マーリンズの初年度はまぁ言ってしまうとだいぶ悲惨だった。
育成年って割り切っていたし、現場指揮を俺はできないから超能力でどうこうすることもできない。
それでも50勝も勝つことができただけでも立派。
それを言ったら、俺の持ち馬の方が勝ち数多いぞって野次られていたし……。
GMとして時間が許す限り、俺は高校野球や大学野球の選手の視察に時間を使い、これはという選手をかき集めていった。
やっぱり鈴原やメシアエスパーみたいに超能力の才能が眠っている奴がちらほらいる。
他球団が取りたい様な有力選手よりも素材型優先。
そんな感じでドラフトを行なった結果、鈴原が34歳になるシーズンに戦力が整う。
野手は殆どの選手が何かしらの超能力に目覚めている。
1番遊 白水
俺が発掘してきた福岡の高校で燻っていた選手。
2番セカンドの姫島とは同じ高校の先輩後輩関係であるが、肉体関係はないものの、テレパシーで精神的に繋がっている。
白水の能力は2つ。
念話と連結。
念話の応用で思考盗聴は射程距離3メートル以内と短いが、キャッチャーの配球を読む事ができる。
そして連結。
これは絆を結んでいる相手に力を分け与える能力で、一種のバフである。
姫島と高校時代から結んで、高校時代は姫島がピッチャー、白水がキャッチャーをやっていたが、両者コンバートさせ、デロスサントスと西住の打撃指導で開花。
出塁率4割近くで俊足のリードオフマンである。
2番ニ 姫島
彼は白水を溺愛しているヤンホモ。
一応白水が先輩で、白水の彼女の妹と結婚して親族になる徹底っぷり。
ただその愛により白水が安打を打つと、連鎖する確率が上がるのが彼の能力。
限定的ながら意図した未来を手繰り寄せる力を持っていて、白水が安打なら2塁打、白水が2塁打ならホームランと塁打を倍にして打つことができるという強力な能力を持つ。
ただしこの力は白水と近くに居ないと発揮されないので、白水と連番の打順は固定されるし、白水が打たないと単打しか打てないアヘアヘ単打マンになってしまう。
白水が3割以上打つので、姫島は連鎖して恐怖の2番に昨年から君臨。
2番ながら40本近くホームランを量産する恐ろしいセカンドである。
あと普通に守備は両者シンクロしているように名手である。
3番中 出木杉
走攻守全て揃った5ツールプレイヤー。
東大卒で6大学リーグでも高い実力と甘いマスクで人気があるスター選手。
6球団が競合したが、俺がくじを引き当てて獲得。
彼自身は特殊能力はないけど、普通に高い実力で新人時代から新人王、トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成。
それを3年連続で達成した今年27歳で確実に名球会入りの2000本安打は達成するだろうと言われているスター選手である。
ちなみにマーリンズ球場近くに神宮球場近くと同じ感じのマンションを俺が建てて、そこに住んでいる。
俺みたいに給料は投資で堅実に増やしているし、俺の所有する牧場で生産したメシアコールの牝馬を数頭知り合い価格で購入して馬主もやっている。
周りからは俺の後継者って言われているそうな。
4番DH ロビンソン・プー(略称ぷーさん)
ロビカスの親戚。
イギリスから連れてきたが、熊の様にモジャモジャした髭や丸っこいフォルムの選手。
超能力にも目覚めていて、能力は糖質を身体強化に変換するという能力。
最初の2年は結果がでなかったが、デロスサントスと寺門の打撃指導と俺が彼の体質に合う糖分たっぷりのお菓子(ハニーワッフル)を元マーリンズの親会社のお菓子製造の会社と交渉して製造してもらい、効率よく能力を使って、身体を鍛えることで3年目からブレイク。
今年5年目になるが、不動の4番として君臨している。
5番一 宮永
能力面で俺の後継者筆頭。
俺が投手に特化した超能力使いなら野手に特化した超能力使いが彼。
今年3年目になるが、俺と同じく、3年目で超能力が行使できる身体に仕上がり、今年からレギュラーに定着。
相手の能力や潜在能力を可視化する能力を持つ。
6番右 赤羽
数十秒先の未来予知ができる。
打撃では投手の投球を予測することで3割5分近く打つことができ、守備では予測することで事前に守備位置を動いていたり、1歩目の踏み出しが滅茶苦茶速い。
元々短距離の陸上選手だったのを俺が育成契約で指名して、キャッチボールから仕込んで3年。
4年目から能力の使い方が上手くなり、レギュラーに定着し、今年で5年目。
7番三 モンテナ・フォン・シュトロハイム
マイナーリーグで燻っていた三塁手でデロスサントスとまではいかないが、メジャー上位に成れる逸材として格安で俺が発掘してきた。
本人もマイナーでろくに食べれないし、俺への憧れがあったらしく喜んで来日。
ロビカスと金がアニメや漫画沼に沈めてしまった。
直ぐに日本語を覚えて、オフシーズンは若手芸人の劇場に通うのが趣味になり、その芸人に教えられたモノマネや小ボケを球場でやって人気者になっている。
外国人特有の強肩故に、日本人だとアウトにできない球をアウトにするので、守備面での活躍が光る。
打撃でも2割9分前後は打てるし、20本塁打くらいは打つ。
8番捕 逸見
西住の弟子。
西住に憧れて野球を始め、マーリンズの売却騒動で俺が緊急で会社に作った野球チーム出身。
俺がマーリンズ購入後に入団させて、西住を専属コーチとしてマンツーマンで教えさせて、3年目で正捕手に。
打撃能力は良くて2割6分程度であるが、投手を引っ張るリード力だったり、キャッチャーミットを僅かに移動させてストライクに誘導するフレーミング能力、そもそもの野球IQが高く、現場の司令塔的ポジション。
今年24歳になるが、既に球界1、2を争うと言われている。
9番左 金剛
逸見と同じく、会社の野球チームを作った時に集めた選手。
何なら最初はラムタラファームの従業員をしていたのを引っこ抜いてきた。
彼の能力は加速。
超能力って言ってよいか分からないが、トップスピードに持っていくまでがとにかく速い。
そこにバットを当てる能力を高め、守備を向上させたことで、毎年50盗塁以上するスピードスターに変貌。
その他にも代打の切り札の武藤、どこの守備でも守れるユーティリティプレイヤー南雲、2番手捕手の遠藤と粒揃い。
投手の方はというと……。
ヤクエナから単年10億で引っ張ってきて、投壊状態で俺の再現をさせられた34歳で300勝達成している球界最強の投手鈴原。
マッスルパフォーマンスで大人気。
超能力も筋肉の育成に捧げて、マックス169キロを9回まで投げられる筋肉の化身の美園。
七色の変化球で三振の山を築く俺の即席野球チーム出身の藤平。
俺を慕ってFAで来てくれたベテランイニングイーターの井端。
俺並みの直感持ちで絶対的守護神の辻。
この強烈な個性派集団によりマーリンズ買収騒動から5年……ヤクエナ以来の100勝を達成してパ・リーグを制覇し、日本シリーズで3年ぶりにペナントを制したお世話になったヤクエナと運命の一戦が……始まる
超能力者のプロ野球人生〜完〜
競馬の方がどうなったとかこの人どうなったかの質問あれば答えます。
息子どうなったとかも。
とりあえず完結です!
ここまで読んでくださりありがとうございました!