黄昏のガンダルヴァ   作:猫弾正

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03_まとめ Z_275年

 まとめを描いてる途中で ~03_58X  03_60Оの途中~ で力尽きた。

 

 中身は中途半端である。許せ。  

 

 

 

 

 

 

〇マギー 自由都市ズールの暦で275年の時点で25歳 →26歳。

 

 マギーちゃんは、ポレシャ所属_下層地区居住の善良な行商人である。

 自認キャラは、ベルばらのオスカル。

 オスカルってあたしだ――違う、お前はブロリー。

 

 

 行商、店舗持ち、隊商頭、商会主――03_58K

 一口に商人と言っても、各々には隔絶した格差が聳えている。

 多少の努力や才能、幸運で埋められるものではない。

 腕のいい行商人以上にはなれないと身の程も弁えている。

 地を這う名もない行商人として終わるとしても、

 足で日々の糧を得られるならば、けして悪い生き方ではない。

 人生をそう生きて終えようと決めていた。

 

 ――03_59Q 

 無法と混沌の時代に生まれ落ち、およそ剣と銃を頼りに生きるもので、

 成り上がりの夢を見ない者がいるだろうか。

 おのが力量と運命を恃たのむ若者のひとりとして、

 マルグリット・モイラだって心に幾ばくかの野心は抱いていた。

 

 ただ、それは町の支配者なり、一帯の領主と言った大それた野望の類ではなく、

 ポレシャ市に店舗を構えてみたいとか、

 或いは小さくとも独立独歩の隊商を采配してみたいと言った、

 ささやかかつ建設的な向上心の発露であった。

 少なくとも友人たちに言葉にして打ち明ける時には。

 傭兵隊長やら男爵やらになってまで

 血塗られた群雄割拠の夢に酔いたい性分でもないのだ。

 

 星降る夜に襤褸布と段ボールで出来た手作り天幕から空を見上げて、

 若きマルグリットも時々、おのれが隊商主になった空想を楽しんだりもする。

 ――03_59Q 

 

 なんか言ってること違うね。人間だもの。まぎい

 

 市民や富裕な農民からも、そこそこ有用な調達屋と見做されている。

 物資調達の対価として酒や煙草、食べ物の配給券などを受け取る事も多い。

 酒や食事を楽しみ、暖かな衣服を着て、冬も薪に不自由しない。

 渡り人《オーキー》上がりの行商人としては、ゆとりのある生活を送っている。

 やったぜ。

 

 

 

〇ニナ ポレシャ所属_下層地区居住

 

 最近、ルガリエ地区で仕入れた軽クロスボウで巨大鼠を狩って遊んでる。

 巨大鼠は、図体の割に骨が柔くて脆いので、弱い武器でも倒しやすいのだ。

 (その代わりに、割と狭い出入り口からも侵入してくるのだが)

 女子供でも手で引ける軽い木製クロスボウだが、精度は高い。

 とは言え、これで倒せるのは、巨大鼠や小型の野生動物くらいである。

 

〇ココ『猫みたいな小娘』

 

 ポレシャ所属_セフ衆

 巨大蟻によって滅亡したセフ村の生き残りの小娘。

 放浪民セフ衆に属する廃墟漁り徒党の一員。

 冬の間、碌に食べられなかったと見て、酷く痩せていた。

 マギーは根気強く、餌付けしている。

 一見、イザベル・ミラーと相性がよくない

 

〇トリス 03_52  ポレシャ所属_下層地区居住

 

 いつもスノーゴーグルを付けている。

 廃墟の浮浪児――ではない。

 マギーの徒弟で丁稚。

 登録された身分は、行商人見習い。

 最近、マギーやニナたちと同居し始めた。

 廃墟の少年徒党ではマシな部類のムーア君とよく取引している。

 

〇ジーナ・エクルストン ポレシャ所属_下層地区居住 自警団に所属

 

 何人かのスネイクバイトは、若きマギーをただものではないと見込んでいた。ジーナ・E《エクルストン》は、しかし、同僚たちを出し抜きたかった。スネイクバイトの解散時、傷心のまま、行方をくらましたマギーの情報を攪乱したのは、ジーナの仕業である。

 

 当時でもマギーに匹敵する才能の持ち主は他にもいたし、そうした英雄の卵でさえ、孵化する前に怪物や危険な悪に飲み込まれて消える事があるのが、曠野の地であるが、ジーナ・E《エクルストン》は、賭けに勝った。他の連中とて、人生の一時期、仕えた程度の若い娘に今さら執着はするまい。

 

 マギーが主導権を握った徒党を築きあげ、右腕として仕えるのが、ジーナ・E《エクルストン》の望みである。

 

 

〇リリー(隣人)  ポレシャ所属_下層地区居住

 

 隻眼でアイパッチしてるけど、海賊とかではない。最近、少し、煙草が減った。

 農民の娘さんだった。料理が上手い。暴力沙汰は嫌い。

 動物を飼うのが上手くて、農業に詳しい。

 実は強いとか特殊能力とか言うオチはない。常人。

 現在の友好度は53/100 義理は12/15(高いほど義理堅い)

 

〇キャシディ・エヴァンス保安官 03_59A

 

 ポレシャ市、保安官。FPSの世界で一人だけSLGしてる。

 戦術指揮能力はかなり高いが、古強者相手は必ずしも勝てるとは限らない。

 逆に言えば、相手が老練な指揮官でもなければ、互角の戦力でも手玉にとれる。

 

 金髪そばかすカントリー娘。

 結構、美人だし、稼いでるし。何時でも結婚できると余裕こいているが……

 「キャシディの良さは俺だけ分かってる」と思ってる男性は多い。

 

 尊敬する歴史上の人物はウェリントン公爵。

 ウェリントン公爵は、狭い公園で1000人の兵隊を整列させるのに一時間かかった。

 武田信玄は狭い三方ヶ原で2時間で三万の軍勢の陣形を整えた。

 武田信玄の軍隊は伝説的に優れているが、ウェリントン公爵ならば、

 手持ちの兵士との能力差を把握したうえで、作戦を練るだろう。

 

 

 狼煙を符号として事前に決めていた主人公側。

 と言うより、キャシディの戦術的能力の高さ。

 複数の交戦地点を設定しているのは、

 日常から遊びまで地図を眺めて、戦術を考えているから。

 

 部屋は、壁一面や机に作戦図や風向きに地質の史料が積みあがってるし、

 兵器の模型やサイコロも転がってる。寝床は簡素で、食事は忘れがち。

 そもそも考えるのが楽しい。生活の一部になってる。

 想定IQは140~150。天才ではないが、24時間、戦術を考えている。

 ホーンブロワーの系譜。

 

 マギーが信長の野望で50~の能力なら、

 キャシディはHoi2でスキルを持ってる将軍に成れる資質がある。

 でも、野心がない。田舎町の保安官で故郷を守る人生に完全に満足してる。

 

 

〇ローランズ副保安官 03_56A  ポレシャ所属_市民

 

 立派なお腹の副保安官。古い農場の息子で農業経営に造詣が深い。

 四六時中、食べ物を食べている。

 ポスアカで彼のように立派なお腹の持ち主は滅多に見かけない。

 子供たちには、ドーナツやガム、チョコレートなどを与えるので、評判がいい。

 

 「……四十頭ですか。中途半端ですが、そんなものでしょう。

 遺伝的多様性を維持するには、100頭は欲しいんですがね。

 半分が雄牛でもね。サドラン牛でも、近場の牛と混血させれば、

 体躯は小さくなっていきますから」

 

 「牛はね、水を飲みます。一頭につき、四十~六十リットルの水が必要なんですよ。 

 百頭なら四トンから六トン。日に十キロから十五キロの干し草を食べ、

 ほぼ同量の糞を出します。一定量なら良質の肥料として処理できますが、

 百頭となると色々と面倒を見れません。

 農地の広さからしても、そんなに必要ないんです」

 

 人手が掛かると言い、ポレシャの耕地面積がおよそ二百ヘクタールだと

 告げてから「新しい農地を切り開くのも、現状でもう充分です。

 麦を増産しても、値下がりするだけですし」

 

〇マクロード副保安官

 

 推理小説が好きな痩せぎすの男性。

 双子の丘の戦いでは、別動隊を率いて活躍した。

 冷静沈着、かつ、大抵の仕事を抜かりなくこなせる。

 

 指揮能力  大型居留地水準

 

 キャシディが100+ (なんだ、こいつ?田舎町にいていい水準じゃないぞ)

 マギー    90 (領域国家の一線級士官や傭兵隊長が務まる)

 ヘルナル大尉 80 (良い士官、任せられる。都市基準でもいい士官)

 マクロード  75 (万事、遂行してくれる。大型居留地でも頼れる士官)

 

〇ローランズ副保安官の弟  ポレシャ所属_市民

 

 父の後添えの連れ子で部屋済み

 独り立ちの際、それなりの財産を貰ったが、悪い友人に騙された。

「俺、牛の買い付けで稼いだら、サリーナに結婚を申し込むんだ!」

 

〇ローランズ副保安官の年少の可愛い姪っ子  ポレシャ所属_市民

 

 誕生日に貰った犬猫の人形は、今も枕もとを飾っている。

 

〇傭兵訓練学校の教官 03_53  自由都市ズール所属

 

 自由都市ズールの傭兵訓練学校の教官。お金を払うと技術を学べる。

 文明地帯の都市の常識を当たり前と思ってはならない。

 技術や知識を買える土地は存外に希少である。

 

〇キャメロン保安官補 03_57J

 

 市民の子弟。学校で成績優秀だったが、仕事が見つからなかった。

 結果、卒業後に仕事を探していたキャメロン君は、

 ホワイトカラーだよ、と優しく囁く親戚のおじさんとお姉さんに騙されて、

 保安官事務所で悪党と撃ち合う人生を定められしまった。

 

〇税務署長のサリー小母さん  03_57J

 

 重要人物である。今のマギーちゃんと絡みがないのは、

 マギーちゃんが、まだ下層地区住まいの根無し草。税金を掛けようとしても、

 段ボールハウスなど捨ててどこかにいなくなってしまうかも知れないからだ。

 

 この時代、大抵の流れ者にとって、居留地の正規居住権は垂涎の的だが、

 重宝されるだけの腕前を持つ物資の調達屋にとっては、

 特定の居留地に拘泥する意味合いは薄い。

 

 マギーちゃんが収入を増やして、市民権(4000~10000)や

 正規居住権(2000)を購入したり、防壁内や門前町に家を買ったら

 果たして、負担にならない程度の税を求めてくるだろうか?

