――――さすがは神官さまですな。たった十名ほどの犠牲と引き換えに大惨事を防がれるとは、素晴らしいご判断です――――
リオスは夢うつつの中で誰かの声を聞いていた。遠くから響いてくるような奇妙な声だった。
――――うむ...共同体の安寧を守るには止むを得まい。それに巫女の血を引く女どもは前から目障りだったからな――――
少年の耳に別の声が響く。誰かが両手両足に縄を巻きつける感触がする。
―――我々の言うことを聞かず、自分たちで勝手に礼拝をするような輩はいつか取り締まらなければと思っていたところだった―――
―――すると、ギラヒム殿が引渡しを要求してきたのは僥倖でもあった、というわけですな―――
―――そういうことだ。調印が済むまで牢に入れておけ―――
今度は、複数の人間が自分の身体を持ち上げるのを感じた。そしてしばらくすると、床の上に乱暴に放り出された。
痛みに呻いた。だが、まだ目が覚めない。
―――寝てる場合じゃねえぞ、俺。早く起きろ―――
少年は必死で念じた。無理に目を開く。だがすぐに瞼が重くなる。
だが、今度は少女の声が聞えて来た。押し殺すような囁き声だった。
「リオス.....リオス.....」
少年はもう一度目を開いた。歪んだ視界が少しづつクリアになってきた。土が剥きだしの床。粗い石でできた壁。
声の源に顔を向ける。格子で隔てられた先に少女がいる。両手で格子を握り、こちらを覗き込んでいる。
「イリーナ...?」
擦れた声でリオスは呟いた。少女はホッとしたように息を漏らした。
「よかった...リオス。生きてるのね?」
「あぁ。生きてるぜ」
少年はそう言い、立ち上がろうとして身じろぎした。だが両手は後ろに回され、固く縛られている。両足首もだ。振りほどけないかと思って身を捩らせてみたが、無駄だった。
「....クソッ。バカみてぇにキツく縛りやがって」
罵声を漏らすと、少年はなんとか腹筋だけで上体を起こし、背後の壁にもたれ掛かった。
「...生きて戻ってきてくれたのね。心配したのよ?」
イリーナが言う。手でしきりに涙を拭いていた。
「あぁ。約束だからな」
リオスは答えながらも部屋の内部に目を走らせた。隣の部屋との境に格子。廊下側にも格子。背後には窓があるが、これも格子が嵌っている。だが少年は気づいた。
「格子は全て木製....か。浮島じゃぁ鉄が貴重品だからな」
呟きながら、格子にどれくらいの力をかければ破れるかを頭の中で算段し始めた。だが途中でまた独り言を言った。
「...蹴るにせよなんにせよデカい音で気づかれちまう。他の方法を考えねぇと」
「ねぇ...リオス?」
イリーナが再び声をかけてきて少年は引き戻された。相手のほうを向く。そちらの房の中をよく見ると、薄暗い中に十人ほど若い女たちが座り込んでいた。皆失意に沈んだ表情だった。
「なんだよ、イリーナ?」
「私...いまだに何がどうなってるのかわからないの。今朝になって、村が化け物に襲われてるって聞いて、すぐ神殿に避難してきて...そしたら神官さまに呼び出されたの。『巫女の血を引く者で子を産める者は官舎に来い』って」
彼女は言った。
「...なんだそりゃ。てか、お前そんな血筋だったっけ」
「そうよ。でも昔お祖母ちゃんからそう聞かされただけ。自分じゃ意識したこともなかった」
彼女はそう答えると、続けた。
「でも取りあえず行ってみたら、いきなりここに....。何か奉仕をしろっていうんなら、こんなことしなくたっていくらでも出向くのに...」
それを聞いた少年はしばらく頭を働かせていた。だが、急にファイの言葉が脳裏に浮かんだ。
