〇マギー 276年 26歳 → 27歳 身長 185cm
稼ぎがいい行商人。年収は多分、2万~3万都市通貨に達する。
ポレシャ市内では、煙突税や立派な屋根税、窓税、囲炉裏税、暖炉税がある。
竈とは、税金の掛からない範疇で最良の調理器具の一つである。
おのれの竈を持てる身分なのだ。 03_89B
それと庶民も囲炉裏を持っている。税金逃れの隠し囲炉裏である。
生きる為の傭兵や賞金稼ぎで常に契約は守ってきたし、
同業者のように盗賊稼業や奴隷商人はしなかった。
ただし、被害者には関係ない。復讐者はいる。
凄い悪人と言う訳ではないけれど、復讐されても仕方ない。
過去から追いついてきた敵を幾人も倒してる。平穏な生活の為に。
商売
ガラクタ(空き瓶や空き缶、錆びた鉄屑、古布)
資材 釘、板材、縄、タープ、ポリスチレンなどの
小さな機械類、電子部品。
服飾、靴に鎧、防弾服、防寒具なども取り扱う
チョコレート、珈琲、酒類、医薬品、香辛料に薬草なども
燧石銃、火縄銃、120lbクロスボウ
羊皮紙の販売と市への納入。
手形の販売(意味不明だがそうとしか言いようがない)
フーバの免税品、黒色火薬と円弾《ラウンドボール》
伝手
自由都市の中小規模店舗 〇〇〇 ガラクタや資材を購入
ルガリエ地区の工房 〇〇〇 マスケットの仕入先
Z276年 夏 03_95
+ フーバの闇市 関税逃れ(合法)の品の仕入れ
Z276年 秋
+ 黒色火薬と弾丸 ルガリエ√から安値で供給
〇ニナ 16~17歳?
マギーの稼ぎの半分はニナのもの。
マギーの半分もニナのもの。
結構、好き勝手してるが、無駄遣いはしない。
マネーisパワー
〇ジーナ・エクルストン
マギーの幼馴染。部下。マギーが好き。
奴隷だった頃、少女だったマギーに救われて、それから長く一緒だった。
昔のマギーも好きだが、今も好ましい。どっちみち好き。
戦闘能力は落ちているけど、総合的にはずっと強くなっているとみて、
良い成長をしたと評価してる。弱くなった分は、自分とニナがカバーすればよい。
もし、判断を誤ってマギーが追い詰められた時は、一緒に滅びるのだ。
或いは、盾になって死ぬのもいいかも知れない。
離れた場所でマギーが危機に陥った状況では動揺し、役立たずになる。
ニナやジーナ・Eがマギーを求めると応じるが、
マギーの方がどう思ってるかは不明。
大切にはしてるし、助ける為に金や時に命を危険に晒す。
マギーも大事にしてるのは間違いないが、それが情愛かは分からない。
取りあえず、一緒にいることで満足はしている。
ただし、今度捨てたら……
〇徒弟のトリス
本名ベアトリス。宝物は、母の形見の単眼の縫いぐるみ。
大事にしているが、パニくると形見の縫いぐるみに話しかける癖がある。
親方マギーやニナと違い、トリスは出世をできるとも、
それほどしたいとも思っていない。
野心は薄いが、物品に執着がない訳でもない。
安定した暮らしを切実に求めている。
親方マギーは、トリスにもいざと言う時の自立を求めてくる。
これは、独立をいきなりされると厄介なので、
コントロールしようとしているのではないか、と些か穿ってる部分もある。
そこからさらに、もしかして親方は、野心の薄い凡人の気持ちや思考を
理解できないのではないか、と危惧を抱いてもいた。
親方が凡人の考えを見落として、何らかの落とし穴に躓くことを幾らか恐れてる。
有能故に凡人の存在を見落とすのではないか、と。
この場合、凡人とは野心や名声、功績などの目立つ輝きを持たない者らであり、
無能ではない。
そこは自分がカバーすればいい。いずれ出来るようになれば、だが。
それに親方とて、あまりにも大望を抱いている訳でもない。
精々が地区でも指折りの商人になりたい、くらいだろう。
ならば、凡人であるトリスでも支えられるはずだ。
03_89E
武装したよそ者の一団がどんな行動をするのか。先行きが全く読めない。
トリスがいささかの緊張を持って、
それとなく値打物の布やリボンを肩掛け鞄に素早く仕舞い込んでると、
傍らで猫耳ココも店仕舞いの準備をしている。
考え過ぎかな、とも思わないでもないが、親方マギーは、
『逃げ足を大事に。退路は常に確保しておくように。特に地元ならと』
と言い聞かせてくれる。
普段からニナと一緒に地図を作って、市内での移動経路を考えている人だ。
これは徒弟トリスや猫耳ココの生存哲学とも一致してるので、
考え方に関して相性は一致しているのだ。
〇黒猫、猫耳ココ
ちょっと心に闇を抱えていて、頭はおかしいところがある。
つまり、普通の変異種の猫耳少女だ。
トリスと兵隊人形で遊んだりする。
軍人人形(トリス)「死ね、死ねぇ。ミュータントめぇ」
民間人人形(ココ)「にゃご、にゃごー!にゃがー。お母ちゃん、シニタクナイ(棒読み)」
軍人人形(トリス)「人間の振りなんかしやがって!化け物め」
〇隻眼のリリー 03_89H
隻眼の村娘。近所でも評判の娘さん。
最近、地区であまり知らない者たちにも美人だと気づかれた。
夏至祭は、萌黄色のドレス。
やや清楚な感。値は張らないが、露骨な安物でもない。
〇ジョージア
自称・引退した賞金稼ぎ。現在はポレシャ市の議会傭兵。
魁偉な相貌の大男。ちょくちょく、マギーに顔を見せる。
破落戸どもには、傷顔《スカーフェイス》とも呼ばれている。
クリストファー・ジョージア。
本名は、クリストフ・ゲオルグ・ブラックモア 03_90Q 累代の城
〇リジィ
女ランツクネヒト。
村の少女だった。色気よりも食い気で、
年頃になる前に女ランツクネヒトの徴募に応じて村を飛び出した。
マギー曰く『可愛かったですよ』
〇ウルスス 03_89D
巡回闘士。
近代的なプロレスが勃興する以前の時代、
中世から近世に掛けて格闘士たちは大道芸人の一座に同行することが多かった。
時にサーカスの一員として各地の祭りや市を巡り、
力自慢の芸を見世物として観客を楽しませ、賞金の掛かった試合で稼いでいた。
こうした試合を見せる闘士たちは、巡回格闘士《レスラー》と呼ばれている。
ジョージアの父親は、
ラテン語で熊の意味。
巡回
ジョージアも長身だが、父親はそれにもまして魁偉な巨漢であり、
しかも均整の取れた体つきをしていた。
闘士は誰でもそうだが、身体の鍛錬を怠らなかった。
特に怪我をしないよう、試合前には入念な柔軟体操を行った。
図体の大きさの割に素早く、柔軟な関節の持ち主で、