 

 

 

〇サドラン氏族 03_54

 

 曠野を流離う有力な遊牧民。

 牛や豚、羊に山羊、犬。トリウマ、変異獣。狼。鎧狼。

 牛の変異種であるフンババなどを取り扱っております。

 

 昔、サドラン族の夫婦に無実の罪を着せて牛を奪い、

 残された幼子にまで惨い仕打ちをした大牧場主と所属都市が、

 集結した遊牧民のフンババ一斉突撃で二百人の傭兵とガンマンを蹴散らされた。

 以降、サドラン氏族から大手を振って牛を奪おうと言う愚か者は滅多にいない。

 

〇炭焼きの娘 03_54 ポレシャ市近隣?

 

 炭焼き小屋のターニャ 03_57I

 

 ニコラス『影男』カフマン、斥候のマカロヴァ老と組んでサドラン牛の買い付けを一番乗りで成し遂げてる。

 

 当初の設定では、飲んだくれの親の借金を返し、残りを持参金としようと考えたが、なぜか、全部寄越せと両親に言われて考え直し、入手した都市通貨を元手に炭焼き小屋を購入。家を出て、幼馴染と二人で末永く幸せに暮らしましたとさ。と言うのも考えたが、毒親ばかりではあれなので、貧困の中で娘を応援する親に書き直した。

 

 兎も角、帰ってきたターニャは幸せに暮らしました。めでたしめでたし。

 

 

〇エンブリー婦人 03_55 ポレシャ市_市民

 

 未亡人。評判の佳人だったが、今は幼馴染のところに通い妻している。

 一夫多妻制は許されるのか。

 

 

〇ジーナ・クレイ 03_55 ポレシャ市近隣?

 

「ジーナ・クレイです。失業中の牧者、羊飼い、サゾ氏族。羊は持っていませんが、ポレシャの牧者株は持っています」

 

 元羊飼いの娘。サゾ氏族。廃墟地域の小地区に暮らしている。

 牧者にも血筋があって、余り立場はよくない。

 

 

 サドラン牛の買い付けで一山当てて、牧者に戻りたい。

 雑貨店の爺さんからの紹介で、マギーが護衛と案内人を引き受ける。

 杖と銃の腕前は十人並。幸せになりたかった。

 

 律儀な性格。滅多に約束を破らない。

 素朴な性格、寡黙で実直。

 マギーとの性格的な相性は、実はかなり悪い。

 互いの誠実さで、辛うじて破綻してない。

 

 「牧者のシェルターや隠れ家、休憩地を紹介できます。

 街道筋に幾つかあって、利用できるようになれば、

 あなたの商売にとっても有用だと思います」

 

 若いけれど潰しが効かない。

 ずっと野外で暮らしてきて、定住生活にはどうにも落ち着かない。

 有力な身内はいない。叔父は巨大蟻に喰われた。

 

 仮に牧者たちが『約束』を反故にしても、

 ジーナ・C(クレイ)の為に怒ってくれる人間は誰もいない。

 身内に職を与えたいと今の牧者衆が考えるなら、

 まず最初に切るのはジーナ・C(クレイ) 03_56B

 

 生き残ったとしても、もう冒険には同行せず、日常パートで名前が出る程度。

 冒険はジーナ・C(クレイ)の生き方ではない。

 

 

 最後の銃撃戦での生死判定は1D100で001

 

 相手も慌てており、黒色火薬が少なかった。ジーナは、胸鞄を付けていた。

 腹は撃ちやすい。替えの服や金属コップに当たってエネルギーが減退した。

 奇跡でも、偶然でもなく、幸運の範疇で命を拾った。

 

 

〇キャロ 03_57H

 

 ジーナ・C(クレイ)の友人。大体、同じ立場。天涯孤独。

 気力を失ってる若い牧者。

 ジーナ・C(クレイ)の空想にするか、

 帰った時には死んでたパターンにする可能性もある。

 

 やったぜ!いい子だった!

 

 

 

〇エマ・デイヴィス 03_57A ポレシャ市近隣?

 

 戦闘力は高い。夜目も効く。

 一人暮らしで家族もいないけど、自分で思い込んでいるほど、孤独ではない。

 みんな、貴方の帰りを待っている。

 

 首元にはアンク。アヌビスとイシスへの祈り。

 

 北欧産カンマーラーダー・ライフルのレプリカを愛用してる。

 kammerlader 紙薬莢使用、雷管式。

 スウェーデン・ノルウェー同君連合の正式銃。

 

 好きなアーティストは、スキャットマン・ジョン。

 

 

 1D100 36 奮戦した。敵の部下は、ネームド除いてほぼ全滅。

 

 犬のアキレスと、黒猫のソクラテス。

 

〇ベルガー弁護士 03_60Q

 

 エマの暮らす村の顧問弁護士。ミリーの手続きをする。

 

〇ヨハン 03_60Q

 

 エマと同じ村に暮らす作男《ファームハンド》。エマ曰く親切。

 小屋住農か、放浪の作男かは不明。

 

〇イザベル・ミラー 03_56F ポレシャ市近隣?

 

 【牧者の娘】

 クソ度胸の持ち主。

 交渉や戦闘など、バランスよく能力が高い。

 悪く言うと器用貧乏。

 両替商から紹介状を貰ってマギーの家に向かったが、間に合わなかった。

 好きな漫画は『コブラ』ヒュー!

 老ミラーの宝。長男の忘れ形見。勇敢でボッチ気質……げふん、孤高。

 マカロヴァ老人は、祖父の友人。03_58О

 生きて帰れたら、ボーイ・ミーツ・ガールがこれから始まるかも知れない。

 始まらないかも知れない。

 

  〇牧者の血筋で、遊牧民の認証。

 

 1 古参の牧者である祖父、老ミラーの名前は遠来の遊牧民にも知られていた。

 2 ポレシャ市の身分証もあった

 3 牧者に隠されたハンドサイン

 4 身体に掘られた小さな刺青

 5 暗号言葉

 6 共通の知人やら思い出やらと世間話

 7 身体つきや装束、装備のこなれ方

 8 遊牧民の目の瞑り方や飲食の仕方。

 9+ ミラー家の家系の顔つきや髪の色

 

  だから、イザベルの場合は、あっけないほど簡単に信用されたんですね。

  祖父の写真を見ながら、懐かしそうに旧知と語った老遊牧民から

  コインの欠片を貰った。

 

 10+ 遊牧民のコインのアクセサリー。

 

 1D100_78

 

 ゾンビ相手だし、普通に勝つと思ったら、危ない数字出した。

 ギリ生き残った。

 

 頭がおかしくなってた時期に、ガイ君はジーナ・C(クレイ)と親しくなった。

 

 マギーの仲間数値 1D100_66 そっち行くかも。

 

 

 

 実は、教養と育ちがそこそこいい。

 一見、ココと相性が悪い。

 

 礼儀《マナー》と教養を身に付けろ。イザベルちゃんを不快にさせる気かおめぇ。

 教養……嫌いな言葉。ココが鼻を顰めた。

 もっと旨いものを食べに行く時に連れていけなくなる。とニナ

 これで満足。ココは取り付く島もなく、皿をぺろぺろと舐めた。

 マギーはなにも言わずに、知り合いを集めて食事を与えた。

 でかい保存用のパンを配る。

 

 何か美味いもの。その日から努力するようになった。

 

 

 

〇スージー婆

 

 牧者衆の中で手伝いをして生計を立てていたスージー婆。

 幼いイザベルが一番、懐いていた世話係で色々と教えてくれた解放奴隷た。 

 十二、三歳で暮していた都市で誘拐されて、

 五十歳まで奴隷として過ごした後に解放。

 その後は、牧者衆に拾われた。

 

 年齢に似合わず可愛いハンケチや人形が好きで、

 乙女みたいに頬を赤らめる。

 イザベルや他の子供たちはよく、揶揄ったものだが、

 ずっと地下牢の手伝いで友人も恋人もなく孤独で、

 財産も自由も持たずに働いてきて、年老いて放り出された。

 

 

〇ルーク・アンダーソン 03_56F ポレシャ市近隣?

