Fate/BlackRod   作:雑草弁士

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第6話 サーヴァント、鹵獲封印

 夕食の席で、セイバー、遠坂主従、イリヤたちアインツベルン一党を前に、士郎は呟く様に言った。

 

 

「地下の工房に据えてある魔力貯蔵炉……。構造は魔力炉なんだけど、動的なエネルギーである魔力を効率よく貯めて保管するための物だから、魔力タンクって言った方がいいのかも知れないけどさ。

 けっこう貯蔵量増えてた」

「なんで?」

「遠坂なら言わずとも分かりそうなもんだが。アレだってよ。学園の結界のバックドア」

「「あー」」

 

 

 凛とアーチャーは、なるほどと頷いた。一方で、当時居なかったセイバーと、それ以上に学園の事は知るはずも無いイリヤたちが怪訝な顔をする。なので士郎は、セイバーたちに学校に張られた結界の事を話した。

 

 

「なんと卑劣な! 若人たちの学び舎に、そんな外道な結界を張って自らの腹を満たそうなどと!」

「いえ、セイバー。サーヴァントのせいじゃなくて、マスターの命令かも。でもどっちにせよ魔力が足りない連中って事でしょ。だから一気に解決したくて……」

「ですがイリヤスフィール。だからと言って、情けをかけるわけには!」

「情けをかけるなんて言ってないから。それどころか、ざまあみろって物よね。結界を直そうとしたら、別な水道管を繋がれて盗水されてるんでしょ」

「お嬢様、ざまあみろなど、はしたないです」

 

 

 しかし士郎はちょっとばかり困った顔色になる。それを見たアーチャーが問いかけた。

 

 

「何かまずい状況になっているのではないか? 表情が暗いぞ」

「ああ、うん。入って来た魔力が多すぎるんだ。サーヴァントが馬鹿なのか、それともマスター側が無茶を強いているのか。修復できない結界なら、諦めて解除するのかとか考えてたんだが、無理矢理に修復のために魔力を()ぎ込み過ぎてる。そして、冬木の吸血鬼事件が回数増えてる」

 

 

 冬木の吸血鬼事件とは、夜道を行く人が襲われて血液を抜かれて重態にされている、最近になって起こり出した事件だ。新聞を片手に溜息を吐く士郎。他にもガス漏れでは無いかと疑われている集団昏倒事件や、一家三人が刀や槍による攻撃でめった刺しにされて死んだ事件などがある。

 

 

「なるほど、少なくとも吸血鬼事件はこの、学校に結界を敷いたサーヴァントの物、だと?」

「その可能性が高い。学校の結界を修復しようとして修復が果たせず、魔力が削られて不足したから、それを補填するために……。まいったな。そこまで考えなかった。ある意味で被害者増やす遠因作ってしまった」

「そこまで責任感じなくてもいいわよ。悪いのは犯人のサーヴァントとマスターなんだから」

 

 

 凛が慰めを言ってくれる。気を取り直した士郎は、とりあえず食事を終えてキッチンのシンクに食器を置いて来ると、いったん地下室の工房に赴いて何かを持って来る。イリヤがそれについて質問した。

 

 

「何、それ。……なんか、カード? 魔力を感じなくも無いけど」

「ここ5年の間に研究してた、サーヴァントに対処する手段。倒してしまうと小聖杯……義姉(ねえ)さんに魂が取り込まれて聖杯の現出が進んでしまうから。だから倒さずに封じる手段を考えていたんだ」

「使い方は?」

 

 

 凛も訊ねる。士郎は複数枚のカードを1枚取り出して、皆に見せた。

 

 

「これはサーヴァントではキャスターなら使えるだろう。あるいは魔術師としての適性を持っていれば、他のサーヴァントでも。だが残念ながら、英霊エミヤでは少しばかり能力が足りない」