ボクシングや柔術なども大得意。
綽名の通りに、牙と爪を封じた熊とレスリングを行うのが
十八番《おはこ》の大見世物で、都市や大きな居留地では、
興奮した観衆が雨のごとく硬貨や紙幣を降らせたものだ。
母親の腕から仰ぎ見る父親は、伝説の英雄のようで、幼い頃のジョージアは、
妻と息子を愛していた。誰よりも。なによりも。
〇メリッサ・グランフィールド 03_88D
日替わりでコスプレする。
スーツと三角眼鏡の秘書姿メリッサに託しておいた。
前に来た時は、ハレムの奴隷娘風の姿をしていたが。
奴隷制がないから、市民が気軽にコスプレ出来るのだが、
旅人には誤解する者もいるだろうに、首に首輪と鎖までつけて、
しずしずとスタンフィールド氏に付き添って街路を歩いて見せるのだ。
メリッサは馬鹿だが、頭がいい。
割れ鍋に綴じ蓋……いや、託しておけば大丈夫だろうと、
マギーちゃんは宅を辞した。
〇キャロル・スタンフィールド 03_90C
〇メリッサ・グランフィールド 03_90C
二人とも代々の市民。元はかなり広い土地を持ってた。
フィールドは、ポレシャ市のある平原を意味している。
〇バルザック 03_103 間に合わなかった者たち
元拳闘士。スタンフィールド氏の部下。
行き倒れていたところを気まぐれに助け、意外と気の利く性格を知って雇用した
長身、眼鏡、シャツとスーツズボン、サスペンダー
〇グレイ氏 03_89C
零落市民でも、役立たずや無能ばかりとは限らない。
事情は人それぞれで、中には相応のよんどころない事情があったり、
災厄によって財産を失った人もいる。
グレイ氏は、所有する農地が巨大蟻襲撃によって失われ、
残った財産の大半を作男《ファームハンド》や召使いたちに
手当てした元農場主だから、マギーも敬意を払っている。
〇
〇弟の
〇そしてブラックハウンドのジュドー。
ジョージアにとって忘れられない名前。
〇カッツォ 03_89G
ポレシャ市は、自由市場でも札付きの露天商の一人。
絞首刑に処された。
罪状は、よそ者へ危害を加えたからではない。
地区の有力商人マギーの徒弟トリスを害しかけた。
仲間たちは北を抜けて、自由都市方面へと向かった。
〇ロラン・モーデュソン 03_89G
ポレシャ市の格闘技無差別級王者『ポレシャの騎士』
徒弟トリスがこれまで目にしたうちで、尤も強い人間。
193cmの長身に均整の取れた肉体の美男。
嵐のような拳打と流れるような投げ技、関節技も使いこなす熟練の闘士。
近くで放たれた矢を掴める程に反射神経と動体視力が鋭い。
日常的に乗馬して農場を見回っている為か、体幹の強靭さが際立っている。
〇白髭の
南方は湿原地帯の小貴族の一人。
姫さまの父君。姫さまは、遅くできた子なのかも。
〇グレイ氏のお嬢さん 03_89H
「彼女をぉ?!」
キャスリーン・グレイ 03_90P
〇門前地区のメイお婆ちゃん 03_89H
元針子
マギーの大事な友人
〇牧者娘のジーナ・クレイ 03_89H
いつ死ぬか分からない。
だから、好きを真っすぐにぶつけた。
子を産み、母親になる覚悟。
〇牛飼いガイ少年 03_89H
ジーナ・クレイと二人で花の女神フローラ神殿の庭園を巡った。
真面目で骨惜しみせず、優しい。家族思いだ。
〇イザベル・ミラーちゃん 03_89H
いつ死ぬか分からない。
だから、一緒に歩いて、手を繋いで、そう言うのを楽しみながら、
一歩一歩を一緒に歩いていくつもりだった。
岩に噛り付いて世界の滅亡を祈願した。
〇『陛下』 03_89J
大浴場の経営者。やり手。
『陛下』は、下層地区の顔役だの有力者だのを飛び越えて、
有力市民や参事の幾人かに金だけを出してもらった。
一人だけでは事業を奪われるかもしれないので、
複数人――特に対立しあう二つの名家に掛け合って、
同じ程度の金額を借り受け、返せるだけの利益と金を貯め込みながらも、
今も借りたまま、延々と金主に利子を返し続けている。
有力市民の庇護を受ける一方、下層地区で恐れられている
武器商人マギーに近づいて火縄銃や120
複数、買い込み、今も親しく付き合っているのは、
強かな判断力と肝の太さだろう。
〇スカンラン 03_89J
町外れ地区の住人の一人。
ジョージアに差し入れして、マギーをやり込めた。
〇マギーが昔戦った女騎士 03_89P
貴族領が主体の湿原諸邦と異なり、曠野の地は大半、小さな居留地や
廃墟によって占められており、貴族の勢力もさほど大きくはない。
正直に言えば、手練も数えるほどしかいない。
それでも、かつてマギーが戦場で相まみえた騎士のうちには、
印象に残っている敵手も二、三人はいた。
利き腕を失えば残った腕で刃を振るい、
そちらも失えば相手の喉笛に食らい付くとは昔の武士の心掛けだ。
黄昏の世にも名を馳せる騎士ともなれば、
肉体の一部が欠損しようとも怯まぬ勇猛さを持ち合わせている。
朝方に切り落としてやった腕に義手を取り付け、
昼前に戻ってきた女騎士には、マギーでさえ怖気を振るったものだ。
03_89M
パトラ領 お姫さまのお付きの守護騎士。
守ると誓ったお姫さまも、故国も、人生も
【ウロボロス】の女に滅茶苦茶にされた。
〇エリーゼ・ヴァイス
護衛士。『鋼の籠手』
右腕がブレードの飛び出すサイボーグ腕。
腕を切り落とした『ウロボロス』の刺青の女を探している。
〇ミルカ 03_90A
女性大工。ガルダ人たちの住む空き地に玄関を設置した。
〇マギーの使ってる浮浪者《ホーボー》 03_90B
抜け目はない。空いた居留地に興味を持っている。
「……急に人が増えたな」しみじみと呟いたのは、顎に十字傷の男であった。
パイプにパイプ草を詰めながら、人の往来を観察している。
「去年、一昨年の寒波だよ。
あれで食えなくなった他所の居留地の連中や農民がここらに流れ込んできた」
眼帯の相棒が陰気に呟いている。
〇アキレウス 03_90C
犬である。
飼い主の認識、犬。
自認、犬。
巨大な蠍の尻尾を持ってる。残り二匹は多眼、多足と、外骨格。
スタンフィールド氏の宿敵で、失脚した民兵隊中尉は、
三匹を処分しようと目を付けていた。
得意技はゲリラ戦。
「バッカス!ケイロン!
ご主人を見るたびに吠えてくるバークスハムさんちの
ジョン(犬)の餌を全て食べて撤収だ!」
〇シエル・ガライ女史 03_90C
嫌いだったお婆ちゃんを押し込めたぞ!
