさか、俺は、こぁさんの性欲を小さくする事を、深層心理では望んでいなかったと言うのか……!
「くっ……な、なら!」
レミリアの人間化解除と、服装を変更。いつもの服装に、日傘をプラス!
「助けて、レミえもん!」
「はいはい、助けてあげるわよ。てか、レミえもんって何?」
レミリアが弾幕をいっぱいだし、こぁさんへと放つ。
「へぶっ!ま、まだだ…まだ終わらんよ!もっとだ……もっと強いのをくれ!」
「へえ……ならお望み通り……。確かな物をこの手に……」
神槍「スピア・ザ・グングニル」
「それっ!」
「げっ!げはっ………ま、まだこの私が倒れても、すぐに第二第三のこぁが、いつか凜さんを……もら……う……」
こぁさんは倒れた……凜 は 経験値を 手に入れた!
「ふぅ。助かったぜ。ありがとな、レミリア」
人間化と、服装の水着化を施す。
「礼には及ばないわ。というか、あれくらい貴方でも対処できたでしょ?」
「うーん、敵として出てきたなら男女問わずぶっ飛ばすんだけど。流石に女の子に暴力はね………」
「……意外とフェミニストなのかしら?」
「単純に、古風なだけさ。とりあえず戻ろう」
「ええ、そうね。あと、小悪魔にはきつく言っておくわ」
「そーしてくれると助かる。」
レミリアと共に、プールへと戻った。
「あ、凜。次は何するの?」
「うーん、もう泳ぎは良いだろ。各自、好きにして良し!」
「「「「「「「「はーい!」」」」」」」」
さてさて、誰と過ごそうかな?時間を考えると、3つくらいの場所には行けそうだけど……………。
フランはほぼこもってたので、かなり無知という設定。まあ、本筋に影響は全くないので、流してくだされば。