俺たち百八魔貴族   作:ジエン

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【狼犬】笑う犬の冒険 35【誠実】

 

 

 

丸耳犬の魔貴族

ポドールイ南エリアのモンスター掃除、終わったよー

 

温泉メイドの魔貴族

お疲れ様でした。それでは行きましょうか。

レジャーに興味を持って頂けるのは嬉しいですね。作った甲斐がありました。

 

丸耳犬の魔貴族

あんな実況を見せられちゃね!冒険好きとしては見逃せないよ!

モニカ様も一緒なら最高だったけどさ!

 

温泉メイドの魔貴族

今頃は二人で駆け落ちをしていることでしょう。

ピドナあたりを探してみては?

 

丸耳犬の魔貴族

なんかそう言うのも違うっていうか…あれ、何か聞こえない?

 

 

「───、足元にお気をつけて」

 

「ありがとう、───」

 

 

丸耳犬の魔貴族

あわわわあれって

 

温泉メイドの魔貴族

懐かしい顔ですね

 

 

───

 

 

丸耳犬の魔貴族

【朗報】モニカ様、ポドールイに再来訪!

 

名無しの魔貴族

お、会えたんだ。やったじゃん

 

名無しの魔貴族

駆け落ちルート?嫁入りルート?

 

丸耳犬の魔貴族

ユリアンもいるから駆け落ちだね!

 

名無しの魔貴族

何かがあって一緒に海に落ちたのかもよ

 

名無しの魔貴族

迂闊に聞けないからなあ、嫁入り中に逃げました?なんて

 

丸耳犬の魔貴族

ぼくが聞くのもちょっとね。

何より、犬の姿だから喋れないし

 

温泉メイドの魔貴族

こちらに来た目的ですが、以前送りました、生命の杖のお礼を言いにとの事でした。

とても役に立ったそうで

 

名無しの魔貴族

やっぱ洞窟で使ったんだな

危ないところだった

 

丸耳犬の魔貴族

おかげでモニカ様に会えたから大感謝だよ!

綺麗…可愛い…螢惑の宿星…

 

名無しの魔貴族

褒めてるのかそれ

 

名無しの魔貴族

今はポドールイ?

 

温泉メイドの魔貴族

今は伯爵様に挨拶をする、と言うので、一緒に城に行くところですね

 

名無しの魔貴族

度胸あるなあ

 

温泉メイドの魔貴族

伯爵様の御前です。

どうやら彼女達、次に行く場所を考えて居ないようで

 

名無しの魔貴族

ツヴァイクから探されてたらマズイし、ロアーヌにも戻れないよね

 

温泉メイドの魔貴族

伯爵様より、城に逗留するように提案がありました。

本日は客室で休んで、明日から、城内で戦いに慣れるようにとの計らいです

 

名無しの魔貴族

お姫様だしな、戦闘経験が足りんよ

 

名無しの魔貴族

うっかりダンジョンでモンスターにやられても大変だもんな…

 

温泉メイドの魔貴族

ひとまずは客室に送って温泉ですね。

山登りで冷えたはずですし、疲れたでしょう。拒否は許しません

 

名無しの魔貴族

理不尽!

 

名無しの魔貴族

こいつ温泉狂だったわ

 

丸耳犬の魔貴族

ぼくはモニカ様が入っている間の監視をしておこう。

ユリアン、お前は後だ!

 

名無しの魔貴族

メインで戦ってたろうにかわいそ

 

名無しの魔貴族

レディーファーストってもんよ

 

温泉メイドの魔貴族

>>犬

明日の訓練ですが、伯爵様からの指示で、私と犬が同行しサポートをする事になりました。

明日が楽しみです

 

丸耳犬の魔貴族

ぼくも一緒に戦っていいの!?やった!!!

 

名無しの魔貴族

なんか企んでそう

 

名無しの魔貴族

城に何かを仕込んでいても驚かないぞ

 

丸耳犬の魔貴族

まさかこんな機会に恵まれるとはね…。不肖マル、モニカ様の犬として護り切ると誓うよ!