お婆ちゃんは皆に嫌われてたから……。
〇ボス 03_90C
計算は、示し合わせての八百長である。
〇ジョー 03_90C
赤毛のメイド。見た目、背の高い美人。
数年前までオーバーオールで鼻水垂らしてた。
……誰、お前?ってなる。
〇流れ職工 03_90D
猫耳ココを怒鳴った。
〇市民モンド 03_89M
モンドの酒場の経営者。
元々、若い頃から必要なことさえも滅多に喋らない寡黙な男。
四六時中を廃市街や外地区、時に廃墟を歩き回っては、
どぶろくや密造酒の味を比べ、古い酒瓶を集めたり、
密造酒作りの一味と知り合って交流していた。
〇ジルカ 03_89J
赤泥のジルカ。ジョージアん昔馴染だよぅ。
03_89P
果たして姫さまを守り切れるのか。正直、マギーには自信がなかった。
『赤泥のジルカ』は、マギーがまだ、ほんの小娘だった頃から名を響かせていた。
一方のマギー。スネイクバイトを引退してからもう八年ほど経っている。
訓練は怠っておらず、幾らかは実戦も積んでいるが、
現役賞金稼ぎの頃のようには身体が動く気はしない。
そして、戦えば仲間が死傷するかも知れない。それが何よりも恐ろしかった。
賞金稼ぎを引退したのも、仲間の喪失に耐えきれなくなったからだ。
〇ベス
ジルカの仲間の女。
魔女Bとは別人。よくある名前。
〇長身の相棒
〇浅黒い肌の男 03_89О
お嬢が心配なんだよ、俺は。
〇ジョナサン・ペペ 03_89N
『荷運びのペペ』
荷運び人夫のペペ。物静かな目立たぬ男。
モンドの酒場の近くで寝起きしている。
仕事の無い時は、酒場に屯して、
安い虫の肉や芋、茸、雑穀の煮込みの安い飯を取っている。
目的の男、ペペは程なくして見つかった。
窓の光も届かない薄暗い片隅、
蝋燭の明かりの下でサイコロ賭博で暇を潰している労務者や放浪者の輪から、
少し外れて座っていた。
カップのエールを啜りながら、周囲の光景を静かに眺めている。
穏やかそうな眼と、少し大きな鼻が赤く染まっているところを除けば、
何処にでもいる二十代後半から三十代半ばの平凡な男。
聞いた通りの、しかし、あまりに目立たぬ風貌に一見して探し人かと迷うも、
旅人の女が南方諸邦で見せられた似顔絵と瓜二つではあった。
左腕に鉄の安い腕輪を嵌め込んでおり、
小さなヘルメスの翼の入れ墨が彫られている。
〇南方からの旅人 03_89О
南方の湿原諸邦からやってきた痩せた男は
「自由居留地圏は随分と良さそうなところじゃないの」と感慨を漏らした。
「パンとサーカスだよ」合流してきた褐色肌の娘が、
「貴族の代わりに、金持ち商人が威張っているだけじゃないか」
面白くもなさそうに鼻を鳴らした。
会話を聞きながら、ジルカは口元に静かな笑みを浮かべた。
ジルカたちとは別口に酒場を訪れ、近くに腰を降ろした
――二人組の南方人たちは、既に色々と町を見て回っているようだ。
〇フードの人影
「お嬢」と柱の陰よりの呼びかけに、ペペが眠たげな眼を微かに細めた。
いつの間にか、後ろの柱にフードの人影が寄り掛かっていた。
〇乞食のドネー 03_89О
人材派遣業。
乞食のドネーは、湖沼諸邦を根城とする乞食組合の古参で、
裏社会の顔の一人でもあった。
仕事の為、子供や女、老人などを貸し出すなど手広く『事業』を営んでいる。
ジルカも度々、仕事に便利そうな人手を借りていたし、
時にドネーを仲介として、紹介先の仕事を手伝うこともある。
〇グスタフ 03_102S 自由市場の攻防
肥満した黒騎士。ジルカの仲間
ギィ卿との一騎打ちで戦死
〇姫さま
アーシア 03_96A 封鎖均衡
アーシア・オブ・ガルダ
一人称「アーシアは……」
ガルダ人亡命者の代表。
〇爺や。
ヨハン 03_96A 封鎖均衡
老執事
〇
一同があれこれと話し合っている最中、隻腕の騎士はただ一人、
会話に関わるでもなく、椅子に持たれながら耳を傾けていた。
マギーが観察するところ、静かに瞑目している騎士は、
負傷によって衰弱するどころか、
全身から精気が静かに立ち昇っているようにさえ見えた。
剣を振るう鍛錬は、垣間見た。腕を失い、戦力外かと思えば、
既に左腕での剣の扱いもこなれている。
普段から訓練していたのだ。隻腕での剣の使い方を。
多分に、急所より逸らす為、凌ぎきれない剣を受けた。
喪う箇所も計算に入れて、凌ぎきれないものを凌ぎ、
追手を返り討ちとしたと女兵士が語ってくれた。
襲撃で、重傷を負った。
〇セシリア 03_90E
ガルダ人亡命者の一人。男装の小姓。
〇イヴリン 03_90E
ガルダ人亡命者。女性兵士。
〇コリン 03_90E
ガルダ人亡命者。若い兵士
03_89M
「僅か、それだけか。ならば、我らが叩っ切ってくれる」
腕に包帯を巻いた若い兵士が勇ましげに声を上げた。
「ただし、後続や別動隊がないとは、確認できていません」
水を差したマギーの言に若い兵士が悔しげに舌打ちする。
短慮なのか、勇猛なのか。どちらにしろ、やや要注意だ。
〇ボーモン 03_90F
ガルダ人亡命者。目に包帯を巻いている。
隣に座っている目に包帯を当てた兵士は沈黙したまま、
粥のお皿を抑え、もう一つの手が木箱の上でスプーンを探していた。
「本当の役立たずがここにいるぞ!」 03_102F 裏 セシリアと
トンネルで三人を仕留めた。恐らく、戦死。
〇侍女
イオナ 03_96A 封鎖均衡
〇黒騎士グレアム 03_90E
湿原諸邦に畏れられる【死手《デス・ハンズ》】が一人。
ガルダ郷を滅ぼした歴戦の傭兵騎士。
死後の得意技は、グレアムアタック。
〇雑貨店に出入りしている
パオロ・ジャッコーニが市内に抱えている耳があるとしたら、
それは小売商人や露天商、それと
ジーナ・
市内の
――特に素人
廃墟に踏み込んで探索や斥候もすれば、死体や行方不明者も探す。
潰れた廃墟民の村から物資を漁るし、怪物や屍者を討伐しての報奨金も狙う。
土木や野良仕事もしつつ、
一獲千金を狙っての事だろうか。
時に屍者が金や銀の指輪など付けていれば、
それだけで数日から、一か月も喰えたりする。
のんびりしがちな
しかし、顔ぶれが盛んに変わる。
マギーの記憶で、五年以上続けている者は滅多にいない。
生き残ったのか、転職したのか。あまり話もしないから分からない。
法執行官は、野良暮らしの連中とは相性がよろしくないし、
行商人だって、さほど
精々、自由都市の
拾い物の資材を買い付ける程度だが、
ポレシャ市の
マギーにとって、付き合う利点も、理由もなかった。
〇サラ 03_90I
廃墟地帯に暮らす廃墟生活者の娘。
ローランド副保安官から焼き菓子を送られた。
〇ジジ 03_90I
廃墟地帯に暮らす廃墟生活者の少女。サラの妹。
夏至祭を楽しめた。
〇クリスティーネのお付きの少年 03_90I
「この方をどなたと心得る!」
〇クリスティーネ・モーデュソン 03_90I
「止めなさい」
190cm以上ある。
自称185cm。多分、10cmくらいサバをよんでる。
スイカを握りつぶせる。カボチャは無理。本当に無理だって!
