ちいかわ非公式二次創作
夢小説
過去話捏造
セイレーン夢
悲恋
魔女狩り要素あり
映画ちいかわ 人魚の島のひみつ
ゼッテー見てくれよな
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これはまだあの悲劇が来る前よりもっと昔 あの島に行く前の物語
そこは植物が多く食べ物が豊富な島 その島には薬屋を営んでいる耳が聞こえない薬師が住んでおり、自分を魔法使いと自称する変わり者でオカルト本とどこで買ったかわからないエセ魔導書を読み漁る魔女帽を被った少し浮いている子でありあやしい本を見ていることから島のものからは魔女と呼ばれて揶揄われ煙たがられていました。
そんな中 セイレーンと人魚3匹が来ました。
島民は恐れ美味しい料理を彼らに振舞いました。
しかし薬師はあまり興味はなく彼らと関わらないように行動しつつ薬を作っていました。
いつものように村の朝市に向かい漢方薬とお守りとおまけのクッキーを売っていましたが全く売れませんでした。
「………」
バスケットの中には大量の在庫………
「ううっ……」
今日も売れなかったなと泣いていた。
薬師が普段自宅兼作業場として使っている近くの洞窟にいつものように廃棄するものと明日売るものを分けていた。
♪♪…〜
風の感覚がいつもと違うことに気づかず薬師は作業を続けていました。
薬師が作業を終えて振り向くと3匹の人魚が顔を出していました。
「??」
そして人魚達より大きな何かが顔を出し、薬師は腰を抜かしました。
それは島で絵で見たあのセイレーンだったから………………
「何してるの??」
「あっ…………」
まさか自分の住処の洞窟に住んでいたなんて知らなかったもう終わりだと悟り泣いていると廃棄する予定のクッキーを人魚達が勝手に食べてぱあーと喜んでいた。
「えっ?そのクッキーおいしいの??」
セイレーンが一口クッキーを食べると大きな目が輝いた。
「ねえもっとこれ作ってよ」
「………」
耳が聞こえないので何を話しているかはわからないがなんとなくあのクッキーを求めていることはわかった。少し怖いが初めてクッキーを食べてもらえて嬉しい恐怖よりも必要とされてる喜びを感じていた。
急いでクッキーを作り、振る舞うとセイレーンらは喜んだ。
「いつもの濃いのも好きだけどこれも好きかも」
顔が近いけど不思議と怖くはないそれよりもその愛らしい顔に見惚れてしまう。
「////」
「じゃあね〜」
セイレーンはそういうと人魚達ともに海に帰る。
怖いけど不思議な気持ちで薬師は見送り、家に帰るセイレーンの笑顔が忘れられない……………
その夜はセイレーンのことを考えて眠れなかった。
翌日
また朝市へ向かうと後ろからドンと後ろを押された。
散らばる薬が入った小瓶に焼きたてのクッキー…………急いで拾い集めるその姿に何も思わない人々中にはくすくす笑う人もいた。
自分がこの島のものに好かれていないのは知っていたし厄介者だと思われていることも知っているけどここまでの仕打ちをさせるなんて…………ものすごく惨めだと思い泣いている顔を隠して走り去る。
そして海に向かうとセイレーンが人魚達と遊んでいた。
その姿に思わず見惚れてしまう
誰よりも自由で誰よりも美しくて…………
セイレーンはすぐに気づいた。
「あっまた君?」
セイレーンが嬉しそうにこちらに近づいてくるかなりの迫力と水飛沫
「!」
服がびちょびちょに濡れてしまった。
「ごめんね」
セイレーンは頭を下げて謝るが薬師はくすくすと笑うさっきまで辛かった気持ちが嘘のように消えた。
「ねぇ一緒に遊ぼうよ 歌も聞かせてあげる」
そっと近寄るが歌を聴かせたいとわかった薬師は…………歌を聞けないことをジェスチャーする。
身振り手振りで自分は耳が聞こえずセイレーンの声も人魚の声も一切わからないことをだから君の歌が聞こえないことも………………
「…………どうしたの…………もしかして耳聞こえないの??」
薬師はきっとセイレーンにガッカリされると考えたが…………「そうなんだだったら歌以外に楽しいところ教えてあげる」
そういうとそっと引き寄せて海の中に引きずりこむ
「!!」
驚きに目を瞑り再び目を開けるとサンゴ礁を見るとそこには色とりどりのサンゴ礁とカラフルな魚
あまりの美しさに息の苦しさを忘れた。
そしてその後セイレーンと人魚達と楽しく遊んだその楽しい時間は終わり「じゃねーまた遊ぼう」と無邪気に帰っていく。
「………………」手を振る薬師の姿を見かけた島民。
それからセイレーンと人魚と遊ぶ薬師、歌は聞けなかったが愛らしい踊りを踊ってもらい
綺麗なサンゴ礁を見せてもらい
美味しいおやつも食べた。
楽しい日々を送った。