 

名無しの魔貴族

テンション高いなぁ

 

温泉の魔貴族

あっ、プリンセスガードはユリアンが居るので、全体をお願いします

 

丸耳犬の魔貴族

くぅん…

 

名無しの魔貴族

そらそうよ

 

丸耳犬の魔貴族

ん、ユリアンが上がってきた。

そろそろみんな寝るから、朝になったら起こしてね

 

温泉メイドの魔貴族

承知しました。それでは工事用術法ライトと朝鳴き鳥を用意しますね

 

丸耳犬の魔貴族

そう言う演出はいいから

 

 

─────

 

 

「さて、準備と致しましょうか。」

 

「まずはレオニード城、固定シンボル部に声を掛けて、作戦会議ですね。

ヴァナディース様は若い頃を思い出すと言って喜んで来るでしょうし、

ゴンゾーやモータル、マスター達も参加するでしょう。」

 

「ええ、歓迎しましょう…。盛大にね。」

 

 

─────

 

 

温泉メイドの魔貴族

皆様、おはようございます。

本日の、ドキドキ☆ユリモニホラーハウス密着デートをプランニング致しました。

ホラー実況動画のヘビーユーザーとして、完璧なホラー演出をお約束します

 

名無しの魔貴族

お前は何を言っているんだ

 

名無しの魔貴族

やっぱりなんか仕込んでた

 

温泉メイドの魔貴族

目的地はヤミー直前の城外外郭エリア。

安全が確保された城外にベンチを置き、そこで二人きりにします。

後はお二人の自由です

 

名無しの魔貴族

わりとノープランじゃねえか?

 

名無しの魔貴族

道中が怪しい

 

丸耳犬の魔貴族

朝から何をお馬鹿な事を言ってるのさあ…

あっ、今日から実況入れるね。

はい視界共有

 

url://?????

 

名無しの魔貴族

ナイスナイス、モニカ様可愛い

 

名無しの魔貴族

ユリアンがちょっとキリッとしてるな

大人になったか…?

 

名無しの魔貴族

ユリアンと聞いて来たわ!

 

名無しの魔貴族

二人かと思ったら、詩人いるやんけ!

 

温泉メイドの魔貴族

そこに私たち2人を入れますので、あわせて5人ですね。

陣形を組めるようになります。

 

名無しの魔貴族

ひとまず朝だなあ、みんな起きてきたね

 

丸耳犬の魔貴族

顔を洗って集合だねー

 

 

「おはようございます、皆様。本日、城の地下には、こちらの犬もお連れください。」

 

「まあ、頼もしいですわ。このワンちゃん、戦えるのですか?」

 

 

名無しの魔貴族

言われてるぞ

 

丸耳犬の魔貴族

ふふん、まあ見ててよ!

 

 

「ワフッ!」

 

【スターソード】

 

【分身剣】

 

ドヤッ

 

「訓練にならないので禁止です。」

 

ガーン

 

 

丸耳犬の魔貴族

そんなぁ

 

名無しの魔貴族

当たり前じゃい!

 

名無しの魔貴族

殴るだけで強いのに分身すな

 

名無しの魔貴族

レイブレードや幻魔みたいなもんだっけか

 

 

「それでは、改めまして。本日は城の地下で戦闘訓練を兼ねて探索をします。

また探索に当たり、私メイドと、犬のマルが同行します。」

 

「ああ、よろしくな。一緒にモニカ様を守ってくれ。」

 

「はい、それでは5人居ることですし、陣形を決めましょう。何かありますか。」

 

「じゃあ…ハンターシフトはどうだ?」

 

「よいですかユリアン、我々はインペリアルクロスと言う陣形で戦います。」

 

「なんで聞いたんだ??いいけどさ…。」

 

「モニカ姫を中心に左右を詩人と犬、前方をユリアンが固めます。貴方に攻撃が行きますので頑張ってください。」

 

「分かった、任せてくれ。サポートは頼むぜ。」

 

「お任せください、とマルも言っています。」

 

「ワフン!」

 

「ふふっ、頑張ってくださいね。ユリアン、マル。」

 

「吸血鬼の城の地下とは、滾ってきますねえ。」

 

 

名無しの魔貴族

すまんな詩人、そこはホラーハウスなんだ

 

丸耳犬の魔貴族

まあ戦ってもらうけどさ

 

温泉メイドの魔貴族

果たして何が待ち受けているのか。一行は城の地下へと足を踏み入れた

 

名無しの魔貴族

企画者がナレーションすんな

 

 

───

 

 

「長い地下階段ですね…。どこまで続いているのでしょうか。」

 

「いよいよ、それらしくなって来ましたね!」

 

「この螺旋階段は、岩壁内の城内地下部分へ続いています。

この先がレオニード城の、真の姿ですね。」

 

「!何か飛んでる!来るぞ!」

 

「グルルル…。」

 

キキキキッ!

 

ギャーギャー!

 

バサササッ!

 

「ワーバットですね。帰ったようです。」

 

「オレたちを警戒したのか…?ここからは慎重に進もう。」

 

「分かりましたわ…ユリアン、頼りにしますね。」

 

「はい!」

 

 

名無しの魔貴族

あー居たなあワーバット

 

温泉メイドの魔貴族

彼らは入口の番人でしたが、今回はホラーの演出を依頼しました

 

名無しの魔貴族

誰がそこまでしろと言った

 

丸耳犬の魔貴族

もしかしてこんなノリなの?

