黄昏のガンダルヴァ   作:猫弾正

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03_105B 86,400秒の逢瀬

「来ました」と声を掛けながら、銅バッジを付けた保安官助手の助手トリスは、事件現場に駆けつけた。親方マギーは時々、見習いとして事件現場に出入りさせていた。呼びに来た自警団員のジークも、そこを慮ったのだろう。地区の重大事件に関しては、駐屯する保安官補が調書を書いて上に上げることが多いから、後でトリスも帰還した親方マギーに報告しなければならない。

 

 

 定期講習や警察学校やらの制度を維持できる社会ではないので、経験を積ませるため、夜警に若い見習いや衛兵の従卒が付き添いで顔を見せるのは、何処の居留地でも珍しい話ではない。とは言え、トリスも殺人現場は初めてだ。路傍に倒れている死体を前に、大きな単眼を瞬いた。町外れ地区内や自治地区ですらない。廃市街との外れのあたりの人気の途絶えた街路だった。雪の中に埋もれてる被害者は、穏やかな顔つきをしたどこにでも居そうな中年の男性で、眠っているようにも見えた。

 

「被害者は、荷運びのペペ。本名ジョナサン・ペペ。東方は、砂漠の町カー・イルの出身。何処まで本当かは分からんけれど、書類にはそう記入されてます」集まってきた自警団員らや夜警、駐屯中の保安官助手に、通報を受けた自警団員が説明しているが、冬には自警団の姿も少ない。零下五度を下回る気温に防寒服を手当てできる団員さえ少ないからだ。雇われの夜警はもっと少ない。一人だ。後で他の夜警に説明する為にやってきたのだ。被害者は簡易な身分証さえ持ってなかった。入れ墨から、自治地区に顔の広い夜警が「こいつはペペだ」と言い出し、そこから簡易台帳に記された僅かな住民情報だけがペペに関する資料の全てだった。

 

「登録労働者ではないね」女の自警団員が寒そうに首を縮めていた。行政区画で割のいい仕事に有りついている連中は、自警団員の顔見知りが多い。自治区の住人なら夜警団の誰かしらが顔か名前を知っているものだ。

「この辺りの身分証も持ってないんで、登録できなかったと。主に自治区や農村の方で働いてたみたいです。身よりは無し。春から秋は、廃市街のちょっと頑丈な廃屋で浮浪者《ホーボー》仲間と一緒に暮らしてます。食べ物やらを持ち寄って。冬は酒場に住み着いて」珍しくもない冬だけ都市部に流入する貧困層の一人だったようだ。

「酒場?」怪訝そうな声が上がり「モンドの……」と誰かが返答。

「ああ」納得したように数人が頷いた。

 廃市街境界にある大きな廃墟で経営してる酒場。浮浪者やら職にあぶれた渡り人(オーキー)、放浪者、怠け者の浮浪農民らが入り浸って飲んだくれている。暖かさが生命線となる真冬。放浪者らには酒場や工房、倉庫のような場所は一種の避難所となる。

 

 屍者への転化を警戒して、まずは死体の口に大きな金属製マスクを嵌める。

「死因は、背中から一突き。声を出す間もなかったろう」

「物取りかな。財布が見当たらない」それから寒さの中、白い息を吐きつつ、取りあえずの検視を行う。市民や正規居住者が被害者でもない限りは、監察医などいない。その場で自警団員や衛視が改める方式は、中世のそれに似ていたが、それでも知識の残滓が見られる分、幾らかはマシな筈だと治安関係の当時者たちはおのれを慰める。

 

 

「発見者は?」自警団のジークが尋ねると「それが子供で……今、近くの避難所で火に当たっている」担当の団員エドガー・ヴァイルが肩を竦めた。

 普段は倉庫番や荷役などをして暮らしている中年男だ。腕っぷしや荒事は十人並みでしかない。倉庫番と言っても、水やら薪など安価な日用品の見張りで、日当もさほど高くない。自警団の仕事も生活の足しだが比較的、善良で実直な男なので採用されている。

