人でも魔物でもない俺はどうしても幸せには至れない 作:mesusu
目が覚めるとベットの上だった
【知らない天井だ】
よし異世界でやりたいこと達成
【って、体痛い…】
すると声に気づいた誰かが近づいてくる音がする。
ミョウオウだよな?そんな心配をしながら待っていると
[あっ!王よ!やっと起きましたか!]
やはりミョウオウが来た。エプロン姿で
【ブフォ!痛って!】
[駄目ですよ王よ。傷口が開いてしまいます]
【だったらエプロン姿で来るな!おいじわじわ近づいてくるな気持ち悪い】
[酷い…まあいいです。傷口はいかがです?王よ]
【あぁそういや直してもらってたな、痛みはそんなないぞ。凄いなこれどうやっ…て…】
[すごいでしょう!]
目を腹に落とすと
[魔導具で再生したんです!]
ドゥサイコ達が上手いように縫合されていた
【・・・は?】
右腕を見ると腕にはドゥンブレが主軸に周りにはグリールが肉付け、そしてウォビンゴで皮膚を形成していた。正直ガッツリ人外。てか赤子の腕にあってない大きさ
【おい待て待て】
ひび割れた鏡を見ると左目にはオレンジと紫の炎のようなものが漂っていて左目の周りには矢印やカニのハサミのようなアザが出来ていた。
[左目はこだわりましてムーゲッツを使用させていただきました。まぁ副作用として変なアザが出来てしまいましたが生きてる分にはいいでしょう?あと人間は弱いので王を魔道具と言いますか…それに似たようなもの…まぁ人外にして置きました!]
右腕でミョウオウの顔面をアイアンクローしながら尋問をする
【おいこらミョウオウ?これはどういう事だ?しかも人外て、えぇ?】
[王よ、王よ、頭が割れいててててて]
【質問に答えろや?砕くぞ?】
[理由はさっき話した通りです!人間は弱いので人外にしたんです!]
【ほう?人外は善意と…そんじゃあこの腕と目と腹はどういうことじゃボケェ】
[応急処置として丁度いいのが魔道具なんですよ!自分の眷属だから適合率が良いでしょう?]
【まぁ…確かに…】
こいつは俺を助けるためにこうしたんだもんな。それなら
[それが一割で]
おっと?
[あとの九割はロマンと面白半分です]
【よーしさっさと死ね】
[あ!いだだだだだだだ、あっ…]
【やっべやり過ぎたかな?】
[一回死ねど私復活!]
【もう一発行くか】
[私は何度でも蘇るさ!闇の眷属は不滅ダァ!]
【はぁ…もういいや。あ、因みにこれ外すとどうなる?】
[大量出血で生死彷徨います]
クソったれ!
[まぁ、人外となった今。長生きしますし最初の成長は人間と同じであれど途中からある程度の歳と見た目で固定されますんで気長に生きましょう]
…………チッ
[うっわ凄い嫌そうな顔。てかそんなことよりも今舌打ちしましたね!王が舌打ちなんでするんじゃありません!]
そこから俺とミョウオウの生活が始まった
最初は少しギクシャクしてたものの、生活をしていくうちにミョウオウは信頼できる相手となった。
◯月◯日
家事や下の世話はミョウオウに任せて俺は魔道具づくりに励んだ。ミョウオウが時々魔導書?なるものを買ってきたがとりあえず魔道具作りだ。
◯月☓日
造った魔道具で家を飾ってたら凄いことになった。夜は魔道具達の笑い声でうるせぇし昼間はもともとボロいからボロ屋敷みたいになってる。まぁそれでもみんなちゃんと家具として使えるからいいんだけどね。ただし、ドュポイズ。お前は使い道がなさすぎるから駄目だ。毒瓶って使い道無さ過ぎますって
☓月△日
やらかした。気休めに魔導書を読んだんだがそこに魔道具の呪文が載っていた。ご丁寧に日本語で。ミョウオウに話を聞くと市場で安売りされており魔道具にぴったりだったので買ってきたとのこと。なんかドヤ顔でウザいからアイアンクローで沈めた。 …追記…
△月◯日
事件発生。ミョウオウとの新生活から数年。隣の家の坊やと目があった。歳は同じくらいだろうか?そんな呑気なことを考えていたら変な電波を感じ取った。アルミホイル巻かなきゃ(使命感)まぁ変な茶番は置いといてあっちも感じ取ったようだ。とあることを確認するためにやるジェスチャーは一つ。
グッド、あちらと同じことをやった。つまり…あいつは
〈もしかしてカスクソ引きこもり野郎か?〉
そんで返す言葉は確か「そうゆうお前はブタ野郎か?」だろ?
〈ならお前はクソデブブタ野郎か?〉
よし決めたあいつ殺す
△月△日
今日はやっとあいつと話しができる日だ。
ミョウオウがうまくやってくれたっぽい。サンキューミョウオウニキ
だけど一応ローブを着ていけとの事だ。流石に傷のことは言ってないらしい
ここがあいつの転生した家か。意外とデカいなクソったれ!こちとら小さな一軒家だぞ?なに?地下がある?あれはデ・スザークの小屋だわ!あ、あと魔凰 デ・スザークはなんか朝起きたら進化して卍デ・スザーク卍になってました。なんで?餌として魔道具与えてるだけなのに…
「トントントンごめんくださーい」
「はーい、あら?あなたがミョウさんの子どもさん?あとトントントンは口で言わなくていいのよ?」
うわー、何この人すんごい美人
てかおいちょとまてミョウさんてなに?あと俺ミョウオウの子どもにされてんの!?