 

 

───

 

 

「キャッ!こんなに死体が…。」

 

「古い物もあるな…。伯爵に縁がある人達、でしょうか。」

 

 

温泉メイドの魔貴族

エキストラの皆さんです

 

名無しの魔貴族

アンデッドかよ!

 

名無しの魔貴族

時間停止ものかな?

 

名無しの魔貴族

ちょっと笑ってない?

 

名無しの魔貴族

詩人に突っつかれてる子、辛そう

 

温泉メイドの魔貴族

まもなく第一のエリアに差し掛かります

 

名無しの魔貴族

固定シンボルが居るとこだね

 

名無しの魔貴族

緑っぽいのおる

 

 

「…っ!敵だ!戦闘になるぞ!モニカ様は後ろに!」

 

「ロトンギアン。大型爬虫類のアンデッドです。ちょうど良い力試しですね。」

 

「ワン!」

 

「はい!私も…。」

 

 

温泉メイドの魔貴族

ですが、ここで一捻り

 

丸耳犬の魔貴族

嫌な予感がするんだけど

 

 

「お待ち下さい。これより下はより強大なモンスターが巣食っております。

ここはユリアンに戦って頂き、力を見せて貰いましょう。」

 

「ふむ、冒険譚を紡ぐにも資格が必要、と言う事ですか。分かりました。」

 

「ワフ…。」

 

「わ、分かりましたわ!ユリアン、頑張って!」

 

「決まりましたね。それではユリアン、お願いします。

頑張れ、頑張れ。」

 

「えっ…クソ、分かったよ!食らえ!」

 

【十文字斬り】

 

 

名無しの魔貴族

おっ特効技

 

名無しの魔貴族

陣形組んだのにw

 

名無しの魔貴族

反撃も盾で防いだ

 

丸耳犬の魔貴族

やるじゃーん

 

温泉メイドの魔貴族

強くなってますねえ

温泉に連れて行った甲斐がありました

 

名無しの魔貴族

あー、訓練にはなってるか?

 

 

「お見事でした。回復致します。」

 

【生命の水】

【技の香薬】

 

「はぁ、はぁ…。次もオレだけとは、言わないよな?」

 

「ええ、次からはモニカ様、詩人様にもご参加頂きます。

連携の確認も必要ですから。」

 

「…この子たちも、城の住人ですよね?倒して良かったのですか?」

 

「ご安心を。この城の住人は不死ですので、回復したら起き上がります。後ほど直しますね。」

 

「クンクン…」

 

 

名無しの魔貴族

まだ意識あるっぽい?

 

丸耳犬の魔貴族

こっそり親指を立ててる

 

温泉メイドの魔貴族

ジェスチャーを仕込んでみました

 

名無しの魔貴族

意外と愉快だなコイツ

 

 

「少し広い部屋に出たな…気を付けよう。」

 

「あれは…竜の、死体ですか?」

 

「ええ、レッドドラゴンの腐肉ですね。」

 

「歌に謳われし竜も死に、亡骸を晒す…。なれど、威風は健在ですね。」

 

「通路を塞いでる、って事は。」

 

「バウッ!グルル…ワン!」

 

「マル?どうし…ユリアン!囲まれていますわ!!」

 

「やっぱりか!正面に向けて陣形!マル、詩人!後ろを頼む!」

 

「バウッ!」

 

「いいですね!腕が鳴ります!!」

 

「ドラゴン3体、張り切っていきましょう。」

 

 

温泉メイドの魔貴族

ドラゴンゾンビのゴンゾー兄弟です。

この辺りで寝ては、通路を塞いで押し退けられてます

 

丸耳犬の魔貴族

確かにこの辺に居たけど、まだ早くないかな!?

スタソ、パリィ、パリィパリィ…

 

名無しの魔貴族

陣形の意味よ

 

名無しの魔貴族

ハンターシフトだとバックアタックに対応出来なかった

それを教えるためにやったのさ(適当)

 

温泉メイドの魔貴族

そうだったのですね…!

 

 

「お疲れ様でした。ゾンビとは言え、ドラゴンを撃破したのは称賛に値します。」

 

「悔しいけど、マルやメイドさんに助けられたからな。

オレはまだまだ力が足りないって分かったよ。」

 

「ですが、貴重な教訓でもありましたわ。仲間で助け合う事が大事なのですね。」

 

「…ワゥ。」

 

「なかなか熱い戦いでしたね!」

 

 

名無しの魔貴族

何も考えてなかったとは言わない

 

丸耳犬の魔貴族

モニカ様が嬉しそうだしいいかな…香薬まずーい

 

温泉メイドの魔貴族

さあ加速して行きますよ。ホラーの真価をお見せします

 