 

 元牧者で腕利きの銃士。百メートル先で走る変異獣に当ててみせる腕前。

 実直な性格なので、傭兵隊長や狩人頭は目を掛けている。

 

 ホラー映画や戦争映画だと、仲間を逃がすために殿を務めるような性格。

 いいお父さんになれる。生きて帰れたら。

 

 

〇老グラハム『狐』バートン 03_55 03_57A ポレシャ市

 

 ポレシャ居留地で特に著名な四人の行商人の一人。

 抜け目の無い老商人。人を見る目に関しては、ずば抜けている。

 

 

〇おっさん ハロルド・コッズォ 03_58F

 

 グラハム・バートンに雇われてる護衛。

 テンガロン・ハット。マッチは踵で火を付ける。

 ハードボイルドだけど、髪は薄い。息切れもする。

 

○ロニ 03_58F

 

 グラハムに拾われた小娘。

 生きて帰れたら、成長して商売でつるむかも。

 

 小さな居留地で父と母と御爺と御婆と暮していた。

 お爺は、集落を切り開いた開拓団の頭目《リーダー》。

 だから、結構いい家に住んでいた。

 崩壊前の住宅を崩れた壁や屋根、窓の一部だけ修繕して、そのまま生活。

 

 外で叫び声が聞こえてきて、 おっ母が斧を片手に外に出たけど、すぐに断末魔。

 扉が血に染まった。

 ほんの数人の略奪者でも、居住者たちには脅威で、そこに数日前から近隣を彷徨って数日前から警戒されていた屍者の群れがなだれ込んできた。

 

 ほんの数人の略奪者と二、三十匹の屍者の群れ。

 それで本当にあっけないほど簡単に、十数年を生きてきた故郷は滅びてしまった。

 黄昏の時代、本当に何処にでも転がっている、珍しくもない話。

 

 1D100 97 リストの通り、細胞賦活材は使われなかったが

       手当はきちんと受けた。医師たちは出来ることをした。

 

〇白狼《ホワイトウルフ》、黒刃《ブラックブレード》 03_58G

 

 毒蛇の牙(スネイクバイト)にも並ぶ傭兵・賞金稼ぎギルド。

 一般人とか隊商には、恐れられている。

 無宿人やごろつきやらは、名を耳にするだけで震え上がる。

 軍閥や都市軍、高名な傭兵団や略奪者《レイダー》王の軍団に比べると、

 あまり大したことない。

 似たようなポジションで調子に乗った赤い鷹(レッドホーク)は、

 有力者に喧嘩を売って殲滅された。

 辺境で名もない盗賊団や無法者、山賊やらとやり合ってるのがお似合い。

 

〇アンセルム族の若

 

 野心を胸に手勢を連れて自由都市へとやってきた。

 複数名の息子のうちから、族長の後継者を選ぶため、

 もっとも誉れ高い武功を上げたものが次期族長の候補者となる。

 

 最有力候補の一人。勇気ある狼の息子。ウロボロスに一飲みにされた。

 

 

〇ヴァル『キャプテン』ドレイク 03_55 ポレシャ市

 

 居留地で特に著名な四人の行商人の一人。

 元々、隊商を編成するのに充分な時間と手間暇を掛ける。

 積み荷の割に手練の護衛を多めにつけるので、

 盗賊や略奪者からも割に合わない獲物と見られている。

 リスクを嫌い、規模の割に稼ぎは少ないが堅実な商売を行う。

 

 03_58B

 裏設定としては

 

 複数の娘に息子、甥っ子、姪っ子が、

 ポレシャの本店と近隣の小さな支店、そして行商として散在してる。

 大規模な隊商や都市の商会に修行に出たり、

 中小の隊商に出資者の一人の隊員だったり、稼いでる一族もいる。

 

 商人一族の跡目争いとか、面白いかも知れない。

 他でネタにしてもいいが。

 

 

〇ニコラス『影男』カフマン 03_55 ポレシャ市

 

 居留地で特に著名な四人の行商人の一人。

 三代前から行商人だった。街道の抜け道を知り抜いているし、

 顔見知りの旅籠や村が多く、遠回りをしても着実に目的地にたどり着ける。

 十数年の行商生活で、一度も盗賊に捕まったことがない。

 

〇マリナ『お嬢さん』クレイグ 03_55 ポレシャ市

 

 代々の商人の家柄だった。古くからの仕入れ先を多数抱えていて、

 割のいい商品を捌いている。居留地で特に著名な四人の行商人の一人。

 

〇商業勢力 03_58B

 

 伝統の地場資本である古い血筋の名家や市民の商家。

 自給経済・物資基盤を確立した土地持ち農民党や武装した牧童衆、

 放浪の鉱夫団。競争相手であると同時に、時に手を組んで隊商を形成し、

 時に取引相手となる交易商人や行商人たち。

 

 旅先においては、組合ギルドに加盟している都市商人たちは、

 隙あらば同業者たちと口裏を合わせて、隊商への売り値を吹っ掛け、

 或いは、買い叩こうとし、

 独立の自由商人も愛想よく擦り寄ってきながら、

 此方を出し抜こうと虎視眈々と狙っている。

 時に密輸や盗品、禁制品を取り扱う者もいる、油断のならぬ自由商人たち。

 恐れを知らず、大胆で、野心的な若者たちだ。

 

〇井戸の権利書ちゃん 03_58R

 

 マギーちゃんに買い取られた。

 「辺境に引退するなら私が面倒見てあげる♡」

 目を離すとすぐに寝取られちゃう。

 

 

 

 

 

〇ダニエル 03_57A ポレシャ市

 

 ポレシャに属する牧者衆の指導者で長老。と言っても、実際には、役得も少なく気苦労ばかり多い立場だ。羊の数や力関係、年齢が上の者らが幾人もいて、長を押し付けられた。勤勉でそれなりに有能だが、それだけでは如何ともしがたい立場に胃を痛くする日々を送っている。ポレシャ市の役人と牧者衆との陳情の間で板挟みな上、ジジババに愚痴られたりして、羊持ちの有力牧者に無茶ぶりを押し付けられる日々に最近、毛根が猛烈に後退し始めている。もう、いっぱいいっぱい。誰か、変わって。

 

 

〇ホーソン 03_57B ポレシャ市?

 

 小集団が集まって形成された流民集団の有力者の一人。

 頭目ではない。敢えて引き受けなかった。

 貧乏くじと見做した。さらに言えば、身内以外に対して責任を取りたくない。

 リドリーには一方的にライバル視され、頭目の座を巡って争っていると思われていた。焦ったリドリーが詐欺に引っかかって、集団内にプールされた資金を使い果たすまでは傍観してた。今は、事態の収拾に走っている。ダメコンしつつ、責任を押し付けられたリドリー娘は見捨ててる。悪人ではないが、冷徹。手の届く範囲、かつ余力があれば人助けもするが、無理な時は割り切って生きている。

 

 最後に意外な見せ場が。

 

〇ミルトン 03_60Q

 

 放浪民の頭目ホーソンの右腕

 

〇リドリー 03_57D

 

 流民集団の有力者の一人。他者に対して見栄を張る性質で娘からは嫌われていた。

 

〇『親切』ベック 03_60Q

 

 俺とリドリーは親友さ。だから、ミリーの面倒を見るのは俺の役目だ。

 成功した途端、増える古い友人や知らない親戚の類。

 ホーソンにカットされた。

 

〇ミリー 03_57G

 

 【リドリーの娘】

 リドリーが色々と積み上げた人生の負債を支払うように求められる。

 ミリー自身は逃げたくても、他人が債務ツケを払うよう求めてくる。

 仲間の放浪者たち。渡り人オーキーよりも荒っぽく、剥き出しの利害と

 暴力で動いている、寄る辺ない崩壊世界ポストアポカリプスの野良犬たち。

 生きて帰れたら、少しマシな人生を生きられるかも。

 

 身体的特徴として、鼻が少し歪んでる。引っ込み思案。

 

 

〇 農村とか居留地の新聞記者たち 03_57E

 

 ウッド&ブラスのカメラ、壁新聞や回覧板新聞。

 シャーロック・ホームズに成りきる農民や市民、

 或いは廃墟民や浮浪者に至るまで。

 彼らに文明の恩恵、或いは幻想を与えるために大事な役割である。

 

 ポレシャ圏では、浮浪者でも多少の心理的、物質的余裕を持っている。

 キャシディは疑っているが。

 

 肥沃なのに野蛮化した土地を出せば、先人や自分たちの、

 文明と文化を維持しようとする努力が無駄ではないかと悩んでるキャラが、

 無駄ではなかったと思うシーンも出せる。

 

〇ヘレン 03_57E

 

 『牧者ヘレン』賞金額は、800都市ズール通貨

 ヘレンは他所の土地から流れてきた。よくいる流れ者の牧者。

 名前しか名乗らないのも、よくあること。

 

 愛称はレニ。奴隷にされていた時期がある。

 純白の狼犬シーザーを飼っている。

 

〇サーシャ 03_57F

 

 ポレシャに流れ着いた放浪民の一人。

 ミリーの友人で、リドリーの扇動に乗って、エマの家へと押しかけた。

 

〇アルゴー郷 03_58H

 

 蛮族の侵攻に持ちこたえてきた北方経路の農村地帯。

 

 曠野の北方によく見かける堅固な作りの農場は、

 石積の囲いに丸太の壁も相まって、中世初期に流行した盛り土の

 モット&ベイリー様式の砦を連想させる。

 

〇エリーナ 03_58H

 

 アルゴー郷の農場に暮らす若い娘。ルーク・アンダーソンに助けられた。

 手当てが得意だ。勿論、農場の娘として一通りのことはできる。

 

 ルークの帰りを待っている。

 

〇老商人オスカー 03_58H

 

 引退した家畜仲買商。

 中堅の家畜仲買商リーニー・アルキスに

 大地の子ら(サンズ・オブ・アトラス)を紹介した。

 

 

〇リーニー・アルキス 03_58G 03_58H

 

 自由都市ズールに居を構える中堅の家畜仲買人。

 商業地区の外れではあるが、老舗の店の主。

 大抵の商人と同じく、リーニーのささやかな商売も不安定、

 かつ先が読めない生き方であったが、それでも仲買を続けているのは、

 一家代々の伝手や蓄積があって、他の稼業よりはいくらか食べていく

 見通しが立つからだ。

 姪にメイア・アルキスがいる。

 伝手のベイトン倉庫やオズワルド商店は、あまりいい品を売ってない。

 

〇メイア・アルキス 03_58U

 

 まったくマギーにはひどい目に合わされた。

 お詫びとして、一度、力になると約束した。

 

 

 

〇ジーク 03_58H 

 

 『大地の子(サンズ・オブ・アトラス)』の戦頭

 長身の美丈夫。錆びた鉄のような声。元は、身分の低い召使い。

 戦闘技術は、リディアが仕込んでいた。 03_58W

 

