俺切二次 やさぐれ転生盤外戦術使いがサレン=アンダーに堕とされるまで。 作:地霊殿の壁
『デュエル』
久しぶりに口に出したその言葉は俺のパフォーマンスを十分に引き上げてくれた。
手番は後攻。手札1枚のアドバンテージがある代わりにコスト面でハンデが発生する。
だが───問題ない。
「私のターン。ライフデッキから2枚ドローして、
「
───今握るデッキは変わらない。だからやるべきことも対して変わりはしない。
強者だと断定した上で本気で行くと宣言したんだ。相手も下調べくらいはしているだろう。
証拠に前とは違って、プレイングに一切の迷いがない。
───だと、相手は思っている。
実際に、今まではその二つとサレンダーだけで、全ての相手に勝ってきたからな。だからこそ、その
「私の番。アップキープ。メイン・ライフデッキから1枚ずつドロー、
「エンド時にスタック。1コストの瞬間魔法<状況膠着>。
「チェーン?」
「あー、スタックの事です」
「無い。通す」
「だったら、俺はメインから1ドローして、そのままターンを貰います」
───この百枚以上のカード群から為るデッキに積んだ明確な勝ち筋は相手サレンダーを除き5つ。
相手のデッキを削り切る
ターンを稼いでライフを温存し最後にダメージをぶち込んで判定で勝ち逃げるTime Over Death。
そして───
「アップキープフェイズ。後、ドローフェイズ。ライフ・メインから1枚ずつドローする」
ドローカードは1コスでのバウンスor1枚の
「変容
「
「続けて<滾る溶岩流>から(赤)のコストを引き出し、<受粉ゴブリン>を召喚。コストを使った為、ライフデッキから一枚落とす」
───落ちたカードは
これだけで次のターンには3コスト+通常のセットコスト+受粉ゴブリンの1コストで合計5コスを引き出せる。
「1コスト残してターンを回します」
「エンドフェイズに…!───瞬間魔法<抱き寄せ>、手札の
ライフカード捨て、か……
「私のターン!レディ、アップキープ───」
相手の手札はメイン6枚、今のコストは2、セットすれば3枚になる。
<沈黙>を……いや、此処は切るべきじゃないな。
リーサルを逃す。
「───メインドロー、ライフドロー。色彩《カラー》をセットして、2コストで<帝王の槍持ち>を召喚!
「どうぞ、通します」
「アタック!通すなら2点ダメージ!!」
「───少し、考えます」
音が出ないようにカードをしゃかしゃかと優しめにシャッフルする。
───さて、どうするか。
キーパーツの
それが全て落ちた時点で勝ち筋が消える───であれば、<受粉ゴブリン>で防ぐか?
……いや、ないな。相手の手札次第では削り損なって負ける。
「通します。ライフで受ける」
「っ……なにっ───」
こちらが止めると思っていた、か。
いや実際、これによって遅延プランは殆ど効かなくなった。
だがその代わり、ライフから流れ落ちた一枚目は<藁の手>、二枚目は通常
「<藁の手>で1枚ドロー、落ちた
───OK。好都合だ。
「1コスで今引いた<納骨>を使用、デッキから<
「?……通す」
「
───ドローカードは……通常色彩か。
俺は相手の墓地を思い返し───
「───こちらのライフデッキのドローに合わせて受粉ゴブリンから引き出したコストで瞬間魔法<沈黙>を発動。チェーンは?」
……相手の表情が曇る。
さすがに露骨すぎたか…?
「……通……さない!!!手札から<防災>を発動!!3枚のコストを焼いて効果を無効化する!」
ちっ、通ってれば
いいや、まだだ。これで相手の
「メイン、ドロー」
……おいおい───デュエリスト魂を取り戻したからか?
滅多に見ねぇくらいに、右手が輝きまくってんな。
こりゃ───勝てるぞ。
次は明日。