黄昏のガンダルヴァ   作:猫弾正

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03_27Ⅾ 血の指輪

 居留地の酒場の奥の個室。高価なガラス窓から差し込む陽光の下、指輪を手に取ったマギーは、電気伝導測定器の端子に接続した。

「……黄金の電気伝導能力は高い」二名の少女に説明しながら、しばらく装置の反応を待つと、ディスプレイに数値が現れる。表示された数値は徐々に上昇し、やがて安定した一定値に達っする。指輪が何であれ、電気伝導能力は高いと明確に示された。

「本物か……多分」黄金の指輪を手に取ると、マギーは光にかざしすようにじっと覗き込んだ。煌めきは純金のそれと思えるが、マギーは不穏な気配を感じ取ったのか。指輪から目を離し、トリスに振り返った。

「で、これと同じのが?」

「十数個、隠してあると」トリスは一切の隠し事をせずに正直に打ち明けていた。親方《マギー》に話しを通して、うまく行った際には、報酬の一部をもらえるだけで十分だと考えている。

 

「どれくらいの価値があるかな?」ニナが首を傾げた。

「……分からん。わたしも貴金属の目利きは得意じゃないし、捌けるような伝手も持ってない。値打ち物とは分かるが、下手に捌こうとしても、買い叩かれるだろうが……」金の指輪を手にしたマギーは、稼げる好機にも拘らず、難しい表情を浮かべている。が、気分を切り替えたように掌をパン、と打ち鳴らした。

「まあ、宝探しも偶には悪くない。トリスの友人を助ける事にもなる。廃墟漁り(スカベンジャー)稼業のリベンジと言う訳だ。」

 

 目的物の位置を聞いて、まずはテーブルに広げられた廃市街の地図と示し合わせてみる。他人から買った未確認情報や怪しげな手製地図も合わせた地図帳は、『浅瀬』の主な建物や通りなど、おおよそ描き込まれているものの、それほど詳細ではない。兎も角、指輪の隠された一角は、アジトから数百メートルの地点。少し高台になった展望台にあった。一帯はいまだに鉄屑やら端材が拾えるとのことで、腕の悪い廃墟漁りたちにとっての日銭を稼ぐための格好の狩場となっていた。

 

「……居留地の近くだし、目立つ怪物や子供盗賊団の出没の噂もない。それほどの危険があるとは思わないが、油断しないように」マギーは地図をじっと見つめながら低い声で二人に言い渡した。

「廃墟では、浅瀬でも思わぬことが起きることがある。冷静に対処して、指示に従うように。私が死んだら、即撤退。動けない程に負傷したら、安全な場所に放置して、一応、助けてくれそうなスタンフィールド氏か、キャシディのところへと知らせるように」マギーが無事なら、他の一人を抱えて撤退できると言う事だ。そしてニナとトリスが怪我をした場合、優先順位として、まずニナを助けるとマギーは決めており、トリスにもそれを告げている。ただし、トリスも生き残れるだけの手立ては尽くすし、必ず救出に向かうと約束していた。赤字も許容し、金で増援も雇う。トリスに度々、風呂と高い食事を奢り、暖かな服を与えているマギーの言葉は、情緒的にも、計算的にも信じられた。普段から、小遣いをちょくちょくやって、いい目に合わせている頭目の言葉であれば、廃墟で遭難しても手間暇をかけると考えられた。そして、救出できない深さまでは潜らない。それが指針だった。

 ニナは短く「りょ……」と返事をし、トリスはスノーゴーグルを伏せて頷いた。廃墟を探索する稼業で生き残るために必要なのは、冷静な判断と信じられる仲間である。マギーは、マウント取らない割に気遣いしてくれる。厳しさはあるが、感情で怒鳴ったのも見たこともない。判断ミスも殆んどない。一年少しの付き合いだが、いい頭目だ。(しゅき。何処までもついていきましゅ)入れ込み過ぎかな、と思いつつも、トリスは心酔してる自分を自覚していた。それでも、そんなマギーとさえ必ずしも安心とは言えないのが、廃墟の恐ろしさでもあった。

 

 

 

 ※※※

 

 

 

 廃墟の浅瀬を抜けると、冷たい風とともに腐敗した臭いが鼻を突いた。トリスが息を止めるように口元を手で覆う。

「……臭い」

『声を抑えろ』と、振り返らずに、マギーがハンドサインで注意を促した。視線は周囲の瓦礫や崩れた壁の隙間を鋭く観察している。

 

 建物の骨組みだけが剥き出しになった廃れた街並みが目の前に広がっている。かつて人々が暮らしていた痕跡は、薄汚れた看板や傾いた自動販売機の残骸に僅かに残されているが、そこには生命の気配は微塵もなさそうだ。

 

 いや……建物の陰には、かすかに動く影が見えた。しかし、視線を凝らすと、それが干からびた人間のような姿――屍者《ゾンビ》であることが分かる。皮膚は青黒く変色し、爪が剥き出しになった手がゆっくりと瓦礫を引きずるように動いている。最近、転化したばかりなのか。引きちぎられた肉が喉から垂れ下がり、かすかな呻き声が空気を震わせた。襤褸布めいた服からして恐らくは廃墟生活者と思えた。

 トリスは小さく息を飲んで、棍棒に手を伸ばしたが、ニナが腕を掴んで首を振った。マギーが手でバツ印を作り、それから軽く人差し指を出して、静かに進むよう指示を出す。『無視して進め』……だろうか?