ポレシャの騎士。戦争の時はセラミック鎧で銃弾を弾き(衝撃には耐えてる)、ハルバードを振るっている。
軍用ライフル弾でも倒せない。(痛くない訳ではない)
強化人間でも、超人でもない。血統を掛け合わせた、人類の上澄み。戦士家系。
〇イネス 03_90J
うだつの上がらない行商人の徒弟
〇アンリ親方 03_90J
屋台職人
「と言っても、所詮は行商人さ。
屋台持ちのアンリ親方みたいに安定している訳じゃない」
相手の親方を持ち上げつつ、嫉妬へ繋がりかねない話の導線をずらしておく。
他にも、ちょっとした夏至の晴着を着ている者は幾人かはいた。
〇セス 03_90L 03_90P
焼き場。窯場の若衆の一人。
〇スミジー青年 03_90O
パオロ爺さんの甥っ子。
色々な意味での後継者として、マギーたちと顔を合わせる事が増えている。
〇ミリー
パオロ爺さんの孫娘。運動神経が悪い。出番が消えた。
〇旅芸人の一座 03_90B 白銀の鐘
大型旅券を持っている。
〇旅芸人フェルトン一座の団長 03_90Q
〇会計係
旅芸人フェルトン一座の一員
〇ブレンダ 03_90Q
旅芸人フェルトン一座の一員
ジョージアと結婚する約束をしてた(8歳の頃)
J「あーあー、うんうん。結婚してやるよ」(二十歳くらい)
「うそづきぃいいい!げっこんずるっていっだのにぃいい!」(1X歳)
〇山羊角のルー 03_90R
旅芸人フェルトン一座の一員
芸人の見習い。足先は蹄になっていた。
巻き毛の少女。ややのんびりしてる。角は後方に曲がってる。メス山羊の角。
「ルー。一座の見習いで、もうじき一人前、らしい」
と貫頭衣の山羊角――ルーが言った。
「同行させてもらってるとも言う」と付け加えてきた。
「この服は、一座で働いて食事を貰ってるけど、
良い服なり食事はお金を払わないといけない」ルーが言った。
「まだ、稼げないと?」トリスが質問すると
「うーむ。んめぇー」悩んだルーだが、途中で欠伸をする。
「そう、稼げないの。ずっと雑用」山羊角ルーが、んふふと笑った。
「きっと、稼げるよぉ」近くで荷物を運んでいたお姉さん芸人が
ルーの頬に触れつつ、怪しげに囁いた。
「そのうち……そのうちにねぇ」応えたルーが「メぇー」と鳴いた。
〇キキ 03_90V
旅芸人フェルトン一座の一員
芸人の見習い。
巻き毛のルーの仲間。
〇ナイフ投げのピーター 03_98B ボネッティ
ルーを引っ叩いて、泣かせた。 03_101
探偵事務所に顔を出した。 03_102N 裏 リリス探偵事務所
〇ジェシカ 03_98B ボネッティ
ピーターと恋人だと、ルーは思ってた。
〇一座の怪力男 03_102J 裏 ルーと冬景色
「おう、山羊さん。元気だったか」
〇 03_102J 裏 ルーと冬景色
「グレイが水キャラバンに潜り込んだ」
〇 03_102J 裏 ルーと冬景色
「ハンナおばさんは、地元商人の娘さんに気に入られた。上手くやった」
〇
頭頂が禿げてる。薬を使ってないレスラーの体形。
本当はレスターだが、レスラーのレスターでは被り過ぎなので、
対外的にはレクターと名乗っている。
03_102J 裏 ルーと冬景色
「レクターは騎士の荘園に泊まっている」
〇マギーの昔の仲間たち 03_90T
マルグリット・モイラは行商人であるが、かつては賞金稼ぎで傭兵隊長だった。
曠野の自由都市ズールは、万に近い人と物流の集約地点で、
今も時々、昔の仲間と出会う時がある。
現役を続けて、腕と装備を上げている者もいれば、
引退し、土地持ちの自由農民や女職工となった者もいる。
結婚して平凡な農婦として暮らしている者。
そして、手足を失い、食い詰めている者もいた。
商業地区で出くわしもするし、
自由都市商会連の館、ポレシャ市公邸の庭先で出会う事もある。
「隊長、隊長殿……」感極まったように語り掛けてくる隻腕の戦友に出会い、
「うん、うん。困ってるようだな。そうか、うん」
困窮した仲間にあった時、マギーは何時も銀貨の一、二枚を手渡していた。
銅貨の時もあるが、ビタ銭や低額紙幣はない。
二日か、三日は木賃宿に泊まって食べられる。
稼ぎに比べればけち臭いと思うかも知れないが、
暫くぶりに出会えば、何人でも、何度目でも、なにも言わずに小遣いを渡すのだ。
〇引ったくりの少年 03_90U
どうなったんだろうね?
多分、殺されたかも。
仲間うちの命の軽さとか、そう言う非情さ含めて、良くない徒党もある。
〇JJ 03_90X
ポレシャの契約牧者衆の一員。
ドライゼ銃によく似たライフルを用いている。
撃針をマギーに調達して貰った。
軽薄だけど銃が好きで、意外と義理堅い。
ヘルナル中尉に直訴したらしい。
イザベルと共にエルマー少年を捕らえた。03_102B
〇マーカス・ダウエル 03_90X
マギーちゃんたちの行きつけの酒場の主。
やあ、友達。~~だよ。
〇ソワイエ 03_90X
若き商人。仲間を集めている。
と言ってもマギーと年齢はそんなに変わらない。
マギーは勧誘にまったく魅力を感じなかった。
それは恐らく、ソワイエが劣っているからとか、短慮だからではなく、
マギーにとって誰かの仲間になって何かを始める時期が終わっているからだろう。
「あんた、行商人マギーだね」
仲間になってくれ。
こいつの仲間はまた始まったよ。とみるようになるかも知れない。
伸るか反るかは、まだ分からない。
〇ジーナ・
女牧者。マギーが金を出して買った羊を預かってる。
〇キャロ 03_90X
女牧者。ジーナ・
〇ガイ少年 03_90X
牛飼い。ジーナ・
〇エジプシャン 03_90X
褐色の少女。
比較的にイザベルに親しい。03_102B
ポレシャの契約牧者衆の一員。
イザベルと共にエルマー少年を捕らえた。03_102B
〇リック 03_90X
負傷した 03_102B
ポレシャの契約牧者衆の一員。
〇シーマちゃん 03_92
ポレシャの闇の帝王……になると言い張ってる魔女っ娘少女。
お婆ちゃんが腰をいわした。
〇ベス 魔女っ娘B
〇シズ 魔女っ娘C
「こいつ、舐めてるろ!」「もう駄目ら」
十二、三に見える魔女の一人。多分、ベス。
〇ジーク 03_92
「ジークさん。補助申請書もらえます?」とニナ姉さんが年嵩の自警団員に言い、「用意しておこう」と日時を決める。
〇ヘルナル大尉 03_93
ポレシャ民兵隊の司令官。
牧者衆の為に偵察騎兵を出している。
〇ザスカ 03_93
旅籠で顔を合わせた。油断の出来ない行商人
〇浮浪者《ホーボー》のトニー 03_94
マギーの使ってる密偵
〇花火職人のタリオン氏 03_94
「親あぁいなるポレシィアの諸君!残念ながら夏至祭にはまぁに合わなかったが、花火職人のタリオン氏がポレシャアにきぃてくれたぁ!」
夕刻に差し掛かった市民街区の中央広場。巻き舌で演説をしているのは肉屋のハートマン氏だ。
〇肉屋のハートマン氏 03_94
ポレシャ市民。参事。美人の奥さんと娘たちがいる。
ネタバレすると、この後、市長選に勝った。
〇水売りの娘 03_94
コリン君のお気に入り 03_94 The Watch of Maggy
ロザリー 03_102D 裏 湖水旅隊
〇ベンソン一家のジュディス 03_94