名無しの魔貴族

ユリアンこいつ殴っていいよ

 

 

────

 

 

「しばらく降りましたが、階段部屋はここまでです。」

 

「やっとか…中央に吹き抜けが空いてると、戦いづらかったよ。」

 

「お疲れ様です、ユリアン。

これは…宙に浮く通路、でしょうか?」

 

「はい、橋のようになっており、奥の部屋に続いております。

補強されては居ますが、戦いは避けたい場所ですね。」

 

「魔法の建造物といった風情ですね!」

 

 

名無しの魔貴族

ここ怖いよね

 

名無しの魔貴族

この先にいる骨シンボルが強者の空気出してるんよな

 

丸耳犬の魔貴族

何かしてくるんだね…

 

 

「グルル…。」

 

「マル?どうか…。」

 

コツン…コツン…

 

「後ろからだ。みんな、後ろへ。」

 

コッ…コッ…

 

「駄目ですよ、言ったばかりでしょう?通路を壊したら大変です。」

 

 

「奥まで行くしか無いってか?クソッ!!」

 

『カカカカカカカカカッッッ!!』

 

「お出ましだ!宙に浮いてるぞ!」

 

「モータルゴーストです。術の使い手であり、作戦に優れた頭脳派でもあります。」

 

「古き時代の魔導士!?それも知性があるのですね!?是非とも話を!」

 

「言ってる場合かよ!走れ!」

 

ガシャッ!

 

「ユリアン!通路の端、橋の下から、手が!」

 

「裏に居たのか!?囲まれるぞ!急げ!!」

 

『クカカカカー!!!』

 

【冷気】

 

「うわあっ!」

 

「むっ、寒気が。これは演出として加点ですね。」

 

「バウッ!グルル…バウ!」

 

 

丸耳犬の魔貴族

何アホなこと言ってんのさ!!

 

名無しの魔貴族

宙に浮いてるし、ここでは戦えないから正解は逃げると

 

温泉メイドの魔貴族

イグザクトリーでございます

 

 

「見えた!次の部屋だ!!あそこに入るぞ!」

 

「ふむ、ではアレはどうします?」

 

「部屋で待ち伏せをする!室内で、地に足を付けて戦えば勝てるはずだ!」

 

「なるほど、承知しました。」

 

「ワンッ!」

 

「ついた!みんな、こっちだ!」

 

 

名無しの魔貴族

かしこい

 

温泉メイドの魔貴族

90点ですね。減点ポイントは、相手もコレを聞いている、という事です

 

丸耳犬の魔貴族

ダメじゃん!!

 

 

「…追って来ないな。」

 

「まあ、彼も聞いていましたからね。負け戦はしないでしょう。」

 

「やはり、人語も解する方でしたか…後日、会わなければ。」

 

「ふう…少し、休憩にしませんか?」

 

「モニカ様…、承知しました。この辺りに休める所は?」

 

「前の扉ですね。資料室となって居ますので、無駄な戦闘は控える事となっています。」

 

「分かった。ではモニカ様、入りましょう。」

 

 

───

 

 

名無しの魔貴族

おー結構広いじゃん

 

名無しの魔貴族

ゲームだと本棚幾つかだったのに、立派な大図書館だわ。

骨や幽霊のモンスターも攻撃してこないね

 

温泉メイドの魔貴族

本や資料が破けてしまったり、汚れたら大変ですから。

数百年前の資料もありますよ

 

名無しの魔貴族

うげっ、詩人が喜びそう

 

丸耳犬の魔貴族

もうそわそわしてるよ

 

 

「これは…凄いな。」

 

「ロアーヌにも、これほどの蔵書はございませんわ…。」

 

「致し方ありません。フェルディナント侯がロアーヌ侯国を立ち上げるより更に以前より、この城は存在しますから。」

 

「…実は、オレたち凄い所に来ているのか?」

 

「ワフン。」

 

「詩人様いけません、そちらはR99コーナーです。年齢制限はお守りください。」

 

 

名無しの魔貴族

実感無かったのか

 

丸耳犬の魔貴族

何を今さら言ってるのさ

 

名無しの魔貴族

R99ってなんだよ!

 

名無しの魔貴族

そら興味湧くわ!

 

 

「あちらは…小部屋がありますね?」

 

「あちらは伯爵様の執務室です。重要な資料もあちらにございます。」

 

「へえ、資料を見る気はないけど、伯爵様の執務室か。気になるな。…えーと。」

 

「ユリアン!危ないですわ!!」

 

「え、うわあっ!!」

 

GRAAAAA!!

 

「部屋の番人は居ますよ。伯爵様の部屋です。当然でしょう?