 

 徘徊する屍者の街路を通り過ぎてからも時折、薄暗いフードを被った人影が建物や街路の物陰でごそごそと動き回っている。「廃墟漁りがおる」ニナが囁いた。此方を窺うようにちらほらと視線を向けてくるのは、見慣れぬよそ者に縄張りを侵されるのを警戒してるのだろうか。

 

 カァン、カァンという鈍い音が廃墟の静寂に小さく響いた。音のする方に一瞥を向ければ、薄暗い建物の陰で、小さなハンマーとノミを振るう都市鉱夫の姿が見える。

 恐らく建物の鉄筋を取り出そうとしているようだが、しかし、屍者が寄ってくることを恐れているのか、手つきはぎこちなく、作業は慎重で遅い。単にまともな工具が手に入らないだけかもしれない。鉱夫の背後で、瓦礫の隙間から巨大な鼠が頭を覗かせた。鼠は一瞬、鉱夫の動きを観察しているようだったが、やがて餌ではないと判断したのか、ゆっくりと別の方向へと這いずっていく。

 

「小休止」機械式の懐中時計を見たマギーが囁い、三人は奇襲を受けにくい開けた建物の屋上へと陣取った。ただし、いきなり地階に怪物が押し寄せてきたら、撤退が難しくもあるが。

 水分と軽食を取りながら、地図帳を眺めては、補足情報を描き込んでいく。途中にスプレーで簡単な目印も残した。一キロ進むのにおよそ一時間程だろうか。

初めて潜った場所なので、流石に時間が掛かっている。

 

「意外と人がいる」廃墟の光景を眺めながら、ニナが低く囁いた。比較的に浅瀬とは言え、廃墟に潜って一時間足らずで、もう四、五人は鉱夫や廃墟漁り(スカベンジャー)を目にしたと思う。

「掘り尽くしても不思議はないと思うんだけど……」ニナが淡々と呟いて「十人、二十人か」トリスは言葉を返した。

「定期的に集落が滅びている。一つの集落が滅びれば、十人の廃墟漁りが数か月は食べていくだけの釘やら食器、食糧が手に入る。それでも段々と奥に潜らないと鉄くずやら物資も取れなくなっているけど」

「……廃墟経済ヤベェ」ニナが呟いて沈黙した。

 

 彼方から遠吠えや呻きが途切れ途切れに響いて耳を撫でた。時折は、人の歩く音や囁きも風に乗って聞こえてきた。マギーが地図帳の一点を示してから、時計を見て頷いた。

「あと四百メートル。恐らくは三十分以内に到着する」

 

 

 高台まで他者との遭遇も、怪物との戦闘もなく、たどり着けた。時折、背後で囁くような呟きや足音が響いてきたが、怪物のいる廃墟で、人が他の人間たちの近くで行動するのは当たり前なので、誰かが付いてきているな、としか思わなかった。

 

 高台の公園には屍者が彷徨っていたが、マギーは散っていたゾンビを一体、一体、バットで片づけた。素早い動きは影のようで、仕掛けたと思った次の瞬間には、ゾンビが頭蓋を破砕され、崩れ落ちている。

 

 目当ての椅子を探す、と幾つか並んでいるベンチの床下を覗き込んだトリスは、薄汚れた袋を見つけた。棒切れで引っ掛けると、チャラと軽い金属音が鳴った。

 多分、当たりだと袋を引きずり出し、掲げてからマギーたちへと振り返ると――――集団の駆け足が迫ってきた。

 

 灰色や茶色の薄汚れたローブの一団が、展望台の出入り口を塞ぐようにして、立ちはだかった。トリスたちも今は同じ装束なので何とも言えないが、 漁夫の利を狙っていた廃墟漁りの集団だろうか。木製のちゃちなクロスボウにこん棒やナイフ。粗末な槍などを携えた一団から男が進み出てきた。

「……リンが俺を信用してないのは分かっていたさ」

「……カイ」トリスは嫌そうに吐き捨てた。

 

 

