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ここでは本作における技術史を述べていく。
まず最初に語るのは、オーラバトラーにおけるそれぞれの世代特徴である。
『第一世代』
技術確立期。オーラマシンの根幹が成立する時期。
『第二世代』
技術発展期。オーラバトラーをコモンが使い始める時期。
『第三世代』
技術円熟期。製造技術が熟達し、オーラ操作が可能になった時期。
『第四世代』
技術革新期。製造技術が限界に達し、アプローチ方法を模索する時期。
『第五世代』
技術転換期。地上戦用や水中専用のオーラマシンが成立し始める時期。
『第一世代の解説』
ショット・ウェポンが作り上げたオーラマシンが確立していく時期を示す。
オーラボムのドロ、オーラバトラーのゲド、オーラシップのナムワンなど基礎的な技術が売却され、少数の実機が素材と『引き替え』に引き渡される。言うまでも無く開発資金を稼ぐと同時に、次世代における力を蓄えるまでの期間である。途中で加わったゼット・ライトの協力で、最強過ぎたオーラバトラーのサーバインの完成・封印と共に終了する。
『第二世代の解説』
ゼット・ライトの手で誰にでも扱えるオーラバトラーが成立する時期を示す。
聖戦士ですら消耗するサーバインを現実レベルで作り直し、ダンバインが製造された。更にそこからコモンの騎士でも扱える機体の研究が始まり、得られた技術で量産型のドラムロや、騎士用の上級機体であるビランビーが製造された。その後はドラムロのデットコピー機が各国に伝播していき、ビランビーをベースに試験型が生産されると、そこから様々な派生機へと進歩していく。
『第三世代の解説』
各国で様々な機能や武装を持つオーラバトラーが生産される時期を示す。
オーラ増幅器など様々な能力を持つ機器がオーラバトラーに組み込まれることが当たり前になり、各国は機器の開発や武装の選定に血道を上げる。量産機であるドラムロを騎士用にランクアップさせたビアレスや、高機動による白兵戦用のボチューンなど、それぞれのコンセプトに応じて開発されていった。高速襲撃型のズワァースや変形型のビルバインの登場により、これ以上能力が向上しないところに到達して『戦争用オーラバトラー』は終焉を迎える。
『第四世代の解説』
パーツや装備での性能向上が頭打ちになり、限界突破を目指した時期を示す。
第二世代の最後に『オーラにより性能は向上する』と分かっていたものの、『機体の耐久性が保てないと自壊』することも理解されていた。これによりオーラバトラーの能力にはおのずと限界が存在したのだが、技術者たちは様々なアプローチで越えようとしていた。14メットに拡充して耐久性をましたズワウスなどはその判り易い例である。そしてビアレスを14メットに格上げし、操縦方法を変更して騎士の追従性を上げたバイ・アレスの登場と中央諸国連合参加国への技術公開で、その華が開くことになる。
『第五世代の解説』
平和になった事で着想を変え、競技用や局地戦専用機を開発した時期を示す。
中央諸国連合は第四世代のバイ・アレスを公開すると同時に、条件として地上専用機による平和的な競技会参加と、そこでの遺恨決着を目指すと宣言した。国家代表として任命された正騎士たちのみが命を落とす決闘であり、あるいは精鋭の兵士たちに寄る定型での集団戦を目標としたのだ。バイ・アレスには三つのタイプがあり、タイプ1はこれまでのオーラバトラーを14メットで再構築して搭載できなかった機器を組み込んだ物。タイプ2は騎士が己の技の冴えをそのまま剣で用いることが可能な物。タイプ3は騎士と信頼できるパートナーが二人で操作する物である(これによりミ・フェラリオの同乗は正式に禁止された)。各国はこれらの機体をベースに、独自の開発を行って戦いに挑むことになる。
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ここでは技術史を中心にオーラバトラーの評価を上げていく。
ただし、作中で強力な機体と称されていてもサーバインやグアザングなど記載されていない物もあるので注意。
『ゲド』
最初のオーラバトラーで教科書にも載るレベルの存在。
ショットが単独で製造した機体であり、ゼットがやって来た時には殆ど完成。他国にも販売される計画が立っていた。当初はそれ以上の評価では無かったが、後に『限界オーラ』という概念が共通化されるにつれて再評価される。ただし機体が7メット弱とパーツを追加したり換装する余剰が無く、後世の鍛冶師が検証した時には殆ど新造に近い状態になったという。
『ドラムロ』
技術史のみならず戦術史にも述べられる機体。
最も量産された機体であり、リの国やナの国にも供与されたことから、誰もが一度は搭乗するオーラバトラーとまで言われている。重装甲で守りながら、当て易い腕のフレイボムやバルカンで戦う形式であり操縦性は素直である。拡張性にも優れオーラ増幅器など他の機体からフィードバックされた機能が搭載されると、名実共にコモンの為の機体でありオーラバトラーの代名詞となった。
『ビランビー』
騎士用オーラバトラーとして上級機体の草分け存在。
低く抑えられた必要オーラにオーラ増幅器の存在でコモンの騎士でも操縦可能な機体である。先行した聖戦士用のダンバインのデータから多くを学び取り、その成果を後続の機体に繋げていった懸け橋である。本機をテストベットとして何機かの試験型が制作され、それらは技術の開発速度を高めたとされる。ナの国やリの国にも供与され騎士用の機体と言えばビランビーと言う者も多い。