イヴリンに紹介された。友だちになった。
〇【ムーンドッグ】 03_95 フーバの闇市
マギーに頑丈な扉を売りつけた。
少年少女の集まり。戦闘開始の判断が恐ろしく早い。
リジィの評価は、イカれてる。
〇ガヌロン 03_96B 廃墟の贈り物
黒騎士。
「エディシャのガヌロン。かなりの腕利きです」
仲間に元スネイクバイトのシーマ(同名)
「残りのうち二人は、髭がガデス。痩せた男はグーゴル。槍の名手です」
〇オネスタおばさん 03_98A ジャッコーニとボネッティ
中町の雑貨店。ルーが道が分からないので、リリーが中町まで案内した。
民区画のジャッコーニ雑貨店は敷居が高いと遠慮しがちな
下層地区や廃市街の
拾った値打物を売り付けに訪れるのは一つの楽しみらしい。
オネスタおばさんは博識で拾った鉄くずやら玩具の類などに詳しいし、
時として思わぬ高値を付けてくれる。
また、査定に時間は掛かり、交渉の労力は掛かるものの、
退屈しない世間話を話せるし、個々の品はジャッコーニ雑貨店よりも
高めに買い取ってくれることもある。
冒険話を聞かせると、それが法螺でも値段におまけしてくれる。
冒険を済ませた
成果物が高く売れるのは、なによりも嬉しいことだ。
そう言う訳で戦利品を売るならば、ボネッティと言うのが、ポレシャ近隣の
ちょいと事情通の
半ば常識となっていた。
〇【ジョコ鼠捕り団】 03_98B ボネッティ
死傷率は低い。必殺のシールドウォールをドラマや映画で学習した。
こん棒や弓、手製の槍を掲げ、犬を引き連れた少年少女の集団が
巨大鼠の頭蓋骨を掲げながら歩いている。
鼠捕りの仕事として市民街区の近くにも出入りしてるらしい。
浮浪児めいた件の一団は、小骨をくっつけた幟を掲げていて
【ジョコ鼠捕り団】などと記されていた。
ルーはあまり文字を読めないが、鼠捕りの綴りは身近な職業なので覚えていた。
「鼠、鼠、鼠捕りー♪我ら、鼠退治の一団なり♪
下水に屋根裏、壁の穴♪倉庫に廃墟に裏路地、空き家♪
どこでも乗り込み仕事を果たす♪」ボロボロの兜を被り、
錆びた剣を振り回しながら、背負った盾を揺らし、
歌声を響かせて街道を来て去っていく。
〇ジムとコナーズ、それにミリー 03_99
浮浪者《ホーボー》。
マギーが使ってる。
ジムとミリーは兄妹で、コナーズは従兄弟。
〇ローガン 03_99
コナーズが働きに出た農場
〇片足のジゼル 03_100
十六歳の三十路の妹。ばぶぅー
ヴァイオリンを弾いて見せた。03_102L 裏 冬迫る
〇エルマー少年 03_102B 裏 万神殿の回廊
万神殿回廊の供物泥棒。
イザベルに懲らしめられた。
〇見張りの民兵と傭兵 03_102C 白い息
傭兵は、マギーから双眼鏡を買った。
〇カーラ 03_102D 裏 湖水旅隊
ロック木こり団のツインテール娘
〇リザネア・ハースト 03_102D 裏 湖水旅隊
ロック木こり団所属 ハースト一家の長姉
〇ミリア 03_102D 裏 湖水旅隊
ロック木こり団所属
〇ベルナドット 03_102D 裏 湖水旅隊
湖水旅隊キャラバンの隊長
コリンに助け舟を出した。
〇ジョナサン 03_102D 裏 湖水旅隊
ロック木こり団の募集に応じた青年。
〇シドニー・クレメンタイン参事 03_102D 裏 湖水旅隊
パオロ・ジャッコーニ参事と仲がいい。
クレメンタインの娘は、市内で暮らしている。
食堂兼、二階で女の子を買える酒場を経営。
〇髭爺 03_102X 冬の夕暮れ
アルド・ベルティーニ。
両替商。ポレシャ市参事。選挙で受かった。
親の代から、スタンフィールド氏の商売敵。
〇倉庫持ちの市民 03_102X 冬の夕暮れ
参事(中立)。聴聞会に出席。
〇女商人 03_102X 冬の夕暮れ
参事。聴聞会に出席。
〇渓谷の村長 03_102E 裏 ルーと
まるで熊か、力士のように丸く大きな客人だった。
顎髭を三つ編みにして、立派な服を纏っている。
マギーから数丁のマスケットを購入した。
〇リック・ターナー 03_102K 裏 街へ街へ
〇アンナ・ターナー 03_102K 裏 街へ街へ
03_103 間に合わなかった者たち
〇ダラス・ハーパー 03_102K 裏 街へ街へ
〇ノーマ・ゴドルフィン 03_102M 裏 昼食
馴染の水屋
〇
「おや、職場は気に入ったかね?」
羊娘のルーが、メェーと鳴いてみせる
「そうかい、可愛がってもらってるかい」と老婆が呵々と笑った。
〇ガーゴイル団のマイロ 03_102N 裏 リリス探偵事務所
強盗団の一員。200居留地通貨の賞金首。
〇逃亡奴隷のモニカ 03_102N 裏 リリス探偵事務所
ゴルミーズ市近くのクランドル村で800の賞金を懸けられていた。
村から攫われたらしい。
〇エドガー・ヴァイル 03_105B 86,400秒の逢瀬
普段は倉庫番や荷役などをして暮らしている中年男だ。
腕っぷしや荒事は十人並みでしかない。
倉庫番と言っても、水やら薪など安価な日用品の見張りで、
日当もさほど高くない。
自警団の仕事も生活の足しだが比較的、善良で実直な男なので採用されている。
ペペの事件を取り調べた。
●ジョアンナ 03_105C Death Hands
ジョージアの母。美しい女性だった。
章の始まりの時点で故人。
〇ジョージアの弟か、妹 03_105C Death Hands
どこかにいるらしい。
〇店主 03_105C Death Hands
町外れで多分、最良のレストラン
〇傭兵隊長ブッチャー 03_105D 木を隠すなら森
マギーのファン。尊敬している。
マギーの方はブッチャーを恐れている。
あまりに簡単に人殺しするので警戒している。
ブッチャーにとって気の毒な事に、
マギーは機会が巡ってきたらブッチャーを始末するだろう。
〇フーシェさん 03_105F なるようになーれ!(やけくそ)
「フーシェさんは、掃除夫」徒弟トリスは
「議事堂で掃除をして……もう四十年近いんじゃないかな。
少なくとも三十年は勤めている」と説明する。
〇新聞記者のニコラス・ヴァレンティン 03_105G 姫さまは逮捕されて
座右の銘は、トラブルある所にニコラス有り。
何処にでも首を突っ込んでくるタフガイ気取りの名物男
〇悪名高きサンドル氏 03_105G 姫さまは逮捕されて
……うん、シャンドール氏と読むのかな。
恐らくはゴルミーズの工作員と噂される自称・交易商人。
近年、不実なるトラン市の為にも働いているのではないかとも疑われている。
南方の盗賊都市と繋がりがあるとも。
〇ナバルのレオン・ヴァルディス 03_105G 姫さまは逮捕されて
アーシア姫を引き渡すように要請してきた外交官
これまた南方では有名人。
土地持ちの傭兵騎士。女衒で奴隷商人。
〇ニキータ・スチェパネンコ 03_105G 姫さまは逮捕されて
護衛は、ニキータ・スチェパネンコ。娼婦で殺し屋。
〇相互亡命者保護条約 03_89G 落ち武者
四十年ほども昔のポレシャ・ガルダ間の協定で、
互いに亡命希望者を受け入れるよう条文が定められていた。
※時間設定は、正しいだろうか? 作者的コメント
〇スクース市 03_90B 白銀の鐘
旅芸人一座が経由してきた南の町。湿原諸邦だろうか?