「……子供?」寒さに不機嫌になってるのか、ジークが何処か苛立たしげに聞いた。

「ええ、十二、三歳の……ペペが可愛がっていた子供です」エドガーの言葉に「性的にかね?」とジークは頬を撫でた。浮浪者《ホーボー》が異性でも、同性でも、寄る辺ない子を手元におくのは珍しい話ではなかった。浮浪児の側も生き残るには、徒党でも組むか、誰か大人を頼るしかない。が、エドガー・ヴァイルは肩を竦めた。

「いや、そう言うんじゃなく、酒場に迷い込んできた子に飯を分けたとか、それくらいの関係で……まあ、懐いてはいたそうですが」

 ジークも頷いた。まあ、この際、ペペとの関係はどうでもいい。

「それで?」と性急に尋ねると「どうやら、この前の市街戦で保護者を亡くしたらしく、それから行動を共にしていたとか。が、妙な事を言ってまして」とエドガーが返答する。

「妙なこと?」口元を歪めるジークに、「どうにもね。まず、本人から聞いてください」エドガー・ヴァイルは頭を掻いた。

 

 保安官助手(の助手)トリスを含めた一行は、避難所に向かった。あまりに寒いからか、誰もが陰気に沈黙していた。

(……この間の市街戦で保護者を亡くした)トリスは頭の中でエドガー・ヴァイルの言葉を反芻してみた。しかし、町の住人は殆んど巻き込まれなかったはずだ。

 もしかしたら、賞金稼ぎ――襲撃者の一員が連れていた子供かもしれない。他の大人も馬鹿ではない。同じ懸念を抱いているだろうが、誰も口にはしなかった。

(……見逃すと言うことでいいのかな?)白い息を洩らした。ゴーグルの下のまつ毛が凍りそうだ。ずっと目を細めている。

 

 

 零下五度ならまだましだが、冬の曠野でペラペラと喋っていると舌が凍りそうになる。冬越えの避難所として使われている廃屋の平屋に薄い扉を開けて入り込むと、薄暗い内部には、七、八人の大人と子供が寝転んでいるように見えた。「さっさと閉めろよ、熱が逃げる」不満の声が投げかけられた。明かりもない。人の気配がするが、正確には分からない。もっと多いか、少ないか。荷物も転がっているだろう。火の傍には、鉄三脚の鍋が掛けられて、粥が煮えていた。貧しい庶民にとっては、室内の熱も貴重な資源だから、後で薪の一束くらいは差し入れておくべきだろう。

 

 火の傍らに蹲っていた浮浪児は、何故か、トリスを見て身体を震わせた。変異者が恐ろしいのかもしれない。

「お、おじさん……一緒に南に行ってくれるって言ってたのに」時折、すすり泣きながら、それでも、ぽつぽつと口を開いた浮浪児から、エドガー・ヴァイルが話を聞いている。

 犯人は三人。みんな、暖かそうないい服を着ていた。

 二人組が話しかけたところを、物陰から大男が現れてナイフで刺した。

 要約するとそう言うことらしい。通りやすい道での襲撃といい、まるで計画的な待ち伏せのようにも思える。

「で、ペペを殺して、手帳と財布を奪ったそうです」言ったエドガー・ヴァイルは、苦笑して肩を竦めた。

「この子が言うには。犯人たちは財布の中身を調べてから、中身も取らずに投げ捨てたと。実際、この子はペペの財布の場所を知ってました」

 エドガー・ヴァイルは、なんとも言い難い顔つきで首を振った。

「もし、雪が解けてたら、廃市街と自治区の境界です。見つけた奴はネコババしたでしょう」

「確かに妙な話だな」ジークは考え込んだ。子供から離れて、ぼそぼそと話し合う。

 十二歳の子供が恩人ペペを襲って殺害しただろうか。凄い力で刺されていた。傷の位置も高く、角度は横向きに水平。心臓を一撃、どう見てもプロか、相当な手練の仕業だ。

「一応、似顔絵を作らせるか」ジークの提案に、浮浪児はぼそぼそと語って、エドガーが首を振った。「どうやら、三人とも帽子を深く被っていたそうで」

 