―――ハイリアはお決めになりました。ご自身が将来、巫女の血を引く者の中に受肉されることを―――
「....なる...ほどな。読めたぜ」
「なに?なんて言ったの、いま?」
少年が呟くとイリーナは顔を上げた。だがリオスは首を振った。
「―――いや、なんでもねぇ。こっちの話さ」
「リオス...神官さまはあんたのこと悪しざまに言ってたわ。平和を乱す暴れ者って」
「へ?俺が?」
少女の言葉にリオスは目を丸くした。そして笑い出した。
「ヘヘヘッ...俺が剣を盗んだのをエラい恨んでるんだな。ま、しゃあねぇか」
「でも、私は違うと思ったの。だって...避難してきた人達から聞いたわ。あんたがたったひとりで恐ろしい化け物たちと戦ってるのを見たって。だから私にはわからないわ。神官さまはどうしてあんたに感謝しないで、こんなに邪険にするのかなって」
「そりゃ俺が悪ガキだからだろ。あぁいう人種には嫌われる自信はあるぜ、自慢じゃねぇけど」
適当に受け答えしながら、少年は朦朧としそうになる頭脳を振り絞って回転させた。状況を打開するにはファイを呼び出すしかない。だが、彼女はあの剣が座標になると言っていた。しかし剣は奪われたのか、手元にはない。彼女が、こちらの声が聞こえるところにいるかはわからない。どうすればいい?
「リオス...ねぇ聞いてる?...教えて、今何を考えてるの?」
イリーナは目を伏せると、格子に頭を預けながら言った。リオスはまた思索を中断させられて顔を上げた。
「あ...悪りぃ。なんだっけ?」
「神官さまの、私たちを見る目がね...ゾッとするくらい冷たかったの。どうして牢に入れられなければいけないのか、ひと言も説明してくれなかった。とにかく入れって。私たちそんな扱いを受けなきゃならない覚えは一つもないのに。『巫女の血筋』ってそんなに悪いものなの?」
「んなわけねぇだろ。神官の奴勘違いしてるんだけじゃね?」
リオスは腹を決めた。遠からず自分はギラヒムに引き渡される。だが、ファイは自分を探し回っているはずだ。気障ったらしいギラヒムのことだ。おそらく引渡しや調印の儀式は盛大に行うだろう。そうなればファイは必ず自分を見つける。それまでの辛抱だ。
だが、少女がすすり泣く声でリオスはまた我に返った。
「...どうして...どうしてこんな目に遭わないとならないの?私たちこれからどうなるの?」
その時だった。部屋の天井を通して、空に異音が鳴り響くのが聞こえた。
聞き覚えのある竜の咆哮。巨鯨のようなナリシャの呼吸音。それが高速で頭上を横切っていくのが手に取るようにわかった。
―――ナリシャの爺っちゃん、頑張ってんな―――
だが、イリーナを見ると、彼女は驚いて天井に顔を向けている。その目は恐怖に見開かれていた。
「い...今の音...なに?いったいなんなの?」
リオスは身体を捩りながら座ったまま移動した。イリーナの目の前までくると、格子に背をもたせかけ、言った。
「手、出しな」
「....手?...どうして?」
「いいから出しな」
少年の言葉に、イリーナはおずおずと格子の間から片手を出した。リオスは後ろに縛られた両手でその手を握りしめた。
少女は息を呑んだ。その手は震えているのがはっきりわかった。だがリオスは握り続けた。体温が伝わる。しばらくそうしていると、イリーナの呼吸が落ち着いていくのが背中越しにわかった。リオスは言った。
「大丈夫だ。俺たちは絶対に助かる」
「....本当に?」
「ああ。本当さ」
そう請け合うと、イリーナは小さく笑った。そして呟いた。
「私ね、牢に入れられた瞬間、思わず疑っちゃったの。女神さまって本当にいるの?って」
