俺切二次 やさぐれ転生盤外戦術使いがサレン=アンダーに堕とされるまで。 作:地霊殿の壁
お気づきかと思われますが、私はサレンスキー兼メガバベルシャチョーサンスキーでもあります。
間違えてはなりません。私はわらわちゃんスキーではなく、メガバベルシャチョーサンスキーです。
何が言いたいかと言えばまぁ不憫系敬語ロリっていいよねって話です。
第五話
───休日明け。
2勝1敗だったが、非常に満足のいくデュエルが出来たその翌日───
俺はメガバベルタワーに備え付けられたメインエレベーターに乗っていた。
時刻は深夜0時に差し掛かろうとしている頃合いだ。
エレベーターは社長室がある最上階へと向かっている。
確か……例のプロジェクトがそろそろ佳境を迎えるんだったか。
トロッコ問題的なそれは理論だけを見るのならたしかに一つの考えではあるだろう。
それで甘い汁を吸うだけの上側を、そして一方的に貪り尽くされる下側を見ないことにするのなら───まぁ何より……
───と、そこでその思考を打ち切るように電子レンジのような音がエレベーター内に鳴り響く。
少し息を吐き、通路を進んでいく。
タンタンタンとパネルのキーを叩く。
セキュリティのために一定の周期で不規則に変わるロックのパターンは全部覚えた。というか、覚えさせられた───
───流れ込む空気とともに、ゆっくりと扉が開く。
「───常磐アシロ、ようこそいらっしゃいました」
「ああ、久しぶり……でもないか。こんばんは」
目の前には机に座ったまま此方を迎える子どもの姿。
メガバベル日本支部の社長である。
「常磐。遅刻です、社長の呼びかけから最低でも10分以内には辿り着きなさい」
そして、彼女の少し後ろでゴチャゴチャ言ってくるのが彼女の秘書。
通称腰巾着。俺の直属の上司に当たる。
カードの質は決して悪くないのにカスみたいなメンタルコントロールで俺にボロ負けしたやつだ。因みにこの秘書に関してはドチャクソに嫌いだ。
「はぁ……この子の教育に悪いので黙っていてもらえませんかね」
「?能力育成と座学は既に完璧ですが……」
「ん?そうだな……」
首を傾げる子供社長に近づき、抱え上げて膝の上に乗っける。
「なっ……!!」
「……これは?」
「健康チェック、主に食事面と体重面」
というより、肉付きのチェックだが。
我ながら年齢的に小学生であったとしても、ノンデリカシーというか、女の子に対して言う言葉じゃないとは思うが許せ。
適当に言い訳するとそれは非合理的ですとか言って論破されるのがオチだ。
10歳で体重が22.5kgとかどう考えても心配になるだろ。
「……その行動は非合理的です。そもそも健康面の管理は行っていますし、健康被害が出ない程度には栄養を摂取しています」
ほら来た。此処で自分の主張じゃないと言い返せないからな。
「そうか、ちなみに今日何食べた?」
「食事は全てサプリメント摂取と飲料水で終わらせていますが……それがなにか?」
やっぱり。んー、こうするか……
「じゃあさ、今度美味しいご飯、一緒に食いに行こうぜ」
「……何故ですか?合理的な理由の提示を求めます───」
「これは聞き齧った話だが、襲撃者避けのイグニッションファイトって生命力を使うんだろ?多少時間割いても、しっかりとしたご飯を食べる方が合理的だと思うけどな?身体は資本って言うし」
「ッ!!!常磐、貴様!何勝手なことを吹き込───」
「黙りなさい」
「っ……!!」
俺の膝にちょこんと座ったまま言うのは若干シュールだが──その一言だけで黙らせる。
「……確かに一理はあります。生理的機能の不順が生命力の低下と見做される可能性もある、と言うことですか───ですが、常磐アシロ。貴方と食事を共にするのに合理的な理由はないはずです。時間は有限ですので私一人でも十分であると提言します」
「いや、人間の胃も味覚も、そこまで丈夫じゃないからな?まずはお粥とかで舌と胃を慣らさないと……そのために市販のお粥は米が硬すぎて使えない。俺が作らないとダメだろ」
「……はぁ、随分と面倒ですね。ですが、理はそちらにあります。わかりまし───」
そこまで言いかけた時、警告音とともにwarning!という文字がモニターに浮き上がる。
「……なるほど。侵入者ですか、愚かですね。時間稼ぎとして社内の警備用ロボットを配置。それと対処に念のため、
表情は動かないものの、若干声のトーンが下がる彼女。
秘書の方は俺を一睨みしながらも、肯定の返事を返し、その場で連絡を取り始める。
「俺が出る場面ありそうか?」
「場合によるでしょう、そもそも彼が負けなければ良い話です」
そう言うと右手をスゥとスライドさせてモニターの一部を消し去る。
一瞬見えた監視カメラの映像に見覚えのある紫髪が写っていた気がするが……まぁいいか。
「……」
「───ん?どうした?」
無言が続き、気づけば彼女はこちらを見上げていた。
いつものように感情の見えない眼差し───だが、其処には、その瞳の奥底には───
「貴方は───私を───………いえ、なんでもありません」
か細く小さい声でそう呟く彼女には、微かに、そして確かに感情の色が見えていた───。
「……いや、そう言われると気になるんだが───」
「所詮、ハグルマらしくない唯の非合理的思考です、気にしないでください」
ふいと顔を背け、誤魔化すように右手を動かして先程消した監視カメラの映像を再度映す。
そこには───包帯を巻いたローブの人間が革手袋の男とファイトしている映像が写っていた。
革手袋の男は大量のゴブリントークンを展開し、それに対応できていない形だ。
「アレだけ大口を叩いて<
なるほど、口ぶり的に包帯がこっち側か。
「……仕方有りませんね。貴方は下層の傭兵の所へ行ってください。最初からあのような傭兵に頼るのが良くありませんでした。あの程度でしたら貴方なら簡単に片付けることが出来ますよね?」
万が一にもあの包帯が負けた場合、柱が潰される可能性がある……か。
別のモニターでは、敵を倒しつつ、こっちに向かってくるサレン
「……なるほどな。確かにあの包帯くんが負けて柱が抜かれるとマズいか───OK、行ってくるか」
「対戦している彼の情報はそちら側のスマホへ送っておきます」
「ありがとな」
イグニッションファイト用のボードと持ってきたデッキを確認し、彼女を膝から下ろす。
今捕まってる人柱やこれから先捕まる方々には悪いが、こっちにも譲れないものがある。
後遺症は理論上残らない筈だし、多少の記憶改竄は必要だが、こちら側で考えているプロジェクトが完遂すれば柱は全員解放できる。
逆にこっちは上からの任務に失敗すれば彼女の人権は金輪際保証されない。
今ですら保証されているとは言えないが───こっちも引くわけには行かないんでな。
「本気で行かせてもらう───」
シャカパチ指トンクソ長呼吸描写
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欲しい
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要らない
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頻度による(少なめ)
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頻度による(ちょい少なめ)