「ずきずき」 「ぐるぐる」 「からから」
私の中にあるものはすべてそれらだった。
物心ついたころから、常に体が「ずきずき」していた。
入ってくる大きな人たちからの大きな「ずきずき」はずっと、もっと痛かった。
物心ついたころから、常に腹が「ぐるぐる」としていた。
入ってくる大きな人たちからのは美味しくなかった。少なかった。
物心ついたころから、常に喉が「からから」としていた。
入ってくる大きな人たちからのは少なかった。
私は、それらが何かわからなかった。
「ずきずき」 「ぐるぐる」 「からから」は常に私とずっとあって、当たり前だと思った。
だから普通だと思った。
入ってくる大きな人たちもそうだと思った。
でも、違った。
中が何も見えなくなるあいだの時、大きな人たちが入ってくる奥から音が聞こえる。匂いがする。
「わいわい」と声が聞こえる。
私はそれが何かわからなかった。
知りたいと思っていたけど、ずっと「ずきずき」「ぐるぐる」「からから」で体が思い通り動かなかった。
でも、ある時、中が何も見えなくなるあいだの時、体が思い道理に動く時があった。
その時、私は今ならば、大きな人たちが入ってくる奥の事がわかるのではないかと思った。
だから私は、奥に言ってみた。
奥には大きな人たちがいた。
私が奥から出ているのを見て、また、大きな人に大きな「ずきずき」をされそうになった。
でも私に「ずきずき」はなかった。
大きな人の手がなくなっていた。
そして、私の「ずきずき」「ぐるぐる」と「からから」はなくなっていた。
私はびっくりした。
ずっとあって、当たり前だと思っていたものがなくなっかから。
弱まることはあっても、なくなることは一度もなかった。
だから、ずっとあって、当たり前だと思ったのに。
私は、目の前の大きな人たちが止まっているのを見て、これまでの事に「イライラ」した。
そして私は目の前のいい気な人たちに私がされた「ずきずき」と同じことをした。
そしたら、大きな人たちは「痛い」と何度も言っていた。
私はわからなかった。
「ずきずき」と、私と同じように感じると思った。
でも、かえってきたのは「痛い」だった。
私は「ずきずき」は「痛い」と同じだと思わなかった。
だから「ずきずき」すると声が帰ってくるまで何度もした。
でも、「ずきずき」とかえってくることはなかった。
何度もしたあと、何もかえって来なくなった。
私は目の前の大きな人たちが何も声をあげなって、どうしたのかと思った。
指で顔や赤い部分をつついたりしたけど何もかえってこなかった。
私は何もかえってこなくなった大きな人をどうしようかと悩んだ。
悩んだ結果、大きな人たちを使ってもっと「ずきずき」「ぐるぐる」「からから」をなくそうと思った。
大きな大人たちに「ずきずき」をしている時、「ずきずき」「ぐるぐる」「からから」はまた、少しずつ感じていた。
でも、今まで感じてた「ずきずき」「ぐるぐる」「からから」ではなかった。
どういえばわからないけど、今までの「ずきずき」「ぐるぐる」「からから」ではなかった。
でも、「ずきずき」「ぐるぐる」「からから」はなくしたかった。
だから目の前の動かなくなった大きな人たちを使って「ずきずき」「ぐるぐる」「からから」をなくした。
「ずきずき」「ぐるぐる」「からから」をなくした後、私はさらに奥に行き外へ出た。
外は、中と違って少し何か見えるぐらいだった。