〇リディア・ソーン 03_58H

 

 『大地の子(サンズ・オブ・アトラス)』の傭兵頭

 蛇の刺青の美女。冷たい視線 

 元スネイクバイト。アハエトゥラ(アジア・ツリヘビ)

 ユーリの部下。

 

〇コル 03_58J

 

大地の子ら(サンズ・オブ・アトラス)の物資調達担当。

 頬に凄まじい白兵戦の傷跡が刻まれており、常に笑顔にも見える。

 

 

 

〇ユーリ 03_58M

 

 スネイクバイトの総大将。Ormr Mær(オルム・マエル)を率いている。

 マギーちゃんを叩きのめした。今も、マギーちゃんに怨まれてる。

 

〇ウルバン 03_58P

 

 故人。青葉衆《グリーンリーフ・クラン》の族長。

 部下にケル及びグラがいる。なんか死んだ

 

〇【嵐の主】アウルス・ヴォルトゥリウス 03_58P

 

 故人。大地の舎人(キーパーズオブランド)の族長《ニウヴ》

 デン戦争にて、

 蒸気騎士《スチームナイト》【貫く刃】ダーディオの一斉射撃で戦死。

 【嵐の主】は、石灰を混ぜた目潰しに火炎瓶を併用して蒸気騎士を破るつもりだったが、ダーディオは味方の雑兵諸共に大型火縄銃で騎兵を粉砕している。

 あと一手早ければ、煙と炎が蒸気騎士たちの視界を奪っていたかも知れない。

 

〇蒸気騎士《スチームナイト》【貫く刃】ダーディオ 03_58P

 

 ルカリの豪商ガズーに雇われた名うての傭兵騎士。

 【灰翼騎士団】03_58R※の4人の部隊長のひとり。

 ※西の地を拠点とする傭兵団だろうか?

 

 大型火縄銃《ウォールガン》の一斉射撃とハルバードを構えての前進制圧で、大抵の敵は殲滅する。

 蒸気騎士の扱う大型火縄銃は、人が扱うそれとは重量からして倍も違う。

 

〇ルカリのガズー 03_58P

 

 商都ルカリは、西方の商業都市連盟に属する小さな都邑。

 規模はズールに劣るも、ガズーはルカリで有数の豪商である。

 商業都市連盟においては小物のひとりだが、曠野においては相対的に大物。

 今は、『大地の子(サンズ・オブ・アトラス)』に金を貸し付けている。

 

 

〇骨の大司教メルカ 03_58R

 

 デン戦争に参加した傭兵隊。

 黄骨党《イエローボーン・バンド》の指揮官。

 怪しげな名前である。

 

〇ナーガ 03_58R

 

 旧スネイクバイトの幹部。毒を使う?

 手の内は仲間にも秘密にしていた。

 麻薬云々で最高幹部のユーリに追われた?

 雇い主と組んで麻薬王になろうとしてたとユーリには説明された。

 

 スネイクバイトでは、会計担当だった? 03_60 S

 

 

〇ティアマット 03_58R

 

 旧スネイクバイトの幹部。四本の腕?

 手の内は仲間にも秘密にしていた。

 好戦的。バカ。と評する者もいる。

 こいつと戦って生き残った奴はいない。

 マギーも内心、恐れていたし、戦いは避けていた。

 

〇ククルカン 03_58M

 

 旧スネイクバイトの幹部。

 二丁拳銃でカウボーイハットの娘。エチチ。

 ただし、他の幹部に引けは取らない。誰に倒された?

 

〇タリウス・ヴォルトゥリウス 03_58P

 

 デン戦争にて、マルグリット・モイラに両腕を切り落とされている。

 【王《ムーテ》】を僭称。

 戦闘時にはC型の義手を外して、ドリルを付ける。

 

〇韋駄天ハリス

 

 浮浪傭兵の頭。

 マギーちゃんなんて恐くねえ! → 部下の半数を失う

 踏んだり蹴ったり。

 

〇ヒルダ

 

 ランツクネヒトの小徒党の女隊長。

 自由都市防衛戦で、ゾンビに噛まれており、残りの寿命をいかに使うか考えている。出来れば、荒野の伝説の一人、ウロボロスを討ち取って名を残したい。

 

 ポレシャ陣営に突入した仲間を助ける為、殿を務めてポレシャ騎士団を一人で足止めした。殿を務めて、仲間が突入した先にウロボロスが待ち受けていたけれど、それを知っていても多分、同じ選択をした。

 

〇イングリッド

 

 ヒルダの徒党の副隊長。死んだ。

 

〇リジィ

 

 ランツクネヒト

 

〇カリン

 

 ランツクネヒト

 

〇マギーちゃんの昔の部下 03_58X

 

 ただの一般通過スネイクバイト団員。

 「ウロボロス。貴方に氷の王クロムの祝福があらん事を」

 囁いている娘の袖口から除いた肌には、

 蛇の鱗を思わせる刺青が見え隠れしていた。

 

 

 

 

 

〇シーラ・ヴォルトゥリウス 03_58R

 

 族長《ニウヴ》の娘。初代デン王国の女王《シーヴ》

 タリウスの妹で、ルキウス・カッシウスの許嫁。

 ボーイ・ミーツ・ガールの大冒険の末、ウルバンの末子と結ばれた。

 デン戦争の直後、親族大粛清してる。

 

 

〇ルキウス・カッシウス 03_58N

 

 『大地の子(サンズ・オブ・アトラス)』の族長《ニウヴ》

 〇〇なので、かなりの童顔。年下に間違われやすい。

 クルチの大祖ヴォルツが子孫にしてブルガ汗

 「連中は大昔にかなり広大な遊牧王国クルチを築いたヴォルツ汗の系譜だに」イザベルが説明してくれた。03_58 Y

 

 

〇ムキア・カッシウス 03_58P

 故人。ルキウスの妹。

 デン戦争にて、マルグリット・モイラに首を両断されて即死。

 

〇【赤眼】ティトゥス・カッシウス 03_58P

 

 故人。超人と見做されていた。

 部族の守護闘士《チャンピオン》百戦錬磨。

 デン戦争にて、マルグリット・モイラに首を落とされている。

 

 ※02_34

 マギーちゃんの戦った人間のなかで多分、三~五番目くらいに強かった。

 互いに、殆んどギリギリの勝負。

 

 

「騎士……影……護り手、サーカス……双子」思い出すように指を折ってから「今まで遭遇した敵で七番目くらいに強かったです。至近で銃弾弾かれた時は、もう死んだかと。今でも夢に見ますよ」

「一番から三番の相手には、すっ飛んで逃げましたから」世には強い奴や恐ろしい怪物など幾らでも転がっている。マギーはくすくす笑ってから、結論を口にした。

 

 

〇最年長の翁ムース老 03_60R

 

 『大地の子(サンズ・オブ・アトラス)』最長老。でも、石は一つずつ。

 

 

 

 

 

〇グーちゃん 03_58I

 

 ガイ少年を連れているサドラン牛。間違いではない。年寄りでとても賢い。

 イザベル曰く、格好いい顔をしてる。

 

〇ボーゲン 03_58I

 

 勢力のある奴隷商人。檻の男爵《ケージ・バロン》の一人

 『ナイチンゲール』の所有者。ジグラットを治める鎖の王子(プリンス・オブ・チェイン)たちに面会を許されている。

 

 

 

〇マーカス・ダウエル 03_58W

 

 繁華街の中ほどで繁盛している酒場【双つ星亭】の主人。

 ズールに複数ある賞金稼ぎ組合の元締め。

 

 自由都市ズールに夜の帳が舞い降りていた。

 【双つ星亭】は繁華街の中ほどで繁盛している酒場だ。

 主人はマーカス・ダウエル。

 若い頃には相当に浮名を流していたと古い常連たちは口を揃えるが、

 恰幅よく、毛根が後退した風貌には、

 かつての恋多き男の面影はまったく窺えない。

 与太話としてはもう一つ。若き日のマーカスは、高名な冒険家、

 かつ腕利きのガンマンだったとも囁かれていた。

 

 派手に名を売ったガンマンが勝ち続けるのは難しく、

 長生きして引退するのは、さらに難しい。

 マーカスには、目立つ場所に傷一つない。笑うと金歯が光る。

 商売人らしく愛想は良いが、治安の悪い場所にも関わらず、

 騒ぐ客はそれほど多くはない。

 マーカス・ダウエルの様々な伝説のどれが真実で、どれが虚構なのか。

 虚実定かならぬ噂の是非は、赤の他人にはつかないが、

 少なくとも、主人として大きな酒場を繁盛させている

 辣腕ぶりだけは確かなものだ。

 そして本人が武勇伝を語る事もなく、

 居心地のいい空間を提供してくれているだけで

 マルグリット・モイラには充分だった。

 

 

 

 湯気を立ててる分厚いパンをナイフで切り裂きながら「あれは、キミ。大地の舎人キーパーズ・オブ・ランドの残党だよ」マーカス・ダウエルは呟いた。

 

「昔、スネイクバイトに滅ぼされた西方の有力部族だね。ウロボロスの伝説を彩る過去が墓石の下から蘇ってきたわけだ。キミ」クスクスと笑うマーカス・ダウエルにマルグリット・モイラは「……懐かしい名を耳にしたな」と鋭い視線をくれた。

 

〇シーザー 03_58X

 

 わんこ。ヘレンの飼い犬。白くて大きい。狼犬だろうか?

