「げっ!お前は【混沌王】!?何でこんな所に!?」
「今は【混沌王】じゃない。今は
「お前が!?一年前みたいにあの暴れっぷりを見せていたお前がか?」
「唯の気まぐれだ。それにこっちの方が面白そうだったからかな?」ドンッ
「っ!くそっ!」
彼がそう言った後、最後の不良が倒れた
彼の名前は
その時彼に通信が入る
『お疲れ様晴鬼。今医学部がそっちに行ってるからもう少しだけそこにいて』
「はいよ空崎さん。いいよ仕事だし、俺も昔暴れ回ったから」
『まさかあなたが本当に風紀委員に入るなんて思わなかったけど、あなたが入ったお陰で仕事が今まで以上に楽になったから助かっているわ』
「なら良かった。じゃあ氷室さんが来たら俺も一回そっちにもど」
ドガァァァァン
遠くから爆発音が聞こえる
「………」
『………』
「『はぁ……』」
「ちょっと行ってくる」
『気をつけてね』
「誰に言ってんすか」
そのまま俺は爆発がした所に行ってくる。
そこには
「ハーッハッハッハァ!諸君!今回はこのお店の地下に温泉の僅かな鉱脈をキャッチしたぞ!このお店には悪いが我々の温泉開発の為の礎となって貰おう」
「「「「「「「「うおおおおおお!!!!!」」」」」」」」
またやってるよアイツら懲りねぇな
「むっ?そこにいるのは晴鬼じゃないか!どうだ?一緒に温泉掘ろうではないか!」
「あっ!晴鬼くんじゃん!久しぶり〜!」
「久しぶりだな。鬼怒川、下倉。悪いがそれどころじゃ無いんでな」
「どうしたのだ?気分悪いのか?」
「珍しいねぇ。晴鬼くんが乗り気じゃないのは」
「悪いが俺は風紀委員になった。ここでお前らを拘束しなければならない」
「………は?晴鬼がか?」
「うっそーん」
「え?嘘でしょ」「流石に嘘だよね?」「あの晴鬼がだよ?」「あの【混沌王】がだよ」「まっさかねぇー」
どうも信じてねぇな。だったら
「そんなわけないだろ?晴鬼がだそ?」
カスミがこっちに近づいてくる
「まぁまぁ色々と事情があるんだろ?ここで温泉でも掘りなが「ここで拘束するしかないな」……………え?」
バゴッ!
カスミは突然頭を鞘で叩かれて気絶した
「「「「「「「「…………………え?」」」」」」」」
「え?部長?」
「………」
「……え?ほんとに?」
「じゃあ今から拘束する。逃げるやこっちに来るなり攻撃するなりなんかしろ」
◇◆◇◆◇◆
ドガァァァァン!
「ギャアアアア!!!」「ほんとに晴鬼が風紀委員に入ってるとは思わないじゃん!」「早く逃げるぞ!」「誰か部長持って!」「流石に【混沌王】が相手とか部が悪すぎるって!?」「まさかあの噂が本当だとは思わないじゃん!」
(……ん?噂?)
「噂って何だ?」
「知らないの?晴鬼くんがゲヘナで風紀委員に入ってるって噂になってたよ」
既に拘束されている下倉がそう言った
「噂って、そんなに俺が風紀委員に入ってるって変か?」
「変どころじゃないよ〜、一年前までは気まぐれに街を破壊して暴れ回ったあのゲヘナの【混沌王】と呼ばれた晴鬼くんが入ってるって誰も信じてないよ〜。むしろ迷信じゃねって言ってたくらいだし」
「…………そうか。けど今は少し改心したし、今度は俺が取り締まる側だからな。けど俺は今後も行使ははっきりするから今までどうりにしてもらって構わないぞ」
「そっか〜。じゃあそうする!」
やっぱ下倉はこの状態になっても普通に語ってくるな。少し調子狂う、けど
「……この無邪気さが可愛いんだよな」
「………………え!///」
「?どうした」
「いや///何でもないよ///」
そう言い下倉は顔を真っ赤にし、そっぽ向いた
◇◆◇◆◇◆
『お疲れ様。本当にありがとね晴鬼』
「まぁ近くに居たからラッキーだったけどな」
『………けど、あまりそう言う事言わない方がいいよ』
「………聞こえてたのか?」
『………うん』
「……………はぁ。恥ずかしいとこ見られたな」
『女の子を口説くところは恥ずかしくないんだね』
口説いた覚えねぇよ
「……じゃあ今度こそそっちにもど」
