ではどうぞ。
――Side 頼久
午前中に男子側大グループ確定したらしく、華琳、イザーク、リーシャ、チョウジ、エド、シャルの配属が確定した。
コレによりオレ、恋、トキ、アル、呪那、ネルが残っていた訳だが……。
「やはりというか、予想通りだな」
「本当に千手君だった……」
なんか鬼龍院と朝比奈さんがいる大グループらしい。
そして……清華、恵、麻耶、波瑠加、愛里、心、みーちゃん、ひより、六花、真澄、有栖、帆波、千尋、殺生院、朝倉、ライザとなってる。
なんだこのウチのクラスに寄せた厨パは……(困惑)
なお、鈴音、桔梗と千秋は他のグループにいる。
たぶん人脈広げるためとかだろう……たぶん。
「……とりあえず明日から7日間、このグループのために粉骨砕身で頑張りますね」
……流石に桔梗や千秋が不満たらたらになるだろうし、手を出してこない……よな?
「なんか凄く……執事だね」
「お嬢様方のお世話をする身、尽くすものとして格好からはいるのが良いと思い、執事として服を変えた次第」
大グループの面々に一礼。
何処からどう見ても執事である。
「朝食って……疲労回復とかそんなことかいてあったけど、本当?」
3年生が問いかけてきた。
「もちろん。一応皆さんのアレルギーは最大限配慮して、用意させて頂きます。味の方も不味いとは言わせるつもりございません」
「彼の手料理は何度もいただいているけど、プロ顔負けなので、期待していいかと」
鈴音を口火に知ってる面々が頷いた。
「ほう……期待しても?」
鬼龍院が問いかけてきた。
「……先輩が絶賛していたフェナスエリアのあの高級フレンチのコースメニュー考えたの頼久だと言えば納得します?」
清華が面倒くさそうに告げると鬼龍院が目を丸くする。
「それなら期待してよさそうだな」
部屋割を伝えて一息つく。
これから男女混合の夕食タイムだが、オレたちは貴重な休憩タイムなので、のんびりさせてもらうのだ。
「頼久ー、龍園が呼んでるぞ」
エドからの言葉で休憩時間、消滅!
大方予想はついてるが……せっかくだ、このまま行くとしよう。
「お呼びでしょうか」
「……なんだお前、執事の格好なんてして……」
「せっかくなので、気合を入れた次第」
龍園、石崎、山田、葛城の4人で固まっていたところにオレは突撃した。
周りがこっち見てるが知ったことでは無い。
「して、私めを呼びつけ、何を御命令されるおつもりで?」
「命令するかよ、あとが怖いわ」
「……件の契約書の話だ。大方聞いているだろうが、PPを渡されて頼まれた以上、どうなったか伝えねば不義理と思ったのでな」
葛城の言葉に他2人が首かしげ。
「なるほど。ホウレンソウがしっかりしてるのは高評価です。次も何かあれば任せてもよいと思えますね」
「ふてぶてしい顔じゃなくて営業スマイルなのが虫唾走るんだがどうにかならないか?」
「ご容赦を」
オレの返事に舌打ちする龍園。
「……生徒会長がお前の想定通り動いた。契約書も……甘粕理事立ち会いのもと作成した。お互い正々堂々とやる旨を約束していたが……わざわざ縛る意味はあったのか?」
「わかってないな。口約束なら証拠ないと後でしらばっくれるて有耶無耶にできるからだろ。あるいは……それで油断して暗躍するよう、誘導するため……とかな」
「……!」「「???」」
葛城が話についてきてるが、残る2人がついてきてない。
契約書には正々堂々の旨と、大グループの平均の高い方、グループのお互いのメンバーに攻撃と判断できることをやらないこと等を書かせた。
……これで南雲は『試験中誰かに妨害する命令などは出せない』ことになった。
裏を返せば『既に命令を伝えてあったのなら、もう止められない』ことでもある。
「……願わくば、何もなければ良いのですがね」
「なんかあるような言い方ぁ……」
ジト目で石崎がそう零す。
しゃーないやろ、そうなりそうだし。
「とりあえず、仕事はやった。あの報酬は正式にオレのものでいいな?」
「仕事をしたのだから当然かと。対価の支払いはキッチリと、です」
「ククク、意味の分からん仕事ではあるが、報酬を弾んでくれるなら話は別だ。今後も受けていいものは受けてやるさ」
「ありがたい限り」
オレはそう告げてその場をあとにする。
はてさて、どう転ぶことやら……。
ちなみに消灯時間後に清華たちが誘ってきたが、手を出してない人たちいるのに手を出せるわけもなく、冷静に拒否したら困惑された。
解せぬ。