地狼、天狼、人狼です。」

 

「わ、悪いっ!こいつらやる気だ!」

 

「戦う際は周りに気を付けて。本棚に近づくのも技を飛ばすのもご法度です。」

 

「バウ…。」

 

「閉所の戦闘か…!やってやる!」

 

「ユリアン、私も…。」

 

「いえ、モニカ様は休んでください!

マル!詩人!手伝ってくれ!」

 

 

名無しの魔貴族

ん、こいつら倒していいの?

 

温泉メイドの魔貴族

下級吸血鬼が狼化した人達ですから。

ワイルド系な美人姉妹ですよ。御三方とも

 

名無しの魔貴族

女性なの!?

 

丸耳犬の魔貴族

なんか見られてるんだけど

 

温泉メイドの魔貴族

年頃なんですよねぇ

 

 

【エックス攻撃】

 

「ぐあっ!…連携攻撃!?」

 

「陣形技と呼ばれる技ですね。油断すると…死にますよ。」

 

「ワウ!」

 

【高級傷薬】

 

「すまない、マル!」

 

「つまりは一体でも倒せば楽になる、と。それでは。」

 

【飛水

 

『ガルルァ!』

 

【カウンター】

 

「うっ!!」

 

「詩人!!」

 

「そちらの方々は城でも精鋭です。良く学んで下さいね。」

 

「くっ…!」

 

「ユリアン!大丈夫なのですか!?」

 

「話は通っていますから。程々に鍛えてくれますよ。

私たちは観戦しましょう、頑張れー。」

 

「ゆ、ユリアン!マル!詩人様!頑張ってー!」

 

 

名無しの魔貴族

緩い

 

丸耳犬の魔貴族

パリィパリィ…通常攻撃していい?

 

温泉メイドの魔貴族

しょうがないにゃあ、いいですよ

 

丸耳犬の魔貴族

やった!!

 

「ガウッ!」

 

【スターソード】

 

『ギャンッ!』

 

「マル!良くやった!追撃するぞ!!」

 

「陣形技は数を減らすと使えません。詰みですね。」

 

 

名無しの魔貴族

おっ、スターソード

 

名無しの魔貴族

やっぱ威力高いなぁ

 

温泉メイドの魔貴族

何とかなりましたね。

 

 

『グルルル…。』

 

「ん、構えを解いた?」

 

「認められた、と言う事です。入っても大丈夫ですよ。

あ、汚したら滅ッなので。」

 

「怖いな…心配しなくてもバカはしないよ。」

 

「あの、私も入ってよろしいですか?」

 

「はい、メンバーだと分かっていますし、モニカ様は客人ですから。

ユリアンは訓練ついでなので戦ってます。」

 

「そうだったのか!?」

 

 

名無しの魔貴族

知られざる真実

 

名無しの魔貴族

モニカ様だけで来てたらワンちゃん平和か?

 

丸耳犬の魔貴族

あの、お尻の匂い嗅がれるんだけど

 

 

「これは…古い書類や本ばかりだな。何が書いてるか分からないけど…モニカ様?」

 

「えっ、あの、はい!何でもありませんわ!」

 

「えっと、まあ大丈夫なら…。」

 

 

温泉メイドの魔貴族

事前に、デスクの上にロアーヌ侯フェルディナントと妻ヒルダの観察日記を開いておきました。

お互いを意識し始めた頃の甘酸っぱい時期です

 

名無しの魔貴族

何しとんじゃい!

 

名無しの魔貴族

ご先祖様の恋愛譚とか気になるわ!

 

温泉メイドの魔貴族

お手を触れてはいけないのでそのページだけです。

残念ですね

 

名無しの魔貴族

ひっでぇ!!

 

 

─────

 

 

「モニカ様、大丈夫ですか?出発しますよ。」

 

「心配を掛けましたわ。もう大丈夫です。」

 

 

名無しの魔貴族

ご先祖様の恋愛でモヤモヤしてたとは言えまい

 

温泉メイドの魔貴族

もう一手押せば次に進めそうですね…

 

丸耳犬の魔貴族

次は何企んでるのさ…

 

温泉メイドの魔貴族

いえいえ、そろそろ終盤ですよ

 

 

「上階には城の女性達の私室がありますが、今回は行きません。先へ進みます。」

 

「私室にオレたちが行っても申し訳ないしな…っと。」

 

「ウー、ワン!」

 

「ユリアン!上から来ます!!」

 

ヒュッ

 

「えっ…ぶあっ!」

 

ドポォ!!!

 

「ユリアン!!」

 

「お、ゼラチナスマターですね。ゲル状の体で打撃を無効化します。

取り込まれましたね。」

 

「ガボ、ガボボ…。」

 

「ユリアン!今助けます!」

 

「無機質系に効くのは術法ですが、今は無いので…。

こちらをご覧ください。この色付いた玉がコアとなります。」

 

「ここを叩けば良いのですね!?えいっ!」

 

【ライトニングピアス】

 

ビクッ!