『———待って』
「どうした?」
『かなりの部隊の数が今アビドスの方角にいるわ。イオリとチナツは現場にいるみたい』
「何で何だ?」
『分からない……けど、先に行っててもらえる』
「おけ。じゃあ後から合流か」
『えぇ。そうね』
「じゃあ行ってくるわ」
はぁ面倒くせぇな
俺は誰も見られてない事を確認しつつ鬼神の能力を使った
◇◆◇◆◇◆
晴鬼がアビドスへ向かっている間にも事態は刻々と進んでいた。まずアコの当初の目的通り便利屋68を捕捉したのは良かったのだが、イオリの猪突猛進な性格が災いして警告無しにゲヘナ外の自治区であるにも拘わらず先制攻撃をしてしまったのだ。状況を更に悪くしてしまう一因にそこにはアビドスの生徒とアコの本命たるシャーレの先生がいたこと。先制攻撃をしていなければ対話でまだ何とかなったかもしれないが、既に攻撃してしまっている以上アビドスとシャーレからの覚えは良くないだろう。アコも保険を用意しているとはいえシャーレの先生を確保した際の状況の報告をヒナにした時の事を考えると叱責は免れないだろう。アコは内心溜め息をついた。
『便利屋の処遇は、私たちが決めます!』
やはりこうなるか。アコは便利屋の身柄の要求をアビドスに求めるが向こうからの印象が悪いせいでこちらの言葉は聞き入れてもらえそうにない。であるならばと先生に同じ質問をしてみるが———
“便利屋はちょっと困った子達だけど、悪い子じゃないから“
などと言っている。いや悪い子かどうかはともかく悪い事はしている。風紀委員会がこちらに来る直前にアビドスの生徒達が足繫く通うラーメン屋を爆破しているのだ。逆に便利屋がそこまでの所業を行ってしまっているのにアビドスに便利屋よりも風紀委員会が敵視されているのは、先の先制攻撃が相当に尾を引いている事は間違いない。
『そうですか。——仕方ありませんね。本当は穏便に済ませたかったのですが』
アコは出来れば使いたくは無かった保険を使おうとした瞬間、イオリの背後から銃声が鳴る。その音に咄嗟に振り向いたイオリだったが既に便利屋所属の伊草ハルカがイオリの目の前でショットガンを構えていた。先ほどの先制攻撃を受けて自身が敬愛する便利屋68の社長である陸八魔アルを傷つけられ怒り心頭のハルカは「許せない!」と連呼しながらイオリのお腹にショットガンを連射する。
「うっ……ぐっ!——こんッの!!」
ハルカの猛攻に耐えきったイオリは弾切れを起こした瞬間に彼女の横腹に蹴りを入れて距離を取る。が、流石にダメージが大きかったのかすぐに膝を突いてしまった。
「イオリ!大丈夫ですか!?」
「あぁ…なんとか。晴鬼との訓練で鍛えられたからかこんぐらいなら対応できる」
マズイな……委員長にも晴鬼にも伝えてないのにこれバレたら反省文どころじゃ済まないんじゃないか?
イオリはそう考えつつ、ハルカの攻撃を防いだ
『!?誰かがこっちに猛スピードで向かって来ます!』
“!?誰か分かる?“
一人の若い大人の女性はそう言い奥空アヤネの言葉を待った
『分かんないです!とにかく猛スピードで向かって来てるのは分かります!』
「また新手なの!?もう勘弁してよ!」
「ん、来たらまとめて潰せばいい」
「そうですよ〜☆シロコちゃんの言う通りです☆」
アビドスの生徒達はそう言いつつ風紀委員の相手をした
そして
「随分他地区でこんなに引き連れているんだな天雨さん」
声がする方向に全員がそちらを見る
そこには
「空崎さんに怒られても知らんぞ。俺は」
晴鬼がいた
「ゲッ!晴鬼!?」
「晴鬼さん!?」
『な、何であなたがここに!不良はどうしたのですか!?』
「もう片付いた…………それにしても」
晴鬼が緑髪のアビドスの生徒に目が行くと信じられない速度で近づいてきた
「「「“!?“」」」
「………え?」
晴鬼が口を開く
「お前……どっかで会ったことあるか?」
そう口にした
優月 晴鬼
身長176cm
体重67kg
血液型A型
髪色は銀髪
主に能力使ってない場合は普通の銃や刀を使う