山海経製の媚薬を飲んだイチカが、邪魔する生徒を片っ端から食い散らかして(性的に)先生の元へ向かうSSです。
モブちゃん達もイチカの毒牙にかかります。
絶体絶命の先生の運命やいかに。


ごめんイチカめっちゃキャラ崩壊させちゃった。
でも君に喰われるなら本望だ!


※追記:読み返したら、あまりにも拙い文章でした。
    そのため、8/1に大幅に修正を行いました。

1 / 1
第1話

【救護騎士団詰所】

「サヤさん、わざわざありがとうございます。」

 

救護騎士団の団員に、ネズミの耳の生えた生徒、薬子サヤはそう答えた。

「いいのだ。また何かあったらいつでも言うのだ。」

 

薬の配達を終え、サヤは上機嫌にそう答えた。

「さて忘れ物はない......いやちょっと待つのだ。」

「遊びで作った、僕様特性の超強力媚薬がないのだ!」

「どこだ?どこでなくしたのだ?このままだと先生が危ないのだ!」

ご都合主義的な薬をなくしたサヤ。

彼女の叫びがトリニティの空に響き渡った。

 

 

【裏路地】

「何すかこの瓶。」

黒い羽、黒セーラーの少女仲正イチカは謎の瓶を拾い上げた。

 

「なになに、特性栄養ドリンクって書いてあるっすね。」

「ちょうど喉が乾いてるし、いただくっす。」

 

イチカは特にためらうことなくその瓶の中身を飲み干した。

 

(なっなんすかこの感覚?体が暑いし……なんだかすぐったいっす♡)

謎の感覚に襲われたイチカ。

彼女の体の内から強い衝動が湧き上がる。

 

「誰でもいいから襲うっす。」

 

災厄の狐ならぬ、災厄の堕天使と化したイチカ。

彼女の暴走が始まった。

 

 

【ティーパーティーの会議室】

「以上が次の謝肉祭の企画内容の詳細です。」

「お疲れ様ナギサ。」

「ナギちゃんの話終わったことだし、お茶会の続きしよ☆」

 

ナギサ、ミカ、そして先生の三人での会議が一段落し、しばしの休憩を取ることになった。

ふと、ナギサがティーカップを手につぶやいてしまった。

 

「今日みたいな平和な日が続くと良いですね。」

「ナギちゃんそれフラグ。」

「ミカさんは、心配しすぎで」

 

そこまで口にしたところで、ドアが勢いよく開く。

 

「ナギサ様、ミカ様大変です!イチカさんが周囲の生徒を見境なく襲っています。」

 

「グハッ」

「ナギちゃん!」

 

ティーカップを取り落とすナギサ。

ナギサのスカートと床に紅茶が広がる。

 

「一体どういうことですか?」

驚きつつもナギサが尋ねる。

 

「原因は不明です。」

「現在、正規実現委員会が対処にあたっています。」

行政官が答える。

 

「とにかく、増援を送って対処してください。」

「承知いたしました。」

 

ナギサの命令を受けて、行政官が小走りで退出する。

 

「平和な時間終わっちゃったね。ナギちゃん。」

「またトラブルですか~」

 

ナギサの心からの叫びが虚しく響いた。

 

 

 

 

【トリニティ中心部の広場】

「はわわわわわ」

「〇〇ちゃん。前から美味しそうだな~って思っていたんっすよ。」

「△△ちゃんも美味しかったっすし......〇〇ちゃんのお味はどうっすかね?」

 

正義実現委員会の所属の私は、憧れだったイチカ先輩に壁ドンされていた。

普段だったら喜ぶところだった。

だが、今はそんな余裕はない。

 

近くには制圧された他の委員が倒れている。

それも、制圧された後に性的に喰われたようで......体をビクンビクンと震わせている。

 

(ハスミ先輩達がいればよかったのに......)

 

そう思ったが、先輩たちはちょうどトリニティを離れていた。

不運を嘆きつつ立ち向かったものの、この有様である。

 

「〇〇ちゃん、頂くっす」

「はわわわわ」

 

食べられる(性的に)と思った矢先、イチカ先輩の表情が変わる。

 

「そういえば……先生は今どこにいるか知ってるっすか?」

予想外の質問に警戒しつつ答える。

 

「言うなといわれてま」

「ここ弱いの知ってるっす~」

「あん♡」

「早く答えるっす~」

「ティーパーティーと一緒にいます。だから先輩助けて!」

 

イチカ先輩に懇願する私。

だが、その願いは打ち砕かれた。

 

「感謝するっす~。先生の居場所がわかったすから......心置きなく〇〇ちゃんを食べられるっす~♡」

「えっ♡いやー!」

 