 

ペッ!

 

「うわっ!ゲホゲホ。」

 

「ユリアン!良かった…。」

 

「バウ!ウー、バウ!!」

 

「撤退していきます!」

 

 

名無しの魔貴族

すぐ帰ったな

 

温泉メイドの魔貴族

完璧な仕事をしてすぐ帰る…マスター、職人ですね

 

丸耳犬の魔貴族

仕事あれだけ!?

 

名無しの魔貴族

モニカ様そわそわしてるな

 

温泉メイドの魔貴族

ヒルダは強い女性だったそうですから、重ね合わせたのでしょう

 

名無しの魔貴族

まさかのコンボ!!

 

 

「この先の階段を下りれば、目的地です。

その先に扉がありますので、そこから外に出ましょう。」

 

「やっとか、濃い探索だったな…。」

 

「お疲れ様でしたわ。ユリアン。詩人様、マル。」

 

ガチャ…コッコッコッ…

 

「ん、上階から誰か来ますね。

あれは…ヴァナディース様?」

 

コッ…コッ…

 

「上って言うと、城に住んでる女の人か?」

 

コッ…

 

「いえ、もう少し奥の部屋に居るはずですが…こちらに来ますね。」

 

「えっと…私の方を、見ておられますね?」

 

「ウー…ワフ…。」

 

 

名無しの魔貴族

お、なんだろ?

 

名無しの魔貴族

イレギュラーか?

 

名無しの魔貴族

モニカ様ガン見じゃん

 

 

「少しお待ちを…ヴァナディース様?」

 

「若く、美しい娘…生きた娘…どうしてここに居るの…?」

 

「瑞々しい肌、美しい金の髪…私にはもう無いもの…。」

 

「妬ましい。」

 

「妬ましい妬ましい妬ましいィィィィィィーーーー!!」

 

【落雷】

 

「危ない!!」

 

「メイドさん!?」

 

「逃げて下さい!!奥へ!走って!!」

 

「なっ!オレたちも戦った方が…。」

 

「ウー、ワン!バウ!ワウ!」

 

「あっ、マル!…ユリアン、行きましょう!この先へ!」

 

「トラブルも物語の華ですが、これは焦りますね!!」

 

「扉の外へ!そこなら安全です!!」

 

「逃げるなあァァァーー!!」

 

 

名無しの魔貴族

メイド!?大丈夫なのか!?

 

温泉メイドの魔貴族

ヴァナディース様、生前は劇団員だったそうです

 

名無しの魔貴族

演技かよ!!!!

 

名無しの魔貴族

仕込みなんかい!!!!!!!

 

丸耳犬の魔貴族

変だと思ったよ!もう!!

 

 

「ワン!ワフ、ワン!」

 

「階段です!二人とも!急いで降りて!」

 

「…!追ってきてる!急ぐぞ!!」

 

「最後まで退屈しませんね!もうすぐです!!扉の外へ!!」

 

「何処へ行ったあァァァァ!!!」

 

 

ギギギギ…ガチャン

 

名無しの魔貴族

逃亡成功!

 

名無しの魔貴族

でも内情知ってるとなあ

 

温泉メイドの魔貴族

>犬

もう少ししたらそっちに行きますね。

それまでにベンチに座らせて下さい

 

丸耳犬の魔貴族

やっとゴールだよ…はーい

 

───

 

「綺麗…山の反対側が見渡せますわ…。」

 

「そうですね…。それに、雪が積もっています。ここは地下のはずだけど…。」

 

「なるほど、岸壁をくり抜いた形になっていますね。

これで中からは外が見られ、外からは幻で分からないか、

侵入者を防ぐ仕組みがあるのでしょう。」

 

「…クゥン?」

 

「マルは分からないか。オレも分からないよ。」

 

「こちらは、伯爵様の宵闇のローブと同じ仕組みで隠されています。

雪は素通りしますので、足跡がつく程度に入り込んでいる訳ですね。」

 

「メイド様!大丈夫でしたか!?先程の女性は!?」

 

「はい、何とか落ち着きました。驚かせて申し訳ございません。」

 

「いいえ、ご無事で良かったですわ…。」

 

「…ワフ。」

 

 

温泉メイドの魔貴族

扉の向こうで見ています

 

名無しの魔貴族

こっわ

 

名無しの魔貴族

野次馬かな?そうだわ…

 

 

「さて、ここが本日の目的地です。星空と夜景を一望できるベストロケーション。

そのまま、お二人はお座りになって下さい。私は詩人様にこの先を案内します。」

 

「おお!有り難いですねえ!よろしくお願いします!」

 

「大丈夫とは思いますが、マルは護衛に置いておきますので、ごゆっくり景色をご堪能ください。」

 

「ワンッ!」

 

 

名無しの魔貴族

ついに来たわね!ユリアン!そこよ!