それを聞いたリオスも笑った。そして答えた。
「いるさ。いるに決まってるだろ」
「どうしてわかるの?」
「どうしてもさ。疑う理由がねぇ」
尋ねられたが、考えることもなく少年は断定した。そうするとイリーナはまた小さく含み笑いした。
「なんか...ヘンね。あんたにこんな風に励まされるなんて」
「『お前みたいな不信心者が何言ってんだ』っ...て思ったか?」
「そうは思ってないけど」
少女が言う。リオスは少し考えると、付け加えた。
「....地上で会ったんだ。俺の親父と一緒に戦ったっていう爺さんに。そしたら言ってたよ。『もうこれ以上持ちこたえられないっていう瞬間に助けが来る』ってな」
イリーナは格子越しに少年の手を握り返した。さっきよりもずっと力がこもっている。
「そんな話、ほんとうにあるの?」
リオスは肩をすくめた。
「あるさ。その爺さん、嘘つくような奴じゃねぇし」
イリーナは小さく息を吸った。
「そんなのって...まるで」
「奇跡みてぇだろ?」
「....うん」
ふたりは同時に笑った。その時だった。
* * * * * * * * * * *
「リオス...リオス....」
呼びかける囁き声で、少年は顔を上げた。部屋の中を見回しても何も異状はない。
「おい...リオス、こっちだって。こっち!」
再びの押し殺した囁き声に、リオスは壁の上方を見上げた。窓だ。窓の向こうに人の顔が見える。
セバルスだった。
「おぉいセバルス...早くしてくれよぉ...腕がダルくなってきただろぉ」
ロドの声も聞こえた。リオスは弾かれたように動いた。芋虫のように這いずり、窓の下にいざり寄った。
「リオス!...うちに来たんだよ、こないだの幽霊女がよ!」
セバルスは囁くと、窓の格子から鞘入りの小刀を差し出し、言葉を継いだ。
「―――あいつ物凄い剣幕で俺に言うんだ。これを持っていってやれって!」
リオスは一瞬迷ったが、窓の下の床に横たわると言った。
「いいぜ。落としてくれ!」
セバルスが小刀を落とした。どうにか腹の上で受け止めると、再び声がした。
「あとこれだ。上手く逃げろよ!」
今度は鋸だ。それも腹で受け止めると、格子の向こうに手が引っ込んでいき、続いて小さな足音が遠ざかっていった。
リオスは小刀を後ろ手に持つと、格子に戻ってイリーナに言った。
「悪りぃ、切ってくれ」
彼女は頷くと、鞘から刃を抜いてロープを断ち切った。リオスは小刀を受け取ると足首の縄目も切断した。そして今度は鋸を取り上げ、廊下側の格子を切っていった。
鋸の刃が木製の格子に食い込み、ギシギシと乾いた音が響く。
イリーナが息を呑んだ。
「リオス...そんな音、聞こえちゃう!」
「聞こえたら困るから急ぐんだよ」
一本目の格子が切断された。リオスは思い出した。年老いた養父に代わり、家の修繕は幼い頃から彼の役目だった。木を切り、破れ目を塞ぎ、釘で固定する。嫌で嫌で仕方がなかった。どうして自分だけがこんな仕事を、と思った。
「へッ...こんなこともハイリアにはお見通しだったってわけか?」
リオスは呟くと、手際良く二本目に取り掛かった。だが鋸を引きながらも廊下の向こうの気配に意識を集中した。今見つかったら終わりだ。二本目についた切り跡が次第に深くなる。やがて切断された。
三本目に取り掛かりながら耳を澄ます。どうやら廊下の向こうでは宴会が行われているらしい。
「―――まぁまぁ神官さま。もう一杯グイっと」
「これこれ、気が早いだろう。まだ調印は終わっておらんのに」
「しかし目障りな連中が一度に片付いてめでたいではないですか」
声が聞こえる。少年はペースを速めた。外に出ればこっちのものだ。
