ts転生したゲーム脳少女と闇過去持ち少年   作:ブルアカが好きな人

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1話!!!


ts転生した少女と少年

 

 

 

 やっほー!はじめましての方ははじめまして。そうじゃない方もはじめまして。

 

 

 俺の名前は雨野渦目。

 

 

 日本生まれ日本育ちの日本人!今年でなんと15歳。

 

 

 いや〜初めてゲームをやった3歳の頃から12年だよ!12年!

 

 

 本当に色々なゲームをしましたよ!特にブルーアーカイブってゲームは最高で!学園✕青春✕物語RPGで、主人公の先生が学園のさまざまな問題を解決して、生徒達と絆を深める、笑いあり、涙ありの感動ストーリー!キャラも可愛いし本当に神ゲーだよ!神ゲー!

 

 

 そんな俺は明日でついに高校生!

 ブルーアーカイブの世界みたいに最高の青春を過ごすぞー!

 

 

 …だけど、俺は今日、死ぬ。

 

 

 入学式の日、俺は学園への準備をしていると突然、目眩がして、倒れた。

 

 

 めざめると、そこは病院で俺は未知の感染症にかかったらしい。

 

 

 その病気は、最近の最近発見されたばかりで初期症状が無く、致死性の高く、治療する方法がまだ発見されていない。

 

 

 俺のお父さんは社長だったから、そのおかげで俺は最新の医療を受けさせてもらったけど、それでも延命するのがやっと。

 

 

 そして、今日で俺はしんでしまうらしい。

 

 

 なんで?俺はただブルーアーカイブのみんなのような青春をしたかっただけなのに。

 

 

 もっと、ゲームはやりたいのに…

 

 

 もし、次があるなら、楽しい青春を送りたいな…

 

 

 そう思いながら俺は死んでしまった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれ?なんだろう?身体が動く?俺死んじゃったはずだけど…

 

 

 そう思いながら目を開けると、知らない天井がだった。周りを見てみるとボロボロの廃墟のようにみえた。

 

 

 ここは何処だろうと考えていると女性の人が来た。

 

 

 「あっ!起きたの!よしよし。」

 

 

 と、されるがままに頭を撫でられた。

 

 

 なるほど…これはいわゆる【転生】というやつだな。

 

 

 恐らく神様が高校へ行けずに死んでしまった俺を不憫に思って転生してくれたのだろう。

 

 

 ありがとうごさいます神様!今度神社に行った時お賽銭500円入れます!

 

 

 ただ俺は見逃さなかった、今俺を撫でている女性の頭の上にヘイローが浮いていることを。

 

 

 ヘイローというのはブルーアーカイブの生徒が持っている天使の輪っかみたいなやつ。

 

 

 つまり俺はブルーアーカイブの世界に転生いてしまったのだろう。

 

 

 …何だか複雑だな。いくら自分の好きな世界に転生できたとしても、お父さんやお母さんと会えなくなるのは寂しいし、それにブルーアーカイブの世界は、色々とヤバい!

 

 

 生徒が当然のように銃を撃つし、爆発も日常茶飯時、キャラはみんな可愛いし個性も強いけど、まともに生活できる気がしない。

 

 

 それにブルアカ世界はちょっとのミスでバッドエンドに行くような世界。銀行強盗しなきゃバッドエンド、生徒の足を舐めなきゃバッドエンド。みたいに、下手なことすると世界が終わる!

 

 

 でも、もう転生しちゃったんだからしょうがないか!一応俺にもヘイローあるから、生きることは出来るし多分大丈夫!

 

 

 …今更だけど俺、性別変わってね!?

 

 

 …ま!いいか!今度こそ楽しい青春を送るぞー!

 

 

 そう思って俺は、二度寝した。

 

 

 


 

 

 

 歩く

 

 

 

 

 

 歩く

 

 

 

 

 

 歩く

 

 

 

 

 

 転ぶ

 

 

 

 

 

 また歩く

 

 

 

 

 

 いつまでこうして歩いているのだろうか?敵兵も、もう見当たらない。

 

 

 食料も、もう底を尽きた。食べられそうなものも近くには無い。

 

 

 おなかが空いてることには慣れているが、流石に2週間以上何も食べていないのはキツイ。

 

 

 せめて雨さえ振ってくれればもう少し耐えられそうだが、あいにく、ここは砂漠。植物も無ければ水も無い。

 

 

 それでも、ほんの小さな小さな、砂粒よりも小さな希望で、今歩いている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 歩く

 

 

 

 

 歩く

 

 

 

 

 歩く

 

 

 

 

 

 もう1ヶ月も経っている。もうそろそろ、限界だ。

 

 

 視界もぼやけ、足はもう感覚が無く、身体に力も入らない。

 

 

 そうして私は倒れた。

 

 

 ザザッ ザザッ

 

 

 無線の音だ。どこから電波が届いたのだろう。私は最後の力を振り絞っり、無線を耳に当てた。

 

 

 「…皆さん…ザザッ…聞いて…ザッ…ください…ザザッ…戦争は…ザザッ…終わり…ザザザッ…ました!…ザザッ」

 

 

 …私は今、都合のいい幻聴でも聞いているのだろうか?戦争は終わった。それを聞いた時、私は心の底からホッとした。

 

 

 これで私は思い残すことなく死ねる。いい人生だとは思わない。むしろ地獄のような人生だった。

 

 

 今まで死んで行った仲間たちは、皆天国へ行っているだろうか?