 

 活躍した 03_60T

 

〇カレル爺さん 03_59L 平穏な旅の朝

 

 族長ルキウスが、コルと共に信頼し、留守役を任せた。

 

〇女衒たち 03_58X

 

 みんな、死ぬ。死んだ。

 

 

〇マーニー・モリス女子爵 03_60T

 

 自由都市ズール最高評議会の一員。

 ポレシャとの和議仲介に来訪した。

 

 伯爵は大抵、名乗るに危険な地位で、

 数百の部下を持ってたり、都市や組合の大物が多いが、

 子爵は大物もいれば、名ばかりの称号の持主もいる。

 

〇ズール最高評議会 03_60T

 

 シルエットで色々と話してそう。

 実際には、上品な老人、品のいい老婦人。穏やかな紳士や優しげな女性の集まり。

 

 

〇超人  03_58P

 

 超人と呼ばれる者が時折、曠野に生れ落ちる。古代高度文明で遺伝子に戦闘調整を受けた軍人の末裔だとか、大自然の脅威に対して進化をした人類と見做す者もいれば、口がさない者には変異者の一種だとか、生物兵器の末裔、科学物質の汚染の結果や変異獣の血が混じったと忌避する者らもいる。

 

 超人は、常人より僅かに膂力が強かったり、反応速度が優れていたり、傷の治りが速かったりする。とは言っても、男女の筋力ほども差はなく種として見れば僅かな違いでしかない。素手で熊や獅子、大型変異獣には太刀打ちできないし、強化型の変異者にも遠く及ばない。ただし、彼ら彼女らの外見は人間と変わらないし、病気にもなりにくく、肉体の最盛期が長く続き、寿命も長い。知性や記憶力、閃きに関しても優れていることが多い。そして何より、学習能力が高い。素のままではちょっと強い人間でしかないが、訓練を積み重ねて技量が達人の領域に至れば、それは基礎能力が人の限界を超えた超人への到達を意味していた。

 

 

 

〇ヴァル・ドレイクから見た都市商人、自由商人、隊商など 03_58B

 

 堅実な商売は、しかし、意外と利益が小さく、そして今以上に商売を拡大できる見込みも薄かった。ポレシャ市の人口は、精々が千五百人ほどで市場としては頭打ちであり、購買力もけして高くはない。いや、そもそも購買力は愚か、市場の需要を埋める程度の供給ですらろくに満たせないのが現状ではあるのだが、誰もが欲する布や木材、獣脂、バター、毛糸、干し草、泥材、石鹸、紙、炭や塩、砂糖、食料品にペットボトルなど、一族の商売は、近隣都市の取引先から確実に売れるだろう日用品や消耗品を大量に、かつ安全に運ぶことで成り立っていた。

 

 しかし、同時にそれらの品目は、他の交易商人や行商人たちにとっても仕入れやすく、そして売り捌きやすい商品でもある。市場の需要を満たせないのに、なぜ、利益が薄いのか。地元ポレシャには少なくとも三人。ヴァル・ドレイクに匹敵すると見做される腕利きの交易商人がいて、ポレシャの市場を奪い合っていたし、大きな販路である市民区画の店舗持ちに至っては、いずれもドレイク家より大身であった。加えて、零細の行商人にも油断ならぬ者が幾人かいて、彼ら彼女らの追い上げもまた、ドレイク一族の商売を脅かしている。

 

 勿論、ポストアポカリプスに仕入れの旅は危険な仕事で、年に幾人かの同業者は死傷したり、荷を失って、引退したり、或いは消息を絶ってしまう。それでも、食べていけるのであれば―――財産を成せる見込みもあるのならばなおさらに、若く野心的な者たちは絶えず参入し、そして抜け目の無いものたちが生き残ってくる。

 

 伝統の地場資本である古い血筋の名家や市民の商家。自給経済・物資基盤を確立した土地持ち農民党や武装した牧童衆、放浪の鉱夫団。競争相手であると同時に、時に手を組んで隊商を形成し、時に取引相手となる交易商人や行商人たち。

 

 旅先においては、組合ギルドに加盟している都市商人たちは、隙あらば同業者たちと口裏を合わせて、隊商への売り値を吹っ掛け、或いは、買い叩こうとし、独立の自由商人も愛想よく擦り寄ってきながら、此方を出し抜こうと虎視眈々と狙っている。時に密輸や盗品、禁制品を取り扱う者もいる、油断のならぬ自由商人たち。若き日のヴァル・ドレイクも、そうであったように恐れを知らず、大胆で、野心的な若者たちだ。

 

 現況、ヴァル・ドレイクは、父祖が連綿と受け継いできた物流路と取引先からの信用をそのまま用い、一族の生業を維持し続けていた。誤解しないで欲しいが、そのこと自体に不満はなかった。若かりし日であればいざ知らず、壮年に差し掛かったこんにち、興亡定かならぬ黄昏の世トワイライトエイジにおいて、商売を大過なく経営し、次代に引き継ぐことがいかに肝要かをヴァル・ドレイクは重々、承知していた。

 

 

〇ランツクネヒト 03_58S

 

ランツクネヒト―――弾丸の供給の不安定さからマスケット銃や弓、弩を主力とする廉価な傭兵の呼称だが、その戦術眼と練度、大胆不敵な気性で知られる兵団は、各地で恐れられること甚だしく、鉄の盾に装甲馬車《ウォーワゴン》までを揃えた数の圧力は、しばしば装備で勝る隊商の護衛や盗賊団、略奪者レイダーや居留地の警備隊さえも打ち破って餌食としている。

 

 もちろん、より優れた装備を持つ傭兵や軍隊は存在するが、ランツクネヒトの古式装備は数を揃えやすく、簡単な訓練と規律で新たな隊員を募集しやすい。そして優れた兵士や武装が補い難い―――例えば、蒸気騎士などが顕著だが、高価かつ貴重な蒸気甲冑は訓練を必要とし、整備技師や随伴の従者を必要とするのに対して、数の多い兵士を活かせる指揮官の下、それなりの練度を持つ者が採用されるランツクネヒトは、すぐに欠員を埋めて戦場に復帰してくるのだ。もっとも、曠野の人口の希薄さとランツクネヒトの死傷率の高さから現状、両者の戦場での評価は、拮抗するか、やや蒸気騎士の有利に傾いてはいるが。

 

 

 

 めいめいの天幕《テント》の傍らでは、派手に騒いで殴り合ったり、酒を酌み交わす男たちに入り混じって、女らも出入りしている。酒と暴力、そして女が刹那的なランツクネヒトの楽しみなのだろう。【蛇】のマギーよりもさらに頭一つは大きな巨漢が、殴り合いを制して勝ち誇っていた。ランツクネヒトや略奪者《レイダー》に攫われたか、買われた奴隷女もいれば、稼ぐために好き好んで加わった洗濯女やら隊付きの従軍娼婦もいる。

 後者には、火縄の拳銃や特徴的な短剣《カッツバルガー》を腰帯《ベルト》に差し挟んでる女たちもいた。略奪者《レイダー》徒党には男女混合も多いのだが、ランツクネヒト団は基本的に男性が主体で、しかし、一部の女性は高給を目当てに前線に赴き、また陣女中《トロスフラウ》も時に武器を手に取るのが古来よりのランツクネヒトの奇妙な伝統だった。03_58V

 

 

 

 

〇自由都市ズール 03_58X

 

 曠野地方では最大の都邑。自由都市。

 ポレシャと麦と羊毛の貿易、並びに奴隷制の問題で揉めている。

 

 商会に貴族、密輸同盟なども強力な私兵を抱えており、

 獲物を間違えた外部の奴隷商人が兵団ごとに縛り首にされた事件などもあって、

 ズール圏内で大規模な人狩りが活動することは許されていない。 03_58X

 

 要するにズールが他所で仕入れた奴隷を買え……ってコト?

 

 今回は、屍者の波に襲われる 03_59C~

 

〇自由都市ズール 03_58K

 

 廃墟の高層ビルを含み、塔高きズールの壁内人口は五千人。

 周辺の集落や農場を含めて一万前後。

 黄昏の時代《トワイライトエイジ》の辺土としては、膨大な人口と言える。

 そして恐らく、交易市に訪れた一時的な滞在者も、数千を数えるだろう。

 歴史愛好家には中世のトロワ市やファイフ市、カレー市らの年次交易市や

 王宮巡幸を連想させただろうか。

 大規模な旅人たちの来訪による賑わいは、

 文明崩壊後《ポストアポカリプス》の世界には滅多に見られぬ光景であり、

 普段の喧騒を遥かに上回っていた。

 

 

〇ポレシャ市のズール公邸 03_58K

 

 ポレシャ市が自由都市ズールに所有する低層ビルは、

 ズールの関係各所からも一応の公的施設として扱われていた。

 秩序や制度の瓦解した文明崩壊の世。

 文明最盛期の規模で比較すれば、小さな町と村でしかない両者の交流を

 大使館や領事館と呼ぶのは、市政の当局者らに気恥ずかしさが付き纏ったか。

 しかし、人口千人に達する大型居留地が、近隣最大の自由都市との関係の為、

 安定した連絡や利害調整の場を設けるのは、ある意味で必然であった。

 

 王国や連邦など名乗りばかり大仰な小国が、雨後の筍のように生まれては

 潰える時代。ポレシャも、ズールも一応は民主主義の衣鉢を継いだ土地柄ゆえか。 

 他所の村や集落、農場のように共和国や帝国を名乗る厚顔さに

 恵まれなかったのは、むしろ幸いだったと、

 同行者のエマ・デイヴィスなどは皮肉っぽい口調で賞賛していた。

 

 ポレシャ公邸である低層ビルの敷地は本来、吹きさらしのままに

 長年、放置されていた。

 軒先や隣地との境界は、沢山の木箱や土嚢、

 木材が積まれて壁代わりとなっている。

 太い柱や剥き出しの鉄骨が所々、張り巡らされた敷地内は、

 本来、見通しの良い空間であったが、

 現在は物干し場や集会場、天幕を張った貧乏人の簡易宿泊地として利用されてる。

 

〇酒場【竜王の吐息】 03_58U

 

 繁華街外れに位置する酒場【竜王の吐息】は実のところ、

 貧民街の古い廃屋であったが、主人が何気ない顔をして道路標識を偽造し、

 何も知らないよそ者に繁華街の一部だと誤認させて客を呼び込むことで

 程々に繁盛している。

 