「それは無理もない所だな」

「だから、基本的にマスター専用の礼装だと思ってもらっていい。まあ、おおざっぱな感覚としては、相手をボロボロに叩きのめしたら頃合いを見て、魔力込めて書いてある呪文を唱えつつカードを投げつける。そうしたらカードに相手のサーヴァントが封印されて手元に戻って来る。

 問題はクー・フーリンだな。奴には矢避けの加護がある。投擲(とうてき)したカードをあっさり避けられかねない」

 

 

 よりにもよって、怨みがある相手に効果があるかどうか怪しいとなったイリヤは、柳眉を逆立てる。

 

 

「あのランサー……。いつまでも……」

「まあ、その際は直接に手にもってカードを叩き付けるしか無いかなあ。でもランサー相手だと……。仮に仲間のサーヴァントにやってもらうとしても、仲間のサーヴァントが消耗してたら相手にカード渡した瞬間それに封印されかねないし。

 やっぱりランサー相手の時は、俺が自分でカード叩きつけるわ、うん。ただ、こいつは理論上は正しいはずなんだが。試した事無いからな。学校の結界のサーヴァントで、実地テストもやっちまおう」

 

 

 そして士郎は、凛に向き直る。

 

 

「遠坂、カード4枚渡しとく。使いどころは間違えないでくれ」

「ああ、うん。わかったわ」

「シロウ、わたしには?」

義姉(ねえ)さんは小聖杯だからなあ……。あまり前には出ないで欲しいんだが」

「わたしだって、できるわ! それに大聖杯が汚染されたのは、アインツベルンの不始末が原因って言うじゃない。汚名を(すす)がなきゃ」

「わかった……。無理はしないでくれ。はい、4枚」

 

 

 ここで凛が口を挟む。

 

 

「作戦なんだけど。やっぱり学校で待ち伏せるのがいいと思うのよ。吸血鬼事件を追って街中で、ってのも考えたんだけど、やっぱり確実に現れそうなのは学校だから」

「同意しよう、マスター」

「私も同意します。この不埒(ふらち)者は、大きな策である結界起動に拘泥するでしょう」

「うん、拘泥してるからこそ、無理に結界直そうってしてるわけだろうし、な」

 

 

 遠坂主従、衛宮家の面々の意見に、アインツベルン一党も頷く。そうして士郎たちは、本日休んだはずの学校へ、日が暮れてから出かけて行ったのである。

 

 

 

*

 

 

 

 ライダーのマスター、間桐慎二は己のサーヴァントを罵倒する。校舎裏の空き地に、彼の罵声が響き渡った。

 

 

「何やってんだライダー! せっかく血を吸って魔力を補充したってのに! それでも結界を、鮮血神殿(ブラッドフォート・アンドロメダ)を復旧できないのかよ!」

「すみませんシンジ。ここまでして駄目ならば、何かしら特殊な細工がされているのではと」

「遠坂のやつ! くそ、ライダー! そんなもの、もっと多くの魔力を流して吹っ飛ばしてしまえ!」

「シンジ、それを出来る魔力が」

「くそおおおぉぉぉ!」

 

 

 彼の苛立ちが頂点に達した時、校舎の影から1組の主従が現れる。遠坂凛、アーチャー英霊エミヤだ。ライダーは、瞬時に迎撃態勢を取る。その姿は妖艶な蛇のごときイメージを漂わせる、美しき女性。……少々衣服が煽情的過ぎて、服飾センスには欠けているやも知れないが。目元を覆っているマスクも、減点対象だ。

 

 

「間桐君。無様、ね」

「なっ、はっ、え!? と、遠坂!?」

「迷惑なのよ、この結界。こんなの起動したら、魔術の秘匿はどうするつもりよ」

「ぐ……」

 

 

 慎二はだが、舌を軽やかに回転させる。言い訳の才は、たいしたものだ。

 

 