「は、はい」
「ほら上がって?」
「ルディー!前に話した子が来たわよー!」
「はーい!」
あらなんか凄い少年の声?あいつの声だから転生してもクソみたいな声だと思ったのに
「あ!君が例の!」
例のってなんだよお前。結構前から知ってたろ。まぁそんなこと言ったら面倒なことになりそうだから言わないけど…
「僕の名前はルーデウス・グレイラットです。気軽にルディとでも呼んでください」
あいつ今世はルーデウスって名前なのか
「俺の名前は…」
俺の名前ってなんだ?てかあいつミョウって呼ばれてたけど名前をそう言ってるの?それともミョウオウのあだ名でミョウって呼ばれてんの?……しゃあないここは
「俺の名前は………ドグです。ドグって呼び捨てにしてね?ルディ、よろしく!」
「よろしくお願いします!ドグ!」
「早速遊ぼうぜ!二階に上がってもいいですか?」
「えぇ、全然いいわよ。だけど怪我しないようにね?」
「「はーい」」
「「ふぅ………」」
「お前一人称僕ってwwwwしかもルディって可愛いなオイ!」
「はぁ?お前ドグってなんだよ?昔は家畜ブタって呼ばれてたのにな!」
「はっはっはうるせぇぞ弱虫ヒキニート!」
「はい一線超えたな!そのローブ脱げや!メッタメタにしてくれるわ!」
「お?なんだローブの中見るか?お前と違って最初からハードモードなんですわ!」
「その証拠見せてみろや!」
「おぉいいぜとくと見よ!」
ローブを脱ぎ捨て様々な傷口を見せる
「………は?」
するとルーデウスはドラクエの冒険の書が消えてしまったような表情をする
「こちとら生まれた瞬間から片目無くすわ片腕斬り落とされるわ腹抉れるわでさんざんなんだわバーカ!」
「なんかすまん。そっちの苦労も知らないで…」
「おいどうしたよお前らしくない。いつもならお前ザッコとか煽り捨ててくるくせに」
「いや俺、最後は家族に見捨てられ彷徨ってて…そんでトラックに引かれそうになった女子高生を助けるために俺が引かれて転生したからさ。苦しい痛みとかほんの一瞬だけど感じたから生まれたばかりのころからそれを受けたのはめちゃくちゃ苦しいってわかってるから…」
「な、なんかすまん」
こいつもこいつで結構酷くなってた…
「あー!話切り替えよう!その目とか腕とかなに!?」
「この腕?聞きたいか?これは魔道具で出来た腕なのさ!さっき目とか腕とか話したじゃん?それで体を直すためにミョウオウっていうクリーチャーが、魔道具で直してくれたんだよ。まぁ人外になっちゃったけどね」
「おい待て、情報量が多すぎる」
「おーけー一から説明すると」
「つまり?
生まれた→闇の王って言われてボコスカやられた→死ぬ間際に能力覚醒→相手が死ぬ→意識がなくなる前にミョウオウを召喚→治療と同時に人外化
ってわけ?まとめても理解できん」
「そもそもなんで闇の王って言われてこの世界にデュエマのカードが出てくるんだよ。そもそもゼーロが王だろ?」
「俺としてはなんでデュエマを軽くやってるだけなのにそっちはアニメキャラを知っているのかが気になるけどな」
こいつとは前世、俺が無理矢理こいつにデュエマを始めさせてたまに対戦しよーぜーって感じの中なのだ
「あぁそれはデュエマにうららかももってキャラいるだろ?」
「まぁいるな」
「それ見た瞬間なんかビビってきてさ、天下のpi◯iv様で検索したらもうドチャシ「それ以上はいけない」」
「ま、そんな感じでジョー編のキャラに詳しくなっていったんだよ」
「最悪な方向性」
「たまにメタリカ使いとビートジョッキー使いのBL本とか出てきて萎えた」
「ははっ、ガチザマァ・・・ところでよ?二階に上がるときに見た赤?なのかな?まぁそんな感じの美人の人誰だ?あ?」
「あの人はうちのメイドさん」
「コロス」
ルーデウスに向かって魔導具製の腕で攻撃する
「ちょっまっなんで!?」
「あ?なんでだぁ?そりゃこんな良い家かつ美人なお母様。そんで極めつけには美人なメイド……1000万回すり潰す」
ルーデウスとの距離をじわじわと近づける
「いや待て待て待て!落ち着けよ
「ん〜〜」
昔、一部の癖が合致し俺らは兄弟となったことがある
「じゃあ血縁関係斬り刻むから死ね」
兄弟解散だ
「イヤァ!」
そのとき足音が聞こえてくる
「ルディ?騒がしいけどなにかあったの?」
やっべ
「なんでもないでーす!」
「お母様!少し遊んでてはしゃぎすぎちゃいました!気をつけます!」
「そう?怪我しないようにねー?」
「「はーい」」
部屋に静寂が訪れる
それを破ったのはドグだった。
「次はコロス」
破るにしてももう少し尖ってないナイフのほうが良かったなー
「不可抗力ー」
「許してほしいなら可愛い魔導具探すの手伝ってくれ、俺もいちゃいちゃしたい」
「ドゥポイズ。
「殺意の塊じゃん」
「ルディ!ドグくーん!お昼の時間よー!」
「「はーーい!」」