 デンの真なる王《ムーテ》お気に入りの酒場。

 名前も出てない主人は、タリウスと気が合って、

 怪しげな店を好む上流階級の婦人などに紹介した。

 

 タリウスにかなりの投資をしている。

 返って来なくてもいい、くらいの気持ちでタリウスの人生を観察している。

 

〇酒場【双つ星亭】 03_58W

 

 主人はマーカス・ダウエル。

 

 マルグリットは【双つ星亭】に部屋を取っていた。

 今は一人、奥の席に陣取って薄いエールを啜っているように見える。

 背後には分厚い柱と壁だけがあり、近くには窓もなく、

 分厚いテーブルに身を伏せる事が出来る薄暗い角がお気に入りの席だった。

 壁を撃ち抜くほどの銃を持ち出してまで命を狙ってくる相手は、

 自由都市にもそう多くはいない筈だ。

 

 華やかな大通りの商館や宿屋から一筋外れただけで、

 石畳は継ぎはぎになり、店先の看板も塗り直されぬまま褪せている。

 

 昼間は荷馬車の軋む音が絶えないが、日が暮れると道は急に暗がりを増し、

 外の街路を往来するのは商売に出遅れた行商人か、

 仕事明けの労働者ばかりとなるが、

 真っ当な市民や労働者が入り込むことは滅多にない。

 

 酒場は石造りの二階建てで、梁は煤け、

 壁には古い黄ばんだ貼紙が何枚も剥がされかけていた。

 窓は煤で曇り、外から中の様子は窺えない。

 危険な日没後にも関わらず、薄暗い室内には、

 油煙と煙草、酒精と古樽の匂いが籠もっていた。

 掠れた笑い声と、賽子の転がる乾いた音が

 何時も響いている胡乱な酒場だが、客層は幅広い。

 

 粗野な毛皮服を着込んだ鉱夫や牧者。腕組みしてカードを睨む賞金稼ぎ。

 目も彩な衣装の踊り子たちの舞台の下、

 今宵の鴨を探す賭博師《ギャンブラー》もいれば、

 濃い化粧の娼婦が客を見繕っていた。

 隊商の会計が仕事を探す傭兵と交渉している傍らでは、

 非番の警備兵と荷を捌いたばかりの密輸業者が隅の方でなにやら密談している。

 誰もが背を壁に向け、警戒の視線を絶やさず、傍らに剣や銃を携えていた。

 壁に掛けられたランタンや不安定に切れる電灯が、

 ぼんやりと琥珀色の光を落とし、客の顔の皺や傷跡を照らしていた。

 時折、店を間違えたのか。

 扉を軋ませて正直な労働者や余所者の渡り人(オーキー)が入ってくるが、

 客たちを一瞥するや、回れ右して表通りへと姿を消すのが常だった。

 (……悪党の見本市だな)思いながら、マルグリットは口元にエールを運んだ。

 煮沸した湯冷ましでさらに薄めており、殆んど水と変わらない。

 誰かに狙われている時期、マルグリットは殆んど酒を口にしない。

 

 

 

 

〇バシカ地区  03_58X

 

 ズールの防壁外に位置する外郭地区のひとつ。

 小さな街程度の廃屋に人々が暮らしている。

 『大地の子(サンズ・オブ・アトラス)』の拠点。

 

 老舗の旅籠兼酒場。青鹿亭 03_58N がある。

 

 バシカは廃市街としては、それなりにしっかりした建物も多く残っていた。

 ズールに近いだけあって、壊れた建物も資材として都市の住人に回収された為、

 広い空き地もよく目立っている。 03_58X

 

 そうした空き地の一角、『大地の子サンズ・オブ・アトラス』のささやかな宿営地のひとつが設営されている。

 

 

〇朽ちた駅舎 03_50

 

 居留地での仕事を探す場として機能している。もっと割のいい仕事も探せば見つかるが、茸の養殖場や豚小屋の掃除など、壁には何枚もの張り紙が張られており、隅の方では手配師たちが声を枯らして人を集めている。冬明けには段ボールや天幕を建てる手伝いや、泥や土で作られた掘立小屋の修繕など、三、四時間の仕事の半端仕事が溢れている。

 

〇ルガリエ地区。 通称『穴倉《ホール》』 03_49

 

 自由都市ズールと廃墟との境界に位置する危険な一帯。

 先史工業時代の鉄鉱石の採掘跡と思しき、途轍もなく深く巨大な穴の縁にへばりつく様にして、木造や縄の橋やら通路、そして小屋や建築物が建てられている。

 

 住人の大半は、浮浪者《ホーボー》や渡り人(オーキー)、放浪者《ワンダラー》などの寄る辺のない流民の類に、傭兵や軍人崩れ、愚連隊やらギャング、それに盗賊などの脛に疵持つ犯罪者や裏社会の人間たちも数多く暮らしている。

 鉱山跡の横穴に暮らしている連中もいれば、昔の作業員の宿舎なのか、コンクリート製の建造物もあって、ある程度は快適に暮らせるそちらは幅を利かせる徒党のアジトなどにもなっていた。

 

 正直言えば、マギーもあまり近づきたくない場所だが、盗品市や私製の武器工房があって、他所では手に入りづらい品にお目に掛かれたりする事も多かった。

 

「銃身や鎧が欲しいなら『黒鉄《くろがね》工房』か『鋼心《こうしん》カンパニー』。

 弾薬の注文なら『燐火《りんか》工房』と今から向かう『雷鳴舎《らいめいしゃ》』が双璧です」 03_58T

 

〇ゴルミーズやトラン 03_53

 

 街道筋の居留地には、少なからず腐敗した役人やら荷を買い叩こうとする大手商人がいるとの噂も流れていた。税を吹っ掛けられたやら、強引に荷を買い取られたやらと理不尽に食い物にされた旅商人や行商人、隊商の話も度々、耳に入ってくる。

 

※トランはノランからの改名。検索中に のランプ のランツクネヒト などに引っ掛かる為。

 

 

〇『巣《ネスト》』 03_57C

 

 牧者たちの拠点である廃倉庫。

 内部は、薄暗く、セメントの床はひび割れているが、

 一見の印象とは違い、よく掃除されていて、埃っぽさは殆んど感じられない。

 

 崩れた天井の下には、集水器と砂や炭を使った浄水器が設置されている。

 子供たちの寝台の置かれた一帯は、布の屋根に鳥や飛行機、

 雲に星の玩具が吊るされて、壁には優しい緑と青の草原が描かれている。

 暮している者たちが廃倉庫での生活を大事にしているのが感じ取れるような、そんな家だった。

 

 外見的イメージは、This War of Mineの拠点。

 

 

○サグレーの町 03_58F

 

 清教徒的な規律。

 或いは、カソリックのベネディクト会、ドミニコ会的な

 「働くことで救われる」「奉仕を通じて徳を積む」

 といった価値観が存在しており、徒弟制度との相性がいい。

 

 教会があって、孤児院が付属している。

 規模としては、ツァリオ市やポレシャ市には大分劣っている。

 清教徒めいた規律正しい早寝早起きに畑仕事は厳しい。

 資源とコストの許す限りで多少なりともマシな人生を孤児たちに与えようとしているのも嘘ではないが、生涯を荘園の召使、乃至、小作人として過ごすことになる。

 

 テックハンターや廃墟探索者《ルインハンター》に憧れて孤児院を飛び出し、

 廃墟鉱夫は愚か、廃墟漁り(スカベンジャー)や浮浪者《ホーボー》にも

 なれずに、乞食《べーガー》や奴隷、娼婦、男娼に転落する孤児は後を絶たない。 

 追放者の大半は、十年を生きられずに命を落とし、一方で召使や小作人の

 平均寿命は、怪物に襲われるものを含んでも、四十歳をかなり越える。

 

〇リトバー村 03_59L 平穏な旅の朝

 

 

 

〇略奪者《レイダー》、ランツクネヒト、奴隷商人_03_58S

 

 自由都市ズールで開催された大交易市において、東門に滞在していた各種勢力。

 

 此処では、特にランツクネヒトに関して記載する。

 

 ランツクネヒト―――弾丸の供給の不安定さからマスケット銃や弓、

 弩を主力とする廉価な傭兵の呼称だが、その戦術眼と練度、

 大胆不敵な気性で知られる兵団は、各地で恐れられること甚だしく、

 鉄の盾に装甲馬車《ウォーワゴン》までを揃えた数の圧力は、

 しばしば装備で勝る隊商の護衛や盗賊団、略奪者《レイダー》や

 居留地の警備隊さえも打ち破って餌食としている。

 

 もちろん、より優れた装備を持つ傭兵や軍隊は存在するが、

 ランツクネヒトの古式装備は数を揃えやすく、

 簡単な訓練と規律で新たな隊員を募集しやすい。

 

 そして優れた兵士や武装が補い難い―――例えば、蒸気騎士などが顕著だが、

 高価かつ貴重な蒸気甲冑は訓練を必要とし、

 整備技師や随伴の従者を必要とするのに対して、

 数の多い兵士を活かせる指揮官の下、

 それなりの練度を持つ者が採用されるランツクネヒトは、

 すぐに欠員を埋めて戦場に復帰してくる。

 

 もっとも、曠野の人口の希薄さとランツクネヒトの死傷率の高さから

 現状、両者の戦場での評価は、拮抗するか、

 やや蒸気騎士の有利に傾いてはいるが。

 

 03_59V

 

 夕闇に朱く包まれた広大な野営地からは、

 遠く風に乗って微かな騒めきが伝わってくる。

 銃や槍を携えたランツクネヒトや略奪者レイダー、奴隷商人らが

 見張り台の上で鋭い視線を通行人に投げかけている。

 

