俺もクウガです。
今アメリカで活動しています。
仮面ライダーもマーベル作品も好きですが、細かい設定が多すぎて書ける気がしません。
でも書いちゃった。無印アベンジャーぐらいは書き切りたい。
ヘリキャリアに集まった面々。
天才発明家や、内側に怪物を抱える科学者、過去から蘇った超人兵士に凄腕の女スパイ、果ては神といった、「超」をいくつ付けても足らない優秀な人材が集まっていた。
その中の一人、トニー・スタークは、明らかに場違いな者へ怪訝な顔を向けながら、S.H.I.E.L.Dの長官であるニック・フューリーに話を振る。
「フューリー、確か僕らは『世界を滅亡から救うためのチーム』として集められたはずだよな?」
「正確には『世界を滅亡から救うための最強チーム』として集めた。どうした。不満は多くあるだろうが、改まって確認したいことでもあるのか?」
トニーが何を言いたいのか察しているにもかかわらず、あえて遠回しな言い方をするフューリー。
他の面々も気になっていたことでもあり、二人の会話に興味の視線を向けている。
トニーはあえて大げさな動作で、
「ああ、あるね。その最強チームに、なんでティーンの学生がいるんだい?」
トニーが視線を向けた先には、日本の学生服を着た少年が椅子に座っていた。
本人は肩身が狭そうな様子である。
「そうだ、フューリー。ブルース・バナー博士のような例があるため一概には言えないが、彼はまだ学生らしいじゃないか。なぜ彼のような若者をチームに誘った?」
今度はキャプテン・アメリカこと、スティーブ・ロジャースが会話に参加する。
トニーとスティーブの視線を受けても、フューリーは一切揺るぐことなく、むしろ堂々と言い放った。
「理由はいたってシンプルだ。この場にいる誰よりも、彼には実績と実力があるからだ。」
「ほう、聞き捨てならんな。それはこの俺も含めて、ということか?」
暗に、この少年は自分よりも強い、と言われたアズガルドの神の一柱、ソーがフューリーに詰め寄る。
「その通りだ、アズガルドの神よ。今回のこのチーム招集、私は何よりも先に、彼の参加を実現させるために行動した。」
フューリーの言葉を聞き、その場にいる全員が少年へと視線を向けた。
「え、えっと。十文字黒太(じゅうもんじくろた)、18歳です。よろしくお願いします。」
視線を向けられたことで急いで立ち上がり、全員に改めて頭を下げて挨拶をする黒太。
「彼も天才だったり、超人だったりするのかい?まあ、どんな力でも僕よりはマシか。」
自虐に走るブルースであったが、
「バナー博士。彼が抱えている問題は、下手をすればあなたよりも重いわ。」
自分をここまで連れてきた女スパイ、ナターシャがブルースの言葉を否定するが、彼は本気で受け取らなかった。
「はは。自分の内側に、一度暴れ始めたら町一つ軽く壊滅させる怪物が暮らしている僕よりも重い問題だって?酷い冗談だ。」
「いい機会だから宣言しておく。」
フューリーが会話を切る。
「彼は、万が一君たちのような過剰な力を持った者たちと敵対した時の切り札だ。だが、彼の力にはリスクが伴う。彼の力が暴走してしまった場合――」
改めて全員を見渡し、
「この場にいる全員でかからなければ、本気の彼を止めることはできないだろう。」
ーーーーー
おぉ〜、ヤベェ〜。アベンジャーズだ、アベンジャーズ。アッセンブルしてるわ。
俺は転生者である。名前は十文字黒太、またの名はクウガである。
気が付いたら転生して、赤ん坊から人生をやり直していた。
年代的には転生前に生きていた時代とほぼ変わらず、特に大きな問題もなく中学生まで健やかに成長し、平和に過ごすことができていた。
そして中学3年の夏――
その平和はグロンギどもによって打ち砕かれた。
クウガかよ!ってなったね。
転生して14年経って、ようやく気が付いたよ。いや、分かるか!
グロンギが出てくるまで何の違和感もなかったわ!
大好きだよ、クウガ!大好きだけども、転生したくない世界ランキング、トップクラスの作品じゃねぇか!
ヤベェよ、東京から引っ越すこと提案した方がいいのかな、なんて考えながら帰宅したら、
家族が殺されていた。
なんなら俺も殺されかけた。
相手が第3号、ズ・ゴオマ・グとかいうコウモリ野郎じゃなければ死んでたな。まさか懐中電灯で撃退できるとは。
ゴオマ、何度思い出してもアイツだけはマジで許さん、あのクソコウモリ。
ダグバに先を越されないよう、確実にぶち殺しはしたが、あと100回くらい殺しても殺し足りないレベルの奴だった。
警察や4号こと仮面ライダークウガ、五代さんと協力してグロンギどもをぶっ倒したのまでは良かったけど、まさかクロス世界だったとは。
え?どうやって五代さんたちに協力したかって?
ふふふ、クウガの世界にはアークルが二つ存在するのだよ!
小説版に出てきたプロトタイプのアークル。それを探し出したのだ。
当時、復讐に走ってがむしゃらに戦いまくっていた。
そんな俺を止めてくれたのが五代さんと一条さんだ。他にもたくさんの人たちが支えてくれた。
だから、みんなに報いるために、五代さんが去った後も戦い続けた。
具体的に言うと、アギトにクウガとして介入してやったぜ!
いやー、闇対闇は熱い戦いだったぜ。
んで、未確認もアンノウンもぶっ倒して、ようやく平和!と思ったら、
「これだよ。」
目の前には暴れ回る緑色の巨体。バナー博士が変身したハルクである。
叫びながら、周囲のものを殴る蹴る押し折る、である。
「ナターシャさん!どうすればいいですか?」
「大人しくさせて!」
「了解です。」
やると決めたからには全力である。
「ふぅ。」
構えを取る。右手を上げ、左腕は腰辺りに添える。
腹回りが熱くなり、アークルが現れたのが分かる。
「変身!」
上げた右手を左手に添え、一気に両腕を開く。
同時に、全身は装甲をまとい、古代の戦士が蘇る。
「さて、伝説でも塗り替えるか。」