 

名無しの魔貴族

モニカちゃん!距離を縮めるのよ!

 

名無しの魔貴族

モニモニいっけー!肩に頭を乗せたりして!

 

丸耳犬の魔貴族

外野うるさいよ!?

 

 

「はは…大変でしたね。」

 

「ふふふ、でも楽しかったですわ。

先程の方は、少し怖かったですけど…。」

 

「あー…あの女性なんですが。

メイドさんもマルも、相当強いじゃないですか。

なのにすぐ逃げろ!って言われたのは…変だなって思いませんか。」

 

「…もしかして、私たち、からかわれました?」

 

「…かも、しれません。」

 

「…!メイド様ったら!今思えば、お城の皆様もどこか緩やかでしたわ!!」

 

「オレは色々扱かれましたけどね。

きっと、先ほどの方も、強いからと何でも戦おうとしない、調子に乗らないことを教えてくれたんでしょう。

オレが勝てても、モニカ様に雷が当たったら大変ですから。」

 

「ユリアン…。」

 

 

名無しの魔貴族

バレテーラ

 

温泉メイドの魔貴族

えっ、そそそ、そうですね

 

名無しの魔貴族

でもでも、良い雰囲気よ!

星空を見て、夜景を見て、モニカ様の横顔を見ているわ!

 

名無しの魔貴族

雰囲気ばっちりだね!月が綺麗ですね、君の方が綺麗だよの出番だよ!

 

名無しの魔貴族

この世界にそんなもんあるか

 

名無しの魔貴族

お、ユリアンとモニカ様の距離が縮まったぞ!頑張れ!

 

丸耳犬の魔貴族

扉の向こうに気配が集まってるんだけどー

 

温泉メイドの魔貴族

固定シンボル部のメンバーが覗き見してますね。

私たちもそっちに行きましょう、こっそりと

 

名無しの魔貴族

全員暇人かよ!!

 

丸耳犬の魔貴族

ドアがミシミシ言ってない?

 

名無しの魔貴族

あっ

 

 

「ワフ!?」

 

バァァァン!!!!!!

 

「ん?」

 

「あら?」

 

 

名無しの魔貴族

あ〜あ

 

温泉メイドの魔貴族

仕方ありません。

ドキドキ☆ユリモニホラーハウス密着デートの完了を宣言します

 

名無しの魔貴族

そういやそんな名前だったな

 

丸耳犬の魔貴族

どうすんのさ、これぇ…

 

 

────

 

名無しの魔貴族

一日掛かったな。お疲れさん。

ユリアンとモニカはどうよ

 

丸耳犬の魔貴族

帰りも戦いながら戻ったからね。お疲れだったよ。

ユリアンは客室に戻った後休んでて、姫様とメイドはお風呂に行ってる

 

名無しの魔貴族

まさかお遊びホラーハウスの後にヤミーと戦わされるとは、

ユリモニもヤミーも想像しなかったろう…

 

名無しの魔貴族

あの、メイドの実況シーンは?

 

丸耳犬の魔貴族

は?姫様を覗くって言った?

 

温泉メイドの魔貴族

良いお湯でした。

先にヴァナディース様が入っておりましたので、男の惹きつけ方などを教わりましたよ。

モニカ姫も私もレベルアップです

 

名無しの魔貴族

ナニを学んどるんだ

 

丸耳犬の魔貴族

姫様に何を教えてるんだよ!

それじゃ、ぼくらも行ってくるね

 

名無しの魔貴族

男の風呂か…

 

名無しの魔貴族

もう見ない方が良いかしら…川遊びをしたのも昔の事だし…

 

名無しの魔貴族

己の癖に従え

 

 

「…はあ。」

 

「ワウ?」

 

「ああ、悪いなマル。…ちょっとだけ、へこんじゃってさ。」

 

「…クゥン。」

 

「今日は全然駄目だったなってさ。オレはモニカ様のプリンセスガードなのに。

最後には、ヤミーには手も足も出なくてさ…。」

 

「…。」

 

「もしかしたら、このままじゃ酷い事になるかもしれない。

そう思うとさ。プリンセスガードを返上して、トーマスやハリードを探して任せた方が…。」

 

「グルルル…バウ!」

 

「わっ、なんだよ!?…弱気になっちゃ駄目だってか?」

 

「ワフ!」

 

「…そうだよな。姫様はオレを信じて付いて来て下さってるんだ。

信頼に応えて、強くなって、出来るようになるんだ。」

 

「ワフワフッ!」

 

「きっと今日の探索も、それを教えてくれてたんだな。

ありがとうなマル。オレたち番犬同士、頑張ろうな!」

 

「ワン!」

 

 

丸耳犬の魔貴族

仕方ないなあ、腹を撫でさせてやろうじゃないか

 

名無しの魔貴族

ほぼ自己解決である

 

名無しの魔貴族

ユウジョウ!