 めいめいの天幕テントの傍らでは、派手に騒いで殴り合ったり、

 酒を酌み交わす男たちに入り混じって、女らも出入りしている。

 酒と暴力、そして女が刹那的なランツクネヒトの楽しみなのだろう。

 【蛇】のマギーよりもさらに頭一つは大きな巨漢が、

 殴り合いを制して勝ち誇っていた。

 

 ランツクネヒトや略奪者《レイダー》に攫われたか、買われた奴隷女もいれば、

 稼ぐために好き好んで加わった洗濯女やら隊付きの従軍娼婦もいる。

 

 後者には、火縄の拳銃や特徴的な短剣カッツバルガーを

 腰帯ベルトに差し挟んでる女たちもいた。

 

 略奪者《レイダー》徒党には男女混合も多いのだが、

 ランツクネヒト団は基本的に男性が主体で、

 しかし、一部の女性は高給を目当てに前線に赴き、

 また陣女中《トロスフラウ》も時に武器を手に取るのが

 古来よりのランツクネヒトの奇妙な伝統だった。

 

〇15、16歳

 

 高度文明の衣鉢を継ぎながらも、中世めいた様相を帯びた

 黄昏の世(トワイライトエイジ)に

  15、6歳は、多くの共同体で境目となる年齢だった。

 子供であったものが、大人の一歩手前として扱われ始める。

 ニナも、イザベル・ミラーも、いずれも親方や師匠、年長の親族に

 厳しく仕込まれ、少なくとも半人前と見做されつつあった。

 生活の中で自分の役割を果たしている人間が、

 相応しい誇りと分別を築き始めている。

 

 比べると、ミリーはなんだろう?いいとこ、寄生虫扱いかな。

 まあ、ポレシャ市の片隅に暮らすのならば、

 単純作業で口を糊するだけならできよう。

 それ以上の生活を求めるのは、難しいだろうが。

 自由労働者以上の存在にはなれまい。

 

〇女ランツクネヒトたち

 

 ランツクネヒトたちは夜の薄闇に染み出すように、派手な衣装を纏っていた。

 鉄の盾や装甲馬車は静かに見えたが、警戒は緩めていない。

 人数が夜の闇に隠れることで、むしろ存在感は際立っていた。

 

 ちょうど近くの野営地入り口。

 男物の衣装を纏い、立ち並んでいる女ランツクネヒトの一団と

 携えた短剣が目に入って

 「……連中と対峙した時は、短剣カッツバルガーに気を付けなさい。

 素早く、鋭い」【蛇】のマギーが背後の少女たちに囁くと、

 ニナは瞳を細めて一瞥し、イザベル・ミラーは口元に嘲笑を浮かべた。

 唐突な叫び声や銃声、闇に響き渡る哄笑に

 小便を洩らしそうなほどに脅えながら、

 ミリーはポレシャ人一行に遅れまいと懸命に歩いた。

 

 

〇盛り土の丘(モット)&囲い(ベイリー)様式の城塞《キープ》

 

 独立した農場などで使われていることの多い形式。

 囲いには銃眼。

 農民たちが単独で作った例は少なく、多くは過去の農場を再利用し、

 数世代掛けて要塞化している。

 幾つかの砦は、地理的に、蛮族領の喉に刺さった骨である。

 

 

○宿営地 03_58Fに詳しい。

 

 文明圏の野営地であり、近くに農村やら宿場町も点在している。大量に飲料水を処理して、売りに来る水売りや、家畜の乳や酒を売る農民や牧畜民も珍しくない。特に定期市の時期には、そうした物売りらが宿営にもやってきて、物々交換や小銭で飲み物や食べ物まで提供してくれる。

 

 ロニ視点なので意識してなかったが、娼婦も入ってきている。

 大きな都市に近い宿営地であれば、町めいた様相を見せ、

 仮屋の売店が日用品を販売し、酒場が歌や踊りに娼婦まで提供してくれる。

 

〇テクタス市

 往時には、当時のズールを遥かに凌駕する自由都市だった。屍者の波で滅びている。

 現在のズールは、平野部に隣接する地理的条件から、匹敵か、凌駕する規模。

 ズールは高地で守りやすい地形だが、実は曠野で滅びた他の都市も各々が峻険な地形に位置している。

 (――守りやすい土地が都市に成長しやすい条件と言えば、そうだろうが)

 

〇道の領主(ロード・バロン) 03_58L

 

 街道を行き交う行商人や旅商人、隊商にとって尤も悩ましい脅威のひとつが、

盗賊団や略奪者《レイダー》、馬賊の襲撃であるが、一応の対策が無い訳ではない。

 富裕な旅人や商人らは小型の二輪荷車から大型馬車、

時に自動車も含んだ車列《コンボイ》や旅隊《キャラバン》を組むし、

市民権所持者であれば、近隣居留地の警備や保安官の救援も期待できる。

 保険に入っていれば損害も抑制できるだろう。

 なにより、拮抗しうる武装と人数を有していれば、

盗賊や山賊と交戦して退けたり、 交渉を成立させることも出来なくはない。

 

 通行料が物資の一部や金銭で済むこともあれば、

定期的な物資の提供と情報のやりとりを通じ、

盗賊団や略奪者《レイダー》が他の怪物やならず者から隊商を庇護するなど、

奇妙な共存関係を築いている地域もあった。

 余談だが、そうして資金と物資を蓄え、

一定以上の力を得た略奪者《レイダー》や盗賊《バンディット》の頭目が、

関所や砦を築き上げ、中世欧州の騎士や中世日本の悪党の如く、

街道一帯を支配する道の領主(ロード・バロン)と呼ばれる統治者に成り上がる事例もある。

 

〇合法的な奴隷商人と人狩り(マンハンター) 03_58L

 

 都市圏によっては困窮した農民や渡り人(オーキー)一家から、身売りする若者や少年少女を買い付ける合法的な奴隷商人もおり、残された家族に渡す代金を誤魔化すことは殆んどないし、中にはまともな主人を選んで売却したり、年季が明ければ自由となり、解放後の生活が成り立つように手配する良心的な業者も幾らかは居るが、曠野で大手を振っている奴隷商人は、人面獣心としか言いようがない人狩り(マンハンター)が大半を占めている。

 

 放浪民の小集団を襲撃したり、防備の薄い村落や廃墟の住人を浚っては奴隷として売り払う事例も日常茶飯事で、しかし、そんな人狩り(マンハンター)共の言に拠れば、仕入れの代金を節約するなど常々、経営努力を心掛けているそうだから、悪逆無道な輩ほどに、真っ当な奴隷商人よりも羽振りがいいのが通例だった。

 

 捕らえられた者たちは、鎖で繋がれ、檻に入れられて畜獣のように売買される。襲撃後に捉えられた家族が悪漢どもの『取り分』として分配され、別々の地に売り払われるのも珍しくはない。浚われた自由民と貧困の止む無きから身売りした者たちを、どう見分けるか。遠来の地で攫われた市民が売られた先で土地の司法官に訴えで、身の証を立てて故郷へと帰り着いた例も散見されるが、大都市や居留地の正規の住民が偶々、真っ当な人々の暮らす都市や農場に転売された為に判明した、一握りの幸運な例外に過ぎない。

 

 

 

○レン・ネットワーク 03_58N

 

 若い羊の焙り肉にミントと大蒜にんにくを効かせたヨーグルトソース。クローブとシナモンをまぶした鶏肉に干し葡萄とアーモンドも加えた炒飯。粗塩を軽く振った豆と焼きトマトのサラダ。砂糖漬けの棗なつめ、細かな氷に埋もれたアプリコットや無花果いちじく。小麦や雑穀を使い、灰の中で焼いた香ばしいパン。ヨーグルトを水で割って、乾燥したミントと塩で調味した冷たいスープ。蟲卵の塩漬けや甲殻類の味がすると勧められた巨大蜘蛛の料理は口にしなかったが、曠野の地では見慣れぬ多彩な食材も見かけられて、恐らく『レン・ネットワーク』を通じて入手した遠来の産物ではないかとリーニー・アルキスは憶測していた。

 

 果たして、豪商たちも絡みたがっている遊牧民同士の謎めいた商業的な繋がりと、大地の子らサンズ・オブ・アトラスは接触アクセスできるのだろうか。交渉の糸口すら掴めずの悔し紛れか、遊牧民を排他的と非難する都市商人も少なくないが、遊牧民や旅商人が商業ギルドや都市評議会の席を望んだとて与えるかと問われれば、彼らだってとんでもないと答えるに違いない。それと同じことだ。兎も角、リーニーは、取引相手の財政状況に関する評価を一段だけ上げた。

 

〇根の国の神殿 03_60T

 

 各地の地下で見かけられる。

 『根の国の神殿』は、貧しい人々の為の墓標だ。宗教を問わず、死者たちが眠っている。ひんやりとした地下鉄駅構内に小さな写真が飾られて、蝋燭が揺れている。

 

 貧しい者たちは、教会や寺院には埋葬されない。

 病院でも、治療は後回しにされる。ロニも後回しにされた。

 大規模な戦闘を控え、最高の医師と治療は軍人や市民の為に温存された。

 

 それでも、ロニも見殺しにされた訳ではない。輸血や手術を受けられただけよかった。仕方ない事だと、グラハム『狐』バートンは繰り言のように呻いてた。写真の前で立ち止ったガイは、墓前に箱に包まれたケーキをおくと、座り込んだ。

 

〇自由都市ズールのセントラルドーム 03_60T

 

 塔高きズールの都において、もっとも巨大な建築物の一つが商会連の所有するセントラルドームであった。都の南端には、密輸同盟が所有する黒き塔『ステンノ』が聳えているが所詮、鋼とコンクリートで出来た醜い旧世界の遺物の再利用に過ぎず、豪奢さも威厳も、白亜のセントラルドームには遠く及ばなかった。

 

 

〇曠野の降雨量 03_58J

 