〇フェイルノート 03_90F 暗中模索
放浪民の都 03_101
〇ランツクネヒトの年俸 03_90T
ランツクネヒト一人で6000通貨。或いは3000通貨。
前者は戦時の消耗込みでの価格。
後者は戦闘が起こるかも知れない業務に雇用した際の価格。
高価な傭兵分隊は、一週間で数千が吹っ飛ぶ。
もっと安い浮浪傭兵も多い。装備代や食費などは契約で大分、変動してくる。
十万通貨あれば、戦争契約の百人隊を隊長込みで一か月動かせる。
安いと言えば、安い。
金を蓄積した野心家の盗賊どもや傭兵隊長、無法者の頭が
似たり寄ったりの傭兵団や無宿人ノークォーターらに声を掛け、
町や小封土のひとつ、ふたつを乗っ取ってみせるのも聞かない話ではない。
〇モーデュソン一家 03_90P
町の外れで甜菜畑と砂糖の精製機械を所持している。
大がかりなものではないが、手堅い商売。
〇ポレシャ市の窯場 03_90P
親方。職人頭。班長。職工見習いの若衆で形成されている。
〇クーやミロン 03_89D
ジョージアが父とともに巡回した大きな町
〇サゴール 03_89D
サゴールは畑や家畜を中心とした農村でもなければ、交易路の宿場町でもない。
曠野の地によくある牧民と農民が混ざる雑多な辺境村だ。
人口は三百から四百。市と言うには足りないが、程よく豊かで平和な村だった。
ジョージアと父ウルススにとっての運命の地。
年に一度の辺境市《フェア》が開かれていた。
〇リンゲル城砦
旗騎士《バナレット》コナー・マクガイアが治めている。
〇貴族 03_89D
ポレシャ市からズール都に掛けての曠野の南東一帯には、
大した豪族や騎士領、領邦などは見当たらない。
普段は商業的な利害から対立し、足を引っ張り合う自由都市ズールや
交易に名高いツァリオ市、壁に抱かれたポレシャ市にノーラ自由市、
聖なるサグレーから腐敗したゴルミーズ、
評判芳しくないトランに至るまでが、
こればかりは一致団結して貴族勢力――騎士や豪族の伸張を許さないからだ。
現状のポレシャ市は、貪欲なズール都にちょっかいを出され、
図々しいスージ市と牧草地を争い、宗教脳のサグレー市と聖職者任命権で揉め、
腹黒いゴルミーズの陰謀を警戒している。
ポレシャ市に限らず、他の全ての都市も近隣の都市と手を結びつつ、
なにかしらの些細な問題――商圏、関税や通行税、
市場の取り合いや牧草地争い、橋梁や渡し場の所有権、
商隊の優先権に宗教問題など――を抱えているが、
こと相手が貴族となれば、すべての問題が棚上げされる。
茫漠たる地平に人が居住する地域が
モザイク状に散った
人口が薄く、軍勢を動かすに辛い不毛の大地に水源が貴重な曠野は、
自由居留地の住人たちが都市と商人の黄金時代を築くに都合のいい地であった。
勿論、細かな騎士領に農村を荘園とする領主、山地の豪族、部族長。
城館を抱えた有力騎士に城塞貴族も曠野には存在しているが比較的に大人しい。
〇曠野の地理的情勢 03_89P
西方に商業都市連盟リーグと接し、北方には軍閥領域が迫る曠野の地は、
言わば二大勢力の対峙する緩衝地帯であった。
と言っても、干渉はそう激しくはない。
曠野は痩せた荒地が広がる不毛の大地だ。
水源も乏しく、僅かな人口は散っており、
鉱物資源にも天然資源にも恵まれていない。
加えて商業都市連盟リーグも、軍閥連合も、他に主敵を抱えている。
大軍の展開しづらい地勢に自立心旺盛な土着民たちがゲリラ戦を
展開するに絶好の地形とあれば自然、曠野への侵出にも消極的になろう。
〇20,000大陸通貨 03_89L
ランツクネヒト1人を警備に雇うのに、一年で3000都市通貨
(食事・寝床は別途)
戦争で雇うには6000都市通貨が必要。(武装の消耗代は別途)
大陸通貨が20,000あれば、ランツクネヒトの100人隊を一か月
――交渉次第では2か月だって雇えるし、
敵地で略奪を行えば、さらに雇用期間を延ばせるだろう。
部隊を旗《フラッグ》で丸ごと雇えば、契約次第でかなり安くはなる。
〇通貨 03_89L
・私鋳銭――発行元・小部落や小村落。農場など
数戸の小部落や小集落。小さな農場などでも、通貨は発行している。
木札であったり、鉛や鉄の貨幣などあまり価値はない代物で、
その共同体や農場内でだけ流通している。
宿屋や酒場での支払いに、食料や寝床などの代金に用いれるが、
当然に外への支払いには使用できない。
雑役夫やら下位の召使、幾らか自由を許された奴隷などの日当に支払って
酒や娯楽に費やしたり、村や農場の産物と交換できる私鋳銭に近い代物である。
他所の村から通っている使用人がいれば、現物払いの方を望むに違いない。
賃金の半々を外貨と私鋳銭で支払い、日用品や消耗品などを
村や農場通貨で買って貰うことで外貨の支払いを抑える雇い主も少なくない。
これを外の通貨に替えるには、現物を買って、
それを外で売ると言う二度手間が必要で、当然に目減りする。
6~7割で済めばいい方で、ひどく買いたたかれることもある。
なお、外と交流の少ない小村のうちには、自前の通貨を作らずに、
若干の外貨を貯めているだけの居留地も少なくない。
〇曠野の伝説 03_89N
勿論、あくまで伝説に過ぎない。
ポレシャ圏の廃墟にそんな怪物は存在せず、ズール領域の廃墟も同様である。
廃墟漁りスカベンジャーとも探検家とも付かぬ地図作りの斥候や偵察隊を雇い、
おおよその怪物の分布と区割り製図が製作されている。
それでも時折、既知世界に名が鳴り響いた
凄腕の遺失技術捜索者《テックハンター》や
廃都探索者《ルインハンター》のクラン、
それに列強の中隊や大隊規模の討伐隊でさえも、
ある日を境に忽然と消息を絶ち、
或いは、相当な大型居留地との音信が唐突に途絶えることもある。
果たして伝説のように廃墟にはなにか恐るべきものが潜んでいるのか。
それとも敵対する人の悪意と策略の仕業なのか。それは誰にも分からない。
〇10000の賞金首 03_89Q
スネイクバイトを率いていた頃、マギーと同格の幹部たちが集まっても、
10000大陸通貨以上の賞金首だけは狙わなかった。
冗談でも口にしなかったほどに、敵に回すのが恐ろしかった。
流石のジルカも10000通貨級の大物には手出ししてないだろうが、
