七草先輩と渡辺先輩が去った後森崎くんがこちらを睨んできた。
「お前は司波さんはウィード一緒にいるべきだっていうのか」
「本当に下らない」
「何!?」
「ウィードだ、ブルームだなんてこの学校の中でしか効力を発揮しないものに縋って他人を貶めるなんて下らない」
「貴様!」
「他人を尊重できない人間と一緒にいたいなんて思うのは同類だけよ」
私はそう言って森崎くんの元から離れた。
「碧䒾、あいつと何話してたの」
「エリカ、別に大した話じゃないわよ」
「そう?ねぇ、碧䒾も達也くんたちと一緒に帰ろ」
「あ、あの私たちも一緒にいいですか?」
「え?」
ほのかがエリカ達に声をかける。
「さっきは森崎くん達がすみませんでした」
「ごめんなさい」
「2人が謝る事じゃないわ。お兄様、紹介します。光井ほのかさんと北山雫さんです」
「深雪の兄の司波達也だ。深雪とこれからも仲良くしてくれ」
「それじゃあ、私は千葉エリカよ。よろしくね」
達也とエリカに続くように美月やもう1人の男子が自己紹介を始めた。
「私は柴田美月です。よろしく願いします」
「俺は西條レオンハルトだ。レオって呼んでくれ」
「レオとは初めましてね。私は柳河碧䒾です。私のことは碧䒾でいいわよ。ところで美月は私を見て何を怯えているのかしら?」
「え?そ、れはその」
ああ、もしかして……。
「七魔が視えた?」
「七魔?」
「ええ。帰りながら説明するわ。達也も知りたいでしょ?」
「ふ、やはりばれていたか」
「他のメンバーも知りたいみたいだしね」
そう言って目を向けると深雪やほのかや雫やレオも興味津々のようだ。
と言うことで帰りながら私はさきほどの炎についての説明をすることにした。
「あれはね、私が生まれながら持つ異能の一つ『七つの大罪を燃え散らす七つの炎』の一つ闇色の
「異能?じゃあ碧䒾はBS魔法師なの?」
「違うわよ。確かにCADなしで発動できるし、しかも体系化できない力でもあるけど意思ある力を持つことはないわよね」
「「「意思!?」」」
「ええ、この炎の力はそれぞれ意思ある悪魔たちの力なのよ。そして美月が怯えていたのは七魔の一体ベルフェゴールを視たからでしょ?美月は霊子放射光過敏症でしょ?視えないようにはしてたけど視えて しまったのね」
「あれが悪魔なんですか?」
「骸骨の馬とまるで死神のような骸骨が視えたならそうよ」
「そ、それです」
がっつり視えてたのね。美月の眼は良すぎるのね。
「そして悪魔たちの炎には個々に能力があるわ。辺獄烈火は異能、まあ発動前の起動式を燃やしたり魔法の効果そのものを燃やして無効化できるわ。あと人に使えばサイオンを強制的に放出させて殺すこともできるわ」
「コワっ!!そんな能力があといくつあるのよ」
「さぁ?」
「絶対に敵に回したくないね」
「そうだね」
「あれ、でもお兄様」
「ああ、碧䒾。一つ聞きたい」
達也と深雪が何か聞きたいことができたようだ。
「お前はまるで魔法を使おうとしていた一科生を初めから知っているかように能力を使っていたな」
「よく分かったね」
「あの時のお前は迷うことなく的確に相手を確認することなく無力化していたからな」
「だから初めから使う人間を把握していたのではって考えたのよ」
「そうよ。私は魔法を使おうとしていた人物たちを知っていたって言うのは語弊があるわね。分かっていたと言った方が 正しいわね」
バラしても問題はないかな。同じ能力の異能ならもう一つあるし。
「異能力【天衣無縫】って言ってね。5〜6秒未満の未来が視える所謂未来視の異能力を直前に使った からね」
「未来視って本当なの?」
ああ、信じられないわよね。実際この世界には事例がないものだものね。
「自身に関する事象の未来限定だけどね」
「そ、それでも凄い力ですよ」
「でもなんでそんな短い時間しか視えないんだ?」
「バカね、あんた。そんなの脳が耐えらるわけないでしょ」
「エリカの言う取りだな。脳が長時間の未来の情報は上手く処理ができないんだろう」
まぁ、多分そうなんだろうけど…原作でも理由は明記されてなかったからなんとも言えないけど。
「さて、説明は以上でいいかな」
「いや待て、他にどんな能力があるか教えてくれよ」
「レオ、あまり人の魔法を聞くことは良くないのよ」
「いや、さっきまでベラベラ喋ってたじゃないよ!」
「使った力の事を話しただけよ。それにもう駅に着いたし」
そう長々と喋っていたがもう駅についてしまったので今日はここまでと言うことで。
「それじゃあまた明日ね」
こうして私たちは別れたのであった。
『碧䒾さんは一体幾つの異能を持っているんですか?』
「真夜、あんたどうやって私のプライベートナンバー知ったのよ」
『四葉の情報収集能力をなめないでください』
自慢げに言う事じゃないわよ。全くしかたない当主様だな。
夜、急に連絡があったから誰かと思ったら真夜だったとは思わなかったわ。
「達也と深雪から聞いたのね。教えないわよ、と言うか知ってどうすんのよ」
『碧䒾さんを保護または私の養子に!?』
「危なくなったら助けを求めるし大丈夫よ。それと私の両親は健在だから養子は無理よ」
全く何を言ってるのかしらね。
「それと真夜が助けて欲しいことや力になって欲しいことがあったら遠慮なく言いなさい」
『力を貸してくれるんですか?』
「当たり前でしょ?友達なんだから」
『友達、そう友達ですものね!』
なんでそんな興奮しているんだ。
『真夜様、そろそろお時間です』
『分かったわ。それじゃあ碧䒾さん。また今度』
「ええ、お休みなさい」
さて明日に備えて寝ますか。