「は、はは。こんなのはマスターやサーヴァントをあぶり出すための示威行動とハッタリだよ。実際に動かすわけ、ないだろ? ……遠坂。だけどよく僕がここに居るのが分かったね。どうだい? 僕と組まないか?」

「ばかばかしい。アンタ、単なるハッタリや示威行動なら、なんで必死になって結界修復してんのよ。って言うか、あぶり出しに使うなら、もう目的は達成できてるでしょうが」

「そうね、態度が軽くてあまりに無様よ。間桐の、マキリのマスター?」

 

 

 そしてもう一方の校舎の影から、メイド2人と2.5mの黒い巨人に護られた、雪の様な少女が姿を現す。イリヤであった。

 

 

「お、お前は」

「はじめまして。そしてさようなら。わたしはアインツベルンのマスターよ。どうせもう会う事は無いし、名乗らなくてもいいわよね、貴方みたいな外道には」

「な」

 

 

 そして凛が、不思議そうに小首を傾げる。

 

 

「でも不思議ね。貴方には魔術回路が無い。どうやってライダーを従えているのかしら」

「は、はん! そんな事は、魔術回路なんて関係ない! 僕は、間桐のマスター、僕は魔術師だ!」

「貴方がそう名乗るのは別にいいのよ。無様な野良犬がキャンキャン咆えている様なものだもの。けれど、どうやって魔術回路の無い貴方が……」

「それは、間桐が携えてるその書物によるものだな。他人のサーヴァントを、支配する権限を委譲してもらうための物品の様だ」

 

 

 その声と共に、さっと眩い灯りが差す。そして校舎の屋上から、サーヴァントが降って来た。青いドレスに銀の甲冑。セイバーである。そして浮遊(レビテイト)の呪文でゆっくりと、士郎が屋上から宙を漂うように降下して来る。その右手の簡易版呪力増幅杖(ブースターロッド)先端には、光焔(ルミナス)の呪文で灯された、白く輝く炎の光源。

 更に士郎は言う。

 

 

「セイバー、ライダーを叩いてくれ。遠坂と義姉(ねえ)さんも、アーチャーとバーサーカーに同じことを命じて欲しい。ただ、ライダーのあの眼を覆っているマスク。あれは魔眼殺しの機能がある。他にも能力はある様だが。ライダーの魔眼があるというのは確かだ。人数差があるから、ライダーは不利を覆すために魔眼に頼る可能性が高い」

「わかりましたシロウ!」

「「分かったわ」」

「な!? え、衛宮!? お前も魔術師だって!? そんな馬鹿な! 衛宮ごときが!? それになんで僕のサーヴァントがライダーだって」

「自分で言ってただろ」

 

 

 そんな士郎の制服襟元では、学校の襟章が輝いている。これには細工がされており、士郎自身が霊視眼(グラムサイト)を仕込んでいた。ライダーの魔眼殺しや慎二の手元の偽臣の書については、この霊視眼(グラムサイト)で対象を識別(アイデンティファイ)した結果であった。

 

 

キュン! キュン! キュン! キュン! キュン! キュン! キュン! キュン! 

 

 

 そして士郎は連続で抗魔(カウンターマジック)呪文(スペル)圧唱(クライ)。全員の耐魔力を阿呆の様なレベルにまで跳ね上げる。無論これは、魔眼対策だ。これだけガチガチに補助を固めれば、仮にライダーの魔眼が石化の魔眼であっても、少々身体が重い、程度で済むだろう。

 そしてセイバーとアーチャーが見えない大剣と双剣で斬りかかる。ライダーは釘剣を持ち出し、その鎖で剣を受けたり釘剣自体で刃を受け流す。だがそれも、もう保たない。次々にその麗しい身体に傷が増えて行く。ちなみにバーサーカーは下手に割り込むとその巨体が邪魔になるので、別の事をしていた。無理に参戦させると、周囲を粉砕して問題になりかねないし。

 

