Fantastic4 New York's Heros 作:アメコミ勢
人形師
久しぶりに休息を手に入れファンタスティック・フォーの四人は部屋でゆっくりと休んでいた。リードは科学の本を読みながら、ジョニーは音楽を聞きながら、スーとベンは何もする様子は無かった。しかし突然ベンが声を上げる。
ベン「なぁ皆、恋人が出来たぜ。」
リード「何だって!?」
スー「あら、良いじゃない。」
ジョニー「おー!!どんな人どんな人?」
ベン「彫刻家のマリシア・マスターズって人だ、めちゃくちゃ優しい人なんだぜ」
ジョニー「わぁ、僕も早く恋人が欲しいや」
リード「スー、僕達もそろそろ婚約しても良さそうだな。」
スー「えぇ、そうね。」
ベン「おっと時間だ。それじゃぁデートに行って来るぜ。」
ベンはバクスタービルの一階に降りてゆくのであった。今日はマリシアとのデートの予定がある曜で外出するのだった。
マリシア「お待たせ、ベン。待った?」
ベン「全然、寧ろ早い位だ。」
マリシア「嬉しい。行きましょ」
ベン「そうだな。」
ベンとマリシアは早速ニューヨークの街を歩き始める。町中ではスパイダーマンがスイングしていたりアイアンマンの会社の商品を宣伝する動画が流れていたりしていた。
マリシア「ねぇベン、貴方に言う事があるの。」
ベン「どうしたんだ?」
セントラルパークを歩いているとマリシアがふとこんな事を言う。ベンはその内容が気になるのだった。
マリシア「ベン、私のお義父さんが貴方達の命を狙ってるの。貴方達なら勝てるとは思うけど気を付けて欲しいわ。」
ベン「なるほどな。リードに言っとくぜ。」
マリシア「言わないで、お義父さんは何をするか分からない。貴方達の安全の為にも博士には、言わないで。」
ベン「分かったよ、それなら俺一人でやる。」
マリシア「ありがとう、ベン。」
すると近くに何者かが現れる。しかも複数人だ。どうやら3人いるらしい。そして彼らは青いスーツを着ており胸には4のロゴがある。
ベン「リード達だ、でも何でここが分かったんだ?」
マリシア「彼らはファンタスティック・フォーじゃない。お義父さんの人形よ。」
マリシアがそう言うよりも早くヒューマン・トーチに似た人形が手から炎を放ちベンとマリシアに襲い掛かる。ベンは岩の肉体を盾にしてマリシアを炎から守る。
ベン「ジョニー、何をする気だ!!」
???「ザ・シング、僕達と来るんだ。さもなくば命は無い。」
ベン「俺がただの人間だったらな」
ベンはヒューマン・トーチに似た人形に殴り掛かる。すると見えない何かに阻まれる。見ればインビジブル・ウーマンに似た人形がフォースシールドを使って見えない壁を作っていたのである。
ベン「スー、辞めてくれ」
スー「出来ない頼みね。」
ベンはフォースシールドを激しく叩くものの効く様子は無い。更に青い蛇の様なものがベンに巻き付く。それはミスター・ファンタスティックに似た人形である。
ベン「リード、お前は恥ずかしくないのか?」
???「ベン、僕達に抵抗をするな。」
リードは肉体を硬くしてベンを拘束する。ミスター・ファンタスティックの拘束だけなら逃げられるかも知れないがインビジブル・ウーマンのフォースシールドの力もありベンは動けない。
???「ベン・グリム、初めましてだな。私の娘に近付くとは中々度胸がある。」
マリシア「お義父さん、どういうつもりなの?」
パペット・マスター「ファンタスティック・フォーは邪魔なんだよ。前にもヒューマン・トーチに実験を邪魔された。厄介な奴等だ本当に。」
ベン「よく分からねぇがアンタを止めるべきだってのは分かったぜ。」
ベンは岩で出来た拳を振り上げパペット・マスターに迫ってゆく。しかしパペット・マスターは慌てない。ベンに似た人形を作りベンの拳を受け止める。
ベン「離せ俺!!奴は悪い奴だ、お前は操られている!!」
ベンは人形の動きを見る。すると脇の辺りの色が薄くなっている。もしかしたらと思いベンはその部分を殴ってみる。すると驚く事が起こる。ベンに似た人形が壊れたのである。
パペット・マスター「おのれベン・グリム。だがまだ私は折れん!!」
パペット・マスターは人形の材料となる粘土を操りハルクに似た人形を生み出す。ハルクに似た人形はベンに走ってゆきベンを殴り飛ばす。
ベン「何てパワーなんだ!!」
パペット・マスター「驚いただろう?流石はハルクだよ。」
ハルクに似た人形はベンを掴み振り回す。ベンはあまりの力に抵抗できない。
ベン「やべえぜ...」
しかし今回もハルクに似た人形の脇は色が少し異なっていた。
ベン「お仕置きの時間だぜ!!」
ベンは色の異なっている部分を思い切り殴りつける。するとハルクに似た人形はやはり粉々に崩れてゆく。
パペット・マスター「忌まわしきザ・シングだ。ふざけおって」
パペット・マスターは大量のハルク人形を生み出そうとする。
ベン「お仕置きの時間だぜ!!」
ベンはパペット・マスターがハルク人形を生み出す前に怪力で型と粘土をパペット・マスターから遠ざける。そして更に強力なパンチをパペット・マスターにぶつけようとする。
マリシア「待ってベン、お義父さんを殺さないで。これでも私の唯一の家族なの。」
マリシアはパペット・マスターとベンの間に立ちはだかる。ベンは殴るのを辞め腕を降ろす。
ミスター・ファンタスティック「パペット・マスター、久しぶりだな。」
インビジブル・ウーマン「残念だったわね。」
ヒューマン・トーチ「あ、久しぶり」
パペット・マスターはファンタスティック・フォーの四人と警察に囲まれる。そしてそのまま警察に引き渡されるのだった。パペット・マスターの放射性粘土とその型はS.H.I.E.L.D.によって押収された。
ベン「全く、遅いぜお前ら」
ベンは苦笑いしながら3人に言う。
ミスター・ファンタスティック「ごめんよ、実は君に盗聴器を仕掛けていたんだ。でも会話を聞いて僕達が行くにはまだ早いと思ったんだよ。」
ベン「何してんだよ、でも助かったぜ。」
マリシア「皆さん初めまして」
ミスター・ファンタスティック「やあどうも」
インビジブル・ウーマン「初めまして」
ヒューマン・トーチ「やっほー」
マリシアはファンタスティック・フォーの3人に挨拶をする。ファンタスティック・フォーの3人もマリシアに挨拶を返すのだった。
ミスター・ファンタスティック「それじゃぁ、邪魔しちゃ悪いし僕達はここで帰るよ。また呼んでくれ。」
ミスター・ファンタスティックはそう言い残すとインビジブル・ウーマン、ヒューマン・トーチを連れてバクスタービルに帰るのだった。
マリシア「良い人達ね」
ベン「そうだな、彼奴等は最高だよ。」
ベンとマリシアはデートを続けるのだった。
平穏を取り戻したのも束の間、ベンは彼女、マリシアとのデートにてマリシアの義父、パペット・マスターに襲われる。しかし持ち前の戦闘センスと能力で対抗する。そして今後、ミスター・ファンタスティックとインビジブル・ウーマンは結婚しヒューマン・トーチも恋人を見つける。ただまたしても宇宙から危険な存在が現れるのだった。