 

 

 ※※※※

 

 

 

 自警団は持ち回り制で、非常時以外は当番制だ。多くは信頼される青年から中年が勤めている。何年も務めている者もいるが、それほど大した手当てが出る訳ではない。ただ、薪や食料の補助も出るし、仕事にあぶれた際、それでも食っていけるので士気は案外、低くはない。ただ、野犬やら怪物を防いだり、或いは真正面からやってくる不良放浪団を地区の検問で追い払うのが仕事であって、つまりは共同体の防衛組織。狼やら熊に変異獣、屍者や巨大蟻などが襲来した際、クロスボウや火縄銃《マッチロック》で市民軍の到着まで時間を稼ぎ、さもなくば少しでも打撃を与える為の組織であり、警察めいた仕事は不得手だった。

 

 目撃者がいる引ったくりや強盗、或いは喧嘩や強姦などは犯人の捜索を行えても、このような殺人と物取りでは、手の尽くしようがない。そしてポレシャは自由主義の共同体。あまりに犯行が度重なれば、憶測と状況証拠で犯人を引っ張ることもあるが、単体の物取りと殺人では――しかも、被害者が屋内ではなく、不用心に冬の廃市街を歩いていたのでは――強硬な捜査手法も取れずに犯人は捕まらないだろう。

 

 行政地区の治安の良さは、移動の不自由によって担保されている。自治地区の街路にも私的な検問は設けられており、廃市街の街路にも木柵や土嚢が詰まれて見張り入るが、下に行くほど適当な出入りは難しくない。ポレシャ市では、よそ者でも人命は尊重されているが、順番はどうしてもある。ペペが行政地区の登録住人なら、自警団ももっと集まっただろうし、保安官補も本気になっただろう。自治区の顔見知りならば、夜警たちだけでも探したかもしれない。しかし、ペペは、自治区の住人名簿にすら載ってない。どうしたって優先順位は下がってしまう。それは時間的、人員的なリソースの限界でもあった。

 

 

 

 強盗殺人――容疑者不明――書類には、それだけ記載されて、結局、捜査は打ち切られたも同然だ。一時間足らずで、トリスは親方の敷地へと帰還した。

 見張り台でトリスを見つけた猫耳ココが「にゃあー」と甲高く鳴いて駆け寄ってくると、小屋まで一緒に歩いた。

 

 昼から大して時間も経っていないのに、曇り空は夕暮れ前のように薄暗くなっていた。周囲の廃屋やら、まだ住人の残ってる――しかし、薪を節約する為に共同生活している民家なども忍び寄ったくる影に包まれて、朧げな灰色の風景と化していた。

 もう見張りもいなくなる。時々、換気がてらに窓を開けて外を眺めるだけだ。襲撃から一週間も経って、そろそろ気を抜いてもいいだろうか。相手が一流なら、油断を見透かすだろうか。返り討ちにされた賞金稼ぎの残党が、傷を癒して襲って来るかも知れない。それなら、姫さまの元居た天幕の方だろうか?

 降伏して逮捕された連中は大半、留置場でただ飯の身分だ。仕事でやりあっただけの保安官補の家に報復するとも思えんが、分からん。多分、大丈夫と割り切るしかない。それと冬は陽が低く、視界が悪くなる。大気は澄んでいるけど。

 

 怪物に忍び寄られるかもしれない。屍者が恐い。変異獣も。狼も。熊――野犬や巨大蟻だって舐めたら危険だ。人の強盗や盗人はいないと思うけど。誰かと揉めれば、ずっと報復はあり得るけれど、かと言って、恐れて暮らすのも違うのだ。皆が恐怖と用心を重ねながら、生きていく時代だろう。

 

