洗脳闇堕ち妹を差し置いて、クソデカ感情を別な奴に向ける姉 作:あげはちょ
(学校を主にするつもりは)ないです。
「初めまして。コハクって言います」
私が通うサルク学園に転校生が珍しく2人も入ってきた。
こんな繁栄もあんまりしてない田舎に...と思ったけどまあそれぞれの事情があるんじゃないからと納得をして。
それと、廊下でその2人をたまたま見た同級生が言ってたんだけど、その2人は姉妹なんだって。めっちゃ似てたよ!と教えてくれた。
でも、なんだろう....
どこかで見たことあるような...?
「どこから来たの!?」
「色白っ!?なんの日焼け止め使ってるのこれ」
「連絡先交換しよーー!」
中学生の好奇心舐めてた...
これまで周りに大人しかいなかったからもあると思うけどすごい勢いで来るんだね...
背景は作ってもらったのでそれを使って何とか対処してく。
それと私の席は運命力か何かは知らないけどマナちゃんの隣だった。
私は任務のため...ではなく私欲として話しかけに行った。記憶処理前は多分友達だったと思うから。あっちがそう思ってくれてたら...だけど
「マナさん。友達になりませんか?」
さっきから私の方をチラチラ見て、でも話しかけには来なかった彼女に話しかけた。
「うえっ!?あっ、あー!いいいよ!!?」
なんか間違った気がする?
考え事をしながら私のことを見ていたようで急に声をかけられたかめっちゃどもってしまったらしい。初対面の印象が怖かったとかじゃなくて良かった。です。
授業が終わり何となくマナちゃんと帰ろうかなーと思っていた時、
突如として地面が揺れた。
「っ!?」
表情を変えたマナちゃんが外を見る。この校舎に近づいてくるジョーカーズピエロがそこにはいた。
でもなんかあれ...スカート履いてるな。性別が︎︎ ♀のピエロは初見かもしれない。原作では見たけど今世ではね
つまりはあのピエロを出した人はヨロメちゃんと言うことになるだろう。入学初日にもう仕掛けるのか...流石と言える
幸いみんなが帰った後に少し二人で話している時に現れたので慌てふためく群衆はいない。異様なほど落ち着いている私を恐怖で動けなくなっていると思ったマナちゃんは
「ここにいてね!絶対守るから!!」と言ってハートの1のカードを取り出した。
あれこれって目の前でみれるんですか!?
「チェンジ・アップ!」
その言葉の後、光が溢れてマナちゃんはピンク色の魔法少女に変化した。
わー!すげーー!!
「コハクちゃんは、私が守る!」
窓から飛び出し、目の前のピエロと対面をする。
「Jajaj-ha!」
これまでのピエロとは違って大きなヘアピンのようなものを投げ飛ばしてきた。速度は遅いから私は避けれるけど...
無作為に飛ばしてくるせいで中々動けない
1つ、コハクちゃんのいる教室に飛んで行ったものがあった。
あ!危ない!!
この前ヴィーナさんに教えてもらったことを使う時が来た!
「ハートの3、
走りながらカードを空に投げ、出現したそれを手に持つ。
ヴィーナさんのものは鎌だったけど、私が出したものはハートの象られた柄の長いハンマーだった。
あの人とは違う武器だったけど、でもこれなら!!
その場から飛び立ち、向かってくるヘアピンを...
「やあっ!!」
弾き飛ばす。
向きを変えたその三角はピエロの足元まで勢いを落とさず進み、地面につま先ギリギリで刺さったそれを見てピエロが「ja!?」と驚いている。
「これで終わらせる!ハートの5、
力を全てハンマーに漲らせてその重さを利用し、叩きつける!!
「Jaaaaaa!!aaa......」
手で受け止めようとしたピエロはそのまま重力に耐えきれなくなり、ペシャンコに潰れて崩壊していった。
叩いた衝撃波が周囲に舞い、風が吹き荒れる。
ピエロの出した残骸がその風に乗り校舎の窓ガラスを割った音がした。
振り向くとそこはコハクちゃんのいた教室。
「っ!コハクちゃん!!」
私は駆け出して元いた場所に乗り込んだ。
「痛っ」
ガラスの破片が腕に掠った〜っ
まあそんなことよりもマナちゃんですよ。かっこよかったねーー!!
多分三回目だと思うけどそれを思わせないほどの熟練さ、判断どれをとっても1級品でしたね。
遠くからしか見れなかったのが悔やまれるくらいしかダメなところが見つかんなかった
なんてもう誰もいなくなった校庭を見ながら考えてきたら猛烈に走る音がしてきた。多分マナちゃんが帰ってきたかな〜
「コハクちゃん大丈夫!?」
全力で走ったからか必死な形相をしている彼女に大丈夫なことを伝え、落ち着くまで待つ。
呼吸が一定になり、私の方を見たマナちゃんはまた声を荒らげた。
「ちょ、大丈夫じゃないよ!?血が出てる!」
右腕の横あたりに着いた切り傷から少し血が滴っていた。おお、そういえば。
「えっと、、消毒は今ここにないし...ええっと...」
おろおろしているマナちゃんが次に起こした行動はなんとも大胆だった。
私の腕を優しく掴むと自分の方に持っていき、
「えっと、ちょっとごめんね?....んれっ」
「ひゃっ」
ザラザラとした湿り気を持つ舌が私の傷を舐めていた。
応急処置的なものだったのもあって、そのあと保健室の道具を使ってしっかりとした処置はしてもらった。
でも一応、傷を舐めるのはあんまり良くないんだよということを教えたらそうなの!?と言っていたので善意の行動だったことは確認できました。
良かった急に血が飲みたくなったとかだったら危なかった