やがて三本目が外れた。リオスは隣の房のイリーナに鋸を渡した。
「女の力じゃ厳しいかも知れねぇけど、交代でやればなんとかなるだろ。俺はあいつらの様子を見てくる」
「わかった。気を付けてね、リオス」
彼女は鋸を受け取ると自分の房の格子にそれを当てて引き始めた。同房の女たちも近寄って手を貸した。
リオスは自分の房から出ると、廊下の壁に身を寄せながら聞き耳を立てた。
だがその刹那、廊下の向こうから聞こえてきた。
「―――ギラヒム殿より伝言です。調印の準備が済んだとのことで」
「わかった。では囚人を引き出そう」
それを聞いたリオスは思い切り舌打ちした。武器はポケットにある小刀だけだ。
しかし、彼はその刃物で人間に斬りつけるさまを想像した。赤い血が噴き出す。苦悶の叫び。絶望に泳ぐ犠牲者の目。
「―――俺、そんなことするために強くなったわけじゃねぇよな。そうだろ、親父?」
リオスはそう呟くと小刀を背後に投げ捨て、廊下の真ん中に仁王立ちした。
足音がドヤドヤと廊下へ入ってくる。
「ん? 誰か立って........」
先頭に立っていた助祭が言い終える前に、リオスは声を張って呼ばわった。
「おい。俺ならここにいるぜ」
助祭たちは何が起きているのか理解できず固まった。その背後から神官も顔を出した。
「リ....リオス!お前、なぜ牢から出ている!」
「知らねぇよ。勝手に出たんだよ」
リオスは肩をすくめた。
「俺をギラヒムのとこに連れてくんだろ?ちょうど良かったよ。俺もあいつに用事があるんだ。連れてってくれ」
背後では女たちが鋸を引く音が聞こえる。それに気づいた助祭が顔を上げた。
「あっ....いつの間にあんなものを!」
「やめさせろ!」
神官の号令で数人の助祭がこちらに殺到してきた。だがその瞬間リオスは一喝した。
「女には手を出すんじゃねぇ!!」
そのあまりの剣幕に、助祭たちが思わず立ち止まった。リオスは神官を睨みつけると尋ねた。
「神官さんよ。あんた、女たちをギラヒムに引き渡す約束をしたそうじゃねぇか。自分が何をやってるかわかってんのか?ぁ?」
相手が口ごもっている間に少年はまくし立てた。
「バレてんぞ。そうすりゃ鬼どもに手出しさせねぇってギラヒムが言ったんだろ?最低じゃねぇか。女を差し出して自分たちだけ助かろうなんてよ」
「なっ...何を言う!お前のような悪ガキに何がわかる!」
神官は辛うじて声を上げた。だがリオスは続けた。
「あんたらのやってることは浮島の全住民が見てるぜ。いっつも道徳やら感謝やらを説いてるのに、やってることは逆だってな」
「黙れ黙れ!おい、取り押さえろ!」
焦った神官が号令をかけた瞬間だった。
少年と神官たちの間に青白い光が浮かび上がった。それはすぐに少女の姿を取ったかと思うと声を発した。
* * * * * * * * * * * *
『――――神官アンナス。あなたに告げなければならないことがあります』
ファイは冷厳な声音で告げた。神官も助祭たちも茫然と目を見開いて立ち尽くしている。
リオスは手を顔の前にかざした。ファイから発する光はいつもにも増して強烈に思えた。
『あなたは神に仕える身でありながら偽善を行い、私利私欲を貪り、あまつさえ女神の受肉するべき器である巫女たちを悪に売り渡しました。その罪の裁きは必ず下るでしょう』
彼女はそう言い放つと、手を指し伸ばして続けた。
『―――しかし....もし悔い改めるなら今からでも遅くはありません。女神ハイリアは慈悲深いお方です』
それを聞いた神官は額に汗を浮かべながら叫んだ。
「お...お前は何者だ!女神ハイリアのお名前を騙るとは不届きな!」
