あと日記形式になってしまう
森へ逃げた俺は更なる力を手に入れるため日々術式の検証と能力の強化に務めていた。
なかなか強くなってきた気がする、今なら1級ほどあるのではないだろうか。
ここが今どこなのか分からないが、原付ほどの速度で数時間空を飛び続けたので既に東京から離れて別の県にいるだろう。
実は山のさらに奥にヤバそうな気配がしていたのでずっとそこを避けながら雑魚狩りをしていたのだ。
そろそろ2級より下は力がたまらず、あまり効率的とは言えなくなってきていた。
覚悟を決めてヤバそうなやつから逃げるのは辞めるべきなのかもしれない。
ぶっちゃけめちゃ怖い、元々ただの学生なのだから頑張った方だろう。
だがそれと同時に溢れ出る本能を抑えるのがもう既に限界なのだ。
やるんだな?今ここで!
覚悟を決め上空から新技である俺の体から作った薄型レンズで倍率を上げ遠くから観察する。
目標個体はその場から一切動かずこちらにもきずいていないようだ。
その見た目は大量のミミズが絡み合い、バスケットボール程のサイズで丸まって木にぶら下がっていた。
そしてそこから3mほど離れたところから1mほどの蜘蛛に似た呪霊がミミズを狙い近づく。
蜘蛛が踏み込んだ瞬間地面からミミズらしき紐が蜘蛛に巻き付いた。
蜘蛛も抵抗してミミズを引きちぎり一歩引く、何とか逃げれたかと思ったが次の瞬間蜘蛛の体内からミミズが何本も槍のように飛び出し次には黒い煙になって消えそうな身体をたかったミミズが全てを覆い、ミミズが地面に潜ったかと思えば後には何も残らなかった。
どうやらこの山のボス的存在っぽくこうして等級の低い呪霊を取り込み続けミミズのくせにここまで成長したのだろう。
一体何十年同じことをしてきたんだこいつ。
勝てる気がしないぞ、、、
いや俺には空というアドバンテージがある!
ここで引いたら、夏油に買われたところで捨て石だ!
そう思い空から慎重に近づく。
幸いミミズは地面しか気づけないのか、上空には手出し出来ないのか真上まで来ても何も反応を示さなかった。
そのまま治りきった左腕で勢いに任せ垂れ下がった塊を握り潰す。
潰れた本体はとても気色悪い感触で、すぐに手を離そうするが左手が動かない。
それどころか左腕の関節も動かない、次の瞬間ウナギが可愛いく思えるほどの強烈な痛みに襲われた。急いで新技ほかの魂に痛み押し付け、通称カートリッジで正気に戻る。
おっさん(ぐぁぁぁぁああ!!)
左腕からミミズがあの蜘蛛と同じように突き出ていた次には腕の感覚が無くなり左腕が墜落、
でかい衝撃で地面に落ちたと思われたが一向に静かなままだ。
下を覗いてみると土を掻き分け地面から蟻地獄の様な虫が俺の腕をムシャついていやがった。
ムカついて俺が乗ったままの右腕で突っ込もうかと思ったが、すんでのところで留まりなにか無いか必死に模索する。恐らくミミズが囮兼攻撃で土の中のやつが本体なのだろう。
俺の腕がデカすぎるあまり顔を出しながら必死に噛み付いている。
ひ ら め い た !
残りの右腕を全力で薄くし極大レンズを作り、それを太陽に照らし食われている左手に焦点を当てると俺の腕が黒すぎるため即着火し周りの落ち葉に引火、そして蟻地獄の周りは火で囲まれ、
焦った蟻地獄もミミズを使うが、端から燃えて意味をなさない。
ふっ
これが腕を切らせて、アリを焼くってやつよ。
そのまま蟻地獄は燃え続け、最後には火に飲まれうごかなくなった。
それと同時に周りの蠢き続けるミミズたちも動かなくなった。
所詮低脳呪霊、高スペックな俺の知略戦には勝てんのだよ。
あっ山が燃えてる、やっべ!?
その後ミミズと蟻地獄の魂を急いで取り込み、上昇した回復力で腕を高速で直しながら木や地面を高速でオラオラしながら急いで鎮火した。
なんかいつも大物のあとはゆっくりできない気がする。
あっ、結構自業自得だったわ。
鎮火後落ち着いて脳内の生得領域で前世のちょっとお高いベットに寝っ転がる。
そう、生得領域である
なんか意外と出来たわ、これを上手い具合結界術とか使って領域展開するんだな。
てかこの中ならジュース、漫画、アニメなら見放題なのである。
あと、捕えた魂ともここで対面で話すことができた。
今んとこおっさんしか相手がいないのでただのくつろぎスペースではあるが。
ちなみに今の俺は前世の見た目である、変えようと思えば結構帰られるけどね。
俺はベットに転がりながらミミズ戦でのおさらいをしていく。
今回の戦いで俺はかなり強くなった感覚がある、正直俺が見た東京にいたヤツらならもう既に余裕だろう。ぶっちゃけもう特級に片足踏み込んでるだろ。
ミミズの異常な回復力は反転術式によるものだった、両面宿儺が言っていたように傷を直せる呪霊はかなり多そうだ。
そして蟻地獄、こいつの気配を消す技術も完璧では無いものの習得は時間の問題だろう。
今回の用にミミズと蟻地獄みたいに共生関係を築いてる呪霊が今後も出てくるかもしれないからそこは気をつけないといけないな。
反省は一旦ここまでにして、お楽しみを始めよう
意識を戻すとまだ焦げ臭い匂いと灰色の有毒な煙が立ち込めていた。
脳内と比べここは数秒しか経っていないのだろう。
すすと灰に囲まれた中ポツンと立つ黒い箱が周りに浮かぶ腕を残し水飴のように溶けだした。
それは徐々に人型に近づき1人の少女となった。
身長は150cm程だろうか、15歳程度で肌は面影を残すような褐色でそれに対比するように白く輝くギザギザの歯。
白目は黒く、黒目は夜に浮かぶ月のように薄い黄色だった。
白く長い長髪は真っ直ぐストンと重力に従い垂れ下がっており、悪ガキのような表情とは別にどこか清楚な雰囲気を纏っていた。
「やべっ、服きてないじゃん」
少女?はそう言いながらでかいフード付きパーカーを自身から作り出し着直す。
フードはギザギザの歯が付いていてとても可愛らしい。
「やっぱ媚び売るならオタクも喜ぶ属性過多の美少女だよな!」
ミミズ:蟻地獄と200年ほどラブロマンスを繰り広げていた。これからも一緒である。
蟻地獄:ミミズと200年ほどラブロマンスを繰り広げていた。これからも一緒である。
オリ主:現在縛魂数
一級2体、二級7体、三級153体、四級584体
現在推定2級