 曠野の年間降水量は800~1000㎜。雨季を含めてさえ、けして豊富とは言えない降水量だが、数字だけ見れば、地表の大半が不毛の荒野となるほどに水が乏しい訳ではない。しかし、実際には、雨量の大半は他の地方との境界にある山沿いの土地や渓谷へと降り注ぎ、中央には乾いた大気と赤茶けた大地だけが残されて、僅かな雨を吸い込んでしまう。

 それでも帯水層が地下20メートルから30メートルに存在し、山岳や丘陵部を水源とするか細い河川は地を潤している。分布が偏ってはいるが、それなりの数の井戸や水場も点在していて、人々は貴重な水源を巡って睨み合いながらも、日々を生きていた。

 

〇遊牧民の所持する水場 03_58J

 

 小さな湖の傍の野営地で、毛長牛が目を細めながら河口口で水浴びをしていた。

 飲料水などの水源と動物や人間が身体を洗う場所は分けられている。

 ラバやロバ、牛や馬、羊と言った家畜たちが水浴びしたり、喉を潤しており、

 河川沿いの少し上流で、遊牧民や牧者たちも水浴びをしたり、

 飲料水を汲んでいた。

 

 河原では焚火が焚かれていた。

 燃え盛る焚火のひとつには、沢山の生木の枝や草がくべられて、

 恐ろしい量の煙が狼煙のようにモクモクと上がっている。

 干された衣服が焚火の熱と煙によって燻されており、

 遊牧民や牧者の男女は、裸で煙に飛び込んでは身体を乾かし、

 それからセージやニガヨモギ、ハッカにドクダミなどの草を潰しては、

 身体に塗り付けている。ある種の薬草は、防虫や殺菌の効果があり、

 動物に潜むノミやダニを燻さないと皮膚病を患うので

 遊牧民や牧者の一部にとっては当たり前の行為だった

 

 

〇武器について 03_59U

 

 もう少し、マシな武器を持つべきか。とは時々、マギーも考える。

 が、それで盗賊団に対抗できるかと言えば、無理がある。

 正規品でなくともショットガンやマシンガンで武装した盗賊団との間には、

 途方もない戦力の差がある。

 旅人の財貨を根こそぎ奪い、奴隷として売り飛ばす盗賊団だからこその

 武装の充実であり、財源にしろ、調達ルートにしろ、

 一般人が対抗できるものではない。

 

 

 それでも、もう少し威力の大きい、例えば、レバー式のクロスボウを持てば、

 弱い変異獣なら射撃戦で仕留められる。

 多数が出没する経路を選んだりはしないから、旅路だって随分と楽になる。

 単独の中型変異獣に悩まされることが減るのは、旅人にとって大きいが、

 荷物としては随分と嵩張る。弾代だって馬鹿にならない。

 今のように気軽に牽制射撃はしたくなくなるかも知れない。

 戦闘判断は鈍るだろうか?貧しい旅人にとって、弾代は常に悩みの種だ。

 行商人としては、積み荷の量に関しても常に考えなければならない。

 それでも、買えることは買えるが。

 

 火器を買うべきか?しかし、マスケット銃やミニエー銃の黒色火薬は劣化が早い。 

 マギーが銃弾を手配できたのは、伝手を持つからだけでなく、

 正規品のボルトをずっと購入し続けている工房の顧客だからでもあった。

 何かしらの火器を買うとしても、弾薬をどこで買うかも悩ましい。

 

 屋台や露店、行商人からのばら売りは信頼性に欠けている。

 出来れば工房がいい。

 しかし、職人たちから購入するならば、一時的な話では終わらない。

 弾薬を供給し続ける側からすれば、生産したり、仕入れた分は、

 売らなければならない。

 ずっと顧客で居続ける必要がある。だからこそ、顧客に優先的に廻してくれる。

 稼いでいるマギーたちにしても、決して軽い出費ではない。

 

 

 

○乳牛について

 

 十四世紀の中世欧州において、牛は労働や肉・乳など多目的で飼われており、飼料も粗末で、選抜育種も進んでいない為、一日あたりの乳量は1リットルから2リットル程度とも言われている。これが、1800年代の産業革命期には、農業技術の発展に選抜的な飼育も始まり、おおよそ3リットルから5リットル。乳用種の改良が進んだ1950年代には、草主体ではあるが飼料や衛生管理が改善され、ホルスタイン種で日に8~12リットル程まで増大していた。

 

 2020年代には、一頭当たり25~35リットルまで生産性は向上したが、文明崩壊後《ポストアポカリプス》の時代。タンパク質などの濃厚飼料、発酵飼料、サプリメントなどは不足し、牛の餌は再び、干し草・雑草・豆殻など粗飼料が中心となっている。

 

 一頭あたりの乳量は、3歳から6歳の牛で6リットルから10リットル。

 

 7歳から10歳の牛となると、乳の量は3割も低下する。役牛のように働けない乳牛の経済的寿命は、6年から8年。労役牛や兼用牛よりも遥かに短い。

 

 牛を生かすには大量の水と飼料が必要となるため、可愛そうだが年老いた乳牛は処分される。老いた役牛なら、家によっては生かしておくかもだけど、老いた乳牛は乳を出さない。だけど、駄々をこねる子供さんもいるだろう。ううむ。

 

 「やだやだ!クローバを殺しちゃだめ!まだ歩けるし、昨日も鳴いてた!」

 

 年に3000リットルの牛乳。バターへの変換率は3.5~5%。

 牛乳の一部としても、1年に30キロから80キロのバターを作れる。

 

 これは一財産。本来、若い乳牛を世話をする手間暇掛けてクローバーを生かしておくと、その分、損をする。税が低かったり、物々交換が主流で現金の価値が低い、或いは富を貯める事に意義の薄い土地。生きていくだけで充分で、富の蓄積に意味が薄い土地であれば、老いた乳牛を子供の望み通りに世話させる家もあるかも知れない。お父さん、お母さんは悩みどころだろうか。

 

 

 

〇蜘蛛猿 03_56A 

 

 日本語でクモザルと名付けられた哺乳綱 霊長目Atelesとは、まったく別種の怪物。

 巨大な体躯を持った毛むくじゃらの肉体を有しており、

 無毛の顔面の前方に複数の円らな瞳が配列されている。

 横に広がる口もまた鉄のように黒光りする巨大な歯が配列している。

 腕は六本。

 一本一本が柔な蒸気騎士の装甲であれば解体できる出来るほどに力強い。

 

 多眼・多腕の怪物は、卵生で繁殖力が強く、極めて高い知性の持ち主

 飛び道具は勿論、盾を使って居留地の防備へと接近し、

 奪った対戦車ライフルを用いることすらある。

 人間以上ではないが、人間に迫る程度の知性の持ち主で、

 しかも、恐ろしく反射神経と視力がよく、撃たれたライフルを避けさえする。

 好んで行う投石ですら、人間にとっては充分、致命的で、

 WW1級の戦車を持つハンターでさえ、返り討ちに遭っている。

 

 蜘蛛猿スパイダーモンキーが繁殖領域を広げないのは偶々、近くに

 相性的に最悪の寄生生物が生息している事と

 (人間にとっても最悪の生物なのだが、駆逐できないでいる)、

 毛むくじゃらにも関わらず連中は寒さに弱く、

 また大量の食糧を必要とする為に、不毛の地へと進出できないでいる事だ。

 落とされた爆弾さえ撃ち落とす動体視力の持ち主でも、

 棲息できない寒さにはどうしようもならない。

 連中に遭う服はないし、蜘蛛猿どもは住居を作ろうともしない。

 今のところは、だが。

 

 不気味な写真

 蜘蛛猿スパイダーモンキーの尻尾の針が脳天に突き刺さった人間と、

 蜘蛛猿のように顔が変化した人間たちの写真が存在している。

 多分に悪趣味な誰かの作った写真だと思うが、

 似たような能力を持つ変異体ミュータントとも存在していて、

 蜘蛛猿が他所の土地に迂闊に出ないのも、

 そうした怪物を恐れているからだと言う話もある。

 或いは、新種のクモザルやクモザルを母体とした

 寄生種のハイブリッドモンスターも誕生しているかも知れない。

 

〇噛みつき獣(バイター)

 噛みつく。

 

〇咆哮獣《ハウラー》

 吠える。仲間を呼ぶ。

 

〇 一言メモ

 

 03_59V 2流と1流

 

 マギーが、時間を統制下においたの意味は、

 すぐに指示できる状況を保ち続けて、最適な戦術行動を維持し続けたという意味。

 瞬時に全体に指示が伝わる状態も維持し続けた。

 

 

 

 03_60I ブラム・ホーク軍曹。

 祖父から父へ、父から子へと送られたストック付きのモーゼルC96を所持。

 先祖が豪農ヘルナル家の傘下の農民。

 今は、代々、専業の兵士だが、いまだに従士のような立場。

 

 03_60I ガルフ・メイヤー伍長。

 装備は多分、ステアーハーン。

 やはり代々、専業の兵士。

 

 03_60N

 遺族年金、配給、障碍者手当、義手、義眼、再生治療は、

 ポレシャ市民は受けられる。

 

 巡回医療船団や放浪義体技師衆への蓄積した外貨流出。

 

 

 

 

 予定表

 

 ジーク、リディア、

 リーニー・アルキス。姪のメイア。最後にコルと再会?

 エリーナ。

 ヘレン。

 ルーク・アンダーソン

 

 マギーちゃん     ほぼ目的達成済み 帰路も立案済み

 ジーナ・C。      牛を得た。銃弾補給。

 ミリーとエマ     犯人ヘレンを確保。

 狐さん。        牛を得た。

 ルーク・アンダーソン 牛を得た。銃弾の補給。

 イザベル・ミラー   牛を得た。銃弾補給。

 

 ヘレン      連行中。   

 ルキウス?

 リーニー

 コル  ?

 

 

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