 で、別の事と言うのは間桐慎二の捕獲である。2m半の巨体に猫の様に襟元から吊り上げられ、慎二は息が詰まる。

 

 

「げ、ぐはっ! は、はな、せッ! た、助けろライダー!」

「シンジ! ガッ!?」

 

 

 またもアーチャーの干将莫邪が唸り、ライダーの胸元と肩口に、大きな傷が付く。魔力さえ十全ならば、サーヴァントの身であるから瞬時に、もしくは短時間で、傷を癒す事はできる。しかし今の状況ではどうにもならない。魔力が、足りなさすぎるのだ。

 そしてそれを見て取った士郎が、イリヤに叫ぶ。

 

 

義姉(ねえ)さん!」

「ええ!」

 

 

 イリヤが呪文を短く唱え、そしてカードを投げる。それはクルクルと回りつつライダーの胸元に突き刺さり……。そしてライダーの身体は、そのカードに吸収されて行った。カードは直後、イリヤの手元に戻って来る。

 慎二はその様子を唖然として見ていた。愕然とした表情が、彼の絶望を伝えて来る。

 

 

「そんな、ばかな……」

「あ、面白い。カードの表面にライダーの絵が浮かび上がるのね。あとサーヴァント名も。……騎乗兵(ライダー)、メデューサ。え。このライダー、あのメデューサなの」

「なるほど、神霊は召喚()べないから、神霊というか魔物になる直前の、人間だった頃の姿で召喚されたか。魔物時代の能力を、一部というかかなり残して」

「衛宮君、考察は後回しにしましょう。それより、間桐君をどうするか、よ」

 

 

 慎二はヒッ、と息を飲む。ここで口を挟んだのは、アーチャーだった。

 

 

「凛、このような小者、もはや何の障害にもなるまい。放置して置いて良いのではないか」

「き、貴様、ギヒッ!」

「バーサーカー、あまり襟元締めたら、息ができなくなるわ。まあ始末しちゃってもいいと思うけど」

「それは流石にまずいかな。唐突に生徒が1人、行方不明になるとさ。三重絶対精神拘束(アジモフ・ゲアス)でも仕込んで、生けるロボットにでもしちまうのがいいんじゃないかね」

「な! や、やめ」

 

 

 士郎の冷たい視線と台詞に耐えかねて、慎二はバーサーカーに吊り下げられたまま、もがく。士郎は慎二に近寄って偽臣の書を取り上げると、イリヤに目配せする。慎二は、どさっと音を立てて地面に転がった。

 

 

「アーチャーの言う通りにするか。放置しても、さほど問題ないだろ。結界も、術者が消えれば消えるタイプだった様だしな。綺麗に消えた」

「……間桐君。さっさと逃げ帰りなさい。なんなら、教会に逃げ込んで、監督役に保護を願い出なさいな」

「く、くそっ!」

 

 

 慎二は脱兎のごとく逃げ出す。姿が見えなくなってしばらく後、アーチャーが口を開いた。

 

 

「これで、いいのだろう」

「「「「え?」」」」

「ああ、うん、まあ」

 

 

 アーチャーに答えた士郎に、凛が目を丸くする。

 

 

「ど、どういう事よ!」

「いや、即興で思いついたから、アーチャーにこっそり念話して一芝居打ってもらったんだ。セイバーより、見た目が大人なアーチャーの方が適任だったからな」

「どういう意味ですシロウ」

「まあまあ」

 

 

 胡乱な眼を向ける凛、セイバー、イリヤたち。士郎は軽く説明する。

 

 

「遠坂が、間桐桜に対してどうも多々心配してるらしかったし、なんか聖杯の汚染にもアーチャーによれば何か間桐桜が関わってる可能性あるみたいじゃないか」

「……まだ思い出せてはいないのだがな。すまん」

「謝る事じゃないさ。まあだから、間桐慎二にスパイになってもらおうか、とね」

 

 

 キュキュン!