 

名無しの魔貴族

のぼせる前に上がるのよー

 

名無しの魔貴族

さてお休みタイムだけど

 

名無しの魔貴族

二人、ちょっと意識してる?

ゴドウィンの洞窟再び?

 

名無しの魔貴族

詩人だけもう片方の部屋に送ろうぜ!

 

温泉メイドの魔貴族

提案してみますか

 

 

「詩人様、あちらの部屋でお休みなさいますか?

彼らを二人にして、語りあわせる時間も必要でしょう?」

 

「語らぬことで燃え上がる愛もある。

そうは思いませんか?」

 

「なるほど、流石は詩人。中々やりますね。」

 

 

温泉メイドの魔貴族

どうやら我々は強敵(とも)のようですね…

 

名無しの魔貴族

共鳴してんじゃねーよ

 

名無しの魔貴族

まさか詩人(コイツ)…理解(わか)っていて…!?

 

丸耳犬の魔貴族

いいから寝るよー

 

 

────

 

 

「皆様、忘れ物はございませんか?心残りは?ベッドの下に本を置いていたりは?」

 

「何だそれ?大丈夫だ、忘れ物はないぜ。」

 

「承知致しました。これからどこへ行くのかは決めていますか?」

 

「まずは世界を巡って、見聞を広めてみたいと思いますわ。」

 

「バウッ!ワウッ!」

 

 

丸耳犬の魔貴族

ぼくも行きたい!ユリアン、モニカ様!連れて行って!

 

名無しの魔貴族

犬語じゃわからんて

 

名無しの魔貴族

勝手についていけば良いのに律儀な

 

 

「うふふ、マルもありがとうございました。楽しい時間でしたわ。また会いましょうね?」

 

「クゥ〜ン。ワン!」

 

「助かったぜマル。これからも、お互いに番犬として頑張ろうな。」

 

「ウー…ワフッ!」

 

「マルも頑張れよと言っています。

ところで、行き先についてですが。

以前の洞窟のレジャーは、お楽しみ頂けたと思ってよろしいですか?」

 

「はい、とても楽しかったですわ!」

 

「それは重畳。少し趣きが異なりますが、グレートアーチはいかがでしょうか。」

 

「南国の町ですね?そちらでレジャーのような体験が出来るのですか?」

 

「ええ、現地のガイドが観光名所を案内してくれると聞きます。

更には現在、海賊ブラックが洞窟に隠した宝探しが行われていて、盛り上がっているとか。」

 

「宝探しか。…本当にあるのかな?」

 

「さて、どうでしょう。無かったとしても現地ではお楽しみ頂けますよ。

海賊衣装の貸し出しなどもしていると聞きますし、良い思い出になるかと。」

 

「まあ!それは楽しみですわ!」

 

「海賊衣装のモニカ様…見たいな…。」

 

「ワフ、ワウ。」

 

「もう、ユリアンったら!マルも!」

 

「いつかまた城に来て、感想を聞かせてくださいね。」

 

「!…はい!」

 

「ああ、沢山話してやるよ!またな!」

 

 

名無しの魔貴族

イイハナシダナー

 

温泉メイドの魔貴族

良いのですか?付いていかなくて

 

丸耳犬の魔貴族

あんなふうに振られてどう付いてけって言うのさあ

 

温泉メイドの魔貴族

あなたなら権能で、人に化身して会えるでしょうに

 

丸耳犬の魔貴族

それだと邪魔者になるじゃないか。

それにぼくは仲間になりたいんじゃないの。

モニカ様に飼って欲しいんだからさ

 

温泉メイドの魔貴族

あっはい

 

名無しの魔貴族

イイハナシ ダッタノニナー

 

名無しの魔貴族

まあ分かる

 

名無しの魔貴族

分かるなや!

 

名無しの魔貴族

海賊姿のモニカ様見たいなあ

 

名無しの魔貴族

ワイトもそう思います

 

名無しの魔貴族

ところで詩人は?

 

温泉メイドの魔貴族

伯爵様とお話をしていますね。

何を話しているのかは分かりません

 

名無しの魔貴族

昔の話かな?

 

名無しの魔貴族

俺たちの話だったりして

 

温泉メイドの魔貴族

とっちめに行きますよマル

 

丸耳犬の魔貴族

了解!

 

名無しの魔貴族

そんなに嫌かw

 

名無しの魔貴族

諦めて歌にされろ

 

 

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