しかし、数千単位の大物を幾人と仕留めていると耳にはしている。
賞金額も3000を超えると超人、或いは強化人間が混ざり始める。
拳銃やサブマシンガンの数発、或いは十数発を受けようとも、
平然と戦い続ける人の領域を越えた者たち。
勿論、高額賞金帯にも普人はいる。むしろ、普人の方が圧倒的に多い。
一発撃たれれば死にかねない尋常の肉体でありながら
傭兵団や盗賊団、暗黒街を仕切り、恐るべき戦闘力を有する魔人たちにも、
頭脳や人格だけで比肩してみせる危険な老若男女たち。
端的に言えば、高額賞金首は割に合わない。
三千の賞金首と戦うより、千の賞金首を三人狩る方が容易いし、
千を狙うなら三百を三、四人捕らえる方が安全だ。
むしろ複数都市や商会などが賞金を懸けた広域指名手配の三千を狙うよりも、
居留地が五千を懸けた賞金首の方が、大抵は遥かに容易い相手だし、
居留地通貨も上手くすれば、四千程度の都市通貨に換えられる。
レイダー王の首に賞金十万が懸けられていようが、
配下に複数の超人や強化人間を抱え、
千以上の兵士を擁する軍団とまともに戦うには、
その十倍の軍資金でも到底足りない。
要するに万単位の広域賞金首は、実際に狙う対象ではない。
都市や為政者が、危険な存在ですよ、と
人々や他の都市圏に知らせる為の指標なのだ。
〇ドヤ街Skid Row――巨大蟻による難民たち 03_90B
ポレシャの人口は増加傾向にあった。屍者の大発生を警戒し、
逃げ場のないシェルターの無秩序な拡大を法で禁じているにも拘らず、
無登録の移民たちは市の外縁部や廃墟となった旧市街に流れ込み、
気づけば小さな集落や部落を形成し始めていた。
灰色の茸を栽培し、鼠肉を貪るような暮らしでも、
人々は安全な土地を求めて潜り込んでくる。
例えそれが、居留地を脅かすことになろうとも。
元からの廃市街や外地区に加え、新たに労働者が寝泊まりするドヤ街
Skid Rowが、郭外地フォーブール周辺の小さな廃墟や荒地に出来つつある。
単独の風来坊――数人の自由労働者や
数家族、時に二、三十人と纏まった大人数でやってきては
自治地区や農村に馴染まず、共同体のまま暮らしている。
端緒としては元々、数戸の小部落があったものの、
予期せぬ移住者たちが流れ込んであまりにも急速に膨張したため、
ポレシャ市は移住者たちの人口や内情すらろくに把握していない。
ここ3~4年のうちに徐々に住み着いている人数は、
近隣一帯を合わせれば百人では効かないだろう。
既に追い払って解決できる人数ではなくなっていた。
加えて、幸か不幸か、耕地の拡大計画と植林計画。
それにやや生活水準が上がった町外れ住人たちが、
汚物処理などを嫌がり始めていたため、ポレシャ市は
辛うじてそれだけの労働力を吸収できるだけの需要を持ち合わせていた。
〇苺狩り 03_94 The Watch of Maggy
ポレシャ市の名家のうちひとつが苺を育てている。
〇03_102N 裏 リリス探偵事務所
ポレシャ市から東北東。徒歩で半日の距離に小さな廃市街がある。
防壁からは双眼鏡や望遠鏡で様子を窺える距離でもあった。
或いは貧民窟とも見做されている。ポレシャ市の北口から片道三~四時間。
往復で八時間。ポレシャ市の役人や徴税吏が微妙に干渉しづらく、
同時に雇用された狩人、銃士や警備隊による巡回の恩恵は受けやすい。
そうした大きな町の勢力圏の境目には
大抵、行き場を無くした人々が流れ着いて、
寄せ集めの小集落や自治地区が息を潜めるようにひっそりと点在しているものだ。
赤煙突《レッド・チェミニィ》の町 03_102Q
〇徒弟の道具 03_90D
初夏の自由市場を見て回ったトリスは、金槌を購入した。
自分の工具や立派な鞄を持つのは、若い徒弟にとって自立の第一歩だ。
職工だけでなく、商人の徒弟にとっても、
それだけの品を買える賃金を貰っている身分の証となり、
他の徒弟たちから一目置かれる。
〇水キャラバン 03_90G
〇仕官の口 03_90H
おのれの腕で生きていける人間、稼げる人間は、あまり落ち着こうとは考えない。
一方で腕の足りない人間が落ち着きたくても求められない。
結果、小さな村落の用心棒に落ち着いたり、
或いは武装放浪団に堕して、町を襲撃する事例もある。
〇人類喪失領域 03_90I
〇廃墟生活者 03_90I
「なぜ、こんな場所に住む?」
「ここなら、生き延びられるからさ」
廃墟生活者は挑戦しない。拡張しない。増えない。
怪物と戦わず、廃墟を奪還せず、交渉もしない。
一見すると、市民社会での成功から程遠い。
代わりに危険回避に長け、痕跡を隠蔽し、
乏しい食料を管理し、音や匂いへの警戒が優れ、
怪物の行動を理解し、生存の優先順位を違えることがない。
彼らは、劣ってはいるだろうが、同時に相応の合理性と賢さも持っている。
未開人ではなく、社会活動の縮退により極限環境に適応した生活者なのだろう。
〇ポレシャ東の水源 03_90L
ポレシャから東に、いくつかの水源があった。
最大のものとしては、峡谷の湖を中心に川が伸びており、
森や小さな泉もあちこちと見掛けられる。
しかし、肥沃な峡谷に開拓者や移民団が
新たな居留地や農地を切り開こうとした試みは、
悉くが頓挫《とんざ》している。
彼の地はレイダー王――それも略奪者の中の略奪者。
曠野の大君主《オーバーロード》と恐れられる砂の王の直轄領であるからだ。
東の湖畔一帯を越えたさらに先、
謎めいた砂の王の居城が存在していると言われている。
街角の酒場の片隅で夜ごと、囁かれながらも
確かめに向かった賞金稼ぎや討伐隊、探検家は多いものの、
生きて還った者は殆んどいない。
領有を宣言してはいるものの、砂の王の軍団も東の湖を完全に支配しているわけではない。湖を水源とする周辺の農民や牧畜民、自由居留地の人々に加え、他の略奪者や無法者の砦までも敵に回してしまうからだ。とは言え、湖の所有者なり、新しい隣人が誕生することを歓迎しないのは放浪民や遊牧民、それに一帯の先住者である自由の民――戸籍を持たず、故に税を納める義務も持たない武装農民どもにとっても同様であるから、開拓団は常に大規模な先住者や遊牧民、それにレイダーらの連合軍の攻撃に晒されることとなる。つまりは、誰か、或いは特定の勢力が独占することが許さない土地なのだ。