 小柄なフードがカイの傍へと駆け寄って「……こ、これで」上擦った声を出した。

「ああ、もう一度、徒党に入れてやる」

(……誰かな?メイだろうか?違うといいけど)

「リンちゃんが話を持ち掛けたのは、トリスだけじゃなかったのかな」佇んでいるマギーがため息を吐きながら「話が洩れてたみたいだね」と告げた。

 

「袋を寄越せ、薬を買うのに金が必要だ」言うカイを、トリスはスノーゴーグルの下で睨みつけた。

 マギーはなにか言おうとして「おっと、保安官助手。動くなよ。いくらあんたが化け物みたいに強くても、こいつには敵うまいよ」カイは、短銃でマギーにぴたりと狙いを定めている。フリントロック式の単発式火器。カリブの海賊が好みそうな十六、七世紀の武器だった。

 古く錆びた短銃は、徒党の頭目であれば、行商人から手に入れても不思議はない程度の、しかし、人を容易く殺害できる強力な武器であることに違いはなかった。

 

「私たちを殺す気かな?」周囲を囲む十二、三人の集団を眺めながら、マギーは冷静さを保ったまま、淡々と尋ねた。

「さて、どうするかな」マギーを狙いながら、カイが考え込むように呟いている。

「あんたは生かしておくと厄介そうだ。後で、お宝を取り戻しに来られても困る。此処で死んでもらうのが一番いいんだが……」言葉を聞いた瞬間、マギーが鋭く頷き、腕を顔の前で組んだまま、まるで疾風のようにカイへと突進してきた。 

 

 驚愕しながらも、カイが反射的に引き金を引いた。銃声が響くとともに、弾丸がマギーの腹部を捉えた。けれど、予想に反して、弾は弾けるような火花を散らしながらも、そのままマギーの体に食い込むことはなかった。

「ッ…!」カイは目を見開く。弾丸はマギーの腹部に当たったものの、弾かれ、外れた。衝撃に一瞬よろめくも、マギーは撃たれたことを気にする様子もなく、さらに突進した。

 

(無敵の腹筋かよ!?)混乱するトリスの目の前でマギーが手斧を取り出した。フランキスカ、或いはトマホークか。白兵戦で威力を発揮する斧を振り下ろして、カイの絶叫が響き渡った。

 

 腕が半ば千切れてるカイを人質に取りながら、マギーが廃墟漁り……いや、カイの手勢だろう。囲まれながらも、何かを考えこんでいた。

「……トリス。お宝を」

 意図が分からずに迷ったトリスだが、数秒を躊躇しつつも、手に入れた装飾品の袋をマギーへと投げ渡した。

 片手で取ったマギーが中身を覗いてから頷き、カイにも見せる。

「見たまえ。どうやら、互いに一杯喰ったみたいだ」

「……なんだ、これは」カイが呻いた。

「廃墟の住人が好みそうな精一杯のお洒落の品だ。鉄や鉛や真鍮で出来た耳飾りに指輪、ピアス。まあ、二束三文の日銭にはなるだろうが」

 カイを抑えながら、マギーは器用に肩を竦めている。

「リンちゃんも中々にやってくれる」

 マギーが袋を投げ捨てると、廃墟民たちの装飾品が地面に散らばった。

「なんだよ、これは」

「ガラクタじゃねえか」

 ざわめきが上がる中、マギーは告げた。

「欲しければ、持っていきたまえ。それよりも、アジトの心配をした方がいいと思うが」

 

「……なにを言ってる?」 カイが目を見開いた。

「君らと私たちとかみ合わせているなら、何がリンちゃんの目的だ?今頃、アジトには君の部下は殆んどいないんじゃないかな?」

 淡々と、どうでも良さそうにマギーは呟いていた。

「それとも私と殺し合うか?ええと、十分で君たちを皆殺しに出来る自信があります。本当は、やられるまでに半分は殺せるぞ、とか言った方が退かせるにはいいんだろうけど」そのままカイを突き放したマギーは、後ろに歩くとベンチに座って眺めている。

 

 廃墟漁りたちは、顔を見合わせたり、カイに駆け寄ったりしていたが、マギーは冷静な態度を崩さず、ニナとトリスはその背後で武器を構えながら、何が起きても対応できるよう待ち構えていた。憎々しげに睨みつけてくる廃墟漁りも多くいたが、長いようで短い瞬間が過ぎ、カイたちは混乱した様子のまま、引き上げていった。

 

「……撃たれて平気なの?」ニナがようやくマギーに尋ねた。

「……セルロース系の無煙火薬のエネルギーは、キロ辺り、およそ六千から七千キロジュール。それに対し、黒色火薬は約三千から四千キロジュール」マギーが解説し始める。まるで漫画の悪役みたいだった。