いつの間にかセイレーンと人魚と過ごすことが自分にとってかけがえのない日々になった。
そんな日々を過ごしていた次の日……………………
その日は曇り空だったいつものように薬を売りに行くとみんなの目が変だった。
「??」
薬師はキョトンとしていたがみんなはヒソヒソし近寄ると避けていく。
その日もまた売れなかった。
再び自宅に帰るがそこにセイレーンと人魚が休んでいた。
「(^_^)」と微笑むと彼らの背後に忍び寄る島民の1人は1匹人魚を連れ去ろうとしていた。
おそらくは人魚の肉を食べたものは永遠のいのちをえるという噂を耳にした愚か者。
「!!」
作業場にある武器を持ち島民を止めようとする。
「!!」
「ん!!」
島民は薬師の攻防の末足を滑らせてガンと岩に頭を強く撃ちそのまま動かなくなった。
「あっあっ」
島民はぴくりとも動かない…………ただ人魚らを守りたかっただけ……………そうするつもりはなかった。
「ぎゃ?」
人魚達が起きセイレーンも起きた。
「どうしたの??」
泣いている薬師とぴくりとも動かない島民…………
「あっあっ」薬師は泣いていた。
セイレーンはぴくりとも動かない島民を掴んだ。
「これ君のお友達?」
「…………」とんでもないことをしでかしたという後悔と罪悪感でぐちゃぐちゃになってしまう。
ここまでする必要なんてなかったと…………
「泣かないで」とすこし濡れた大きな手が頬に触れる。
その光景を目撃した1人の島民はすぐに村に戻り一連の出来事をみんなに報告するとみんなは薬師をセイレーンを独り占めしようと島民を手にかけた(ruby:魔女:裏切り者)として処罰することを決めた。
そしてセイレーンと人魚達と共に島民をなんとかした。
さっきまで罪悪感に押しつぶされそうになったが
今は不思議と落ち着いている。
「これで明日から楽しく遊べるね」
セイレーンは喜んでいた。
薬師はこの時セイレーンに友情以上の感情を抱いていた島民を手にかけた際セイレーンが来てくれただけで安心する 出会ったあの日から魅了されてしまったのかもしれない。
そして薬師は家に帰る際島民に取り囲まれた。
みんなは泣きながらだったが薬師を縛り上げた。
内容は こうだセイレーンと人魚を独り占めして富やを独占した後島民を手にかけたと
すぐに否定するがあの時の島民が声を荒げて薬師を責める。
こいつが友達を………………と
しかし耳の聞こえない薬師はその声すらわからない。島民は薬師を殴ると指を刺しみんなはこくりと頷く。
一晩牢屋に閉じ込められた後、島民達はヒソヒソと話していた セイレーンをたぶらかして独り占めした強欲な魔女
きっと不老不死の力を狙って人魚を食べようとしたんだろう
なんて恐ろしい。
根も葉もない噂を薬師が知るはずはありません耳が聞こえないのだから。
牢屋の窓の外から月が見えた。
その翌日の朝 十字架に薬師を縄でくくりつけた小鳥は歌い風が心地いい………薬師に石を投げるものや罵倒する者もいたが薬師は気にも留めなかった痛みは感じるが罵倒は届かない耳が聞こえないのだから自分の体を呪ったがこればかりは神に感謝しただって醜い言葉なんて聞きたくなかったから
「ふふっ」
とおかしくなり笑うその瞬間 島民の1人が火打石で火を付ける。
パチパチとゴーゴーと燃え上がる体が熱い…………
「ぎゃぁぁぁああああ」と断末魔が響いた。
火が薬師を包み込むその目には涙を浮かべていた
命が途切れる瞬間
最後に愛してるって言いたかった、この島を出て君と人魚達と暮らしたかった………………
と思いながら命は消えた。
そして処刑が終わるとセイレーンらが食べ物をもらいにこちらまで現れた。
「どうしたのもしかしてバーベキュー??」
匂いに誘われたことがわかり焦りだす島民
薬師を探すセイレーンは周りを見回す。
「ギシャ!ギシャ!」
1匹の人魚が見覚えのある焦げた帽子をかぶっていた。
「……………あの子はどこ??どこにいるの」
周りを見渡すと消し炭になった何かが真ん中にある。
「そうなんだ……………………」
全てがわかったセイレーンの目が赤くなる。
あーーー
セイレーンと人魚の歌声が島中に響いた
消し炭となった何かを抱えて泳ぐセイレーン 心に穴が空いたようにズキズキと痛み出した。
「へんな気持ち」
その目からは涙がこぼれ落ちていた。
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愛というものは不思議なもので
怪異であるセイレーンも1人の薬師に魅了されていたのかもしれない。
甘いクッキーの匂いを嗅ぐたびに二度と会えない薬師を思い出すそれが友達を失った悲しみか恋だったのかそれはセイレーン本人にもわからなかった。