『ダンバイン』
聖戦士専用の機体で限界オーラが存在しない機体。
聖戦士用の機体であり大戦時には少なくない活躍を行った。聖戦士伝承では必ず登場するもののその評価に首を傾げる者も多かったが、近年では限界オーラの概念が登場したことにより、大きく再評価が行われている。新設された技術大学での性能評価では、ビランビーどころか第三世代のビアレスよりも単純な出力限界は上であるとされている。
『ボゾン』
簡略型オーラバトラーの見本例であり量産用の機体。
ドラムロのデットコピーであるダーナ・オシーを元にしたドラムロ系量産オーラバトラー。他の国でも同様の機体は散見されたが、フレイボムを圧搾空気砲に変更するなど機体の簡略化としては他の追随を許さない。火力の低さを狩猟用のフレショットライフルであるガッシュの射程で補うなど、戦術史でも高く評価された。ラウの国とナの国で生産された機体であるが、生産し易いという点で中央諸国以外でも見かけられる場所は多い。
『ビアレス』
第三世代初期のオーラバトラーであり騎士用を前提とした機体。
7メットのドラムロを9メットで再設計し、ビランビーを組み合わせたことで高機動と重装甲を兼ねる傑作機に仕上がった。新型のオーラ増幅器だけではなく分割型オーラコンバーターやオーラマルスを組み込んだことで優秀な機体に仕上がっている。ビランビーと同じくこの期待をベースにして複数の試験型が制作され、第三世代後期のオーラ
『ボチューン』
第三世代中期のオーラバトラーであり高速機動専用機。
7メットで5ルフトン未満という驚異的な重量比で、形状も細身であり空気の抜け易い構造になるように造られている。このため空中での機動性は相当に高く、移動速度がそれほど早くないのを感じさせない。また限界オーラが高い事やオーラの操作性でも知られており、武装こそ少ないもののオーラバトラーで最も強い武器は剣であることから、オーラ力の強い騎士や聖戦士が乗ると相当な高性能を発揮する。分割型オーラコンバーターではあるが移動速度にこだわらずオーラ増幅器も最新型ではないため、そのサイズ比あって生産性においても高い部類に入る。
『ズワァース』
第三世代オーラバトラーの到達点であり限界点である機体。
この機体は当時にあった技術の粋が詰め込まれた、これまでの機体全てと同程度の能力を有する、第三世代の最高傑作ではある。だがそれは逆説的に、機体性能はビアレスとさほど変わらず、高機動性能はボチューンと変わらず、瞬間攻撃力はライネックと変わらないという事でもある。オーラバトラーはこの機体で限界に達したという識者も居たという。
『ズワウス』
第四世代初期のオーラバトラーであり当初は巨大であった機体。
第三世代の突入と同時に、素材と研究によるパーツ性能の向上には限界点が存在した。その為にズワァースが持つ性能は得意分野の異なる傑作機の能力を超えるには至らなかった。そこで様々なアプローチで限界突破を目指したが、本機は前傾姿勢で13メット、全長は15メットに達する大型化でそれを成し遂げたのである。とはいえすべての性能を『基礎能力の向上』と、『重装甲でありながら飛行できる』事に充てていた為に、戦争には投入されておらず試験機としての意義を越えなかったとされる。
『バイ・アレス』
第四世代の帰結でありオーラバトラー製造の転換点。
ドラムロを作り直したビアレス、これを同じように14メットで作り直した機体。ただ強くするだけではなく、これまではスペース上の都合や政治上の都合で取り入れることが不可能なだった機能を取り入れている。使用したオーラの還流装置で再循環を、脚部のランダムスレート排気装置で発生し過ぎたオーラの排出を、大型強獣の骨格を削り出すことで全身に一本系統だった芯材による内骨格を実現した。反面、40メット大の大型強獣を狩る必要や、様々な機能を盛り込んだことで戦争用には不向きになってしまった。またこの機体は順当進化した通常タイプの他、騎士が専用の剣を握る事で技をそのまま活かせる特殊な操縦席を持つタイプや、二人でオーラと操縦を共同するタイプが存在する。通常タイプと他の二タイプでは操縦性が全く異なり、第五世代に至るきっかけとなった。
『バイ・アレス』カスタム機
技術大学で行われた検証で幾つかの内容が確認された。
それは総合能力は殆ど同じであるが、重要視する能力により細部の性能差が大きく変わる事。そして優秀な騎士が操縦すればその差を活かせる事、そのことで工房独自の差が出ることである。そして細部調整には大きな時間と予算が掛かる事から、継続使用を考えるならば通常タイプにも意義があるという証明である。中央諸国連合の決定でこの系譜を引く機体に寄る使用した地上戦の布告もあり、オーラバトラーの性能と使い道は大きく変化することになる。決闘であり競技用である地上戦専用機と、水中などの特殊な地形で大型強獣を倒す為の局地戦専用機である。地上専用機の多くはコンバーターを簡略化し、ジャンプする場合は背中や脚部のランダムスレートを排気口兼ノズルとして使ったという。
『オーラチャリオット』各種
地上戦にシフトした結果、オーラボムもまた変化した。
三名から五名を乗せて疾走するオーラチャリオットの登場である。闘技場の周囲を巡って周回速度を競う大会に合わせた高速移動用、射撃戦に対応した装甲で覆われた砲戦型などが存在する。
という訳でダンバイン物であり技術開発物だったので技術史を付けます。
前にやったオマケはゼット視点ですが、今回は技術の観点で編集。
最後に第四世代機が存在するとしたらどんな存在かな? と書いて終了と成ります。