『私はファイ。女神ハイリアに仕えるため造られた精霊のひとりです』
「嘘をつけ。きっと悪霊に違いない。立ち去れ!女神ハイリアの名において命ずる!」
神官はそう叫ぶと、激しく震え始めた。ファイは答えた。
『その命令は無効です。また、人間を裁くのは私の権限を越えますが―――』
彼女は相手を指さすと締めくくった。
『ここに宣告します。あなたは今宵じゅうに裁きを受けるでしょう。もはや救いは残されていません』
「う...うるさい!悪霊の言うことなど信じるか!」
だが、威勢のいい言葉とは裏腹に神官は腰を抜かし始めていた。助祭が支えなければ立っていられないほどの激しさで震えている。
「さ...裁き...だって?」
「やっぱり...女たちを売り渡したのはまずかったんじゃないのか?」
戸惑った助祭たちが声を上げ始めた。ちょうどその時、女たちが牢の格子を切断し終わって房から出てきた。リオスは言った。
「じゃ、俺たちは行くぜ。剣と弓矢を返してくんねえか?」
『マスター。マスターの装備は食堂にあります。出て右です』
ファイが代わりに回答した。リオスは腰を抜かした神官を支えながら固まっている助祭たちの傍らを抜けて廊下を出た。女たちが後ろから続いた。
「ずいぶん調べがいいんだな、ファイ。助かったぜ」
食堂に入ると、料理や酒が一面に置かれたテーブルの隅に没収された武器が置いてあった。剣を拾い上げると、少年は料理を手づかみで口に放り込み、弓と矢筒を背負った。するとファイが澄ましてこう言った。
『―――私は神官が裏切ってマスターを妨害する確率を87パーセントと計算していました。そのため、マスターと連絡不能になったとき真っ先に彼を疑ったのです』
「お前、さすがにシゴデキ過ぎるだろ」
リオスは苦笑いしながら食堂を突っ切って扉を開き、後ろにいた女たちに手招きした。
その途端に上空から轟音が近づいてきた。
「危ねぇ!」
リオスは戸口から出ようとしていたイリーナの手を掴んで引き戻した。凄まじい風圧が襲い、戸板が激しく揺れる。食堂の窓ガラスが割れるけたたましい音が響いた。
顔を上げると、ナリシャの巨体が竜を追って上昇していくのが見えた。勢いで尻もちをついたイリーナを助け起こすと、リオスは扉を締めると女たちに声をかけた。
「みんな、心配すんな。あのでっけぇクジラみてぇなのは俺たちの味方だ。あの竜をやっつけようとしてくれてるんだ」
イリーナを始め、女たちの目には恐れと戸惑いが浮かんでいる。だが少年は繰り返し言った。
「俺たちは見捨てられたわけじゃねぇ。それに、今残ってる鬼どもは俺が倒してやる」
その時、再びファイが姿を現して言った。
『マスター、猶予はあまりありません。ギラヒムは神官が囚人を連れてこないことを知ったらボコブリンに総攻撃を命じるでしょう。女性たちを安全地帯に避難させることを提案します』
「安全地帯って....神殿か?」
『いいえ、マスター。神殿はギラヒムに監視されています。墓地の地下にある隠し部屋が最適かと。いざとなれば木道を落とせば接近不可能になります』
「そ...そいつはいいけど自分たちも出られなくなっちまうじゃねぇか」
『危険が去ったら木道を再建すればよいかと』
「それまで飲み食いとかどうすんだよ?」
リオスが尋ねるとファイは無感情な声で言う。
『異例ですが、仮死状態での封印による生命保存が考えられます』
「...ファ...ファイ、お前なんかエグいこと考えてねぇか?」
急に嫌な予感がしてきたリオスは尋ねた。するとファイは答えた。
『マスター。最悪の場合、巫女たちをのみを生かし、他の住民全てを切り捨てるご判断も必要かと』