「お疲れだ、トリス」とジョージアが笑いながら、戸口の前で藁束で肩の粉雪を払ってくれた。いつの間にか、ついていた。

 ジョージアも、腰に大きなナイフを付けているのが見えた。そう言えば、ジョージアも大男だな。と思う。とは言え、ナイフなんて誰でも持っている。小屋に入ったトリスは、靴を脱いでストーブに近づいた。ああ、生き返る。

 

 

 

 ※※※※

 

 

 

「お腹が痛いぃ」義足のジゼルが訴えた。この間の農村でラードを食べてからと言うもの、腹の調子が悪そうだ。普段は欲張ってる肉もあまり口にせず、野菜ばかり食べている。それで大分調子を戻した。

「これから定期的にラード食わせるニャア」などと普段、肉を取り合う猫耳ココに言われては「勘弁しておくれよぅ」と泣き言を洩らしてた。

 

 冬の野外に、単独でのトイレは好ましくない。仮にも市の行政区画だから、滅多なことはあるまいが時折、野犬の遠吠えが街路の彼方から聞こえてくる。

 廃市街の向こう側か。それとも近くの通りにまで入り込んだのか。幾重にも響いて見当が付かない。特に1月から2月は、最後の暖かな時期の見回りが途絶えて時間が経っているから、腹を空かせた野犬や巨大鼠なんて、木柵に穴を掘って何処からでも入り込んでくる。

 

 こん棒を手にリリーが立ち上がった。「ええよ。付き添います。薪を持ってこないといけないし、夕飯のキャベツの酢漬けも取ってくるから」そうジゼルに頷きかける。「ありがとぉ」言ってジゼルも、杖とちゃちなクロスボウを手にした。

 正直言えば、冬の夕暮れに外に出るには不安の出る武装と組み合わせだ。とは言え、ストーブ近くでトリスやルーはウトウトしていたし、猫耳ココはルーとトリスに挟まれて涎と鼻提灯を出して寝込んでいる。用心棒リジィは酒にほろ酔い。

 他の面々を見回したニナが億劫そうに立ち上がろうとした時、「俺も一緒に行きましょう」ジョージアがリリーに肯いた。危険は、万に一つもない。が、日常の隙間に潜んでいて、気を緩めた瞬間に襲って来る。リリーはそれをよく知っていて、ジョージアに感謝の笑みを向けた。

 

 ジョージアが敷地の真ん中に立ち、四方の垣外へと警戒の視線を走らせている。ジゼルは、トイレで悲痛な叫び声を上げていた。屍者の呻きだとでも勘違いしたか。やや離れた人家の重たい木窓が開くと、内側から視線を投げかけてきたが、ジョージアが手を振り返すと頷いてすぐに閉まった。

 

 リリーは屋根の下へと薪を運んだ。今日明日使う分だ。敷地には、途方もない量の薪が貯め込まれている。ストーブでぶっ通し、三か月分くらいだ。マギーは広い敷地を抑えている為、近隣住人も見知った顔しかいないのだが時折、町中で良さそうなものを探している放浪者や浮浪者《ホーボー》が迷い込んでくる。街路から無防備に置かれたように見える薪の山を見ると、ギョッとして立ち止まり、幾度も見直しては、すぐに詰まれた土嚢と燧石銃《フリントロック》を背負った歩哨や見張りに気づいて、未練たらしく見つめながら諦める。それが賢明だとリリーは思う。

 

 薪は嵩張る、敷地の奥から一山二山を抱えて逃げ戻る。できるかも知れない。寒い深夜に命懸けで、武器商人の手勢――手練の歩哨たちに気づかれなければ。割に合うだろうか。寒さに切羽詰まった人間なら。近所の廃屋に日没まで潜んで、そっと潜り込んで。用心棒リジィは勿論、トリスや猫耳ココだって誰何して返答がなければ、容赦なく撃つ。人影は、ただの酔っ払いかもしれないし、屍者かもしれない。窃盗犯――いや、強盗かもしれない。誤射しないよう、歩哨に立つ際は、仲間の居場所を確認するし、大きな木戸も路上に設置する。近所の者たちも日没後は近づかない。用件があるなら、複数名で明かりを持って声を出しながら、来訪してくる。