 

 

 圧唱(クライ)の音。偽臣の書が、炎に包まれて焼け落ちる。灰と化したそれを足元に投げ捨てると、士郎は続きを語る。ちなみに手の中で物が燃えたのに、士郎の手は毛ほども火傷を負っていなかったり。

 

 

「慎二に、盗聴器を仕込んだ。偽臣の書を取り上げた際に、さ。これで間桐家内情が少しでも判ればな」

「ちょ、ま、間桐と遠坂はちょっと事情があって、何かしら双方の協定に重大違反が無ければ相互不干渉なのよ」

「それは前に聞いた。だから利害関係の無い衛宮家が干渉する。第一、間桐桜を通じてあの家は、衛宮家を探ろうとしてきたからな。インガオーホー」

 

 

 なるほど、理論武装は問題がまったく無い。凛は士郎に両手を合わせて小さく礼をする。

 

 

「まあだけど、遠坂と間桐桜の関係性について、話せるもんなら話して欲しいが。以前探偵や弁護士雇って色々調べてもらった結果、間桐桜が遠坂家から間桐家に養子に行った、遠坂の実妹だってのは分ったけど」

「ちょ、なんでそんな事調べたのよ!?」

「いや、ウチの魔術工房に忍び込まれかけたんだぞ。俺の研究成果ならまだしも、いやソレも大事だけど、義姉(ねえ)さんに渡すために保管してた義父(オヤジ)さんの礼装とか魔術刻印とかその分析結果、これは保管のために調べたんだが、それら持ってかれてたらとんでもない事態だった」

「あ、納得」

 

 

 強引に納得させられた凛であった。

 

 

「まあだけど、士郎が調べた事以外は基本無いのよ。父さま曰く、桜もわたしも双方とも凡俗に落とし難い稀有な才能の持ち主だったから、自家の魔術に向いてると目した、その上で年上だったわたしを家に残して、桜を間桐家に養子に出したのよ。どうも後日の話では、間桐の家は魔術回路が途絶えちゃっててね。慎二が魔術師では無い事からわかるでしょうけど。

 それで、間桐家ならば他家からの養子であっても、間桐の秘伝を伝えて跡継ぎにする事が叶うって話で。それこそ間桐の秘伝を使って、ね」

「……体内になんか入れて、魔力を根こそぎ奪って体外に出ない様にするアレが、か?」

「あ」

 

 

 凛は一瞬白くなり、次に蒼白になった。

 

 

「アレは単に俺に魔力を気取られないための措置には見えなかった。……場合によっちゃ、間桐桜を騙しても急ぎ調査機械、CT撮影なんかの機械みたいなやつだが、ソレに放り込む必要あるかもな。それが無理でも、あっちに気取られてでも、強引な調査をする必要があるかも知れん」

「……あ、あーちゃー」

「凛、どうした」

「令呪を使えば、桜に関する情報、思い出せるかしら」

「!!」

 

 

 アーチャーの表情がこわばる。彼はその可能性を、必死に検討した。

 

 

「……やって見る価値はある。だが、三画しか無い令呪だ。流されず、充分に検討してからにしてくれ」

「うん、帰ったら考えるわ」

 

 

 こうして穂群原学園に張られていた結界は、消えて無くなった。だが新たな問題が浮き上がって来る。間桐桜について、何がしか大問題が潜んでいるかも知れないというその予想は、一同の心に重く圧し掛かった。




と言うわけで、ライダー脱落です。脱落と言っても、小聖杯に取り込まれたわけでは無く、カードに封印されました。なんか後々、カード自体に使い道が出そうですな(笑)。
そして間桐桜。いよいよ一同の疑念が、彼女に向きます。はたして令呪一画で、アーチャーは記録になってしまった記憶を取り戻せるのか。二画、三画と必要だったら、どうするのか。
……でも、アーチャーが思い出すのが一番手っ取り早いんですだよなあ。
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