 

 

 まぁ私は、死んでも地獄行きだろうけど。何百万人と人を殺したんだ、天国なんて行けるはずない。このまま地獄へ行くだろう。

 

 

 でも、せめて思い残すことと言えば、

 

 

「ラーメンってやつ、食べたかったな…」

 

 

 私はそのまま干からびて死んでしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 視界が開けた。

 

 

 何処だここは、地獄…では無さそうだ。そもそも何故、私は身体が動くんだ?

 

 

 さっきまではまともに力すら入らなかったのに、頭の上にも変な丸いのがあるし、というか体は男っぽいどころか多分男の体だね、これ。

 

 

 状況はよくわからないけど、とりあえずまずは状況確認だ。

 

 

 見た感じここは廃墟ぽいけどこの身体、さっきまでの怪我よりはマシだがこの身体も随分ボロボロじゃないか。近くには薬も、ある、し。

 

 

 この薬、毒だ。しかも自殺用の。何故こんな物があるんだ?

 

 

「よくわからないな。」

 

 

 ある程度の状況を把握した私は、外に出ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「やっぱり、見たこと無い所だな。」

 

 

 しばらく歩いてみてわかった。こんな場所見たことも、聞いたこともない。雰囲気はイギリスに似ている。お嬢様でも住んでそうな場所だ。

 

 

 ていうか、動物が二足歩行で歩いてるし、ロボットも当然に歩いてる。

 

 

 「よく分からない場所だな。」

 

 

 そう考えながら歩いていると、後ろから声が掛けられた。

 

 

 「あなた、ちょっと待ちなさい」

 

 

 振り返ると話しかけてきたのは、如何にもお嬢様っぽい子だ。3人組のようだが、何だか性格が悪そうだ。

 真ん中の偉そうなやつが続けて私に話しかけた。

 

 

「何処に行ってたのかしら私達を待たせて。まぁいいわ。今日もたっぷり可愛がってあげるわ。」

 

 

 思った通りこの子達は性格が悪い。人をまるでおもちゃ扱いをしている。だが、いびられることなんて戦争の時、何度もあった。私もう慣れてる。こういうやつは、どちらが上かはっきりさせる方が早い。

 

 

 「いじめる相手は選んだ方がいいよ。君たち。」

 

 

 「あら?いつからそんなに偉そうになったのかし…」

 

 

 私は真ん中の子が何か言い終わる前に顔面を全力で殴った。反応できなかったその子は私の拳をまともに受け2〜3メートルほど吹っ飛び、地面に倒れた。

 

 

 身体は少し違うが、この身体でも十分戦えそうだ。そう思うと私が殴った子が言い始めた。

 

 

「急に何するのよ!この事正義実現委員会に報告するわよ!報告されたらあなたは不良生徒として正義実現委員会に入れなくなるわよ!」

 

 

 はて?正義実現委員会とは何だ?名前からして、治安維持とかしてそうだけど…そういう組織にいい印象は無いんだよね。

 

 

「別に私はその正義なんとかに入りたいとは思わない。報告するなら報告しなよ。」

 

 

「むしろ、今はそんな事より…」

 

 

 私はドスの効いた声でその子達に言った。

 

 

「…自分の命を守る方法を考えなよ。」

 

 

「ひ!ひぃ~!」

 

 

 その子達は急いで逃げていった。お嬢様がひぃ~なんて可憐さの欠片もないね。

 

 

 …何となく察しはついていたけど、やはり私は信じられない事にこの男の子の身体に憑依をしてしまったらしい。さっきあった自殺用の薬も、さっきのお嬢様みたいなのいじめられ、耐えられずに使ったのだろう。

 

 

 そして、私はこの男の子に憑依した。

 

 

 …私は一度死んでいる。しかし、この男の子の憑依したおかげで私もう一度人生をやり直せる。せめてこの子をいじめた全員をボコボコにするのが、私が今出来るこの子の恩返しだろう。

 

 

 …この服に書いてあった恐らく、この男の子の名前、

『真冬セタンタ』への恩返し…それが今の私に出来ることだ。

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