 

 今までは、盗もうと試みた者はいなかった。或いは、此方が気づかない程度に巧みに僅かな量のみを持ち去っていた。分からん。貧しいものが少し持っていくのと、大量に盗んで持ち去っていくと認識するのは違う。マギーやニナ、トリス、猫耳ココ、用心棒リジィにちょっと恐いジーナ。みんな、なにかしらは思っているだろうし、判断基準も違うだろう。

 

 薪を運ぶ。汗を掻かない程度にゆっくりと。何度も往復して。少ない量で。途中、身体が冷えて、一度、小屋に入り、ストーブの熱を浴びて、また外に出る。義足のジゼルがすっきりした顔で戻ってきた。嬉しそうにリリーにペタペタと触れて、小屋に入り、また出てくると、戸口でリリーや周辺の街路を眺めている。

 

 屋根の下、薪が積み上がった。これで暫くは大丈夫。額が少し汗ばんでいた。リリーは手で拭い、かじかむような冷たい水で手を洗った。布で拭いてから、今度は重たい石をどけて、木の樽からキャベツや人参の酢漬けの壺を取り出す。鼠は恐い。木箱に穴を空けてくる。猫が飼いたい。犬も。猫耳ココとトリスが、鼠採りの罠を仕掛けまくってるから少しはマシだけど。二人は鼠を浮浪児徒党に売って、小遣い稼ぎをしている。ん、逞しい。クスクスと笑ったリリーは、キャベツの酢漬けを必要量だけ、深皿へと入れる。でも、皆、沢山食べる。ピクルスは冬の大事なビタミンだ。足りないものだらけだ。平凡な農家の生活と思っていたものが、どれほどの積み重ねと時間、創意工夫を掛けて築かれたものか、一から積み上げると嫌でもよく気づかされる。

 

 仕事が全て終わる、と、ジゼルが小屋に入っていった。白い息を吐いているジョージアに背からもたれかかった。ほんの一瞬、二人で隙だらけになってしまう。

「危ないよ」ジョージアが囁いた。「だって」とリリーは甘えた声を洩らした。

「やっと二人きりです」24時間×60分×60秒――86,400秒のうちの、ほんの数十秒。襲われたら危ない二人きりの瞬間を味わう。今だけの瞬間。夕闇の中。小屋から漏れる明かりと地面に置いたカンテラだけを頼りに抱き合って、唇を重ねた。幸せに身震いした。

 

「幸せです」リリーが言うと、ジョージアが抱きしめてきた。「恐いくらいだな」囁いている。とリリーは、スンと鼻を鳴らした。「血の匂いが」微かに薫ったので、周囲を警戒したように隻眼で見回した。

 ジョージアが背後から抱きしめてきた。「ここに来る途中、でかい鼠を一匹始末した。そいつの匂いかもしれない」ジョージアが己の匂いを嗅ぎながら、困ったように笑った。それでリリーも安心して体重を委ねた。

「いい街だ。君のいるポレシャを守る為なら、俺はなんでもできそうだ」ジョージアは切無げにそう囁いた。

 

 

 

 

 

 

 

――――

 

 作者ノート。何時もの

 

 ポスアカと、俗にいうグルーミングだが。

 余裕ある食料状況やら、移民ギャング団が組織的に行って脅威となってる現代と、飢え死にと隣り合わせの土地と時代では道徳律も異なっているだろうし。

 打算が悪か。判断がつかないのか。

 例えば、他の大人のところに転がり込んだ行為が、親に虐待されてる子にとってどうなのか。社会が追い詰められた子を地獄に落とすことはある。救う役割の役人や担当者が、一番大事な子供を自分たちの決めた法や道徳で踏み躙ることもある。分からん。

 

 

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