「勿論、運動エネルギーや威力が其の儘、半分程度と言う訳ではないが、弾丸の形状も球体。古い銃だと暴発を恐れて、火薬少なめにすると思っていたよ」お腹に仕込んだ鉄板を見せながら、マギーは薄くほほ笑んだ。

「居留地から一時間、二時間の距離的範囲内なら、重たい鎧を付けても、動き回るのに支障はない」

 はぇー、とトリスが感心したように言うと、ニナは首を振った。

「臓器にかなりの衝撃があるので、常人にはお勧めしないよ」

 

 

 

 ※※

 

 カイの徒党のアジト……いや、今は再び、リンの徒党のアジトだろうか。

 廃ビル前の荒れた街路で、戦闘は決着を迎えようとしていた。強力なクロスボウが、カイの手下たちを次々と串刺しにしている。弦が切れていたはずなのに、編まれた女の髪が代用を務めていた。屋上に立つリンは髪を短く切り、カイとその手勢を冷徹に見下ろしていた。

 

 

「……話し合いをしたい!」瓦礫に隠れながら、カイたちが叫んでいる。

「話し合う事は何もない。そこで死ね」リンの返答は取り付く島もない。

「リン!俺は……」カイがなにかを叫んでいるが

「わたしに惚れていると言うなら、なおさらだ」リンが冷たく宣告する。

 

「食い物や持ち物だけでも返してくれよ!」カイの徒党から泣き言が入るが、廃ビルの集団から嘲笑が浴びせられる。アジトに残したカイの手下たちは、大半が吊るされていた。縄の下で舌を突き出しながら、風に揺れている。

「……ずっと持ち堪えられると思ってるのか?!」カイが叫ぶが、リンは冷笑を返した。

 カイの部下の少年少女が、また屋上へと引き出された。全身が切り付けられ、出血している少女が生きたまま、吊るされる。あまりの苦痛に泣き叫んだ叫び声が風に乗って四方へと響き渡った。

 

 少し離れた十字路の物陰から、一部始終を眺めていたマギーたちだが「……凄い事するね。あの子」ニナはげんなりしたように言ってる。

「……屍者が寄って来る」マギーは淡々と呟いている。

 クロスボウと防壁で持ち堪えられるとリンは踏んだのか、しかし、包囲側はそうではない。

 カイたちも、リンの狙いに気づいてはいた筈だ。それでも撤退するの決断が下せないうち、廃墟の隙間から二匹、三匹と屍者が蠢く影のように湧き出てくると、まずは手近な場所にいたカイの部下へと襲い掛かった。驚いたカイの部下たちは、必死に武器を構えて、迎え撃とうとしたが、大半が粗末な武器しか持たない少年少女ばかりだった。

 一人が噛まれると、もう一人が恐怖に腰を抜かし、屍者たちの集団に呑み込まれる。それでお終いだった。恐慌状態に陥った部下たちが、カイの制止も振り切って逃げ始めると、誰もかれもが、泣き叫んだり、嘆きながら逃げ散っていった。

 

 廃ビルでは、泣き叫んでいた者たちにとどめを刺して、死体を引き上げてから、リンの手勢は息を潜めるように隠れている。自然、屍者たちはカイたちを追いかけて行った。かつてのリンでは、絶対にしないような戦い方だが、恐ろしく手際が良かった。トリスには、もうリンが分からない。

 

「俺は……死なないぞ」腕を抑え、足を引きずりながら、カイも逃げ去っていった。

 カイは、本当にリンに惚れていたのか。ただ、屍者からの収集品を狙っていたのか、或いは、両方かも知れない。

 

「廃墟で塒と持ち物、食べものを失っては……」ニナが呟いていたが、今なら屍者も見えない。トリスは物陰から身を乗り出した。

 廃ビル前の街路には、カイにすり寄っていた元徒党のフードも転がっていた。大型のクロスボウで撃たれたようで、腹を撃たれてもがいた痕跡が地面に刻まれていた。

 加えて、屍者に食い荒らされている。中身は見なかったが、誰かは分かった。

 

 廃ビルの手勢が小型の弓矢や投石器、クロスボウを構えたが、リンは部下を制して、じっとトリスを見つめた。

「おめでとう、と言うべきかな」トリスの言をどう聞いたのか。リンは嘲笑を口元に張り付けている。

「もう、会う事もないだろうね」トリスが言うと「そう願ってるよ」リンは冷淡に返してきた。

 リンの言葉は短かったが、以前の絆はもうどうでも良い事なのだと思っているのが、トリスにも理解できた。いや、その絆こそ、錯覚だったのかも知れない。

 かつてのリンは颯爽としていたし、カイは快活な性格の少年だった。一緒に明日を夢見ていた仲間たちとの関係は、僅か二年で何もかもが変わってしまった。こうしてトリスは、一連の事件で幼馴染のほぼ全員を失ったのだった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

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