解き放たれた猛獣は、先生の元へと歩みを進める。

 

 

 

 

【ティーパーティーの会議室】

「最終防衛線突破されました!この部屋に到達するのも......時間の問題です!」

 

絶望的な報告が行政官から告げられる。

その時、先生のスマホの通知音が鳴った。

スマホを確認するとサヤからのモモトークであった。

 

「先生!大変なのだ!僕様がお遊びで作った媚薬を落としたのだ!」

「それも間違えて、特性栄養ドリンクのラベルを貼って!」

 

先生はすぐに返信した。

「詳しく教えてくれる?」

 

「多分、裏路地を通った時に落としたのだ!」

「一応聞くけど、どういう効果の薬なの?」

 

「周辺にいる生徒がとても魅力的に感じるようになるのだ!性的に食べたくなるくらいに!」

「ちなみに、気になる異性がいた場合何が何でも襲うようになるのだ!」

「飲んだ生徒の神秘も大幅に強化するのだ!」

「効果は1時間くらいで切れるから、そこまで長くないのだ!」

 

サヤの話を聞き先生は返事を送る。

「サヤ教えてくれてありがとう。あとでお説教ね!」

 

「ひどいのだ!」

「ちなみに、落としたのはいつ?」

「50分くらい前なのだ。」

 

そこまでトークのやり取りをしたとき、ドアの外から銃撃戦の音が聞こえてきた。

 

「なっ、ここまで強いとは!」

「やっやめ、あん♡」

「こっちにこな……いやん♡」

 

「ティーパーティーのお味もなかなかいいっすね〜」

 

銃撃戦はすぐに止み……代わりに嬌声が聞こえてくる。

サヤの話は本当だったようだ。

(『襲う』って、やっぱりそっちの意味だったか~)

 

「ミカさん!」

ナギサが叫ぶと同時にドアが破壊される。

 

「先生、やっと見つけたっす~」

「ようやく、メインディッシュの時間っすね~」

 

突っ込んで来るイチカ。

その前に白い何かが割り込む。

 

「あはははは☆先生を食べていいのは、お姫様の私だけじゃんね☆」

 

割り込んだのはミカだった。

なんか、ミカも不穏なことを言っている。

多分気のせいだろう。

多分......

 

 

「あなたじゃ私をとめr」

「邪魔っす。」

 

ドン!

 

開眼したイチカの一撃でミカが倒れる。

 

「なっミカさ……」

「うるさいっす。」

 

バアン!

 

「ガハッ......せんせ......逃げ......」

ついでに、近くにいたナギサを一撃で葬る

そしてこちらを向くイチカ。

 

 

(あのミカが一撃でやられただと!どんだけ強い薬なんだよ!)

 

先生がそう思ったとき、既にイチカの行動は終わっていた。

 

「先生捕まえたっす~♡」

 

気がついたらイチカが先生の上に馬乗りになっていた。

舌なめずりの音も聞こえる。

 

(やばい、喰われる......)

 

その時だった。

イチカの目に浮かんでいたハートマークが消えた。

 

「あれ?私何してたんでしたっけ?」

どうやら媚薬の効果が切れたようだ。

 

「イチカ、後で説明するからとりあえずどいて。」

 

(危なかった。危うく教師を辞めるはめになるところだった。)

 

正気を取り戻したはずのイチカ。

だが、イチカは先生の上からどかなかった。

 

「よくわからないっすけど……これはチャンスっすね~」

「イチカ何を言っ」

 

先生の抗議の声を無視して、イチカは続ける。

「前から、先生を襲おうと思ってたんすよ~。でも、なんとか我慢してたんっす~」

「気がついたら……取り返しのつかないことをしたじゃないっすか。」

「〇〇ちゃんとか、△△ちゃんとかの後輩も食い散らかしちゃいましたし。」

「他にもたくさんの生徒を食べちゃったすから〜」

 

イチカは開眼してこう囁いた。

 

「だから先生、一緒に地獄堕ち......いや、天国に昇るっす~」

「イチカやめ......」

「やめないっす♡」

その日、キヴォトス中に先生の絶叫が響き渡った。

 

 

 

 

~~~~

後日、先生は責任を取ってイチカと結ばれたという。

 

不本意とはいえ、生徒に手を出してしまった先生。

この件のせいで先生はクビになることを覚悟していた。

ナギサ達が連邦生徒会に直訴した事により、辛うじてクビは免れたという。

 

ナギサの「先生をクビにするなら、全面戦争を起こす」との脅しが効いたとのことだ。

 

 

 

おしまい。




※本作は「Pixiv」にも同じ内容のものを投稿しています。

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