複数の勢力が相互に牽制し合っているものの、遠来の農民や居留地が水源として湖水を利用することは誰も咎めはしない。為にポレシャ市や近隣の農村も農業用水や飲料水として、古くから東の湖を利用していた。
ポレシャ市の水汲みキャラバンも十台もの牛や馬が曳く二輪や四輪荷車に空の壺や樽、ボトルなどを満載して湖へと向かっている。毎日、運搬されている数トンの湖水は、千人からの生活用水や家庭菜園を支えている。
武装した二十人から三十人の集団に加え、市と契約する牧者衆や農場の牧童、羊飼いに牛飼い。中途では農村や廃市街のキャラバン、小規模経営の水売りや木こりに猟師、薬草取りたちも加わって、半日の距離の泉で水を汲み、引き返す者もいれば、湖まで同伴して、帰りも同行する顔馴染も珍しくない。
牧草地で争う牧者衆や牧童なども、湖の近くでは争わない。暴力を持って曠野の一部地域に君臨し、自由居留地群を脅かす砂の王が、皮肉にもその名をもって湖畔一帯を非戦地域としているのだ。豊かな水源は巨大蟻や熊に狼、変異獣の生息地ともなっている。湖近くの廃墟群には古い街道を通じて、他所からの屍者の群れが流れ込み、さらに一帯を徘徊している。狂暴極まる鎧狼――小口径の銃弾くらいは弾き返す狂った自然の産物も生息している。集団で行動し、争わないのは正しい。
対立する無法者《アウトロー》一味や略奪者《レイダー》一党であっても、湖の近くでは争わず、憎まれ口は効き、睨み合いはするものの、銃も剣も抜かない。生き延びる為には最低限、人間同士では休戦しなければならないからだ。日常として水源が必要であれば、一時的な裏切りだけでは選択肢として割に合わない。
〇羊毛通り 03_90P
往時の羊毛通りは、曠野の各地から商人が絶え間なく訪れて賑わっていたものだが、ここ数年は羊毛仲買業の店がほとんど開店休業で、人影もまばらになり、すっかりと寂れてしまっていた。店主や従業員たちも他所に働きに出たり、或いは昼のうちから酒場に入り浸っていてくだを巻いており、どことなく退廃した雰囲気すら漂っている。
〇トラン、スージ、ミト村 03_90Q
ポレシャと牧草地を争っている。
〇カフ牧者衆 03_102B
スージに雇われた。
〇ハック団 03_102B
放浪の牧童団
〇ファウヌス 03_102B
野良の羊飼いたち。少数だが、神出鬼没で牧草地を荒らしまわっている。
〇カンブリア銀行 03_103 間に合わなかった者たち
自由都市ズールの小銀行。
リリス探偵社が利用。
或いは漂泊民と繋がりがあるのではと、後からポレシャ勢は推測。
〇驢馬の価格 03_93
「ズールの家畜市場で、およそ600都市通貨から900都市通貨ほどですね。
ポレシャでは品薄で900から1200ですが」
〇フーバの闇市 03_95
フーバ地区は、自由都市ズールの不夜城のひとつだ。
もっとも松明やドラム缶の炎、ランタンに明滅する豆電球の滲んだ光が
夜の闇と交錯しつつ、泡のように微かに浮かぶ儚い小地区に過ぎない。
繁華街に踏み込んだマギーは、すん、と鼻を鳴らした。
安酒と香水の甘い香りが通りにまで漂ってきている。
獣の匂いに油、肉を焼く煙、汗と体臭、刺激的な薬の匂い。
ジーナ・
人目を避けながら路傍の回廊を進んだ。
〇マギーの小屋 03_95
7人が眠れる程度の広さ。
2×4
〇トンネルの町 03_102A 冬都市
人口が百人からそこらのトンネル構内の町。
〇ロック木こり団 03_102D 裏 湖水旅隊
団員を募集してるぅ!勇敢な若い男女たちよぉ!
木こりは町に必要不可欠な仕事だァ!お給料も高い!肉も喰える!
〇無宿人《ノークォーター》 03_102V
荒野の食い詰め放浪者
メイスや手斧、サブマシンガンやペッパーボックス銃、
或いはガンソードのような癖のある武器を好んで使う。
やたらと奇矯な武装を好む性質を持っている。
弾薬は乏しく、手入れも難しい。
部品は摩耗して精度も良くない癖、一瞬の火力だけは強いから手に負えない。
かと言って、別に武装の選択を間違えている訳でもないのだが。
兵士でもなければ戦士でもない。
時に賞金稼ぎ、時に用心棒、時に家畜泥棒や盗賊団の一員と、
その場その場で変化する生き方に求められるのは、
長期の戦闘に耐える頑強さや合戦での連携、弾薬の補給し易さではない。
命のやり取りでの素早い先制と一瞬の火力、華々しい決闘での勝利。
特徴のある武器を使いこなし、ガンマンや酒場の娼婦に賭博師、馬借や牧童、
無法者アウトローらと同じ世界で駆け引きし、名前を売り、恐れられ、
依頼を得ることこそが名を上げる術であり、
裏社会でのし上がる為の道なのだろう。
〇白銀街道 03_104A マギーちゃんと三万通貨
「盗賊が出るだの、無法者が出るだの!へっ、臆病者どもが!見ろ!この白銀街道から持ち帰った装飾品を!俺こそが未来の大商人だ!」
〇ズール交易銀行 03_105F なるようになーれ!(やけくそ)
ズール交易銀行【Zoul Mercantile Bank】。
通称ZMBは、自由都市第二の資金力を誇る商業勢力である。
自由都市ズールにおいては、並ぶもの無き権勢を誇る最大の金融機関。
活動は多岐に渡る。商人や商会・隊商への融資。
傭兵団との仲介。為替・送金。商品取引に倉庫業。保険や投資の取り扱い。
交易路への出資など様々だが、最大の利益をもたらしているのは、
通貨造幣。
技術力の高さから、他国の貨幣鋳造や紙幣発行を引き受ける事業も多い。
ガルダ領の紙幣も、美しい渓谷にズールの紋章である歯車が入った意匠であり、
ガルダ領の依頼を受けてZMBが発行したものである。
〇集会場 03_105D 木を隠すなら森
度々、出てる施設だが、人によって呼び名は異なっている。
市の自治区外れにある巨大商業施設の廃墟は、
柱や鉄骨、梁などの骨組みが頑強なままに残されており、
屋根や壁がありものの資材や瓦礫、布で塞がれていた。
雑な修繕だが、真冬の最中に人々が立ち寄る集会場として使うには十分だ。
張り巡らされた布や薄い木板、それに土の壁を張っただけの部屋でも、
ある程度は冬の寒さを和らげてくれる。